戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

七色に眩く光の中で〜【ジャニーズWEST 1stドームLIVE 24から感謝届けます】レポ感想〜

 

ジャニーズWEST 1stドームLIVE24から感謝届けます

 
記念すべき彼らの初ドーム公演の、25日1部追加公演に参加してきた。
 
 
 
私はここ1ヶ月くらいで、転がり落ちるようにジャニーズWESTを好きになった。

 

 
この時点では、24.25日と関ジャニ∞の名古屋公演に入る予定だったので、初ドームには立ち会えないと頭を抱えていたのだが、名古屋→大阪→名古屋の強行スケジュールを組むことにより、どうにかこうにか初ドームを見届けることが出来た。
 
年甲斐もなく無理をしたせいで、今も身体の至る所が悲鳴をあげているのだが、後悔は全くしていない。
 
 
 
 
さて、何から書こうか。
 
いつもはてブロを書く時は見切り発車なのだが、今回はいつも以上に書きたいことがまとまっていない。
 
 
ただ一言、最初にあげるならば
 
「楽しかった」
 
純粋にそれだけだ。
 
 
 
 
ジャニーズWESTの初ドームという大切な公演に、無礼にも突然飛び込むドドド新規として最低限、過去のジャニーズWEST名義で出している公演のDVDと音源を一通り揃え、振りやコールも目ぼしいところは頭に入れて臨んだものの、私にとって初めてのジャニーズWESTコンサート。
 
抱えきれないくらいの大きな期待と、ちゃんと楽しめるだろうかというほんの少しの不安があった。
 
嵐の10周年やV6の20周年公演にも軽率に飛び込んでおきながら、なにを今更怖れるものがあるかといったところだが、私のジャニーズWESTに対する想いはこの時すでに、DDとしてではない特別なものになっていたのだと思う。
 
 
 
 
25日の朝、名古屋で泊まっていたホテルの朝食を諦め乗り込んだ新幹線で、大阪へと向かった。
 
ペンライト(とクリスマスカード)を購入し、座席に着いたのは開演5分前くらいだったと思う。
 
 
取り立てて豪華というわけではなく、シンプルなセットだったが、京セラで見るのは何年ぶりだろう?田の字型の外周花道にふと懐かしさが込み上げた。
 
 
客電が落ち、一斉に現れたカラフルなペンライトの海は、私にとっては見慣れた京セラドームの景色だった。
 
 
 
そして、6人のサンタと1匹のトナカイによる、Xmas仕様のOP映像が始まる。
6人と1匹を乗せたソリを繋ぐ手綱が離れ京セラドームに落っこちる、という可愛らしい演出だった。あぁ、好きだなぁこういうの。
 
そうしてメインステージに、7人があのポーズで現れた。
 
「せーのっ!」の掛け声で、客席が大きくデビュー曲の名を叫ぶ。
 
関西色の強い曲だが、キャッチーなメロディと、一緒に踊ってコール出来る、とても素敵なデビュー曲だと思う。
これから先、どんな節目の場面でも、一発目に歌って欲しいと願ってしまう、力強くて希望に溢れた曲だ。
 
そこからシングルと盛り上げ曲で、息つく間もなく会場のボルテージを上げていく。センステからすぐ方々に散って行ったメンバーは、距離なんて感じさせないんだとばかりに全力で歌い踊り、そのキラキラとした笑顔を客席に惜しみなく振り撒いていた。
 
 
冒頭の挨拶。まだまだ人となりを把握していないので、それぞれの挨拶がらしかったのか、緊張していたのか、それすら分からないけれど、文の区切り方にまだドームのレスポンスに慣れていないような間を感じてしまって、それがとても微笑ましかった。
 
 
盛り上げるOPから一転、歌唱力の高さを存分に発揮できる『SCARS』、これぞジャニーズのかっこいいの具現化『Can't stop』、畳み掛けるように『Criminal』と、私が特に心惹かれたジャニーズWESTのパフォーマンス力の高さを見せつける怒涛の並びだったが、そこに彼らの自信と挑発を見た。
 
 
きっと、このドーム公演、
純粋なWESTファンだけでなく、私のような新規、さらにあまりジャニーズWESTを知らないような他担も少なからず入っていたと思うし、発言の節から彼らもそれを分かっているだろうことを察した。(これはWESTに限らず他Gの初ドームでもよく見られる傾向)
 
そういった"ジャニーズが好きな人たち"は、たとえ初見初聴であっても、この3曲の流れに魅力を感じずにはいられないだろう。生粋のジャニヲタが言うんだ、違いない。(保証はしないけど)
 
 
最初に盛り上げて、そのあとかっこつける。
その流れはとてもスタンダードで、ジャニーズとしては定型的な曲の組み方だが、「面白い」「おちゃらけた」そんなイメージが強いであろうことを彼らが自負した上で、それをぶち壊す曲を、圧倒的自信を持ってパフォーマンス出来る曲を、この位置に持ってきたことが「ふざけてばっかやとでも思った?」とファン以外にはある意味挑戦的で挑発的だったように思う。
 
勿論これはその"ファン以外"の当事者が受け取った勝手なものだけどね。
単純にファンに人気な曲を持ってきたってところでもあるだろうし。
 
 
そして暗転した会場には、Jr.時代の彼らの映像が流れ始める。
当時からJr.に詳しくなかった私は、それぞれが一体どの時のものなのかまでは分かるわけもなかったが、あぁ見たことある衣装だなぁくらいの記憶はあった。
 
その流れから、当時の衣装を身に纏いメインステージに登場したのは、淳太くんと照史くん、B.A.D.の二人だった。
 
公演が始まる前、Jr.時代の曲を歌うなら昔大好きだった『V.I.P』が聴きたいなぁなんて思っていたのだが、二人が歌い始めたのは『アメフリ→レインボウ』だった。
正直、何回か聴いたことがあるというレベルだったのだが、広いドームにたった二人きりで歌う淳太くんと照史くんを見て、私はようやく「キリヤマンとナカマン」そして「B.A.D.団」を卒業出来たような気がした。
 
 
そして濱ちゃんの『Stay Gold』
こちらもぼんやりだったが、なんとなくフリを覚えていた自分を褒めてやりたい。
持ち歌としてはBOYS、濱ちゃんの曲だが、ばどの二人がついているカタチに、あたたかい愛情を感じた。
 
 
残るは7WEST、流れたイントロは『Dial up』
大好きだったんだよなぁ、この曲。アレコレあれどCD音源をiPodに入れるくらいには。
まあ私は7WESTをグループとしてしか認識していなかったから、歌割りがどう変わっていたのか等は分からなかったのだけれど、単純にこの曲を聴けたことが嬉しかった。
 
 
そこから全員集合しての『NEXT STAGE』、音源化もしている『シルエット』で、コーナーは終了した。
 
 
 
デビューして約3年。
KAT-TUN関ジャニ∞のようにJr.時代に正式に名があって組んでいたメンバーそのままではなく、かといって嵐やNEWSのように突然集められたメンバーでもなく、Hey!Say!JUMPのように解体を含むでもなく、ジャニーズWESTのデビューメンバーの組み方は少し特殊だと思う。(追加の形を抜きにして)
 
B.A.D.、濱田くん(BOYS)、7WEST。
それぞれの該当担が当時どんな想いだったのか。そしてこれまで何を感じ何を想い、ジャニーズWESTの初ドームコンサートでこのメドレーを聴いて何を想ったのか。
 
それは到底計り知れない、一生私が踏み込めない領域なんだと思う。
 
だから、WEST自身が何を想い、このメドレーを組み込んだのかも、想像ですら書くことなんて出来ない。
 
彼らとファンにしか分からない時間が空気が、あの時あの場には流れていたんだろうなぁと、思うに留まるだけなのは、少しだけ寂しいけれど、余所者の私はただ純粋に素敵なコーナーだったなぁと感じた。
 
 
 
そして大きな区切りをつけることなく始まる『粉もん』
これ踊りたかったんだよ〜!と待ってましたとばかりに張り切って踊り始めた私を、隣の方が一瞥してきた気がしたが、そんなことに構ってはいられない。
続く超アイドルソング『100% I Love You』では持ちにくい雪だるまを振り回し、フロートからこんな上の席の方まで丁寧に手を振ってくれるメンバーにぶんぶんと手を振った。
 
 
 
メインステージに戻ってMCタイム。
Twitterのレポアカにぽつぽつと落としたのだが、いやぁほんとどの話も書き残したくて筆が進んだ進んだ。(ニュアンス)
 
通常運転のMCがどんなものかまだまだ分かっていないが、ドームだからといって気張りすぎず、けれど何度も笑わせてくれる流石のMCは、こちらも気を抜いて楽しく聞くことが出来た。(重岡くんのジャニーズワロタにはこの日一番笑わせられた)
 

 
MC明けは事務所の先輩曲でクリスマスメドレー。
 
先日のFNSにて、KinKiさんの後ろで『シンデレラ・クリスマス』を踊るWESTを見ただけで嬉しかったのに、まさか歌ってくれるなんて、感無量だった。
 
重岡くんと神ちゃんの『Lovely Xmas』は既に披露したユニ曲だし、生で聴けると思っていなかったから、とても嬉しかった。
 
『MIRACLE STARTER〜未来でスノウ・フレークス〜』に関しては、すごい懐かしいけどこの曲クリスマス曲だっけ?と終始ハテナを浮かべながら聴いたが、一応冬曲になるの、か?それとも何かWESTに関連がある曲だったのだろうか?不思議な選曲だった。
 
そして淳太くんと流星さんの『WISH』は文句なしにアイドルで、とても可愛くて可愛くて、ズルいなぁと思った。
 
からのメインステージに現れた濱ちゃんの「メリークリスマス☆」だけの破壊力たるや…
すぐに何事もなかったように重岡くんと淳太くんと小瀧くんがしっとりと『 SNOW DOMEの約束』を歌いあげるが、またしても『Sexy Summerに雪が降る』のメロディが流れ始め、濱ちゃんの「メリークリスマス☆」が炸裂。
 
それだけを言い残しすぐハケる濱ちゃんに、また駆り出される3人という天丼。
 
そしてまた流れ始めるセクサマのメロディ…ポップアップで派手に登場した濱ちゃんの「メリークリスマス☆」流石に3回目はちょっと…と思ったのも束の間、スノドのサビ頭「Forever」に被せて「もうええわ〜!」のツッコミが入るという綺麗なオチ。
 
さらに「歌うならちゃんと歌いーや」と言う淳太くんに、「ええの!?」と顔を輝かせた濱ちゃんによるセクサマは彼の独壇場だった。
 
ご本家様の特徴をしっかり捉えた台詞のモノマネと、怒られるんじゃないかと心配になる風磨くんの完コピ。濱ちゃんはたった一人であの広い京セラドームを爆笑の渦に巻き込んだ。すごいよ、濱ちゃん…よかったね、濱ちゃん…
 
ただ、おかげでせっかくのKinKi曲『SNOW!SNOW!SNOW!』のイメージがかなり薄れてしまったじゃないか、ちくしょう…
 
そして全員で『10年後の今日の日も』
本家の名古屋公演ではキチンとした形で聴くことはなかったので、クリスマスにあのフリを踊れてよかったし、客席も流石の踊れ具合で、なんだか嬉しくなってしまった。
 
 
そしてついにやってきた、ダンスコーナー
1曲目の『エエやんけェ!!』は今回が初披露だが、事前の振り付け動画のおかげで、客席も当たり前かのように踊る。盛り上げる為の下準備に余念がないファンと彼らがとても愛しくなった。
 
休む暇なく『アカンLOVE〜純情愛やで〜』が始まる。フリを覚えたばかりの私は、ABメロなんてわたわたと踊ることに必死だったが、息をするようにパラパラを踊るファンの方達がもうすごくて面白くて、どうしようもなく楽しくなってしまって、この時ばかりは片手の双眼鏡をそっと置いてしまった。
 
あと、私の両腕が筋肉痛なのは、間違いなく『ホルモン〜関西に伝わりしダイアモンド〜』のせいだ。
 

 
映像を挟んで一転、黒を基調にした王道衣装を見に纏い、こちらも初披露の『CHO-EXTACY』
未披露曲からこれを持ってくるとは意外であったが、ダンスを見ればなるほど納得。「キミらこんなん好きなんやろ?」と言われているかのような腰フリを駆使したセクシー系のダンスだった。(若いっていいね)
それにしても淳太くんはこういうヤツの魅せ方ほんとに上手い。この時ばかりは必死で追ってしまった。下からお腹に這わせた手で白いシャツがペラリとめくれ、お腹がチラリした瞬間を私は忘れないよ…ちょーえくすたしぃだったよ…
 
 そして最新アルバムのリード(扱いかな?)の『one chance』
溢れる疾走感とキレのあるダンスで、さらにかっこいいを重ねてくる。WESTは山場を作るのが非常に上手い。
 
 
バクステに移ってラストスパートの『ラッキィスペシャル』『バンバンッ!!』で、会場もメンバーも全て出し切るかのように盛り上がる。
この瞬間がずっと続けばいいのにと、全力でコールをしながらも、心の何処かでふと思ってしまった。
 
 
 
メインステージに戻ってきて、一人一人からの挨拶。レポがニュアンスになってしまうのはご容赦いただきたい。
 
 
 
照史くん
「ありがとうございました。ジャニーズWESTになって3年…ジャニーズ事務所に入ってもう14年になりました。色々ありました。辛いこと、しんどいこと、沢山ありました。でも、いま改めて振り返ると、思い出すんは笑ってる光景ばっかなんですよね。ずっと笑ってるとこばっかり思い出すんです。昨日焼肉行った時スタッフさんに『ジャニーズWESTのファンはみんな優しいね。好きなメンバーはいるだろうけど、一人一人をちゃんと見てて、みんなを好きなのが伝わってくる。』って言われたんです。俺、すかさず満面の笑みで『そうでしょう!!』って言っちゃったんです。へへっ(照笑)そんなみんなのこと離したくないです。」
 
 
 
濱田くん
「楽しかった!!それに尽きます!!ほんとに楽しかった!!京セラドームという、偉大なる先輩方が踏んでこられたこの場所に、自分たちが立っているんだなぁと。最初は不安もあったんですけど、今回の構成、見どころとか沢山あるんですけど、最初の「ええじゃないかー!」で出てきた時の景色は多分死ぬまで忘れないんやろうなぁって思います。ありがとうございました!また、遊びに来てください!」
 
 
 
小瀧くん
「今日はありがとうございました。こうしてドームに立てるなんて、夢にも思ってなくて。こうして7人で立っていると、ほんとにここまで来れたのが奇跡みたいやなぁって思います。事務所に入ったばっかの頃…周りに馴染めなくて、多分みんなには好かれてなかったと思う。でも、同じグループでずっと一緒にいてくれた、しげ、神ちゃん、流星。ずっと先頭に立って引っ張っていってくれてたお兄ちゃんたち。淳太、照史、濱ちゃん。時には競ったりしたけど、いまこうして7人で京セラドームに立っていられることに、感謝しています。こんな僕たちを育ててくれてありがとうございました。」
 
 
 
重岡くん
「重岡です!今日はありがとうございました!デビューして3年、ドーム公演って正直もっと先のことやと思ってたんですけど、こうやって実現することが出来て、(ここまで)早かったなーって、素直に思います。もっとかかると思ってたから!でも、ドーム公演は思い描いていた何倍も楽しくて。こんくらいやと思ってた(肩くらいに手を持ってくる)けど、実際はこんくらいで!(手を上の方にあげる)…カメラさん引いてくれてありがとうございます(笑)いややっぱこんくらいかな?(手をさらにピーンと伸ばす)ヘヘッ(笑)…でも、やりながらまだまだやなってところも沢山あって、ここはもっとこうした方がええんちゃうかって。まだまだ夢は尽きません。これからも、もっと頑張っていけたらと思います。」
 
 
 
流星くん
「えー、ありがとうございました。(会場を見渡して)ほんと綺麗ですね。やってる最中何回も見渡してしまいました。あの調べたんですけど、僕らよりちょっと早いんですけど、関ジャニ∞さんも同じくらいの時に初ドームやって。俺から見たらそん時のエイト、すごいデカかったんですよ…身長じゃなくてね?(笑)存在が、オーラが。ほんとデカく見えて。俺らもそんなんになれてんのかなぁって、いやまだまだかなって。だからこれからも頑張っていきたいと思います。」
 
 
 
神山くん
「今日はみなさん本当にありがとうございました。今回の初ドームというのはあと一回で終わってしまいますけど、大阪以外にもまだまだ見てみたい景色があります。僕らは色んな人に支えられてここまできました。家族、スタッフ、友達、周りの人に沢山助けられてきました。そして何よりこうして来てくれるファンのみなさん…ちゃんとプレゼントになったかな?これからも感謝しながら、楽しいと思えることをやっていければと思います。」
 
 
 
淳太くん
「(一斉にペンラの色を変える客席に)ゆっくりでええよ(笑)緑から黄色遠いからな(笑)えー、僕は短めに。もうみんな膝バキバキやろ?(笑)ハイ。今回のこの公演はみんなからのプレゼントやと思ってます。俺らアホばっかやけど、男やからさ。もらったプレゼントは倍以上にして返します。ここにいるみんなも、今日ここに来れなかったみんなも、誰一人置いていきません。絶対トップとるんで。遅れそうになったら、ちゃんと手を引っ張って連れて行きます。ドームは広いから、離れてしまったように感じるかもしれませんが、僕らはどのグループよりも距離感の近いグループでいます。」
 
 
 
ちょうど間の追加公演だったから、割とみんな落ち着いて挨拶をしている印象だった。
けれど、ひとつひとつ噛みしめるように、客席に言葉をかける真摯な姿には、どうしようもなく込み上げてしまった。
 
 
 
そして最後は『All My Love』をしっかりと歌い上げ、本編は幕を下ろした。
 
 
 
 
 
 
 
 
過去のライブ円盤を見た時も思ったが、ジャニーズWESTのセトリの組み方はバランス感覚が抜群だ。
盛り上げる場所、魅せる場所、楽しむ場所…一度のコンサートで山場をいくつも作ってくる。
今回はそのバランス感覚の良さが存分に発揮されていたように思う。見せ場を構成する選曲から演出、流れに至るまで、正直文句の付け所がない。
 
パブリックイメージ通りのOPから、極端な程のかっこつけでギャップを魅せたかと思えば、期待通りしっかり盛り上げ、笑いも挟む。
サプライズ的にJr.時代の曲も披露しつつ、さらに未披露曲も少しだけ入れることによって次のツアーへの期待も大きくさせる。
 
本当に最初から最後まで、お手本のような流れだった。
 
昔から応援しているファンが実際にどう感じたかは分からないが、彼らをドームまで連れてきたファンも、私のような新規も、会場に集まった全ての人の気持ちを掬い上げるような、そんなコンサートだったのではないかと思う。
 
 
何よりただ、心の底から楽しかった。
いくつも書き連ねたが、結局のところは「楽しかった」の一言に尽きるのだ。
 
 
縦横無尽にステージを駆け回り、歌って踊って笑って盛り上げて。誰より何より、彼らが一番楽しそうにしていたのが印象的だった。
私だってこれでもかというくらい踊ってコールして盛り上がったが、残念ながら彼らより楽しんだ自信は、ない。
 
さらにMCで「今日は関西Jr.がおらんのやけど、」と言われたところで初めて、私はバックが付いていないことに気付いた。それくらい、彼らだけであの広いドームに立っていることに違和感がなかったのだ。
 
 
ドームは目標であり、一つの夢だけれど、あくまで通過点で、まだまだ先があるんだと、そんな尽きることのない夢を描く彼らは、とてもキラキラと輝いていた。
 
前記事で書いた彼らと"向き合う"のではなく、同じ方を向いて彼らの見る景色を、彼らが見せてくれる景色を一緒に見たいと、そう思わずにはいられなかった。
 
 
 
 
何かしらで京セラドームに毎年足を運ぶようになって、もう10年が経とうとしていた。
 
冒頭の方に書いたように、客電が落ちた時に現れた景色は、私がよく見慣れた京セラドームの景色で、特に感慨も何もなかった。
 

けれど、本編最後の曲前。
ファンは七色に変わるペンライトを、挨拶するメンバーに合わせて色を変えた。
 
メンバーから発信したものではない。スタッフの指示でもなく、勿論制御されていたわけでもない。
客席一人一人の意思で、京セラドームがメンバーカラーそれぞれ一色に染まった。
 

あんな綺麗に、たった一色に染まる京セラドームは、初めて見た。
 

そんな七色に眩く一面の光を、とても嬉しそうに見渡すメンバーの顔がどこまでも優しくて穏やかで、それがまた綺麗に切り取られた場面のように焼き付いて。
 
10年通って見慣れたはずのドームで、ジャニーズWESTは私に、初めての景色と出会わせてくれた。
 
 
そんな彼らが、この先見せてくれる夢を、景色を、私も出来る限り一緒に見たいと強く強く思った。
 
 
 
…人はこれを担当と呼ぶんですかね?
そこはまだよく分からないけれど。というか、私にジャニーズWEST担当を名乗る勇気(?)はまだないけれど。
 
 
それでも、本気でこの人たちについていきたい。
 
 
そう思わせてくれる、とでもとても素敵なコンサートでした。
 

初ドーム公演、おめでとうございました。
こんな私を楽しませてくれて、ありがとうございました。
 
 
そして、これからどうぞよろしくお願いいたします。