戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

WESTのライブが最高だって話をきいてくれ〜【ジャニーズWEST LIVE TOUR 2018 WESTival】感想~


1/3横浜アリーナからスタートしたライブツアー【WESTival】
昨日5/20の北海きたえーるをもって、全34公演のツアー、その幕を閉じた。

昨年の【なうぇすと】も5月までのツアーだったが、私個人は2月が最終公演で、初日からオーラスまでがっつり見届けられたツアーは今回の【WESTival】が初めてとなった。

ジャニーズにしては比較的長いスパンのツアー。その最後を迎えた今、どうしようもないくらいジャニーズWESTへの愛が溢れて仕方がないので、それをぶつける場所として、いまこの日記を書いている次第である。

それでは、まずセトリ順に振り返っていきたい。




1.おーさか☆愛・EYE・哀

予想外の一曲目だった。意表を突かれたファンも多いのではないだろうか。個人的には『Baby Good!!!』が良かったが、昨年のパリマニ始まりがあったからまずないだろう、次点で『浪速看板息子(略)』辺りかなぁと思っていた。

メンステセットのミラーボールが口を開けると、カラーバブリースーツのキラキラ豪華版で、それぞれ薔薇を咥えポーズを決めたジャニーズWESTが登場する。

ツアーの途中から、最初の一人ずつ「おーさか!」と言っていく場所を自分の名前にアレンジしたのも良かったし、後半の「おーさか!」は客席に言わせることで、オープニングから声を出させる仕様にし、会場のボルテージを上げるのに一役買っていたように思う。


2.浪速看板息子〜なめたらあかん〜

アルバムの時から大好きだった一曲。
冒頭ツインの台詞の時に、残りのメンバーが腰を回していて、その淳太くんの妖艶な回し方と、隣で顎下に手をやり(たまに腰)、ぎこちなくハニカミながら腰を回す重岡くんが対照的で好きすぎて、結局最後までツインを見られなかった、無念。

そして個人的WESTivalで毎回一番楽しみにしていたパート、照史くんの「ちょいとお時間いただきやす」
このがなりの効いた見栄の切り方が最高にかっこよくて毎度毎度ノックアウトされていた。

振りもすぐ覚えられる簡単なもので、オーラスともなれば客席はほぼ踊れていて流石だった。


3.ズンドコ パラダイス

バクステから方々に散り、外周を駆けながら会場全体を盛り上げていく、序盤のWESTのテッパンである。たまにテンション上がった重岡くんがホームラン打ったりパワー出したり(?)していて、それでさらにこちらもテンションが上がっていく相乗効果だった。


〈挨拶〉

冒頭の挨拶、流星くんが途中からご当地C&Rを入れてきたのが印象に残っている。特に最後の方は客席に\んー!/しか言わせない単語で、悪戯っ子のように笑いつつ「可愛い♡」と褒めてくれてた流星くんだが、そんな君が一番可愛かったで…。


4.Parade!!

照史くんの合図で音楽が鳴り始め、ステージに登場した淳太くん以外のメンバーが、ポッケから取り出した小箱を各々様々な表情で見つめる。ここでモニターに抜かれたメンバーが、最後のプロポーズ担当だ。

そうしていると、水色地に白い水玉模様の傘を七本もった淳太くんが下手から登場。にこにこしながら、時間が止まったメンバーへ傘をかけていく。そして淳太くんの「Let’s start it!」で再び時が動き始める。この時のそれぞれの演技がとても好きだった、特に小瀧くん。

曲中は傘を持って踊り、縦花をスキップしながらメンステへと一列で向かう姿がとても可愛らしい。

最後はポッケから再び小箱を取り出しパカっと開けると、中からぴょこんとお花が飛び出す。公演ごとにローテで一人にピンスポがあたり、プロポーズ。それぞれ個性の出るプロポーズを見せてくれたが「SexyRose」「好きなんだよ、マジで」と、自分の番全てに中島健人くんを引っ張り出してきた親友の重岡くんには、もう笑うしかなかった。


5.プリンシパルの君へ

『Parade!!』からこの『プリンシパルの君へ』の流れが、今回一番綺麗で美しい、WESTらしいセトリの組み方だと思った。
時計とオルゴールの音から小瀧くんが歌い出すと、毎回客席から大きな歓声が上がっていた。きっとみんなセトリはだいたい知っているはずなのに、それはツアー中盤でもオーラスでも変わらずの歓声で、純粋にすごいと思った。

この曲をキラキラ楽しそうに歌い踊るWESTはまさにアイドルで、転調後にスモークの入ったシャボン玉がステージに舞う演出も素敵で、曲のキラキラと壮大感と相俟り、なんとも言えない多幸感に包まれた一曲で、私はここで毎回涙腺を刺激されツーンとなっていた。


6.SHE IS MY…

暗転しジャケットを羽織ると、先ほどのキラキラから一転、ギラギラの一曲が始まる。最初はこの流れに驚かされたものだ。

この曲は本当にダンスが好きで、特に淳太くんの表現が好きで好きで、ほぼほぼ淳太くんしか見ていなかった。
最初の絶対高カロリーのビスケットを我慢せずにリスク込みで食べちゃってる感じとか、「ジェットコースターよりドープ」で下までダウンするとことか、「ほっぺにキス〜」で顔を覆いながらゆっくり下がっていくとことか、「言いかけてた台詞が出ない」で口を両手で覆ちゃうとことか、「止めてみろよこのキスを」の右手を前に出す時の頭ぐりんてする感じとか、「綺麗なステップじゃなくても」の右足のステップがちょっと変なとことか、「こっちこいよ」の人差し指の回し方が妖艶なとことか、「すぐに破るぜ」の両手広げて足クロスで下がっていくところのヴァンパイアみたいな優雅さとか、ソロの「パーリーは終わらない僕はここにいる」カウントの取り方が最高にカッコいいとことか。
あげればキリがないほどに、とにかくシズマイの淳太くんの表現全てが大好きだった。ほんと好きだった。淳太くん担、みんなシズマイ好きだったよね?そうだよね?


7.何万回だって「君が好き」

またまた一転、今度はWESTival唯一と言ってもいいバラードをここで挟んできた。セトリがジェットコースターよりもドープだよ。感情が追いつかないよ。

夕焼けのように優しいアンバーの照明に染まるセンステでしっとり歌い上げるこの曲、途中から淳太くんが、ポッケに手を突っ込んでかっこつけて世界観作ってたのがどうしようもなく愛おしかった。「言葉にできないまま」で苦しそうに喉元に手をやるとことか、「この手だけは離さない」で下ろしてる右手をゆっくり握るとことか、他の人のパートもマイクなしでパクパク歌っちゃってるとことか、世界観に入り込む淳太くんが本当に好き。

あとこの曲は濵田さんもとてもよかった。濵田さんも比較的他パートパクパクしてたし、落ちサビの「そばにそばに君がいれば」のアレンジも、それを歌う時両手でマイクを挟み込み感情爆発させて歌うとことか、総じてバラードの濵田さんはとても素敵だなぁと思った。


〈執事コント〉

映像を挟み、アルバム【WESTival】の特典映像忍者コントのキャラ設定での執事コント。

何度か入ると、キッカケ台詞と定型を把握出来るが、回数を増すごとにどんどんアドリブの自由度が高くなり、本人達もそれはそれは楽しそうにやるので、毎回とても笑わせてもらった。と、同時に自由にボケ倒すメンバーを一人で捌いていく淳太くんは大変そうだったが、流石だった。
とくに冒頭のアホ執事こと重岡くんの登場シーンは、心の赴くまま誰にも邪魔されず淳太くんに構ってもらえるからか、誰よりもアドリブが多く、毎度毎度かならずしげじゅんを摂取できる、しげじゅん厨には最高のひと時であった。

そしてその流れでミニゲームコーナーが始まる。
横浜ではバレーボールリレーだけだったが、途中からだるまさんがころんだが加わり(一度だけ大縄飛びもあった)、公演ごとにランダムだったが、どちらのゲームか分かった時の客席の反応が露骨で笑った。後半ともなると、ゲームの分岐点で、だるまさんがころんだのキッカケ台詞である重岡くんが喋り始めた途端、客席が喜んでいたから、素直なファン達にさらに笑う。
いっそのこと全部だるまさんがころんだにすればよかったのに、と思わないこともないが、まあ諸々配慮した結果だよね、うん、わかるよ。

ところで、コントで淳太くんが「エネルギーが『もう1%』しかない!!」と言う台詞があるのだが、初日は絶対ここから『もう1%』が始まると思ったのに、なくてずっこけたし、でもその後もここの台詞はわざとらしいくらいにずっと「もう1%」を強調して言ってて、なに?淳太くんミスリードでもしようとしてんの?と思って、結局謎のまま終わったから真意を教えてください、淳太くん。


〈スローモーションフェスティバル〉

事前に撮った映像でお着替えタイム(言うな)
全公演違うわけではなく、途中から2周目に入っていた。とりあえず、この映像の中の淳太くんが履いてるダメージジーンズの左膝が破け過ぎてて、座るたびにお膝全開だったの、とても良かった。


8.僕ら今日も生きている

例の「奴柄」衣装で登場。淳太くんが被ってた黒猫帽子、札幌は二日間ともなかったけど、あれどこいったんだろう?


9.もう1%

曲前の煽りは濵田さんの担当だったようだが、曲振り噛んだり、イントロをただ口で言うだけだったり、円陣組んだり、そしてだいたいグダッて照史くんに突っ込まれる、のくだりがほっこりで好きだった。

この曲では、最近ジャニーズでは見なくなったクレーンが使われていた。少しでも客席の近くに、と、どうやら小瀧くんの発案だったようだが、スタンド最後列でもファンサを貰えるほどその距離は近く、久々にクレーンを体験したが、なるほどいいもんだなぁと。小瀧くん、大成功だったと思うよ、ありがとうね。


10.OH LA LA

引き続きクレーンを使いつつ、タオルを使って会場を盛り上げる。…特筆することはあまりなかったかな。


11.ドラゴンドッグ

この曲めっちゃかっこよくてめっちゃ大好きなのに、奴柄衣装の布が多いせいで身体の動きがよく見えなかったの、ほんっっとに残念だと思う!!!歌番組の黒スキニーか最高すぎただけに!!!余計に思ってしまうよ!!!


〈MC〉

横アリでは関ジュがついていなかった関係で、次曲のきりしげが先にハケ、残りのメンバーでプリンシパルと卒業バカメンタリーの予告映像をセンステで見ていた…というのを書きながら思い出したが、遠い昔の別のツアーのことのように思えるな…。
関ジュがついてくれてからは、MCの次にJr.コーナーとなっていた。

この直前までの流れが「コント→座る」「僕ら〜→立つ」「MC→座る」と忙しなく、若干流れがブツ切りのようになっていたが、途中から淳太くんが「立ったり座ったりごめんな」と毎回言うようになっていたので、ほんと彼はよく分かってるなぁと思った。


12.乗り越しラブストーリー(桐山・重岡)

この曲は、以前はてブロにブワーしたくらい、世界観がほんとに大好きだ。

ライブでは、重岡くんがピアノ、照史くんが三線を弾き語る演出となった。
WESTivalのユニ分けについて、最初に語ってくれたところでは「楽器のやりたい二人が組んだ」と言っていたのに、その後のラジオでも雑誌でも、重岡くんの作詞には触れど、楽器をするなんて一切語らず、一度だけ地方のラジオで重岡くんが「ライブで化ける曲だと思う」と言っていたのが、ツアーが始まり、こういうことだったのか、と。ほんとにまんまと、してやられた。

沖縄が大好きな照史くんは「三線を買った」ということを以前にも話していたし、まあ言ったら多少想定内かもしれなかったが、重岡くんのピアノには度肝を抜かれた。
本人曰く独学で、以前からコッソリ練習はしていたようだが、それにしても、暗譜して、右足ペダル、左足は常にリズムを刻み、ほぼ手元を見ることなく、時に椅子から立ち上がり、感情のまま弾く重岡くんには本当に震えた。この人は本当にどこまでもアイドルだ、と。

そんな感情爆発の重岡くんと、楽しそうにアイコンタクトをとったり、突然止まる重岡くんの伴奏にあたふたしたりするものの、終始穏やかに三線を弾く照史くんの表情がどこまでも優しくて、一公演一公演、全てその時だけの、まさにライブの醍醐味を魅せてくれたユニット曲だった。これがもう見られないなんて寂しすぎるよ…


13.GOD DAMN(濵田・神山)

「お前とガッツリ踊りたい」という濵田さんからの要望で組むことになったはまかみユニット。
振り付けは神ちゃんで、濵田さんとだから「やりたいこと全部詰め込めた」と言っていた、アクロもダンスも激しい一曲となっている。

衣装はドリボのような、ボクサー風の赤と青のローブで、ダンスの中にも随所にボクシング風の振りが見られた。
間奏でもガンガンアクロをしてるが、初っ端からアクロをかましてくるのが本当にかっこよくてかっこよくて。

そういえば、横アリの時は曲の最後の方でアクロして二人ともフードを被ちゃって、立ち上がって並んだ時に同時に、曲に合わせてそれをバサって外すのがめちゃくちゃかっこよくて、そこまで計算してアクロを…!?て思ってたんだけど、途中から何故かなくなってたから、たまたまだったのかなぁ?いやでも、横アリほぼそれだったから偶然とは思えないんだけどなぁ…。結局わからないまま終わってしまったから、真相を教えてください、神山さん。


14.Into Your Eyes(中間・藤井・小瀧)

淳太くん主作詞の(たぶん)不倫曲。
ツアー前に3人が曲の演出について「綺麗なエロさ」「大人エロ」と言っていたが、そこそこがっつりエロだったと思うよ。

初日、メンステ目の前のかなり近い席に入ったのだが、曲の途中で左手薬指の指輪を視認した時の衝撃たるや…。リアルに喉がヒュッて鳴った。とんでもないことしてくれたなって。

そうこうしてたら土足でベッドに上がるし、なんか自撮りしてるし、極め付けには盛大に脱ぎ始めるし(淳太くんのみ)、あのぷちぽにょだった腹筋が割れてるし(淳太くんのみ)、なんかもう色々…終わった後放心状態だったよ。

こればっかりはどの公演もほぼ淳太くんしか見ていなかったので、ツインの表現がそれぞれどんなものだったのかあまり覚えていないのだが、ほぼシャツをはだけさせない最年少小瀧くん、片乳くらいはサービスしてくれる流星くん、そしてドヤドヤで脱いでくれる最年長と、三者三様それぞれコンセプトも違って良かったと思いました。(作文)

シャツ全部脱ぐ部分については、淳太くんが「いやほんまにもうやってしまったと思ったね。初日シャツをはだける演出をしてしまったがために。やり続けるしかないじゃないですか。『なんであの公演だけ!?』ってなるのイヤじゃないですか。」と、5ヶ月間腹筋に予断を許さぬ状況に自らを追い込んでしまってちょっと後悔していたようだが、そう考えてくれるところも、ツアーの公演が間隔が空くとすぐ腹筋のスジが見えなくなっちゃうところも、全部引っくるめて大好きだよ、淳太くん。

まあこれについては散々ツイッターでも語ったのでこの辺で。


15.PARA!PARA!チャ〜ハン

IYEの流れで流星くんのパジャマから始まり、なにやらシリアスなBGMと共にシャワーシーンや着替えなどの映像が始まるが、途中から雲行きが怪しくなり、最後は照史くんがチャーハンを作り始めこの曲に繋がる構成は最高だった。誰がこの二曲を繋げられると思う!?すごいよ、ほんと。めっちゃ笑ったよ。

それぞれがおたまとフライパンを持ち、事前の振り付け動画でファンも完璧に踊る、新作のパラパラ。この時の中華風衣装が地味に好きだった。


16.ホルモン〜関西に伝わりしダイアモンド〜

出来上がったチャーハンを「いただきます」から始まるホルモン。曲の繋げ方が独特で「そうきたか!!」と思わず笑ってしまう。

横花に広がる立ち位置に行こうとする淳太くんを毎回邪魔する小瀧くんがとても可愛かった。


17.アカンLOVE〜純情愛やで〜

フリーダンスのところはほぼ同じような振りが多かった印象。ボンボンキュが始まると「やらんでいい!」と諭してくれるメンバーと、サングラスを取って客席を見るメンバーと、それぞれ色が出ていて面白かった。


18.バリハピ
19.人生は素晴らしい
20.逆転Winner
21.ジパング・おおきに大作戦

シングルでの盛り上げメドレー。
いつもWESTのスタトロといえばアンコールだったので、ここでスタトロ挟んでくるとは思わなくてビックリした。
ただ、おかげで、スタトロ回るメンバーが公演変わりではなく、ちゃんと全員回るようになったのはよかったなぁと。


〈inter〉

それぞれ映像とダンスを組み合わせた淳・照・神
ハット演出を取り入れたダンスの望
レーザーとダンスを組み合わせた濵重
そして流星くんのDJ

いかんせん堂本畑で育ったヲタク故、こういった照明や映像を駆使したダンスは大好物なのだが、特に目新しい演出がなかったのと、ちょっと間延びしていたような気がしたのが少しだけ残念だった。
ただ、ほんとこういう試みは大っっっ好きなので、まだまだ改善の余地ありで是非積極的に挑戦していってほしい!!!お願い!!!


22.Evoke

DJ.RYUSEIのツアー前半のDJプレイで「Until the time ends」からこの曲に繋がる流れが最高に好きだったんだけど、途中で変わっちゃったんだよなぁ。まあ『one chance』の音でクラップした方が曲に繋がる盛り上げ感がハマったのだと思うけど、ほんと好きだったんだよな〜(まだ言う)

作詞作曲振付まで神ちゃんの、ゴリゴリ曲。
ライブ終盤にまるまる一曲とんでもないダンスを踊り切るんだから、ジャニーズWESTは末恐ろしい。
意味わからんくらい細かい音とってたり、歌詞をなぞってたりする振付がめっちゃ好き。
そんなダンスを全力で踊るメンバーの気合もギラギラで最高だったし、とにかく「ジャニーズWEST強い」となる後半の見せ場。
それをメンバーである神ちゃんが作った曲が担うんだから、WESTの未来はとても明るい。ペッカペカに明るい。ありがとう、神山さん。


23.Baby Good!!!

美しいレーザーが空中を染め、曲が始まる。
アルバム当初ではガッツリ魅せてくるかと思っていたが、蓋を開けたら盛り上げ曲の立ち位置になっていたから驚いた。

この曲がかかると「あぁ…終わってしまう…」と毎度毎度めそめそしていた。

それにしても、あれだけハードな『Evoke』をフルで踊ったあとの曲を全員生歌でいくんだから、ほんっっっとWEST凄いよ、マジで…。


24.パリピポアンセム

終わりかと思いきや、最後にもうひと盛り上げ。途中全員アリーナでお立ち台だったので、若干スタンドが置いてけぼり感あった気もするなぁ。

「フェスティバル」というコンセプトの下、最後はガンガンに盛り上げて終わろう!という意図だとは思うが、本編最後の選曲に異常な執着がある私個人としては、少しだけ違和感があったかな。いや、分かるんだよ、意図は勿論。これは個人の趣味だからね、うん。


ハケ際は毎回、はまこた・しげりゅせ・ばどかみの組み合わせでカメラアピールをして行くのだが、それが毎度可愛くて可愛くて、最後まで笑顔で手を振って見送れるハケ方だった、かわいい。



EC1.考えるな、燃えろ!!

まさかのPV衣装で登場。アンコ頭にこれを持ってくるとは思わなかったが、OPのアイアイ同様、セトリに組み込むのがめちゃくちゃ難しい曲だと思うので、ここで正解だったのかもしれない。
たまにみんながふざけ倒したバージョンが見られるのも楽しみのひとつであった。


EC2.ギラギラブベイベー

なうぇすとからこの曲が残るとは思わなかったなぁ、好きだけど。


EC3.Ya!Hot!Hot!

少クラで一度披露した形がしっかり振り付いていたので、アンコ曲になったのがちょっと勿体ないな〜!じゃんけんの部分で毎公演遊ぶと思ってたから!まぁ、ツアー前半は、全力で踊る淳太くん、後半は濵田くんに釣られちゃう淳太くんが可愛かったからオールオッケー。

最後はOPで出てきたミラーボールに帰っていく仕様。こういう繋がりを意識してくれてるのとかめっちゃ好き。


WEC.ええじゃないか

地方の最後だけお決まりのWEC。グッズのパーカー着てるの可愛かった。だいたいフード被って登場する淳太くん、可愛かった。






〜総括〜

いつもは基本的に淳太くんが中心となってセトリを組むようだが、今回は小瀧くんが中心となったツアー。
淳太くんが得意とするセクションがハッキリと分けられ、その中に鮮やかで綺麗な流れを作るWESTらしい組み方も残しつつ、全体的に「そうきたか!」な挑戦的で上下の激しい、激動的な公演内容だった。
それは、WEST的にかなり刺激になっただろうし、新たな可能性と表現が大幅に広がるものであったろうし、最年少が魅せてくれた今回の【WESTival】は5周年に向けて、ジャニーズWESTとファンを、また一歩新たなステージへ連れて行ってくれる、そんな公演だったように思う。




そしてオーラス公演について。
まだまだ私はWESTを好きになって日が浅いので、オーラスに参加したのは今回が初めてであった。


本編のパラチャー。パラパラと踊っていると、センステで突然小瀧くんがピタリと踊るのを止め、呆然と立ち尽くしていた。
「小ボケかな?」と不思議に見ていると、メンバーが次々にメンステを振り返り、驚きの声を上げ始める。
それにつられてメンステを見ると、ステージの上には関ジュだけでなく、ものすごい数のスタッフさんがパラパラを踊っているではないか。
どうやら小瀧くんはそれを見て感極まってしまったようだ。
「すごい!」と思わず振りと歌を忘れ、口々に感動するメンバー。(と一人おたまを壊してオロオロする流星くん)客席からも歓声が上がった。

こういうのって、結構振りが曖昧だったりするじゃないですか。でも、ステージにいたスタッフさんは相当数にも関わらず、皆さんオタク並みにちゃんと踊れていて。

他にも、アンコで出てきた時に後ろのモニターに「ツアーお疲れ様」の文字を出したり、打ち込みレーザーでオーラスの為だけに「WESTival」と「奴」を描いてくれたり。

私たちが知ることが出来るサプライズはこれくらいだったが、メンバーがMCで話してくれたのは、サウンドチェックの時、いつも着ない人がツアーパーカーを着ていたり、メッセージを書いてくれていたり、カメラさんや照明さんが「泣いてしまうから」と小脇にティシュを抱え仕事をしていたり。


Jr.時代からお世話になってる方も、今回初めてついてくれた方も、沢山のスタッフさんがいるが「WESTだからやりたい」「WESTにつくのは楽しい」と、言ってくれる人が一人だけじゃない、何人もいるんだって、照史くんが嬉しそうに教えてくれた。


「ジャニーズWESTはスタッフに愛されている」


そう感じることは、過去のメイキングでも度々あったが、今回その「愛」を改めて目の当たりにした。


お付き合い上、裏方さんのお話を聞くこともあるが、WESTに関しては「テレビのまんま」「本当にいい子達」と、悪い話を聞いたことがない。

そんなWESTだから、きっと一緒に仕事をする方に愛されるんだろうなぁと。


だからこそ、WESTはステージの上からスタッフさんへの感謝を沢山伝える。これでもかってくらい沢山伝える。

多分、あれだけの関係を見せられたら、自分はまるで蚊帳の外だと感じるファンもいたかもしれない。

けれど「スタッフさんが『WESTだからやりたい』って言ってくれるのは、こうして盛り上がってくれるファンの皆さんのおかげ。みんながいてこそ。」と、躓きそうなファンの手を優しく引いてくれる照史くんは、本当に優しくて本当に出来た人だと思った。




WEC。重岡くんが「最後やから!」と煽り、メンバーに「声聞く為にイヤモニ外そうぜ!」と呼びかけ、「せーの!」に続いた客席の「ええじゃないかー!」の掛け声は、とんでもなく大きくて、メンバーも心底びっくりしていて、その姿にどうしようもなく嬉しくなってしまった。

こちらが歓声を上げれば、メンバーのテンションも上がり、メンバーが煽ればさらに客席が応えていく。

ジャニーズWESTのライブは重岡くんの言うように「熱と熱のぶつかり合い」で、メンバーとファン、互いが互いを引っ張り合って盛り上げ合って、そうして相乗効果でどこまででもいけるような、そんなライブだと、今回ツアーに参加してこの身を以って思い知った。

歌って踊って笑ってボケて、全力で楽しませてくれて、そして本人達が全力で楽しんでくれて。

それはまるでその身を燃やして輝く恒星のように、今生きているその一瞬一瞬に全てを出し切り、とてつもない光を私たちに魅せてくれる。


時に眩しくて直視出来ないほどに。


「今生きている」ことを実感できるまさに「(a)LIVE」、ジャニーズWESTのライブはそういう空間なんだと思った。



そうした日常ではない特別な時間が終わってしまうその最後にも、「明日から普通の日に戻るけど、幸せな瞬間があったこと忘れんなよ」と思い出を確かなものにしてくれて、「しんどいこともあるかもしらんけど、俺らも頑張るからみんなも頑張って、また一緒にライブしよう」とエールを送ってくれて、「悪いことは少なく、いいことばかりが起こりますように」と願ってくれる。


だからこそ、またここに来るために、毎日を頑張って生きていこうと素直に思える。

そうやってライブ中の数時間だけでなく、これから先の日々にも力をくれる、そんなジャニーズWESTのライブが私は大好きです。






ジャニーズWESTと今回のライブに関わった全ての方々、5ヶ月にも及ぶツアーお疲れ様でした。沢山の幸せをありがとうございました。
またこの幸せな時間に参加するために、明日からも頑張って生きていきますね。





…けど、やっぱりツアー終わるのは寂しすぎるからぁ!だから早く次の現場が決まりますようにいいいいい!!!!!!!うわーーーー!!!ブワーーーーしすぎたーーー!!!!あーーーーーーWEST大好きーーー!!!!うわーーーーーーー!!!!!!!!!

深読みでも考察でもないけど【乗り越しラブストーリー】についてブワーさせてくれ。

 
どうもお久しぶりです。
 
先日発売されたジャニーズWESTのニューアルバム【WESTival】
それを引っ提げたツアーが現在絶賛公演中、7人中3人がドラマに出演中、さらに新曲のリリースも決まり、いまのWEST担はそれはそれはもう楽しいオタライフをお過ごしの事かと思います。
 
さて、そのアルバム【WESTival】の通常盤には、恒例のユニット曲が収録されています。
神山くん・濵田くんのハイスキルっぷりが爆発している【GOD DAMN】
淳太くん・流星くん・小瀧くんが大人エロに挑戦した【Into Your Eyes】
照史くん・重岡くんが楽器と歌声で奏でる【乗り越しラブストーリー】
 
その中から今回はタイトル通り【乗り越しラブストーリー】について、思ったことブワーさせてください。
 
そもそも今回のユニットは、まず濵田くんが神山くんに「お前と踊りたい」とアプローチ、その次に「楽器をしたい」と言っていた重岡くんと照史くんがそこで一致し組むことに。
きりしげは「俺らが組むなら、男らしい感じをイメージするやろうけど、あえて逆のラブストーリーにしてみようかって」と、今回の曲に至った経緯を語る。
 
当初、作詞は半分ずつ分担する予定だったらしく、制作当時は照史くんが舞台【アマデウス】の公演中だったこともあり、ひとまず重岡くんが1番を書くことに。
しかし、重岡くんの書いた歌詞を見た照史くんは、そのワードセンスをえらく気に入り、このまま全部書いてほしいと依頼。そうして「作詞:重岡大毅」の楽曲が世に放たれることとなった。
 
 
私が今回ブワーする上で、まず強く前置きしときたいんですけど、これはいちオタクが曲を聴いて作り上げた【乗り越しラブストーリー】であり、正解でもなければ、不正解でもありません。
曲の解釈とは自由であるべきで、聴いた人の数だけの物語が存在しています。
だから、あくまでも私の中の【乗り越しラブストーリー】を書き残させてください。
かなり詳しく描写しているので、自分の中の【乗り越しラブストーリー】を少しでも歪めたくない人は今すぐ閉じるのが賢明です。

 
 
では。
 
 
 
 
 
 
ガタンゴトン揺れる僕らは
出会い別れまた恋をして
ドンと構えた僕の切符
乗り越しラブストーリー

 

「もらったデモテープの音がガタンゴトンって電車の音に聴こえたから、そこから色々膨らませた」
 
と本人が語っていたので、曲先でまず間違いないだろう。
ということは、一番最初にサビを持ってきたのは、そもそもの曲構成がそうだったのか、あるいは重岡くんの意図なのかはわからない。
このサビについては、丸々最後にも出てくるので、一旦保留にする。
ただ、『ガタンゴトン』『切符』『乗り越し』という言葉を提示することで、これは電車をテーマにした曲だということを最初に分かりやすく伝えてくれているのかもしれない。
 
 
 
「よっ」って言えよはよ
車窓透けた僕赤ら顔
こっち気づいてや
キレイなってる横顔
 
最初のサビの提示と『車窓』から、これは恐らく電車の中での出来事。
 
知り合いを見つけて、声をかければいいのに、車窓に映った自分は窓越しに見ても分かるくらい赤くなっていて。(ここで『透けた』という表現を使ってくる重岡くんがとても趣深い)
 
こちらからは気付いたけど、向こうからは気付かれていない、同じ車両だけど少し離れた位置にいるのだろう。
『キレイなってる』から、2人がしばらく会っていない関係であることが分かる。
 
つまりA1は
「電車の中で昔好きだった女性を偶然見かけたけれど、中々声が掛けられない主人公」
の様子が浮かぶ。
 
 
 
いつだって何だって繋いだ手と手
「めっちゃ幸せ」言うて見つめ合った
目を閉じて 思い出ひたっとったけど

 

回想その1。
「僕」が思い出す内容から、好きだった女性は片想いではなく、付き合っていた人だと見て取れる。
ならばすごく親しい間柄であったはずだ。それなのに「僕」は、声を掛けられずに、過去を想うばかり。
 
 
 

ドア開く まだ好きなんや

 

ふいに電車のドアが開く音がする。
目を閉じて幸せだった思い出に浸っていた「僕」は、その音でパッと現実に引き戻される。
そこで、まだ自分は「君」のことが好きなんだと気付いてしまう。だからこそ、気軽に声を掛けることが出来ないことにも。
 
 
 
ガタンゴトン揺れる僕らは
いったいどこへ向かってるの
ポケットつまづいた僕の切符
乗り越しラブストーリー

 

この曲に度々登場する『切符』
重岡くんはこの曲を作詞するにあたって、実際電車には乗らなかったものの、切符は買いに行ったのだという。
切符を眺めながら、開いた穴を何かに喩えられないかな?など色々試行錯誤したらしい。(尚、電車に乗っていないのに何故穴が開いていたのかは謎)
 
このお話から、私の中では【乗り越しラブストーリー】に登場する『切符』は「恋心」の暗喩のようなものになっている。
 
つまり『ポケットつまづいた僕の切符』は、終わったはずの恋なのに、捨てられずにまだ自分の中にあった恋心のことを指しているんじゃないかなって。何度も言うけど私の中ではね。
 
 
 
誕生日にくれた流行りのキャップ
実はサイズ きつい
「私も一緒に使いたくって」
ってエヘヘちゃうで

 

回想その2。
「二番はもっと具体的なエピソードを書いて欲しい」
という照史くんからのリクエストがあったらしいが、おかげでとんでもなくリアルな歌詞が出来上がり、ここで虫の息になったオタクたちも多いはずだ。(やあ同志よ)
まるで曲中の2人が実在していて、実際に起こった出来事かのような描写はすごいの一言である。(重岡くんはあくまで「妄想」だと言っていたので)
 
『流行りのキャップ』と言われてパッと浮かぶのはニューエラ等々だが、そうでなかったとしても、流行るようなキャップは高くたって一万円はしないだろう。それを誕生日プレゼントにするくらいだから、この2人が付き合っていたのは10代の頃なんじゃないかと、勝手に年代設定。
 
 
あと物語とは関係ないけど、
『〜くって」ってエヘヘ』の部分、このメロディーの文字数にこの文字の羅列する?ってくらい不思議な並べ方だなぁって。
『使いたくって』を『使いたくて』にして少し音を伸ばして調整することも、同じように『ってエヘヘ』も変えることが出来たのに、あえて『って』という言葉を連続で並べることによって、すごく独特でクセのあるフレーズになっている。
あ、何が言いたいかというと、私が今回の重岡くんの作詞から一番センスを感じた部分がここでした。
 
 
 
さて本筋に戻ろう。
 
 
怒らせたくて パシャリ寝顔
「もうやめて〜」って僕見つけてギュッ
アダムとイヴも二度見しとったやろ

 

回想その3。
「淳太が怒ってる顔を見るのが好き」
とたびたび口にする重岡くんのことだから、好きな子にもちょっかいかけてぷんすこさせるのが好きなんでしょうね、知らんけど。…あぁすみません、これは重岡くんのお話じゃなかったですね。
 
 
ここで突然出てくる『アダムとイヴ』は、この曲全体を通しても、ひとつだけものすごく浮いているフレーズだと思う。
「仮にアダムとイヴがこの場にいたなら、驚いて僕らのことを二度見することだろうな」と、そう思い返すような状態であった、と。
まあここはあんまり深読みしたくはないのだが、ニュアンスで言うと小鳥チュンチュンな朝の出来事なのかなぁと。(察して)
 
それを、このどこか切なくも基本的に全編ぽかぽかした雰囲気の曲に挟み込むなら、で重岡くんが使ったフレーズが『アダムとイヴ』だったのなら、ほんともう…ちょっと…重岡くん…。
しかも『アダムとイヴ』と云う西洋のある意味空想に『二度見しとったやろ』と云う、やけに現実感のある言葉、あろうことか関西弁をくっつけるんだから、その重岡くんのセンスたるや…。うん、もっと歌詞書こう?書いてください。
 
 
 
 

ドア開く まだ降りないで

 

1番で開いたドアが閉まり駅を発車した後、2番に出てきたような出来事を一駅分、また目を閉じて思い出していたのだろう。
しかし、同じようにドアの開く音で現実に引き戻され、目を開けて映るいまの「君」に『まだ降りないで』と心の中で願ってしまう。
それは、声を掛けたいからなのか、もう少し思い出に浸っていたいからなのか。
少なくとも、あまりにも未練が残っていることが察せられる一行だ。
 
 
 
ガタンゴトン揺れる僕らは
きっと笑うため泣いてたの
ポケットでぽけーっと僕の切符
乗り越しラブストーリー

 

ずっと幸せな思い出が続いていた中で『泣いてたの』と、初めて過去に関してネガティヴな表現が出てきた。
ここでの『揺れる僕ら』は当時の2人の関係性の不安定さを表しているとして。ずっと続くと思っていた幸せが徐々に崩れていった、その過去を時間軸通りに辿ってしまったんじゃないかと。
 
『泣いてた』、恐らくは2人の別れについて『きっと笑うため』と、どうにか前向きな意味をつけようとしたけれど、『ポケットでぽけーっと僕の切符』当時の「僕」の恋心はそれを全て受け入れることが出来なくて、ただただ呆然としていたのかもしれない。
 
 
 
僕を待つ君がもしいたら
どんなに笑えんだろう
本当は知ってた サヨナラだって

  

このDメロ部分、今電車に乗ってる時点のことなのか、それとも過去のことなのか、それまで具体的だった話の輪郭がかなりぼんやりしているパートになっていて、どう物語になるんだろうと考えたのだが、よく分からないので、もうとんでもなく妄想で創作な私の中のストーリーを書きます。
 
 
回想その4。
不安定になってきた2人の関係。もしかしたら直前に大きな喧嘩をしてしまったのかもしれない。
けれど前々から、その日2人は一緒に出掛ける約束をしていて、駅で待ち合わせていた。
 
私の中で、この【乗り越しラブストーリー】に出てくる電車は、都会の「一駅=歩ける距離な数分おきにやってくる忙しない電車」じゃなくて、田舎の「2、30分に一本しかも3両くらいでやってくる鈍行」のイメージで。
 
その日「僕」が彼女を待っていた駅も小さな駅舎、もしかしたら駅員さんもいないような無人駅。
 
『僕を待つ君がもしいたらどんなに笑えんだろう』
 
待ち合わせをするといつも自分より先にいて、笑顔で「遅いよ〜」なんて言ってくるのに、その日、駅に行っても彼女はいなかった。
「僕」は仕方なく、目的地までの切符を先に券売機で買って待っているんです。
けれど、約束の時間を10分過ぎても、1時間過ぎても、待てども待てども彼女はやってこなかった。
 
『本当は知ってたサヨナラだって』
 
きっと「僕」は、彼女が来ないことを分かってた。分かっていたのに、易々と受け入れることが出来なくて。
けれど、いつまでも来ない人を待っているわけにはいかないから、未使用の切符をポケットに捻じ込んで帰っていく。
そうしてここが、2人の恋の終わりになってしまった。
…もしかしたら「僕」はまだこの時の切符を捨てられずに、何処かにしまっているのかもしれない、なんて。
 
 
 
君の切符 幸せそう
僕が降りる駅 見えてきたよ

 

ここで視点は現在に戻ってくる。
『君の切符』つまり、「君の恋心」はいま幸せそうに見える。
この時点でも「僕」は声を掛けられてはいないはずなのに。普通、電車で見かけた人が幸せそうかそうじゃないかなんて、そうそう判断できるものじゃないのに。
 
「今の相手が乗ってきて君に寄り添った」「君が駅を降りると相手が待っていた」と、「君」が幸せそうだと思った具体的な「何か」があったということも考えたが、その後の駅が『見えてきたよ』と進行形であることから、走行中であるように思えたので、ここはいっちょ趣深くいきます。
 
 
いま目の前に「君」がいるけれど「僕」は目を閉じて、散々彼女との幸せだった日々を思い返していた。2人の恋が終わったあの日のことも。
そうして全ての思い出を辿って、もう一度目を開けてまじまじと見つめた「君」の左の薬指に、見覚えのない指輪が光っているのを見つけてしまう。
 
『君の切符幸せそう』あぁそうか、いま「君」は僕の知らない「誰か」と幸せになっているんだ。
 
 
 
『僕が降りる駅見えてきたよ』
 
これは、単純に自分が降りる駅がもうすぐだということだけではないのかと。
 
そもそもタイトルにもなっている「乗り越し」とは、本来降りるべき駅で降りずにその先まで行ってしまうこと。
 
この曲の中で「乗り越し」てしまったのは「僕」の「恋心」だと、私は思っている。
 
本当は2人の恋が終わったあの時に、置いてくるべきだった恋心を、こんなところまで持ってきてしまった。降りるべき場所に降ろせなかった。
 
そんな「乗り越し」てしまった「恋心」を、ずっと捨てられなかった気持ちを、いまの幸せそうな「君」を目の当たりにすることで、やっと本当に終わらせることが出来そうな気がした。
 
だからあの日「乗り越し」た「恋心」をようやく降ろすことが出来る『僕が降りる駅見えてきたよ』
 
 
…我ながらDメロの想像と創造が大暴走してますね。
 
 
 
 
ガタンゴトン揺れる僕らは
出会い別れまた恋をして
ドンと構えた僕の切符
乗り越しラブストーリー
乗り越しラブストーリー
乗り越しラブストーリー

 

ここで最初のサビと同じ歌詞になる。
けれどきっと、この二つのサビの「僕」は全く違っていて。
 
冒頭のサビは、もう終わった恋に自分が未練を残していることに気付いてもいないのに「恋は出会いと別れを繰り返していくもの」なんて知った風に『ドンと構えた僕の切符』
 
最後のサビは、しっかりと自分の中で恋を終わらせた上で「恋は出会いと別れを繰り返していくもの」だということを本当の意味で理解し、前を向くことができた『ドンと構えた僕の切符』
 
全く同じサビでも、一曲の中で主人公が成長した様を表しているように聴こえてしまう。もしも重岡くんがここまで計算した上で、最初と最後に同じサビを持ってきたのだとしたら…末恐ろしい…。(たぶん考えすぎ)
 
 
 
揺れる心 行け涙
僕の"愛してる"

 

ここはエピローグのようなものだろう。
 
「乗り越し」た「恋心」をちゃんと終わらせたけれど、その瞬間に全てスッパリ何もかも消してしまえるわけもなくて。(それがまた重岡くんが書いた2人はありふれた「歌の中で動く架空の人物」でなく、どこか人間臭くて、だからこそ「実際に歌の中に「僕」が生きている」ように思えてしまう)
 
自分は目的の駅で降りたけど、まだ「君」は電車に乗っている。(気持ちではなく実際の行動の話)
結局最後まで声は掛けられなかったし、「僕」に気付くこともなかったけれど、進み出す「君」を乗せた電車に、僅かに残った『揺れる心』も『涙』も、そして最後に伝えられなかっただろう『"愛してる"』も、全部全部、遠くなっていく「君」と電車にぶつけることで、「僕」はようやく先へと進むことが出来たのかもしれない。
  
それまでずっと穏やかで優しい歌い方だった2人が、ここだけ力強く歌っているのは「あ"ーもう!ほんまに大好きやったで!!!!」って、残った気持ちを全部まとめて丸めてひっくるめて、遠くなっていく電車に叫ぶような、そんな画が浮かぶんです。
 
そうして「僕」は、ひとつの恋を終わらせた。
 
 
 
 
 
っていうのが、私の中の【乗り越しラブストーリー】でした。
 
ふぃー!スッキリ!!!やったぜ!やってやったぜ!!!重岡くんは自分の書いた歌詞でここまで言われるのなんて想像してないだろうし、気持ち悪がられそうだけども!!!!!
 
 
 
あ、コンサートのパフォーマンスに関してはまだ「しんどい」以外の言葉を吐くことが出来ないので、オーラスまでにどうにか形に出来ればいいなぁ…。
 
 

タイトルを冠さないというタイトル〜嵐【「untitled」】円盤感想〜

 
 
「いつもアルバムにはソロを収録してる嵐が、ついにユニット曲やるんだって!」
 
という情報を得た時から、ちらちらと気にはなっていた嵐のニューアルバム。
 
でもどうせライブには行けないしなぁ、それに掛け持ちでもうリリースいっぱいいっぱいなんだよなぁ、とうだうだ思ったのも束の間、先日Mステで披露された「未完」を見た瞬間に心は決まった。
 
と言うわけで、発売日にCD屋へ駆け込み通常盤を手に入れほくほくしながら聴いてます、他担です、どうも。
 
嵐のアルバムを買うのは一作あいて【Japonism】以来だ。
 
 
 
今回もせっかく良質な円盤を手に入れたので、つらつらと感想を並べてみたい。
 
尚、今作に関する情報はほぼ無い非該当担の感想なので、思いっきり的外れなところもあるかと思いますが大目に見てね。
 
 
 
 
1.Green Light
 
てっきり、リード曲扱いであろう「未完」が最初にくると思っていたので、いきなり面食らってしまった。そういえば嵐は、アルバムのリード曲を1曲目にしないことが多い気がする。それもある種のこだわりであろうか。
 
【「untitled」】というアルバム名、ならば『「未完」』こそ、まさにオープニングに相応しいと思っていたので、うーん?と思いながら聴き始めたが、そこは流石の嵐である。
 
『「未完」』のメッセージ性をそのままに、よりマイルドに、そしてある程度受け入れやすくまとめられたのがこの『Green Light』ではないか。
 
 
サウンドはあまりクセがなく、テンポやメロディーも違和感なくするりと入ってくる。
 
が、決してそこに騙されてはいけない。
 
サウンドこそ『「未完」』よりトゲがないが、中身のトゲは全く丸くなっていない。むしろ挑発という点で、より攻撃性を増しているように思う。
 
 
 
このてっぺん まだまだI'm the owner

 

 
とんでもない歌詞だ。今現在、このフレーズを歌うことが許されるのは確実に嵐だけだろう。
自らがトップであることを高らかに宣言した上で、その座を譲る気なんてさらさらない。とでも言いたげ、いやもう言ってしまっている。
なのにそれに対して「ですよね!」と、思わずこちらが応えてしまうくらいの嫌味のなさが、嵐のすごいところである。
 
だがしかし、そんな嵐の挑発は加速する。
 
 
Catch me if you can
 
「捕まえられるもんなら捕まえてみな」
英語の成績はあまりよくなかったのだが、意訳するならこんなところか。
 
それに続くのは
 
片手でSpinning the world
 
もう私の中では、二宮さんが余裕の笑みを浮かべ、人差し指で地球儀を回している様しか見えないし
 
さらにそれが二番になれば
 
指先でKnock you down
 
最早片手すら必要ない、指先ひとつでノしてやるときたもんだ。
 
そしてトドメは
 
ホンモノだけに許されるSurvive
 
 
この『Green Light』という曲は間違いなく、嵐にしか歌えない、嵐以外が歌うことが許されない。そう言い及んでしまう程の曲なのだ。
 
だめだ…本当に圧倒的すぎる…。
 
 
 
2.つなぐ
 
大野さんの主演映画「忍びの国」の主題歌。振り付けも確か、大野さんだったはずだ。
何度かテレビで拝見したくらいだが、ダンスも独特でかっこよかった印象がある。
前々作【Japonism】に収録されていても違和感がないような、どこか和風なサウンドは文句なしに「好き」だ。
 
 
 
3.「未完」
 
私をCD屋へ走らせた張本人、いや張本曲である。
相葉さん曰く「まとまりのない曲」(.゚ー゚いい意味でね!)ということだが、確かに様々なジャンルのサウンドが分かり易く入り混じっている。
勿論サウンドもかっこいいのだが、やはり私が心惹かれたのはその歌詞である。
 
 
メッセージとしては『Green Light』に通じるものがあると思うのだが、『Green Light』が「超えられるもんなら超えてみなよ」なんて他者への"挑発"だとするならば、この『「未完」』は「自らを超えていく」決意と"挑戦"を表しているように思う。
 
そしてそのどちらにも共通するのが「圧倒的トップ」という立ち位置であるのだから、ひれ伏す以外の術が見つからない。
 
絶対王者というのは、これほど不可侵的なまでに遥か高い場所にいるのか…。
 
 
 
4.Sugar
 
そんな王者の貫禄を見せつけたオープニングからの一転、こちらは恋愛…というか恐らく浮気や不倫の類の曲だ。
 
不躾なことを言うと「V6ぽいなぁ」だが、まあそれもそのはず、作詞作曲はV6も数多く手がけた我らがHIKARIさんではないか!!!(何故「我らが」と言うのかは「旅人・Eden・BJ」の並びを見れば一目瞭然かと)
 
すでに大好きな曲だが、これはきっと聴けば聴くほどどうしようもなく好きになってしまっていく危険な曲だ、絶対。
 
 
5.Power of Paradise
 
こちらは日テレ系の五輪テーマソング。
五輪期間中によく耳にはしたが、個人的には特に可もなく不可もなく、といった印象である。
 
 
6.ありのまま
 
「まぁ、そんな気を張らずにゆっくり頑張ればいいさ」といった、なんとも嵐らしい応援ソング
 
 
7.風雲
 
「やるときゃやるさ 見せてやるぜ」
「今日くらいは馬鹿になっちゃおうぜ」
「完璧な歓声がずば抜けた奇跡起こす」
「覚悟してここにおいでよ」

 

なんだか、嵐のコンサートへ来た人へ向けた曲のようだと思った。
こんな曲聴かされたら参戦したくなってしまうし「何人でもOK!?相手になってやるさ!?なら一回くらい入れてくれよおおおお」と暴れ出しそうになるが、まあ無理なことは承知の助であるので、一人でエア参戦しながら聴いている。あー…っていうか、これエイトに欲しかったなぁ…いいなぁ…。
 
 
 
8.I'll be there
 
相葉さん主演の月9「貴族探偵」の主題歌。
ドラマは見ていない(ごめんね、御前様)のだが、高貴な探偵感が楽曲からひしひしと伝わってくるので、ドラマにぴったりの主題歌だったのではないだろうか。
この曲はやはり、Mステでの披露が印象的だ。
近年、自分達がメインで数多くの公演をこなす最前線のJr.を完全に「バック」として大勢つける様には当時「流石の嵐…!」と、忘れかけていたJr.がJr.たり得る場面をまざまざと思い知らされたものである。
 
 
 
9.抱擁
 
音感があるわけではないので曖昧なのだが、前曲『I'll be there』のサビと入りが被っているのだろうか…?
お洒落な雰囲気もどことなく似たものを感じるので、個人的には連続にしないほうがいいのでは?と思ってしまうのだが、そこまで計算した上の順番ならば、最早私がとやかく言えるものではないだろう…。
 
 
10.Pray
 
序盤からハイペースで飛ばしてきたところで、ようやく一息つくようなミディアムバラード。
今はまだピンときていないが、聴いてくうちに好きになるスルメ曲のような気がしている。
 
 
11.光
 
全体を通して掴みづらい曲だなぁという印象。
ゴスペルのようにハンズクラップしながらノるのが一番正解なのかもしれない。
 
 
12.彼方へ
 
『Song for you』が組曲であるということで、この『彼方へ』が実質アルバムの締めであるように感じた。コンサートの本編最後に歌われてもしっくりくるだろう。
この曲もまた、メッセージ性が強いように思うが、ここまで圧倒的に、言いようによっては高圧的だったものが、最後には「そうだろう?」と同意を求めて問いかけてくるのだから、まったく嵐はズルい。
 
 
13.Song for you
 
嵐初の試みである組曲仕様の楽曲。
嵐のいままでとこれからをひと綴りにしたかのような構成になっている。
正直、私は該当担ではないので、細かい部分が現実とどうリンクしているのかまでは分かりかねるが
 
聞きなれないネーミング
突然乗り込んだCruiser

 

が嵐の始まりであることは流石にわかる。
というか、嵐に船の単語はアカン。『5×10』が好きすぎる人間としては「華奢な5人で乗り込む揺れる船」のような表現はほんとにダメだってば。(突然の語彙諦め)
 
さて、こちらの曲はコンサートで一体どのように披露するのだろうか?その調理方法がとても楽しみである。(尚、コンサートには参戦する予定はありません)
 
 
 

〜Disc2〜

 
 
 
1.バズりNIGHT
(相葉・大野・櫻井)
 
嵐でもまだこんなぶっ飛び曲歌うんだなぁと思ったが、このユニットには、かの有名なディスコスター様がいらっしゃった。というか、作曲の方も『Disco Star』に携わってる方だった、なるほど納得。
 
ギラギラ原色のピチピチ衣装に袖から紐をバラバラさせて、ハートや星のサングラスをかけてパラパラ踊って欲しいなぁと思ってしまうのは、完全にWESTに引っ張られているせいだろう。相葉ちゃん大野さんはまだ想像がつくが、翔さんが一体どんな風にこの曲を歌うのか、非常に興味深いところである。
 
 
 
2.夜の影
(松本・二宮・大野)
 
一曲目がぶっこんできたかと思えば、お次はユニット曲としては正統派の、お洒落で少しセクシーな楽曲。
この三人がこの曲調ならば、踊るのは前提として、どうせなら女性ダンサー絡めた大人な演出が見てみたいものだ。まぁまだ(ファン層的に)無理であろうから、椅子を使ったようなダンスだととても嬉しい、私が。
 
 
 
3.UB
(相葉・二宮)
 
にのあいが一体どういったコンビなのか。私が知るのは、二宮さんが相葉担TOPであるということくらいなので、出だしの「Listen…」は「キミたちよーく聞いときなさいよ、相葉さんTOPはワタシですからね。」という今からマウンティングしますよ宣言にしか聞こえなかった。
 
二人の関係性と重ねると涙腺崩壊ものなのだろうと察するが、巷では「UB=ユニットバス」という噂があるとかないとか。うーむ、彼ら…というか二宮さんならやりかねん仕掛けだ。いやむしろそれしか考えられんだろう。
 
とにかくひとつ言えることは
よかったね、にのあい担の皆さんと二宮さん。
 
 
 
4.Come Back
(松本・櫻井)
 
あぁ、これはっょぃ。と思わずそんな表現を使ってしまうような、翔さんと松潤が圧倒的にっょぃ一曲。イケイケノリノリウェイみたいな…ダメだ私の語彙力では頭の悪そうな単語しか並べることができない、ごめんそうじゃないのに…。
シャープで文句なしにかっこいい仕上がりの中で際立つ「あー俺行こうか?」「あ、じゃあお願い」のセリフがとてもいい味を出している。好きだ。
 
 
 
 
5.カンパイ・ソング
 
 
えーーーなにこれ羨ましすぎるんだけど!?!?!
 
と思わず声(フォント)を大にしてしまうほどの良曲。
これは一番搾りのCMソングですか?え、違うの?じゃあウチにちょうだい!!!!と全力で強奪したくなるほどに好きだ。嵐こんな曲も歌っちゃうの?ズルい…
 
コンサートのアンコールで歌いそう感ハンパないし、恐らく今後定番化するであろうと、いまから思うほどにはコンサートに持ってこいのアゲアゲソングである。
まあ嵐担的には「次があるなら まあいいっか!?ふざけんなしィ!?次この場に来られるかどうかもわからねーってのにさァ!?」という感じかもしれないが…
 
 
「楽しんでる〜?」\はーい!/
 
からのC&Rはもう楽しさしかないじゃん。え、ちょっと。私もレスポンスしたい。全力でペンライト突き上げたい。コンサート行っていい?あ、そんな気軽に行けるトコじゃなかったわ。
 
と、これ一曲だけで諸々すっ飛ばしてFCにぺいじーしそうになるんだから恐ろしい。
 
 
 
 
 

〜総括〜

 
いやぁ、買ってよかった!
 
これだけ盛り沢山で良質な楽曲の数々が入って3,240円って安すぎない?大丈夫?と言いたくなる程いい買い物だった。
 
嵐のアルバムはいつも「嵐っぽい」が強い曲が目白押しという印象だが、今回に限ってはそれが少なかったように思う。
そのアイデンティティでもある「嵐っぽさ」の破壊、そしてそこからの再構築。
だからこそ、このアルバムには「untitled」と、名の無い名がついているのかもしれない。
 
 
各々の感情はさて置き、フィルターを外し客観的に見た時、現在トップと言い表せられるのは間違いなく嵐だろう。
 
そんな誰が見ても分かりきった今の立ち位置を高らかに「宣言」した上で、自らはまだその先を目指すと言うのだから、どうにも敵わない。
改めて、嵐がトップたる理由をまざまざと見せつけられたようなアルバムだった。
 
どうか嵐には、このまま堂々トップ街道をひた走っていってほしいものである。
 
いつか後輩がその足で追付ける日まで、ね。
 
 
 
あぁ、コンサートに入れる人がうらやましいなぁ、ちくしょう!私もカンパイしたい!!
 
まあ、お酒飲めないんですけどね。
 
 

七色に眩く光の中で〜【ジャニーズWEST 1stドームLIVE 24から感謝届けます】レポ感想〜

 

ジャニーズWEST 1stドームLIVE24から感謝届けます

 
記念すべき彼らの初ドーム公演の、25日1部追加公演に参加してきた。
 
 
 
私はここ1ヶ月くらいで、転がり落ちるようにジャニーズWESTを好きになった。

 

 
この時点では、24.25日と関ジャニ∞の名古屋公演に入る予定だったので、初ドームには立ち会えないと頭を抱えていたのだが、名古屋→大阪→名古屋の強行スケジュールを組むことにより、どうにかこうにか初ドームを見届けることが出来た。
 
年甲斐もなく無理をしたせいで、今も身体の至る所が悲鳴をあげているのだが、後悔は全くしていない。
 
 
 
 
さて、何から書こうか。
 
いつもはてブロを書く時は見切り発車なのだが、今回はいつも以上に書きたいことがまとまっていない。
 
 
ただ一言、最初にあげるならば
 
「楽しかった」
 
純粋にそれだけだ。
 
 
 
 
ジャニーズWESTの初ドームという大切な公演に、無礼にも突然飛び込むドドド新規として最低限、過去のジャニーズWEST名義で出している公演のDVDと音源を一通り揃え、振りやコールも目ぼしいところは頭に入れて臨んだものの、私にとって初めてのジャニーズWESTコンサート。
 
抱えきれないくらいの大きな期待と、ちゃんと楽しめるだろうかというほんの少しの不安があった。
 
嵐の10周年やV6の20周年公演にも軽率に飛び込んでおきながら、なにを今更怖れるものがあるかといったところだが、私のジャニーズWESTに対する想いはこの時すでに、DDとしてではない特別なものになっていたのだと思う。
 
 
 
 
25日の朝、名古屋で泊まっていたホテルの朝食を諦め乗り込んだ新幹線で、大阪へと向かった。
 
ペンライト(とクリスマスカード)を購入し、座席に着いたのは開演5分前くらいだったと思う。
 
 
取り立てて豪華というわけではなく、シンプルなセットだったが、京セラで見るのは何年ぶりだろう?田の字型の外周花道にふと懐かしさが込み上げた。
 
 
客電が落ち、一斉に現れたカラフルなペンライトの海は、私にとっては見慣れた京セラドームの景色だった。
 
 
 
そして、6人のサンタと1匹のトナカイによる、Xmas仕様のOP映像が始まる。
6人と1匹を乗せたソリを繋ぐ手綱が離れ京セラドームに落っこちる、という可愛らしい演出だった。あぁ、好きだなぁこういうの。
 
そうしてメインステージに、7人があのポーズで現れた。
 
「せーのっ!」の掛け声で、客席が大きくデビュー曲の名を叫ぶ。
 
関西色の強い曲だが、キャッチーなメロディと、一緒に踊ってコール出来る、とても素敵なデビュー曲だと思う。
これから先、どんな節目の場面でも、一発目に歌って欲しいと願ってしまう、力強くて希望に溢れた曲だ。
 
そこからシングルと盛り上げ曲で、息つく間もなく会場のボルテージを上げていく。センステからすぐ方々に散って行ったメンバーは、距離なんて感じさせないんだとばかりに全力で歌い踊り、そのキラキラとした笑顔を客席に惜しみなく振り撒いていた。
 
 
冒頭の挨拶。まだまだ人となりを把握していないので、それぞれの挨拶がらしかったのか、緊張していたのか、それすら分からないけれど、文の区切り方にまだドームのレスポンスに慣れていないような間を感じてしまって、それがとても微笑ましかった。
 
 
盛り上げるOPから一転、歌唱力の高さを存分に発揮できる『SCARS』、これぞジャニーズのかっこいいの具現化『Can't stop』、畳み掛けるように『Criminal』と、私が特に心惹かれたジャニーズWESTのパフォーマンス力の高さを見せつける怒涛の並びだったが、そこに彼らの自信と挑発を見た。
 
 
きっと、このドーム公演、
純粋なWESTファンだけでなく、私のような新規、さらにあまりジャニーズWESTを知らないような他担も少なからず入っていたと思うし、発言の節から彼らもそれを分かっているだろうことを察した。(これはWESTに限らず他Gの初ドームでもよく見られる傾向)
 
そういった"ジャニーズが好きな人たち"は、たとえ初見初聴であっても、この3曲の流れに魅力を感じずにはいられないだろう。生粋のジャニヲタが言うんだ、違いない。(保証はしないけど)
 
 
最初に盛り上げて、そのあとかっこつける。
その流れはとてもスタンダードで、ジャニーズとしては定型的な曲の組み方だが、「面白い」「おちゃらけた」そんなイメージが強いであろうことを彼らが自負した上で、それをぶち壊す曲を、圧倒的自信を持ってパフォーマンス出来る曲を、この位置に持ってきたことが「ふざけてばっかやとでも思った?」とファン以外にはある意味挑戦的で挑発的だったように思う。
 
勿論これはその"ファン以外"の当事者が受け取った勝手なものだけどね。
単純にファンに人気な曲を持ってきたってところでもあるだろうし。
 
 
そして暗転した会場には、Jr.時代の彼らの映像が流れ始める。
当時からJr.に詳しくなかった私は、それぞれが一体どの時のものなのかまでは分かるわけもなかったが、あぁ見たことある衣装だなぁくらいの記憶はあった。
 
その流れから、当時の衣装を身に纏いメインステージに登場したのは、淳太くんと照史くん、B.A.D.の二人だった。
 
公演が始まる前、Jr.時代の曲を歌うなら昔大好きだった『V.I.P』が聴きたいなぁなんて思っていたのだが、二人が歌い始めたのは『アメフリ→レインボウ』だった。
正直、何回か聴いたことがあるというレベルだったのだが、広いドームにたった二人きりで歌う淳太くんと照史くんを見て、私はようやく「キリヤマンとナカマン」そして「B.A.D.団」を卒業出来たような気がした。
 
 
そして濱ちゃんの『Stay Gold』
こちらもぼんやりだったが、なんとなくフリを覚えていた自分を褒めてやりたい。
持ち歌としてはBOYS、濱ちゃんの曲だが、ばどの二人がついているカタチに、あたたかい愛情を感じた。
 
 
残るは7WEST、流れたイントロは『Dial up』
大好きだったんだよなぁ、この曲。アレコレあれどCD音源をiPodに入れるくらいには。
まあ私は7WESTをグループとしてしか認識していなかったから、歌割りがどう変わっていたのか等は分からなかったのだけれど、単純にこの曲を聴けたことが嬉しかった。
 
 
そこから全員集合しての『NEXT STAGE』、音源化もしている『シルエット』で、コーナーは終了した。
 
 
 
デビューして約3年。
KAT-TUN関ジャニ∞のようにJr.時代に正式に名があって組んでいたメンバーそのままではなく、かといって嵐やNEWSのように突然集められたメンバーでもなく、Hey!Say!JUMPのように解体を含むでもなく、ジャニーズWESTのデビューメンバーの組み方は少し特殊だと思う。(追加の形を抜きにして)
 
B.A.D.、濱田くん(BOYS)、7WEST。
それぞれの該当担が当時どんな想いだったのか。そしてこれまで何を感じ何を想い、ジャニーズWESTの初ドームコンサートでこのメドレーを聴いて何を想ったのか。
 
それは到底計り知れない、一生私が踏み込めない領域なんだと思う。
 
だから、WEST自身が何を想い、このメドレーを組み込んだのかも、想像ですら書くことなんて出来ない。
 
彼らとファンにしか分からない時間が空気が、あの時あの場には流れていたんだろうなぁと、思うに留まるだけなのは、少しだけ寂しいけれど、余所者の私はただ純粋に素敵なコーナーだったなぁと感じた。
 
 
 
そして大きな区切りをつけることなく始まる『粉もん』
これ踊りたかったんだよ〜!と待ってましたとばかりに張り切って踊り始めた私を、隣の方が一瞥してきた気がしたが、そんなことに構ってはいられない。
続く超アイドルソング『100% I Love You』では持ちにくい雪だるまを振り回し、フロートからこんな上の席の方まで丁寧に手を振ってくれるメンバーにぶんぶんと手を振った。
 
 
 
メインステージに戻ってMCタイム。
Twitterのレポアカにぽつぽつと落としたのだが、いやぁほんとどの話も書き残したくて筆が進んだ進んだ。(ニュアンス)
 
通常運転のMCがどんなものかまだまだ分かっていないが、ドームだからといって気張りすぎず、けれど何度も笑わせてくれる流石のMCは、こちらも気を抜いて楽しく聞くことが出来た。(重岡くんのジャニーズワロタにはこの日一番笑わせられた)
 

 
MC明けは事務所の先輩曲でクリスマスメドレー。
 
先日のFNSにて、KinKiさんの後ろで『シンデレラ・クリスマス』を踊るWESTを見ただけで嬉しかったのに、まさか歌ってくれるなんて、感無量だった。
 
重岡くんと神ちゃんの『Lovely Xmas』は既に披露したユニ曲だし、生で聴けると思っていなかったから、とても嬉しかった。
 
『MIRACLE STARTER〜未来でスノウ・フレークス〜』に関しては、すごい懐かしいけどこの曲クリスマス曲だっけ?と終始ハテナを浮かべながら聴いたが、一応冬曲になるの、か?それとも何かWESTに関連がある曲だったのだろうか?不思議な選曲だった。
 
そして淳太くんと流星さんの『WISH』は文句なしにアイドルで、とても可愛くて可愛くて、ズルいなぁと思った。
 
からのメインステージに現れた濱ちゃんの「メリークリスマス☆」だけの破壊力たるや…
すぐに何事もなかったように重岡くんと淳太くんと小瀧くんがしっとりと『 SNOW DOMEの約束』を歌いあげるが、またしても『Sexy Summerに雪が降る』のメロディが流れ始め、濱ちゃんの「メリークリスマス☆」が炸裂。
 
それだけを言い残しすぐハケる濱ちゃんに、また駆り出される3人という天丼。
 
そしてまた流れ始めるセクサマのメロディ…ポップアップで派手に登場した濱ちゃんの「メリークリスマス☆」流石に3回目はちょっと…と思ったのも束の間、スノドのサビ頭「Forever」に被せて「もうええわ〜!」のツッコミが入るという綺麗なオチ。
 
さらに「歌うならちゃんと歌いーや」と言う淳太くんに、「ええの!?」と顔を輝かせた濱ちゃんによるセクサマは彼の独壇場だった。
 
ご本家様の特徴をしっかり捉えた台詞のモノマネと、怒られるんじゃないかと心配になる風磨くんの完コピ。濱ちゃんはたった一人であの広い京セラドームを爆笑の渦に巻き込んだ。すごいよ、濱ちゃん…よかったね、濱ちゃん…
 
ただ、おかげでせっかくのKinKi曲『SNOW!SNOW!SNOW!』のイメージがかなり薄れてしまったじゃないか、ちくしょう…
 
そして全員で『10年後の今日の日も』
本家の名古屋公演ではキチンとした形で聴くことはなかったので、クリスマスにあのフリを踊れてよかったし、客席も流石の踊れ具合で、なんだか嬉しくなってしまった。
 
 
そしてついにやってきた、ダンスコーナー
1曲目の『エエやんけェ!!』は今回が初披露だが、事前の振り付け動画のおかげで、客席も当たり前かのように踊る。盛り上げる為の下準備に余念がないファンと彼らがとても愛しくなった。
 
休む暇なく『アカンLOVE〜純情愛やで〜』が始まる。フリを覚えたばかりの私は、ABメロなんてわたわたと踊ることに必死だったが、息をするようにパラパラを踊るファンの方達がもうすごくて面白くて、どうしようもなく楽しくなってしまって、この時ばかりは片手の双眼鏡をそっと置いてしまった。
 
あと、私の両腕が筋肉痛なのは、間違いなく『ホルモン〜関西に伝わりしダイアモンド〜』のせいだ。
 

 
映像を挟んで一転、黒を基調にした王道衣装を見に纏い、こちらも初披露の『CHO-EXTACY』
未披露曲からこれを持ってくるとは意外であったが、ダンスを見ればなるほど納得。「キミらこんなん好きなんやろ?」と言われているかのような腰フリを駆使したセクシー系のダンスだった。(若いっていいね)
それにしても淳太くんはこういうヤツの魅せ方ほんとに上手い。この時ばかりは必死で追ってしまった。下からお腹に這わせた手で白いシャツがペラリとめくれ、お腹がチラリした瞬間を私は忘れないよ…ちょーえくすたしぃだったよ…
 
 そして最新アルバムのリード(扱いかな?)の『one chance』
溢れる疾走感とキレのあるダンスで、さらにかっこいいを重ねてくる。WESTは山場を作るのが非常に上手い。
 
 
バクステに移ってラストスパートの『ラッキィスペシャル』『バンバンッ!!』で、会場もメンバーも全て出し切るかのように盛り上がる。
この瞬間がずっと続けばいいのにと、全力でコールをしながらも、心の何処かでふと思ってしまった。
 
 
 
メインステージに戻ってきて、一人一人からの挨拶。レポがニュアンスになってしまうのはご容赦いただきたい。
 
 
 
照史くん
「ありがとうございました。ジャニーズWESTになって3年…ジャニーズ事務所に入ってもう14年になりました。色々ありました。辛いこと、しんどいこと、沢山ありました。でも、いま改めて振り返ると、思い出すんは笑ってる光景ばっかなんですよね。ずっと笑ってるとこばっかり思い出すんです。昨日焼肉行った時スタッフさんに『ジャニーズWESTのファンはみんな優しいね。好きなメンバーはいるだろうけど、一人一人をちゃんと見てて、みんなを好きなのが伝わってくる。』って言われたんです。俺、すかさず満面の笑みで『そうでしょう!!』って言っちゃったんです。へへっ(照笑)そんなみんなのこと離したくないです。」
 
 
 
濱田くん
「楽しかった!!それに尽きます!!ほんとに楽しかった!!京セラドームという、偉大なる先輩方が踏んでこられたこの場所に、自分たちが立っているんだなぁと。最初は不安もあったんですけど、今回の構成、見どころとか沢山あるんですけど、最初の「ええじゃないかー!」で出てきた時の景色は多分死ぬまで忘れないんやろうなぁって思います。ありがとうございました!また、遊びに来てください!」
 
 
 
小瀧くん
「今日はありがとうございました。こうしてドームに立てるなんて、夢にも思ってなくて。こうして7人で立っていると、ほんとにここまで来れたのが奇跡みたいやなぁって思います。事務所に入ったばっかの頃…周りに馴染めなくて、多分みんなには好かれてなかったと思う。でも、同じグループでずっと一緒にいてくれた、しげ、神ちゃん、流星。ずっと先頭に立って引っ張っていってくれてたお兄ちゃんたち。淳太、照史、濱ちゃん。時には競ったりしたけど、いまこうして7人で京セラドームに立っていられることに、感謝しています。こんな僕たちを育ててくれてありがとうございました。」
 
 
 
重岡くん
「重岡です!今日はありがとうございました!デビューして3年、ドーム公演って正直もっと先のことやと思ってたんですけど、こうやって実現することが出来て、(ここまで)早かったなーって、素直に思います。もっとかかると思ってたから!でも、ドーム公演は思い描いていた何倍も楽しくて。こんくらいやと思ってた(肩くらいに手を持ってくる)けど、実際はこんくらいで!(手を上の方にあげる)…カメラさん引いてくれてありがとうございます(笑)いややっぱこんくらいかな?(手をさらにピーンと伸ばす)ヘヘッ(笑)…でも、やりながらまだまだやなってところも沢山あって、ここはもっとこうした方がええんちゃうかって。まだまだ夢は尽きません。これからも、もっと頑張っていけたらと思います。」
 
 
 
流星くん
「えー、ありがとうございました。(会場を見渡して)ほんと綺麗ですね。やってる最中何回も見渡してしまいました。あの調べたんですけど、僕らよりちょっと早いんですけど、関ジャニ∞さんも同じくらいの時に初ドームやって。俺から見たらそん時のエイト、すごいデカかったんですよ…身長じゃなくてね?(笑)存在が、オーラが。ほんとデカく見えて。俺らもそんなんになれてんのかなぁって、いやまだまだかなって。だからこれからも頑張っていきたいと思います。」
 
 
 
神山くん
「今日はみなさん本当にありがとうございました。今回の初ドームというのはあと一回で終わってしまいますけど、大阪以外にもまだまだ見てみたい景色があります。僕らは色んな人に支えられてここまできました。家族、スタッフ、友達、周りの人に沢山助けられてきました。そして何よりこうして来てくれるファンのみなさん…ちゃんとプレゼントになったかな?これからも感謝しながら、楽しいと思えることをやっていければと思います。」
 
 
 
淳太くん
「(一斉にペンラの色を変える客席に)ゆっくりでええよ(笑)緑から黄色遠いからな(笑)えー、僕は短めに。もうみんな膝バキバキやろ?(笑)ハイ。今回のこの公演はみんなからのプレゼントやと思ってます。俺らアホばっかやけど、男やからさ。もらったプレゼントは倍以上にして返します。ここにいるみんなも、今日ここに来れなかったみんなも、誰一人置いていきません。絶対トップとるんで。遅れそうになったら、ちゃんと手を引っ張って連れて行きます。ドームは広いから、離れてしまったように感じるかもしれませんが、僕らはどのグループよりも距離感の近いグループでいます。」
 
 
 
ちょうど間の追加公演だったから、割とみんな落ち着いて挨拶をしている印象だった。
けれど、ひとつひとつ噛みしめるように、客席に言葉をかける真摯な姿には、どうしようもなく込み上げてしまった。
 
 
 
そして最後は『All My Love』をしっかりと歌い上げ、本編は幕を下ろした。
 
 
 
 
 
 
 
 
過去のライブ円盤を見た時も思ったが、ジャニーズWESTのセトリの組み方はバランス感覚が抜群だ。
盛り上げる場所、魅せる場所、楽しむ場所…一度のコンサートで山場をいくつも作ってくる。
今回はそのバランス感覚の良さが存分に発揮されていたように思う。見せ場を構成する選曲から演出、流れに至るまで、正直文句の付け所がない。
 
パブリックイメージ通りのOPから、極端な程のかっこつけでギャップを魅せたかと思えば、期待通りしっかり盛り上げ、笑いも挟む。
サプライズ的にJr.時代の曲も披露しつつ、さらに未披露曲も少しだけ入れることによって次のツアーへの期待も大きくさせる。
 
本当に最初から最後まで、お手本のような流れだった。
 
昔から応援しているファンが実際にどう感じたかは分からないが、彼らをドームまで連れてきたファンも、私のような新規も、会場に集まった全ての人の気持ちを掬い上げるような、そんなコンサートだったのではないかと思う。
 
 
何よりただ、心の底から楽しかった。
いくつも書き連ねたが、結局のところは「楽しかった」の一言に尽きるのだ。
 
 
縦横無尽にステージを駆け回り、歌って踊って笑って盛り上げて。誰より何より、彼らが一番楽しそうにしていたのが印象的だった。
私だってこれでもかというくらい踊ってコールして盛り上がったが、残念ながら彼らより楽しんだ自信は、ない。
 
さらにMCで「今日は関西Jr.がおらんのやけど、」と言われたところで初めて、私はバックが付いていないことに気付いた。それくらい、彼らだけであの広いドームに立っていることに違和感がなかったのだ。
 
 
ドームは目標であり、一つの夢だけれど、あくまで通過点で、まだまだ先があるんだと、そんな尽きることのない夢を描く彼らは、とてもキラキラと輝いていた。
 
前記事で書いた彼らと"向き合う"のではなく、同じ方を向いて彼らの見る景色を、彼らが見せてくれる景色を一緒に見たいと、そう思わずにはいられなかった。
 
 
 
 
何かしらで京セラドームに毎年足を運ぶようになって、もう10年が経とうとしていた。
 
冒頭の方に書いたように、客電が落ちた時に現れた景色は、私がよく見慣れた京セラドームの景色で、特に感慨も何もなかった。
 

けれど、本編最後の曲前。
ファンは七色に変わるペンライトを、挨拶するメンバーに合わせて色を変えた。
 
メンバーから発信したものではない。スタッフの指示でもなく、勿論制御されていたわけでもない。
客席一人一人の意思で、京セラドームがメンバーカラーそれぞれ一色に染まった。
 

あんな綺麗に、たった一色に染まる京セラドームは、初めて見た。
 

そんな七色に眩く一面の光を、とても嬉しそうに見渡すメンバーの顔がどこまでも優しくて穏やかで、それがまた綺麗に切り取られた場面のように焼き付いて。
 
10年通って見慣れたはずのドームで、ジャニーズWESTは私に、初めての景色と出会わせてくれた。
 
 
そんな彼らが、この先見せてくれる夢を、景色を、私も出来る限り一緒に見たいと強く強く思った。
 
 
 
…人はこれを担当と呼ぶんですかね?
そこはまだよく分からないけれど。というか、私にジャニーズWEST担当を名乗る勇気(?)はまだないけれど。
 
 
それでも、本気でこの人たちについていきたい。
 
 
そう思わせてくれる、とでもとても素敵なコンサートでした。
 

初ドーム公演、おめでとうございました。
こんな私を楽しませてくれて、ありがとうございました。
 
 
そして、これからどうぞよろしくお願いいたします。

ジャニーズWEST、はじめました。〜初心者に刺さった7つの魅力〜

 
 
二次元三次元を問わず、沼には色々な種類がある。
 
突然はまるもの、徐々に沈んでいくもの、引きずりこまれるもの…
 
 
そして、ある程度沼にはまり慣れたヲタクにはとある能力が身につく。
 
それは、その沼の概要を知った際
 
「あ、これ覗いたら絶対沈むやつだ。」
 
と瞬時に判断する、一種の自己防衛的危機察知能力である。
 
 
 
 
 
…と、ここまで書いてしばらく眠っていた下書きがある。
 
これを書いたのは今年の6月、ジャニーズWESTのアルバムを一気に聴いた際の感想を綴ろうとしていた時のものだ。
 
生活がバタバタとしていて、結局書き上げることが出来なかったが、その時と状況も変わったので、今回改めてジャニーズWESTについてしっかりと書き上げたいと思う。
 
 
 
そもそも、私は事務所が大好きないわゆるDDで、あちこちに節操なく手を出している。いいと思ったCDやライブ円盤は買い、行きたいと思った現場には行く、とそれなりにDDヲタク人生を謳歌している。
 
 
そんな事務所DDな私だが、ジャニーズWESTがデビューしてしばらくの間、意図して彼らを避けてきた。
 
 
そこで冒頭の話に繋がるのだが、まあ簡単に言うと、自分の担当に戻って来られないと思ったからだ。
 
当時の私に、人生の半分以上続けてきた担当を降りるような覚悟はなく、かと言って絶対に降りない自信もなく、導き出した答えが『ジャニーズWESTには近づかない』と云う、まあ今思えば何とも勿体無い結論だった。
 
そこから紆余曲折を経て、もう自担を降りることはないだろうと思えるようになったので、いそいそと沼に近付いてみた次第だ。
 
 
そんな私を予想通り惹き付けたジャニーズWESTの、一体何がそんなに魅力的だったのか。
ウロウロとあっちこっちのGをつまみ食いしているDDに、着席してきちんと向き合いたいと思わせた要素は何だったのか。
それをつらつらと並べるのが、本日のメインである。
 
 
尚、上記に説明した通り、私はジャニーズWESTド初心者なので、全く見当違いな事も書くであろう。
さらに今回は、彼らの魅力を解説して伝える意図はないので、いつにも増して主観が多い。
 
あくまでも"私から見たジャニーズWEST"を書き残したいと筆をとっているので、ここから先を読む上でのオススメの心持ちは「へぇ〜新規にはこう見えてるんだ〜もうその感覚忘れちゃったな〜〜」という、足組み扇子パタパタ微笑みお姉様スタイルでございます、先輩。(どうぞお手柔らかに)
 
また、文中には様々なジャニーズ論を持ち出しているが、すべて個人的な意見であり、どこかのGを批判する意図は欠片もないので、その点留意していただきたい。
 
 
 
さて、いつものごとく前置きが長くなってしまったが、〜初心者に刺さったジャニーズWESTの7つの魅力〜 ぼちぼちいきまっせ!!
 
 
 
 
1.踊れる
 
刺さった順に追っていこう。まずは彼らのダンスについてだ。
 
初めてまともに踊っているところを見たのは、去年のベストアーティストで披露した『Can't stop』だった。
 
当時はまだふらふらとジャニーズWESTを避けていた私だったが、噂にだけは聞いていた『キャンスト』。
まさかこんな早々に対面するとは思っておらず、完全に不意打ちを喰らったカタチだった。
 
衣装もドストライク、曲もかっこいい、ってかデビュー1年そこそこでこんなスタイリッシュな曲を歌番組でやらせてもらえるの…?と震えたものだが、何より私が一番驚いたのが
 
 
ジャニーズWEST、めっちゃ踊れる…!!
 
 
これはもう完全に偏見で申し訳ないのだが、勝手にあまり踊りが得意ではないと思っていたのだ。(超失礼)
 
そんな先入観も相俟ってか、これが相当の衝撃だった。
 
 
私がジャニーズのグループを好きになる上で、かなりのウエイトを占めるのが「ダンス」だ。
 
楽曲を表現する上で、歌うだけじゃない。踊るだけじゃない。演奏するだけじゃない。
 
"歌いながら踊る"そのパフォーマンスこそ、ジャニーズの真骨頂だと思っているからだ。
 
どこまでいってもジャニーズが好きな私は、必然的にジャニーズが一番ジャニーズ足り得るパフォーマンス="歌って踊る"グループが大好きなのだ。
 
といっても、ジャニはほとんどのグループが歌って踊る。そんな中で何故ジャニーズWESTに対して『踊れる!』という印象を持ったのか。
 
それは、踊れないという先入観も大きいが、もう一つ"全員が一定レベルを超えている"ことが要因となっていると思う。
 
 
個々のスキルで言えば、最近のジュニアなんかは目を見張るものがある。勿論、細部までこだわり洗練されたダンスは好きだし、極めることは素晴らしい。
 
しかし、私はデビュー組にそこまでのスキルは求めない。
 
踊るグループは大好きだ。
それはあくまでも『アイドルを見たい』という自身の欲求を紐解いた末に気付いた嗜好であり、極端に言えばダンスそのものがとても好きというわけではない。
歌って踊って、かっこよくアイドルをしているジャニーズが見られればそれでいいのだ。
 
しかしこれも簡単にはいかない。
 
極めるほどのスキルは求めないが、ある程度のレベルは欲しいのだ。(身勝手)
 
さらっと見る分には、かっこいい曲でただ歌って踊っているだけで『アイドルかっこいい!』となるのだが、慣れてしまうとそうもいかない。
ソロはともかく、集団で踊る際にカウントがあまりにズレている人、動きが硬い人、クセが強すぎる人、手を抜いている人、はたまた間違えている人…
かっこいい世界に入り込んでいる時に、それらが引っかかってしまうと一気に現実に引き戻されてしまう。
 
そんながっかりをさせないだけの一定のレベルを、ジャニーズWESTは"全員が"持っているのだ。
 
勿論個々に差はあるものの、7人全員が、集団で踊りを魅せると云う点においての及第点、いやそれを軽々超えるスキルを持っている。
 
それこそが、ジャニーズWESTが『踊れる!』という印象に繋がった大きな要因だと思われる。
 
 
ジャニーズWESTは、事務所の中でも正統派ではなく、いわゆる『イロモノ』の立ち位置でデビューした。
 
方向性から、笑いやおふざけ要素が多くなるのは必然だが「かっこいいことも出来るんやで!」という一番分かりやすいギャップとして、かっこいい曲でかっこつけて歌って踊ることがまずはあげられる。
 
その、アイドルにおいて重要な魅力となるギャップを、一番振り幅大きく見せつける為の手段=ダンスを、『とりあえず出来る』ではなく『魅せることが出来る』レベルでパフォーマンス可能なことは、彼らにとって大きな武器となるであろう。
 
なぜなら実際に、キャンストを見た後の私は「やっぱりジャニーズWESTこわいな、近付かんとこ…」と、再び距離をとることになったのだから…(※特殊例)
 
 
 
2.楽曲がいい
 
そんなキャンストから半年ちょっと。
自担のオーラス不在事件を受け、自分の中で大きな心境の変化があり、自担の存在がすとんと不可侵領域に入った私は、ようやっとジャニーズWESTに手を出すことにした。
 
手始めにと、よーいどん・パリピポ・ラキセを購入し聴いてみた。結果、
 
 
ジャニーズWEST、楽曲めっちゃいい…!!
 
 
これがまたまた想定外。
ホント舐めてました。マジで馬鹿みたいな先入観持ってた自分を便所スリッパでしばき回しにいきたい。
 
 
個人的な話になってしまうのだが、私のiPodの『ジャニーズプレイリスト』に登録されている楽曲は現在1600曲ほど。1曲も入っていないグループは恐らく、ない。
 
ジャニに限らず、普段から音楽に関しては、歌っている人と楽曲自体を切り離して聴くことが多く、グループそのものが好きでも、楽曲がイマイチであればあまり聴かないし、逆もまた然りである。
 
そんな私の中では、純粋に音楽性の好みだけで並べた『楽曲が好きなGランキング』が存在するのだが、ジャニーズWESTはその少ない手待ちながら、スコーンと軽々上位に食い込んできた。
 
出来れば聴いた直後の情熱でアルバムすべて語っていきたかったのだが、それはちょうど仕事に追われていた自分を恨むとして。
 
 
まず私が何よりも主張したいのは、ネタ曲の外さなさである。
 
関西の宿命でもある、おふざけをふんだんに盛り込んだ『ネタ曲』
 
ジャニーズWESTも例によってこのネタ曲が沢山ある。と言うか、想像より沢山持っていた。アルバムを聴き進めながら「まだあるか」と思うほどだった。
 
ネタ曲はその特殊性から、それ1曲だけですら「もういいよ」と飽きることもある。
当たればデカイのだが、何より怖いのは、向こう側はネタとして投げ掛けてきているのに、それがまたビッミョーだった時の、毒にも薬にもならない感だ。
 
しかしまあジャニーズWESTは、その豊富な手持ちをなかなか外さない。
 
これには驚いた。
正直自分はどちらかと言うとネタ曲があまり得意ではないし、食傷気味だと思っていたのだが、そんな状態の私にさえ、ガンガン爪痕を残してゆく。(粉もん、アカンLOVE、ホルモン、円周率あたりが特に好き)
 
一口にネタ曲と言っても、ジャニーズWESTのソレは多彩だ。
その多彩な楽曲たちは、曲自体が素晴らしいのは言わずもがなだが、何と言っても、それら全てをネタで終わらせず、メーターが振り切れるくらいの『盛り上げ曲』にまで昇華させているのが、ジャニーズWESTのすごいところである。
 
"楽曲はパフォーマンスを伴って初めて完成する"が持論な私だが、まだ現場に入っていないにも関わらず『この楽曲で如何に会場が盛り上がるか』が容易く想像でき、そうさせるだけのクオリティの高さに正直「参った」と完全敗北宣言をせざるを得なかった。
 
ではネタ曲が一点特化型の武器なのか、と問われるとそうではない。
 
そんなネタ曲と対極に位置するストレートにかっこいい曲も割と多いのだ。
リリース数に対してのこの『かっこいい曲』割合具合に、私は咽び泣いた。(羨ましい)
 
特に衝撃だったのが"狂愛三部作"である。
 
ジャニで三部作といえば、SMAPの"オレンジ三部作"が、その一貫した世界観とストーリー性で大好きなのだが、まあヲタクってそういうのに弱い生き物じゃないですか。
 
ジャニーズWESTはそれを2年そこそこで叩きつけてきた挙句、それがまたドンピシャにヲタクのツボを突くものなのだから、本当に末恐ろしい。こわい。
 
 
さらに『PARTY MANIACS』を筆頭とするEDM系、歌謡曲テイストの入った『キミコイ』、ミディアムやスローは全体的に少ないが『SCARS』なんかはものすごく好みだ。(全部パリピポじゃねーか)
 
とまあ、とにかく楽曲が多彩である。
それこそジャニなんて色んなジャンル歌ってなんぼだが、それにしてもジャニーズWESTの振り幅は平均よりも大分広い。
 
それはまだ、唯一無二の"ジャニーズWESTらしさ"を模索している途中でもあるのかな、と勝手に思ってみたり。
 
 
そして何より、ジャニーズWESTのこの多彩な楽曲バリエーションを可能にしているのが、
 
 
 
 
3.歌える
 
そう、歌の上手さである。
 
 
 
アルバムを聴いてからしばらくの間「あ〜早くライブ円盤ポチらなきゃな〜」と思いつつもうだうだしていたところに、身近な人間が先にWEST沼にドボンしてしまった。
 
実はそれがつい先日の話で、そこから引き摺られるように私が転げ落ちるのは最早不可抗力であった。
 
 
その知人が最初に私に押し付けてきたのが、デビュー後の少クラで披露した曲の数々である。
 
 
アルバム曲も結構歌ってるんだね。あーやっぱ結構踊るのね。あーいいなぁ。っていうか
 
 
みんな歌上手くない!?!?
 
 
まだ若手なのに、歌割りが比較的平等だね?ソロパートちゃんとそれぞれあるんだね?そりゃそうだよね
 
 
だって一人残らず歌上手いもん。
 
 
すごい、すごいよ。
CDなぞいくらでも加工できる故、アルバムを聴いた時点ではそんなに思わなかったが、実際にマイクオンで歌っているのを聴くと、嘘みたいに全員上手かった。びっくりした。
 
ダンス同様、全員が一定レベルを超えるスキルを持っているのだ。
 
勿論こちらも個人差はある。
しかし、ジャニーズレベルでの話をすると『全員歌が上手い』と言ってまず否定はされないであろう。
 
 
誰のソロパートでもハラハラしない。誰がオチサビを歌ったとしても違和感を感じない。
ジャニーズでそんなグループは、KinKi Kidsかタキツバくらいなものではないだろうか?(極端)
 
 
さらに基礎の上手さもさることながら、曲やパートによって歌い方を変える人が多い。
その『歌い方を変えること』自体はそんなに難しいことではないのだが、これが意外とジャニの中でもやる人が多いわけではないのだ。
 
しかしジャニーズWESTは、たまに歌ってる人が誰か見失うことがあるくらいの変化をすることがある。
特に濱ちゃん・神ちゃん・小瀧くんあたりは表現方法が実に豊かだ。(勿論他メンも)
 
如何に楽曲を表現するか、その歌詞をメロディーを紡ぎ出すのか、そしてテンションを気持ちを乗せるのか、意識的かあるいは無意識か、ひとつひとつをキチンと大事にしている印象を受けた。
 
 
 
まだデビューして間もない現時点で既に歌とダンス、そのパフォーマンススキルについて不安を感じるメンバーが誰一人いないこと、そしてそれを魅せる楽曲が多彩且つ外さないこと。
 
それだけで、私がジャニーズWESTに向き合う理由には充分過ぎるくらいであった。
 
そして、まるでTwitterアプリを開くくらいの軽さで、流れるようにパリピポ円盤をポチったのである。(10日程前)
 
 
 
 
4.現場が楽しそう
 
パリピポコンを観た感想はただひとつ、
 
私を現場に連れてって。(notスキー)
 
もう語彙力を諦めるが、ほんと現場に行きたい。ちょう楽しそう。絶対楽しい。だってテレビの前なのに楽しいもん。絶対楽しい。
 
 
…と、この項目に関してはただの願望しか連ねられないのだが、とにもかくにも現場が楽しそうなのである。
 
私は揺るぎなく現場至上主義なジャニヲタなので、そもそも現場未経験でこれだけ入れ込むのはかなり珍しいのだが、だからこそ一刻も早くあの空気を肌で感じたいのだ。
 
 
どうして私は初ドームに立ち会えないのかと頭を抱える日々が続いているのだが、年明けのツアーは死ぬ気で探して意地でも入ってやる。
 
そしてこの項目を『現場が"楽しそう"』から『現場が"楽しい"』に変えてやるのだ…
 
 
 
 
5.安定感と安心感
 
これは様々な意味においてなのだが、パリピポコンの本編とドキュメントを観てとても感心した。
 
 
まずはコンサートのクオリティ。
 
伊達にJr.時代、自分達だけで多くの公演を行っていたわけではない。
前述の期待通りのパフォーマンス、おふざけとかっこつけの絶妙なバランス、客席の盛り上げ方。
全体を通して、デビューして初めてのツアーとは到底思えない程の安定感だった。
 
 
その事実に基づく安定感は勿論、私が特に心を持っていかれたのが、この先に対する安心感である。
 
聞けば、アルバムの選曲から始まり、セトリ・構成・衣装に及ぶまで、彼らが広く深く関わっているという。
 
セトリに至っては、雛形を淳太くんと流星さんが作ってきていたのだろうか?(映像みただけなんで詳しくは知らない、違ってたらすみません)
デビュー1年そこそこ、初めてのツアーでそこまでやるとは、いやはや恐れ入った。
 
 
そう深く感心すると同時に、絶対的な安心感を覚えた。
 
 
デビューしたてのグループは、大抵が事務所の取り決めた方向性に沿って売り出していく。
勿論、ジャニーズWESTにそれが全くないとは言わない。総てを自分達で決めているとは思わないし、それがまかり通るとも思っていない。
 
けれども確実に、彼らは自分達の道を自らの手で作り上げようとしている。
 
ここまで書き連ねたように、彼らのパフォーマンスに私はとても惹かれた。アルバムのラインナップやセトリの組み方も、好きだと思った。
 
そしてそれらは"彼ら自身が"選び、提示してきたものだったのだ。
彼らのやりたい事、魅せたい事が、そのまま私の観たいものだった。
 
これ以上に安心できるものがあるだろうか?
 
間違いない、彼らはきっとこの先も素敵なものを沢山魅せ続けてくれる。
 
ドキュメントを見て、そう確信を得た私は、本腰を入れてジャニーズWESTに向き合うことに決めたのだ。
 
 
 
 
6.小瀧望
 
突然テイストが変わってしまい申し訳ない。
正直どうしようかと思ったのだが、これも大きな要因であったので言わせてくれ。
 
そもそも、私はジャニーズWESTでは重岡くんが一推しであり、淳太くんがお気に入りである。なのに何故小瀧くんをあげたのか?
 
それは、彼のインプレッションブレーカーっぷりが半端ではなかったからだ。
 
 
数年前の私はJr.にとてつもなく疎く、ちゃんと分かるのはKinKi直属の人たちくらいなものだった。
 
カウコンにて例の発表があった際も、B.A.D.と重岡くんは流石にある程度知っていたが、小瀧くんに関しては『ノンコタニシ』くらいの知識しかなかった。(しかも言葉しか知らない)
 
その後の私は前述した通り、ジャニーズWESTを避けていたので、彼の人となりを全く知らないままジャニーズWESTに手を出した。
 
グループ最年少で、流星さんとツインタワーと呼ばれているビジュアル担当ということはふわっと聞いていたので、勝手なイメージで「俺、お笑いはちょっと✋」と一歩引いたスカした人だと思っていた。たぶんあんま気に食わないなと思っていた。(まじでゴメンナサイ)
 
 
大間違いだった。
 
 
 
まず最初の衝撃は「歌が上手い」
 
そんなイメージが欠片もなかったので「お、おぉ…や、やるやんけ…」と勝手な人物像が崩れかけたのも束の間、私はすぐにソレに気付いてしまう。
 
むしろお笑い出来る子やん。
 
まじかよ、ノンコタ。
きみ、めっちゃ笑いに貪欲じゃん。しかもめっちゃおもしろいじゃん。すげーお上手じゃん。なんなの、きみビジュアル担当じゃないの。
 
実はまだほとんどバラエティ等は見ていないのだが、それでも分かるほどに小瀧くんの笑いのセンスは抜群だった。
 
挙句スカすどころか、メンバーにべったべたのビックベイビーだと判明した時点で、私は混乱した。
 
なんなの、この子。思てたんとちゃう。
 
そこにトドメを刺したのがドキュメントだった。
 
めっちゃ真面目に考えられる子やん…(降伏)
 
パリピポの構成に関して、もう少しわちゃわちゃの要素を入れたい、笑いの要素が少ないと不安になると語っていた小瀧くんは、私の知ってる(いや知らんがな)ノンコタではなかった。
どこ…私の思い描いたノンコタはどこにいるの…?(頭抱え)
 
わからない、小瀧くんって何者なの…?
 
正直いまだに掴みきれてない、っていうか全然掴めていないのだが「なんなのマジなんなの」と混乱する頭を抱え、私はそれの答えを探しながらズブズブとジャニーズWESTに沈んでいった節もあるので、あえて個人の名前で項目を作らせてもらった。
 
 
 
7.強かさ
 
彼らのデビューに関して色々あったのは、流石に避けていた私でも知っていた。
 
その経緯についてはとある話を聞いたのだが、私の勉強不足でどこまでが言い及んでいいものなのか少々はかりかねるので、またしっかりと書ける時がくれば書きたいと思うのだが、そのエピソードを聞いて私がジャニーズWESTのデビューに関して感じたのは、剛健やタキツバの神話のような美しさではなく、明確な"強かさ"だった。
 
しかしそれに、私はどうしようもなく心惹かれた。
 
 
 
ジャニーズWESTに向き合う前は「きっと応援したくなる。全力で支えたくなる」そう思っていた。
けれど実際に私がいま思うのは「彼らと同じ空間で同じ瞬間を生きてみたい」と云うもので、ヲタクのスタンスとしてはかなり方向の違うものとなった。
 
そうさせたのは間違いなく、彼らに感じた"強かさ"だ。
 
最後の最後でふわっとした事しか書けなくて申し訳ないのだが、それは確かに、私がジャニーズWESTにどの様に向き合うかを決定付けたものだった。(いつかちゃんと把握してから書き直します)
 
 
 
 
 
 
 
さて、ここまで主に7つの項目に分けて、私がジャニーズWESTと向き合うことになった経緯について書き連ねてきた。
 
もうお気付きかもしれないが、おそらく大多数のファンが魅力としてあげるだろう『メンバーの関係性やキャラクター』についてはほとんど言及していない。
 
それもそのはず、私はその点についてはほとんど知らないままなのだ。
 
勿論その『メンバーの関係性』は、グループを好きになる上で最重要項目だと思う。
 
しかし生憎、私はそこに辿り着く前に、彼らにここまで魅了されてしまったのだ。
 
これほど恐ろしいことはない。
 
まだこの先に最重要項目が残っているだと?
いやいや、勘弁してくれ…。(ズブズブズブ)
 
 
 
久々に新しい何かにここまで熱を持ったので、色々と手探りで、正直まだ脳みそが追っ付いていないところが多々あるのだが、何かを好きになることはこんなにも楽しいことなのだと、しばらく忘れていた気持ちに戸惑いながらも、素直に身を委ねて楽しんでいるところだ。
 
 
生意気なことも見当違いなことも沢山書いたかもしれない。
けれどこれが、私がジャニーズWESTと向き合った結果感じた彼らの魅力である。
 
 
とても素敵で、この先が楽しみなグループだ。
 
 
彼らとファンが歩む道を、遅ればせながらだが、どうか少しでも一緒に歩ませてほしい。
 
 
 
そう願うジャニーズWEST初心者は、そっとラキセ円盤をポチるのであった。
 

「剛くんだから観に行きたいけど高杉って誰ぞ?銀魂ってなんぞ?」な方向け【ジャニヲタによる高杉特化"銀魂"徹底ガイド】

 
さてさて、えらいことになりました。
 
銀魂の実写については「反対だけど、空知先生がそう言うなら…」と何とか自分の中で飲み込んだのだが、その後一時期、横山さんが桂小太郎役(確定は岡田将生)をするんじゃないかという噂が流れ「マジで勘弁してくれ。二次ヲタと三次ヲタの醜い叩き合いなんぞ見たくはない。頼むからジャニーズだけは出さないでくれ。」と心から祈ったものだが、まさかの角度から報せがやってきた。
 
 
 
 
(°Д°)!?!?!?
 
 
これもうぶっちゃけた正直な話、中身的にも外見的にも、剛さんは全く合わないと思う。(個人の感想)
 
が、あれほどジャニーズだけはやめてくれと思っていた私の心中は、思いの外穏やかだった。
 
それは、ドンピシャな配役ではなく、まして実写化の際に一番嫌われるジャニーズにも関わらず、案外銀魂ファンからの非難が少なかったことと、私自身が剛さんの演技に絶大なる信頼を置いているからなんだと思う。
 
 
 
なんだか、少しマイナスな入りになってしまったが、今はめちゃくちゃ公開を楽しみにしている。
 
と、同時に、KinKi担は明らかに銀魂を知らない層が圧倒的だということに気付き、せっかくの機会なので、銀魂をもっと広くもっと深く知ってもらいたい!!その方が観に行った時絶対楽しい!!と思い立ち、この記事を書いている次第である。
 
 
ちなみに私は、少年ジャンプ購読歴約七年、一番好きな作品は銀魂の、物心ついた頃からKinKiが好きな、ジャニヲタだ。(自己紹介)
 
そんな私が主観ゴリゴリで書いていこうと思う。
 
あと、がっつり原作ネタバレなんで、知りたくない方は、ここで引き返してくださいね。
 
 
 
 
銀魂とは?
 
銀魂」とは、週刊少年ジャンプにて2004年から現在まで連載されている少年漫画だ。
アニメ化は勿論、映画化も二度された人気作品で、単行本は既刊65巻、NARUTOBLEACHこち亀が終わった今のジャンプの中では、天下のONE PIECEの次に長く連載されている長寿作品である。
 
原作者である空知英秋先生は、銀魂のジャンルを「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と表している。
これは本当に言い得て妙で、基本は一、二話完結のギャグなのだが、いわゆる"シリアス長篇"と呼ばれる数話に渡るパートでは、本格的なバトルを挟みながら、様々な人間模様を見事に描き切る。
今のジャンプ作家で人情モノを描かせたら、空知先生の右に出るものはいないだろうと私は思っている。
ちなみに、今回実写化されるであろうと予想されるエピソード"紅桜篇"も、このシリアス長篇のひとつである。(これについては後ほど詳しく)
 
銀魂というと、悪名として知っている方もいるかもしれない。
確かに、ギャグパートでは、過激な下ネタや際どいパロディを乱用し、よくPTAから苦情がくるほど。(某二位じゃダメなんですか議員さんをネタにした際に、放送禁止・DVDが修正の黒塗りだらけになったのはもはや伝説)
 
そんな作風から、苦手な人はとことん苦手な、読む人を選ぶ作品だ。
しかし、そんなやりすぎてしまう原作のハチャメチャぶりと、それを忠実に再現する頭のおかしい(褒め言葉)アニメスタッフ、コメントからも分かる通りな空知先生のキャラクターから「愛すべきバカたち」として、作中キャラだけでなく、制作陣もまるっと愛されている温かい作品でもある。
 
 
 
 
基本設定
 
舞台は架空の江戸。
 
20年程前、当時鎖国をしていた日本に、黒船ペリーではなく、宇宙船で天人が攻めてきた。(作中では宇宙人のことを天人と書いて『あまんと』と呼ぶ)
この天人の圧倒的な力に慄いた幕府は、あっさりと開国し、江戸幕府の実権は天人に握られてしまう。
 
そんな折、天人を自分達の国から追い出そうと各地で勃発したのが、侍・攘夷志士による攘夷戦争である。(銀時、桂、高杉はこの戦争の後期に参加し、その強さから伝説として語られている。)
 
今回剛さんが演じる「高杉晋助」をはじめ、銀魂のキャラクターは実在の歴史上人物の名前をもじっていることが多く、歴史設定も相手がアメリカでなく宇宙人なだけで、ざっくり史実に沿ったものとなっているので、割とすんなり入ってくるだろう。
 
この攘夷戦争は事実上、攘夷志士達の負けで終結を迎え、廃刀令にて刀を取り上げられた侍達は衰退、そして現在、天人と人間が共存する江戸が、物語の基本舞台となる。
 
時代自体は江戸時代なのだが、天人がもたらした技術によって、文明レベルは現実世界よりも進んでいる。普通に携帯電話を使うし、宇宙船が空を飛んでいるような世界設定だ。
 
そしてこの物語の主人公が小栗旬演じる「坂田銀時」だ。
 
江戸のかぶき町で万事屋といういわゆる「なんでも屋」を営む、万年金欠糖尿予備軍死んだ魚の目をしたこの「銀さん」を中心に、物語は展開していく。
 
 
本当は一人ずつ魅力を語っていきたいのだが、あまりにも長くなって、もうキリがないので、主要人物の説明は省かせてもらう。
そこら辺はwiki先生に頼って下さい…。
 
 
 
 
 
 
高杉晋助とは?
 
さて、本題。
 
今回、堂本剛さんが演じる高杉晋助について。
 
まずは、原作での高杉の立ち位置だが、ちゃんとした登場は原作第29訓。
 
銀時、桂とは幼馴染のようなもので、かつて攘夷戦争を共に戦った仲間だったが、ある事件をきっかけに袂を分かち、幕府転覆を企む過激テロリストとして、立場的に銀時の「敵」として登場する。
 
ちなみに、監督から「悪役」と言われているが、少年漫画によくある「紆余曲折あってそうなってしまったキャラ」なので、根っからの悪い奴ではない。
 
 
基本的にギャグパートには登場しないので、主要人物の中でも極端に出番が少ない。にも関わらず、過去4回開催された読者人気投票では「4位→4位→5位→4位」と、とんでもない高順位を獲得しており、言わずもがな、めちゃくちゃ人気があるキャラクターである。
 
女物の着流しをゆるく身につけ、片手に煙管、左目を包帯で覆っているという、格好だけでフックだらけな高杉は、その妖艶な笑みと存在感で、ファンからは「エロテロリスト」と呼ばれるほど色気のあるキャラクターだ。
 
その反面、片目を隠した風貌と「俺ァただ壊すだけだ、この腐った世界を」「俺の中で黒い獣がのたうち回っている」等々の台詞から「厨二キャラ」としての地位も確立している。ちなみに、ファンだけでなく原作でも銀時から「厨二」呼ばわりされているので、公式設定だと思っていてよい。(※ネタです)
 
 
また、すでに各所でいじられているが、身長170cmと、作中では低い方に分類される背丈から、チビネタを使われることも多い。(銀時にもよくいじられていた模様)
 
とまあ、いくら外側が高杉にネタを使えども、真面目なキャラクターでもギャグをぶっこまれる銀魂において、基本的にボケない希少な存在である。
(ただし、最近唐突に『ヤクルコ(ヤクルト)好き』という設定がついた)
 
 
 
 
 
生い立ちと主要人物との関係
 
これについては、実写化をされるであろうエピソード時点では判明していない過去もあるので、どうしようかと思ったのだが、高杉という人物を掘り下げる為に、最新話までのネタバレを含めて書くことにする。
 
 
幼少期
高杉は由緒正しき武家の出身で、それに見合った名門私塾(学校的なやつ)に通っていたが、地位にばかり拘る家族や周囲と合わず、衝突を繰り返していた。
そんな中、吉田松陽(役者不明)とその弟子、坂田銀時と出会い、「侍とはなんたるか」を諭してくれた松陽を「先生」と呼び慕うようになる。
そして、同じ私塾に通っていた桂と共に、松陽の私塾「松下村塾」に入門、銀時らとその幼少期を過ごす。
 
松下村塾で過ごす日々は高杉にとって幸せなものだったが、それも長くは続かなかった。
 
天人襲来により腐敗した幕府は、理不尽な理由で松下村塾を制圧し、松陽先生は幕府に囚われの身となってしまう。
 
先生を取り戻さんと、高杉・銀時・桂は攘夷志士として攘夷戦争に参加する。
 
しかし、先生を目の前に、高杉と桂までもが捕まってしまう。
 
天人は銀時に、高杉と桂「仲間」と「師」である松陽、いずれかを助ける代わりに、いずれかの首を斬るように迫る。
 
「頼むからやめてくれ」
高杉の悲痛な叫びを背に受けながら、銀時は「みんなを、仲間を頼みます」という松陽との約束を守る為、自ら師である松陽の首をはねる。
 
それに激昂した高杉だったが、敵の凶刃に襲われ、左目の光を失ってしまう。
皮肉にも、高杉の左目が最後に映したのは、静かに涙を流す銀時の姿だった。
 
 
その後、高杉は松陽先生を奪った幕府を許せず、世界を相手に復讐するため過激攘夷志士に、銀時は万事屋に、銀時と再会した桂は穏健派攘夷志士として、それぞれの道を歩むこととなる。
 
 
尚、高杉は松陽先生ではなく自分を助けた銀時のことを恨んではいるが、銀時に「逆の立場でもお前は同じことをしていた」と言われているように、黒い感情で銀時を憎んでいるわけではなく、本当に斬るべき仇は「自分自身である」と思っており、「俺はお前で、お前は俺」と銀時も同様に互いを斬るべき仇としている。
(ただし、これは紅桜篇からかなり後のエピソードである)
 
 
 
 
 
 
紅桜篇について
 
今回の実写化にあたっては、発表されたキャストから予想するに、完全オリジナルではなく、原作エピソード"紅桜篇"を主軸とした脚本になると思われる。(ただ、ムロツヨシ演じる平賀源外はこの話に登場しないので、どうなるかはわからない。)
 
この"紅桜篇"は、原作初期のシリアス長篇で、その完成度と村塾(銀時、高杉、桂の総称)が関わるということで、作中でも人気が高いエピソードである。
 
通常通りアニメ化もされた後、劇場版第一弾の為に再編され『新訳紅桜篇』として2010年に公開された。
 
出番が多いのは、銀時をはじめとする万事屋の新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)、桂と相棒(?)のエリザベス(剛さんがやりたかった白いバケモノ)、さらにこのエピソードの中心となる鉄矢(安田顕)と妹の鉄子(早見あかり)、人斬り似蔵(新井浩文)あたりだ。
 
高杉は敵の黒幕的ポジションなので、めちゃくちゃ出番が多いというわけではない。
 
その上、原作の紅桜篇では、高杉が三味線を弾く描写はなく、殺陣らしい殺陣もない。(一刀両断を二回する程度)
 
が、そこは出番が少なくても人気投票上位たる所以、おいしいシーンはふんだんに盛り込まれているので、十分に期待してもいいと思う。
 
あらすじから結末までは、ここに書くより見てもらった方が早いと思うので、後述を参考にしていただきたい。
 
 
 
 
 
漫画、アニメで予習しよう!
 
ここまで色々と書き連ねてきたが、結局は本家を直接見るのが手っ取り早い!
 
というわけで、実写版を観に行くにあたって予習したいけれど、何から手をつけていいか分からない方の為に、オススメを並べてみたいと思う。
 
 
 
「紅桜篇」
 
今回実写化されるであろうエピソードは、是非ともおさえておきたいところ。
 
紅桜篇をまるっと簡潔に観るには、映画が一番わかりやすいだろう。

 

 
原作漫画は「第11巻〜12巻」に収録されている「第89訓〜第97訓」が該当箇所である。
 
 
アニメでは「第58話〜第61話」までとなっている。
 
 
 
 
 
見るといいかも高杉関連出演回
 
 
原作第4巻「第29訓〜第31訓」
アニメ「第17話」
 
高杉のちゃんとした初登場回。
銀時、桂との再会が描かれている。
 
 
 
原作第19巻、第20巻「第158訓〜第169訓」
アニメ「第101話〜第105話」
 
真選組動乱篇」
その名の通り、真選組を中心としたお話。
高杉の出番自体はそこまでないが、三味線を弾きながら「俺の歌にはノれねーか」と言う姿が見られる。単純にエピソードとしても面白く、人気が高い。
 
 
 
原作第36巻「第310訓〜第311訓」
アニメ「第215話」
 
神楽の兄、神威の絡むエピソード。
初めて高杉の戦闘がちゃんと描かれており、彼が総督を務める鬼兵隊の武市変平太(佐藤二朗)、来島また子(菜々緒)の描写も多い。
 
 
 
原作第56巻〜第58巻「第502訓〜第524訓」
アニメ「第300話〜第307話」
 
「将軍暗殺篇」
高杉vs銀時の因縁に、ついに終止符が打たれる。
松陽先生の死の真相、高杉の過去が描かれる、高杉という人間を知る上で、極めて重要なエピソードである。(※ただしめっちゃ重い)
 
 
 
 
 
 
と、いうわけで、どうにか銀魂のことを知ってもらいたいとここまで書き綴ってきたが、どうにも上手くまとめることが出来なかった…。
 
それはひとえに私の力不足であり、あの、銀魂という作品自体は本当に素敵な作品なんです…。
 
 
まあそれでも、いままで銀魂を全く知らなかった方達に、少し、ほんの少しでも興味を持っていただければ幸いです。
 
 
 
剛さん目当てで観に行った方が「銀魂って面白いね」と思ってくれれば、銀魂ファンが「剛くんって素敵だね」と思ってくれれば、両方とも大好きな人間からすると、これ以上嬉しいことはないので、銀魂の実写化がそういった形で成功することを心から願っております。
 
 
 
最後に、
 
剛さん出演の噂が上がった時に「エリザベスなんじゃない!?」とざわついたファンと
公式に「エリザベスやりたかった…」とコメントする剛さんは、本当によく出来た関係性だと思いました。
 
 
アレ?作文?
 
 

私の八月全て持ってけ泥棒ォ!〜関ジャニ∞【罪と夏】円盤感想〜

 
 
まぁな〜つの俺らは罪・罪・罪なのさ〜♪
 
 
と、冒頭で突然歌い出すくらいには浮かれポンチな椎名です、どうも。
 
 
さて、関ジャニ∞のニューシングル【罪と夏】がいよいよ発売されました。
 
前回の【侍唄】が去年の12月2日発売ということで、いやぁ空きましたね!
一時期は無意味に3カ月連続リリースしたり、出し過ぎてアルバムがシングルまみれになったりしたというのに、まったく少しはペースってモノを考えてほしいもんです。
 
なーんて文句を言いたい所ですが、そんなことどうでも良くなるくらいに今回の楽曲がお気に入りなもんで、本日はかなりのハイテンションでお送りしたいと思いまーす!!
 
すでにいつもと口調が違いますよね!いいです、細かい事は放っておきましょう!!なんてったって夏だし!!!(?)
 
 
 
 
1.罪と夏
 
すごく端的に言うと大好きです!!
 
ほんと、あの、こんなに発売が待ち遠しかったシングルはLIFE以来じゃないかってくらい、楽しみにしてました。(これは少なからず自分自身の心境の変化も関わっているとは思う)
 
 
ラジオで音源は聞かない派なので、初聴はエムステでした。
 
最初に見た聴いた感想は「ナンダコレ」
 
衣装も相俟ってがっちゃがっちゃしている映像と、そこそこハイテンポな楽曲を同時に喰らい、サビもメロディも歌詞も何もかも掴めず、リアルに口開けてポカーンとなりました。
 
ただ二周目から一気に好きになりましたね〜!
 
メロディ掴めてからは「うわ〜好きだ〜!」って、もう何回言うんだしつこいってくらいTwitterでも好き好き言ってました。
 
じわじわくるでもなく、かといって一発で好きになる訳でもなく、珍しいタイプだなぁという印象です。
 
 
…全然中身ないことしか言ってないですね。
 
 
えーっと、この【罪と夏】は、【前向きスクリーム】や【がむしゃら行進曲】その他諸々の系列ではなく、【ER】と同じカテゴリーに分類されてます、個人的に。
 
"楽曲そのもののかっこよさが、演出のがちゃがちゃに隠れ切れてないカテゴリー"です。
 
楽しい!盛り上がる!よりもかっこいい!が先にきましたね〜。
 
 
 
何と言っても言葉選び。
 
この音にこの文字がピッタリ乗っかっていて気持ちいい!という音触りの良さ的言葉選びが素晴らしいのは勿論なんですが、頭に残るという視点から見た言葉選びのセンスが尋常じゃない。
 
まず『水着ーナ』って何よ!?
初めて聞く単語、つまりは造語なワケだけども、パッと見で「あぁ水着のネーチャンか」と一発で意味が分かる上に、語感の良さがビンビンで、むしろなんで今までこの言葉なかったんだと不思議に思うくらい。
 
そしてすぐ後にくる『燃え燃えよ』
多分ラジオで先に聴いた人たちは頭の中で『萌え萌え♡よ』と変換していたんじゃないでしょうか。
『もえもえよ』と発音だけで聞けば如何ともし難い単語を『燃え』と表すことによって、あのO型トリオに『もえもえよ』と言わせる、合法ロリ的手腕には、惜しみない拍手を送りたい。あの三人に『もえもえよ』と歌わせてくれてありがとうございます。
 
あとサビの入りが『マジだぜ?』と『ダメだぜ?』は反則だと思います、最高です。
これはもう個人の趣味全開なんですけど、疑問ではない文にクエスチョンマークをつけるの、大好きです、よくやります。
それをサビのアタマで入れて最大限にかっこつけときながら、すぐあとに『くれないか?』とか『ヤダ!』とか入れちゃうのズルいと思いませんか。
この計算し尽くされた"計算じゃないギャップ"がサビだけにもギュッと詰まっていて、歌詞の構成力の高さにただただ脱帽です。
そして、それぞれすばちゃんと錦戸さんに割り振ってくるあたりほんと分かってる。
 
他にも『…て、おい!そこのメンズ!』とか『やんちゃユアボディ』とか挙げだしたらキリがないんで、ひとまず置いといて、この曲で外せないのが何と言っても
 
 
 
"今、君の八月の全てくれないか?"
 
 
 
このフレーズの秀逸さは群を抜いてますよね。
 
たまにあるんですよ、たったワンフレーズだけで頭殴られたような衝撃がくる歌詞って。(例えばこのブログのタイトルもその中のひとつ)
 
これはそのレベルのフレーズだと思いました。
 
 
真夏に敢行されるコンサートの(恐らく)メインテーマとなる曲にこのフレーズを持ってくるセンスの良さは、好きを超えて最早感動すら覚えます。
 
 
\私の八月の全てあげる!!/
 
\八月だけとは言わず全てあげるよ!!/
 
 
各所でそんな風な言葉を聞きましたが、いやぁ〜私達はまんまと作者とエイトの掌の上ですね!!あぁ転がされるのって気持ちいい!!
 
 
と、さっくり書くつもりがなんだか微妙に長くなってしまったので、あと一個だけ。
 
音源で聴くと、サビのドラムが歌番組で聴いた時のイメージと全然違って、そのかっこよさにただただ打ちひしがれました。たまんねぇ、たまんねぇよ…。
 
とにかく、いま楽曲投票があったらシングル部門でこの【罪と夏】に問答無用で全票突っ込むくらい大好きです、ワッショーイ!!!
 
 
 
2.バッキバキ体操 第一
 
クロニクルとのズブズブな関係コラボにより生まれた楽曲。
 
いまだにどんな気持ちで聴くのが正解なのか分からなくて、MVも含め真顔で見てるんですけど、なんなんでしょうね…?
恐らくは"シュールな笑い"なんでしょうが、人を選ぶやつだと思います。そもそも関東ローカルの番組企画をシングルに入れるのってどうなんだ。
 
歌詞はさて置き、曲自体はとても好きなんです。
EDM好きなんですよね〜。エイトさんたちの声って、ケロケロエフェクトと相性良い人多いと思うんです。だからこそ、もっとちゃんとした形で聴きたかったなぁと、どうしても思ってしまう。
 
あぁでも、歌詞の中の「駄目な部分」をことごとく丸山さんと大倉さんに割り振ってるところに、とてつもない悪意遊び心を感じます(笑)
ちょっと意識して聴いてみてください、きっとまるくら頑張れってなります。
 
もしリサイタルでやるなら、私達は一緒に体操すればいいのか、クラブノリになればいいのか、やはり結局分からなくて真顔になってしまいそうなので、とりあえずダイエットがてら体操覚えるところから始めたいと思います…。
 
 
 
3.噂のオトコマエイト!
 
ザ・関ジャニ∞!!っていう感じですね。
 
ストレートかつ少しヘンテコな歌詞と、単純だけどどこか懐かしくて泥臭いメロディーがまさに"関ジャニ∞"らしい。KJ2ら辺のエイトっぽい曲だなぁと。
 
個人の趣味的に好きな系統ではないのだけれど、関ジャニ∞長年聴いてたら最早常連さんかなレベルでこんにちはするので、するするりと耳に馴染むし、気付いたら頭の中で『おっとーこまえまえおっとっこっまえ〜い♪』って流れてるからちょっと悔しい。
 
そんなに難しくないし、ライブでするならバンド形式かな?
 
なんだかんだで
 
\ヨイショオ!!/ \ソレソレソレフォイ!!/
 
と合いの手打つのが、今からとても楽しみです。
 
 
 
4.The Light
 
トリ頭なもので、今回誰か二人で歌ってる曲があるという前情報なんて、スコーンと抜けておりまして。
 
イントロかかって「あ、歌い出しまるちゃんっぽいな」と思って、声聞いたらやっぱりでにやけてしまったんですけど、A2を安田くんが歌って、すぐあとのパートも続けざまに歌われた瞬間に「二人の曲がある」という重大な事実を思い出して、雷に打たれたようでした。
 
そして「なんかすごく聴いたことあるな、コレ。ごくごく最近聴いた気がするな、コレ」ともやもや考えてて、答えが分かった瞬間、雷に打たれたようでした。(二発目)
 
 
KinKi Kidsの"No More Tears"だ(嗚咽)
 
 
ねぇ、山田はどこまでコンビを極めるつもりなの…と、一人机に頭を打ち付けてしまいました。(痛かった)
 
 
と、言っても【No More Tears】は別に全然KinKiさんっぽくないんで、山田がKinKi Kidsを踏襲しているというワケではなく、ただ単純にすごく似てたからビックリしただけです。気になった方はシングル【鍵のない箱】のカップリングに入っているので聴いてみてくださいな!(ダイマ)
 
 
そこはさて置き、これは【噂のオトコマエイト!】と打って変わって関ジャニ∞らしさがカケラも感じられないですね!!
どっから借りてきたんだと言いたくなるくらい、ハジメマシテな曲です。いや、新曲だから勿論初めましてなんだけども。
 
とにかく爽やか。1に爽やか、2に爽やか。どこまでも爽やか。
この曲聴いてると、背中からぶああっと風が吹き抜けていくんですよね、いやほんと。
 
爽やか、山田、爽やか、山田で私の中では「自転車少年記」が過ぎって仕方ないです。草太と昇平が立派な大人になったんだなぁと…。
 
最初はハンドマイクでそのまま歌って、間奏の盛り上がりでガシガシ踊って、その後のサビで二人並んで真ん中の花道を風切って歩いてくる姿が目に浮かびました。
 
 
っていうか、リサイタルで披露するんですかね、これ?
 
そもそもなぜこのタイミングで、一曲だけユニ曲放り込んできたんでしょうか?
 
謎なユニットと言えばアルバム【F・T・O】の偏った収録という実績がありますけども、当時ならともかく、現在の"ユニット"という企画が確立されている所に突然おいでなすったら、そりゃあちょっと戸惑ってしまいます。
 
∞UPPERSのソロが二回に分かれていたように、今後シングルやアルバムに一組ずつ小出しにするつもりなのかなぁ。披露自体はリサイタルで全組やっちゃって。みたいな。
 
 
まあ別に、他ユニとか全然用意してなくて「ただの気まぐれで山田曲入れてみました☆てへっ☆」っていうオチだったとしても、素敵な曲が聴けたんで、オールオッケーなんですけどもね。
 
 
 
 
5.エイトエイター Oh!
 
これも、まるちゃん作詞曲があるって事前情報スコーン抜けてたんですけど、まさかこんな形になっているだなんて。
 
去年のリサイタル入場曲に歌詞をつけたものですが、今後のリサイタルでOPとして使うつもりなのかな。というか、本当に47回るつもりなんだろうか…。
 
 
あとこれもなんか既聴感あるなぁと思ったんですけど、アレですね。
 
「新し〜い朝が来た〜希望〜の朝〜だ」
 
っていう、ラジオ体操の前にある歌ですよね。妙にしっくりきました。
 
 
それにしても、ここまで照準を絞った曲をシングルに入れてくるなんて、関ジャニ∞ほんと容赦ねーな。
 
今回のリサイタル、有難いことにお誘いいただいて入れることになったんですが、私自身は全滅スタートだったので、今も入れないままこの曲を聴いていた未来を想像するとゾッとします…。いやほんとに…。
 
 
 
6.Do you agree?
 
これに限ったことではなく、未音源化曲が音源化した時あるあるなんですけど、どうしても物足りなくなってしまうんですよね。
 
関ジャニ∞が初めて関ジャニ∞としてもらった曲ということで、音源化に際して色々思う所もないわけじゃないですけど、やっぱり単純に嬉しいです。
 
あの頃は、五人が前で踊って大山田がバックバンドみたいな形という認識だったんですけど、それが10年以上の歳月を経て、今こうして全員がバンドとして演奏する【Do you agree?】は、感慨深いというか、うーん…上手い言葉が見つからないですね。
 
これはもう音源ではなくて、全員が演奏する姿を直に見てからでないと、どうこう言えないです。
 
 
 
〜総括〜
 
とにかくA面がドンピシャで、久々のシングルということもあり、とても楽しく聴くことが出来ました。
 
本当、ファンのワクワクを煽ることに関しては、彼らは天下一品だなぁ、と。
 
今年の夏が、これからの関ジャニ∞が、楽しみで仕方ないです。
 
 
私の八月全て捧げるから、持ってけ泥棒!!!
 
 
と、手放しで叫びたい所ですが、せっかく歌番組が沢山あるのに自担の髪型が謎なのがとても悔しいです。リサイタルまでに仕上げてきてくれないかなぁ〜。
 
 
以上、お粗末様でした。