戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

それは永遠を願う、祈りの言葉〜WEST. DOME TOUR 10th Anniversary 【AWARD】レポ感想〜


6/2に10周年記念のアリーナツアーを終えたWEST.は、息つく暇もなく7/14の京セラドームを皮切りに、初となる福岡みずほPayPayドーム、そして東京ドームと、自身二度目のドームツアーを開催した。


アリーナツアーとタイトルが同じということもあり、内容的にはほとんど変わらないだろうなと思っていたのだが、いい意味で裏切られた。

いつものごとくぼちぼちと振り返っていきたいのだが、アリツアでも披露した曲は基本的に演出も同じで、それに関しては前回書きたいだけ書いたので省略しようと思う。


アリツアのレポ感想↓





ドームに入場すると、ステージには全面のLEDパネルがドーンと構えており、LEDパネル大好きオタクは早速勝利を確信。
吊り物はおそらくアリツアから持ってきたもので、レッドカーペットもあるものの、全体的にとてもシンプルなステージングとなっていた。

私はいつも始まる前、メンステに置かれたムービングで双眼鏡のピントを合わせるのだが、初日にそれをやっていたらムービングにカバーがかかっていたので「あ、水出るのね」と1人勝手にネタバレ把握。ドームで水使いたいよね、うん、わかる。


開演前、京セラではぬるーっと始まった「WEST.キュート・仲良し・ダンスAWARD」

それぞれのテーマに沿った客席のファンがカメラに抜かれるといったものだが、可愛い子供が映ったり、微笑ましいカップルが映ったり、ノリノリのお姉さんが映ったり。

福岡からは前振りが追加され、ダンスAWARDの映像が追加されたりと、雰囲気を見て調整してくれていた。

特にノリノリお姉さん達の抜群のカメラアピールがすごくて、あぁWEST.担だなぁととても楽しませていただいた。


開演5分前くらいになると『ええじゃないか』が流れ、WEST.恒例ジャスミングアップを始める客席。
初日は確か普通に流れるだけだったのだが、2日目にMVが流れ、3日目にカラオケ仕様の歌詞をレインボーがなぞり、福岡からは左スタンド・右スタンド・アリーナ・ALLとそれぞれの席に歌割りがなされ、またその歌割りが中々細かくて、カラオケというよりもはやミニゲームになっていた。
しかし、こういうことをされると燃えるのがWEST.担。もしかしてもう始まってる?と錯覚するくらいに客席は盛り上がっていた。

特に、台風で開催すらも危ぶまれた東京初日の会場はすごかった。
そもそも、この「開演前に歌う」というWEST.独自の文化は【ラッキィィィィィィィ7】福岡公演が大雪により開演が押し、中止になるかもしれない不安の中、自然と客席が合唱したのが始まりで、そんな状況も重なったのだろう。
メンバーを含め、最後まで会場がその熱を上げ続けていたのがすごく良かった。


『ええじゃないか』が終わると暗転。OP映像が流れ始める。

WEST.について、この10年についてメンバーが個々に語る。OP映像としては異例の4分半ほどの長尺だ。
こちらはそれぞれ別で20分ほどのインタビューされた映像を繋いでいるらしく、他の人が何を喋ったか知らなかった為、初日に泣きそうになったらしい小瀧くんと神山くん。

流星くんの「言いたいことは、出来るだけ長く続けていきましょう」
濵田さんの「みんな好きっすからね、俺のこと(笑)」
が特に大好きな言葉だった。

場面は切り替わり『Rainbow Chaser』のイントロが流れる中、草原を歩くWEST.
重岡くんを先頭に、照史くんと淳太くん、小瀧くんの4人が最初に映る。そして後から流星くん濵田さん神山くんが合流する。
あまり深読みとかするオタクにはなりたくないのだが、今回は映し方的にも流石に意図的に4+3にしたのだと思う。

4+3の話について、酷く現実的な言い方をするならば世の人間はどうしたってこういう話が好きな生き物だし、彼らがおおっぴらに話せば、多くの人からのプラス感情を得られるんだと思う。
でもWEST.はそれを美談として武器として扱うことはしなかった。初期こそちらほら話が出ていたものの、ここ数年で好きになった人は自分で遡ろうとしない限り知らないのではないか、と思うほど。
まぁ私も当時は外野だったので、関ジュ担の友人から話を聞いていただけなのだが。だからそこにはなるべく足を踏み入れないようにしている、それは本人達と当時好きだった人達だけの感情だから。

簡単に自分達の感情を売らない、強くて美しいWEST.が好きだけど、紛れもなく在った歴史として忍ばせたんじゃないかなぁなんて。そしてそれは流星くんだからこそ、出来たんだろうなって。


そんな順番のついた歩みが2014と書かれた白線に辿り着くと横一列に並ぶ。
ラフな格好からスーツに着替え、揃って足を踏み出す7人。穏やかに歩いていく横を、抜粋された歴代衣装達が通り過ぎてゆく。
そして2024の白線にたどり着くと、その先には2025、2026、と長い滑走路の先に白線が刻まれ続けていた。


そうしてステージの背面を覆い尽くす一面のLEDパネルが真っ白になると、WEST.のシルエットが浮かび上がる。マイクを通さずに何やら楽しそうにわいわいしているのが微笑ましかった。




01.証拠

シルエットのまま、メンバーが片手を掲げる。
真っ白な画面に歌い出しの歌詞がシンプルに表示され、間奏と共にパッと明るくなり画面いっぱいに7パラが広がった。
OP証拠1曲の為だけの黒のスパンコール付きスーツが照明に照らされキラキラと輝く。
WEST.の新たな道を作った『証拠』をOPに持ってくるのは、ベタだけど綺麗だなと思った。

最後の「らしく行こうぜ」で、大きな青空を背負った重岡くんに遠くからズームしていくのがあまりにも少年漫画のOPすぎて、やっぱり主人公だなぁと思ったし、フルサイズで2番重岡くんの「愛しちゃえばいい」が聞けたのが嬉しかった。



02.AWARD

『証拠』終わりにスライドダウンでハケる。
短めのinterを挟んで『AWARD』のイントロに合わせて花火が上がり、特効と共に着替えたWEST.が登場する。
京セラではスライドアップだったので不思議だなぁと思っていたら、福岡からはポップアップになっていた。おそらく京セラでは照史くんの怪我を考慮してのことだったんだろうな、と。
衣装はアリツアから持ってきた赤衣装。この衣装大好きだったからまた見られてよかった!ポップアップでふわりと舞い上がる淳太くんのマント最高だった!



03.Toxic Love

『AWARD』でムビステに移動、短い挨拶を挟んでの流れはアリツアと同じ。
ドームで昔の曲やるなら入れ替わるのはここかなーとぼんやり思っていたから、まさかの生き残りで少々驚いた。が、ドームでもトキラブ堪能できたのは嬉しかったな〜!



04.Summer Dreamer

夏曲だー!嬉しい!手をピラピラ出来るの嬉しい!!!
ABメロのメンバーの名前が入った歌詞部分が、きちんとモニターでメンカラに色付いていて、知らない人でも分かりやすかったと思う。

みんながクロールするところで犬かきしたり浮き輪でぷかぷか浮いているカナヅチ神ちゃんが可愛かったし、地味に1人でバタフライをしている流星くんもとても可愛かった!

今ではあまり聞けない淳太くんのラップをガッツリ聞けたのも嬉しかったな〜!「Summer〜🎶Dreamer〜🎶」の後ばっちり投げチューするのも超可愛かったし、後ろを向く時にマントを翻すのは超ロイヤルでかっこよかった!
あと「ドームだから!!!」と大きな身体を目一杯使って大袈裟に踊る小瀧くんも可愛かった。



05.ズンドコ パラダイス

外周に散って歩きながら。
距離の関係かワンハーフなのが珍しかった。



06. We are WEST!!!!!!!(10th Anniversary Version)

センステからメンステに。
この曲でファンサをもらった直後に「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」パートがあった為、全身全霊で心の底から叫んだら隣の友人にお腹かかえて笑われた。とても楽しかった。



00.INTER

アリツアの授賞式前映像。
流れが違うので『REWARD』に繋がる小瀧くんの時計チラ見はカットされていた。



07.Beautiful

繋ぎ方や演出は基本的に同じ。
そしてドームならでは、ここで噴水演出。映像の青系クリスタルと照明・レーザーそして衣装の白が、飛び散る水飛沫にキラキラと反射して、惚れ惚れする程美しい画になっていた。
曲の世界観もバッチリ全てが噛み合ってまさに『Beautiful』天晴れである(誰)

アリツアの時からだが、引き続き流星くん無双。アリーナの何倍もの人数が集まるドームを、アップになる度ドッカンドッカン沸かせる流星くん最高だった。本人も楽しくなってるんだろうな、可愛い。

あと、なぜか途中で小瀧くんがふざけ始め、濵田さんも乗っかり、はまこたが端でわちゃわちゃしてるのが可愛かったし、途中から「今日は何をするのかな」とチラチラ横を気にする淳太くんも可愛かった。



08.アカツキ

アリツアとは違い、上部のモニターのクリスタルは割れずに赤く色付き、そのままノイズをはらんで赤い月に変わる。うーーん、なんて綺麗な繋げ方!!大好き!!

背景のLEDパネルが、全面赤月に照らされ赤く染まった海を映す。
披露するのは【WESTV!】以来。一番ガッツリ入っていた思い入れのあるツアーなので感慨深かった。Aメロの1人ずつ歌い繋ぐところをサスのフェードで照らす演出が当時と同じで、それもグッときた。

「愛してたいその願いは」のところの淳太くんが相変わらず祈っていて、女神様みたいでとても美しくて大好きだった。



09.サムシング・ニュー

一転お花がぶわぁと画面に広がってサムニュ。
アリトロを使って移動しながら。



10.きみへのメロディー

リフターにて。この曲聴けるなんて思ってなかった、嬉しい!!!
各々一番近くにいるメンバーの色にペンライトを変える客席は、制御されたかのごとく綺麗に7色に染まる。
アリツアリフターでもそうだったけど、やっぱりドームは圧巻だね。

みんな歌い方変わったなぁ〜と染み染み。力強くなったメンバーもいれば、表現力にさらに磨きがかかって優しく歌うメンバーもいて、2024年のきみメロもとても良かった。

基本的にスタンドに向きっぱなしになってしまうので、落ちサビでピンが落ちた時必ずアリーナを振り返って手を振りまくる淳太くんが、相変わらず優しくて大好き!
一回、双眼鏡の画角にこたじゅんが一緒に入っていた時、2人ともピンが落ちた瞬間ファンに手を振りまくり、ピンがつくとスッと元に戻っていったのが全く同じでちょっと笑ってしまった。
世界観を壊さないように大切にしつつ、一縷の隙も逃さずファンサービスに勤しむこたじゅん愛しすぎた。

最後にモニターに抜かれてハートを描く淳太くんも好きだったな〜!



00.〜ユニットAWARD〜

濵田さんだけがその場に残り繋ぐ。どんな時でも気を抜かず、ペンラを即紫一面にするファンは流石である。

京セラ初日、ここで「ドームに向けて7年ぶり?くらいにブリーチしたんですよ!似合ってる??」って聞く濵田さん、流石に愛しすぎて爆発するかと思った。ハイトーン濵田さん似合ってるよ、大好きだよ。

……本題に戻って。
「アリーナからやってきたんですけど、ドームではさらにパワーアップしてます、こんなのやろうかな!と!」
と紹介されたのが「WEST.ユニットAWARD」
モニターには過去の様々なユニ曲が流れる。
それでは早速、と進もうとする濵田さんの元に迷子のJr.(れおくん)が現れる。

れ「人とはぐれたんです!」
濵「はぐれたって誰と?」
れ「おにーちゃんとはぐれたんです!」
濵「えぇ!?俺、そのお兄ちゃん知ってるかも!メンバーかもしらん!今ちょうど呼ぼうと思ってたんや!みんなで呼ぼう!せーの!」

\ONI-CHAN/

という茶番(茶番)を挟んでユニットコーナーへ。



11.ONI-CHAN(中間・藤井)

初日、濵田さんがユニットという単語を口にする前に、バクステに現れたベンチ2台を見て「え、ONI-CHANじゃね?」と友人に言ったらマジで『ONI-CHAN』で2人で大爆笑した。ONI-CHANガチ勢みたいだった。

当時のピンク衣装に金髪の長子長男りゅせじゅんお兄ちゃん〜〜!!!

曲尺は1番のみになっていたので、よしよしとプリンあーん。
【WESTV!】では1人が励ましている時1人は踊ってたんだけど、それがなかったのが少ししょんぼり。あと諸事情で歌詞も少し変わっていた。
でも画面に出てくる文字のデザインとかは当時のままで懐かしくも笑った、永遠のサバイバルゲームのあのダサテロップ好きすぎる。

京セラだったかな?「でもお兄ちゃんは1人でいい」のところで2人とも思いの外勢いよくて顔が近くなりすぎた時に照れて笑ってたりゅせじゅんが、めーーちゃくちゃ可愛かった。てか、お兄ちゃんは何人いてもよくないか、別に。

曲終わり、懐をごそごそするONI-CHAN達がスマホ出すんじゃないかと思った人、絶対私だけじゃなかったと思う。
しかし取り出したのは電車の切符。710の文字は何の日だろう?と思っていたら、天才友人が「7人10周年じゃない?」と言っていた、天才だ。

流星「俺たちからのプレゼント」
淳太「俺たちに見惚れて乗り越すなよ〜!」

で基本次の曲振り。
淳太くん、東京では「男らしく見えて実は繊細な乙女座のギャップがある2人」「この前誕生日サプライズされた人と今日サプライズされる人」みたいな紹介してた。



12.乗り越しラブストーリー(桐山・重岡)

メンステにて。こちらも当時と同じピアノと三線で。
照史くんが座っている椅子は、途中からメンバーのメッセージが書いてある当時の椅子になっていた。お家に置いてるって言ってたもんね。

それぞれの楽器のソロパートは成功するとガッツポーズ→客席拍手ですごく温かい空間だったな〜重岡くんが「何回やっても緊張する〜!」と言っていたのが可愛かった。

次曲への振りは、重岡くんが側転や補助倒立をして「こんなアクロバットじゃ、あいつらには勝たれへん〜ガッデム😫」が基本の流れのようだった。

しかし初日、暗闇の中はまかみが花道に登場スタンバイし、全てを察した客席が悲鳴を上げ始めたので「まだ俺が喋ってるでしょ😠!!」って地団駄踏んでた重岡くんが超可愛かった。



13.GOD DAMN (濵田・神山)

横花からセンステにて、この動きも当時と一緒でわくわくした。

濵田さんが「腰とかも悪いし、これからどんどん出来んくなるから20代最後にやっときたい」と、当時神山くんを誘って、神山くんも「はまちゃんやから手加減せずに振付もアクロバットも入れた」という曲を、ダンスもアクロも当時のまま歌い踊るはまかみほんっっっとすごい。マジでめちゃめちゃしんどそうだったもんな……まぁそれが逆に曲に合っててよかったんだけども。

ラスサビでスモークと風が出てくるのを見て「風だ!!!TVの時の風だ!!!」と謎に大興奮していた友人も可愛かったな。

あと京セラの時もだったかは覚えてないけど、最後のアクロでフード被って「GOD DAMN」に合わせてフードをバッて脱ぐ濵田さん、めちゃくちゃかっこよかった。
以前の濵田さんってフード被っちゃった時とか、すぐ鬱陶しそうに脱いじゃうイメージあるんだけど、今回は完全に意識してパフォーマンスとして脱いでてちょーーーー好きーーーーとなってしまった。東京2日目は忘れてたのかちょっと脱ぐの遅かったけど。そんなところも愛しくて好きです。

あ、そうだ。
この『GOD DAMN』濵田さんがチャンピオンで神山くんが挑戦者って設定があるらしいって友人から聞いてびっくりしたんだけど、誰かそのテキストとかソース持っている人がいたら教えてほしいです……当時そこそこちゃんと全て追ってたつもりだけど全然知らなかったから……それともドリボのチャンプが青ローブだからオタクが勝手に言ってるだけ?なの???



14.Terrible(藤井・小瀧)

『GOD DAMN』のラスト相打ち後倒れるのはなしで、曲間の繋ぎもなし。
ただ、センステから光が走ってメンステに広がり『Terrible』が始まるのは綺麗だった!

初日の乗り越しあたりで「これはテリボーくる」と言い当てた小瀧担の友人は流石だなと思った。

当時はまだ少し背伸び感があったように思うけど、いい感じに成熟した『Terrible』は落ち着きと余裕があってとてもかっこよかった。

2人とも勿論なんだけど、特に流星くんのダンスが素人目にも上手くなったというか、この曲に限らず魅せ方が飛躍的にレベルアップしてるよね?この1年くらい特に。
メンバー全員歌とか表現とか、10年超えてまだ成長していくなんて本当に末恐ろしいグループだよ……。



15.Lovely Xmas(重岡・神山・全員)

望「なぁ流星〜」
流星「なぁに望〜」
望「次どんなん見たい?」
流星「う〜ん、めちゃくちゃぶりっ子で〜めちゃくちゃかわいぃ〜曲が見たいかなぁ〜」
望「俺もそう思ってた」
ツイン「それでは、どうぞ!」

友人に言われて気付いたんだけど、この曲振りした後同じスライドで一緒に下がっていくツインめちゃくちゃ可愛かったな。

そんな曲振りに応えるべく、一生懸命ぶりっ子ポーズで登場するかみしげが本当にめちゃくちゃ可愛くて。
神山くんは割と慣れているとは思うけど、特に重岡くんが重岡くん比でほんっとに頑張ってたと思う。めちゃくちゃ可愛かったよ!

【ラキセ】ではがっつり踊っていなかったから、新しく振りつけたのかな?一回少クラで全員で歌ったことがあるけど、あの時はどうだったっけな。

「ショートケーキみたいさ」でハートをつくるかみしげがかみしげでさ〜!神山くんの髪の毛が赤くて衣装が白だから、ハートのいちごショートケーキだねって思っていた。

そして途中で大きなプレゼントボックスが登場し、中から箱を破って残りのメンバーが出てくる。
一人がアップになりセリフ大喜利決めゼリフを言うのだが、担当者はじゃんけんで決めていたらしい。かなりの確率で濵田さんが負けていた。
初日の淳太くんの「かみちゃん!しげちゃん!いーれーてー!」もめちゃくちゃ可愛かったな。
最終日濵田さんの「元気があればなんでも出来る。いーち、にーい、さーん、だーーーーい好き」もあまりに良すぎて思わずのけ反ってしまった。
本人は「ウケた😆ウケた😆😆」と大喜びしていたが、あれは会場ウケたんじゃなくて普通に黄色い方の歓声だったかんね。

そのあとは全員で。
セリフを言ったメンバーに笑ったり、謎に動きの硬い小瀧くんに笑ったり、24コンのXmasメドレー白衣装でわちゃわちゃするWEST.がとても平和でにこにこした。



16.あなたへ

その場でコートを脱いでラフな装いに。
ステージがせり上がりスタンドマイクにて、作詞作曲をした神山くんはギター。

フルサイズ披露なのよかったなぁ。2番からはマイクを外してみんな自由に動き回り、主に自分のパートになると、ギターを演奏している神山くんの元に寄っていくのがすごく良かったし、神山くんのギターソロすごかった!

小瀧くんが煽りにのせて兄組(特に淳太くん)に絡みにいくのが自由奔放構って末っ子で愛おしかった。



00.まぁいっか!(東京のみ)

ニューシングル発表後にセトリに入れることは珍しくないけど、1曲も削らずにねじ込んできたのは少しびっくりした。曲数減らないの有難い〜!

東京初日はMCからの披露だったが、以降は淳太くんの曲振りがあるので先に1人だけハンドマイクからヘッドセットに変えるんだけど、奪うようにハンドマイクを受け取る濵田さんに笑う淳太くんのはまじゅん、とても良かった。

先に公開されたMVに少し映っているダンスパートを見て「これは案外踊る曲なのでは……?」と思っていたら、その想像のさらに上をいくハードさで笑った。かわいい曲調でえげつない。
曲で完全に油断していたWEST.も、振り動画の初見で「待て待て待て」となったらしい、笑った。

フルではないかもしれないけど、長尺の歌番組では見られないだろう部分を見られたのもすごく嬉しかった。発売が楽しみ〜!



00.MC

今回こんなに大きなLEDパネルで、曲中にもちょくちょく7パラになるなら可能なはずなので、どうかどうか次回以降は7パラにしてほしいな……な……



17.・(ten)

アコースティック形式で担当楽器はアリツアの『あじわい』と同じ、重岡くんはピアノではなくブルースハープのみ。
流星くんが曲の説明をするのだが、福岡だっけな?話しながらマイクをスタンドにはめようとするも、全然はまらずガチャガチャしているのを見て客席がざわざわしていたら、流星くんが「どうしたん??」とマイクをガチャガチャさせたまま聞いてきたのがめちゃくちゃ藤井流星で大好きだった。結局なぜ客席がざわざわしていたのかは伝わらずだったのも面白かった。

曲中後ろにはMVが流れ、じんわりほっこりとした空間に。
ただ「遅刻するなよ。お前がゆうな!w」は音源なら本来全て濵田さんが歌うパートだが「お前がゆうな!w」を濵田さん以外のメンバーが歌ってツッコむという仕様になっていたのには笑った。
どうやら、ちょうど歌練習の日にたまたま濵田さんが遅刻してしまったらしく、こうなったのだとか。
「普段そこまでせーへんのに……回数でいうたら他の人のが多いのに……」と不満げに呟く濵田さんは不憫で可愛かったし「そうやな」とフォローしてあげる淳太くんは優しかった。



18.しらんけど

曲振りはお馴染み小瀧漫談……というより、アリツアからだと41公演、漫談が始まった去年のツアーからだとさらに多い回数。流石にレパートリーも底を尽きたのか「漫談というよりもはやフリータイム」と小瀧くんも言っていたように、最後の方は照史くんの誕生日ゲネプロを敢行したりとやりたい放題だった。お疲れ様です、漫談師さん。

アリツアの途中くらいからだったかな?
「知らんのかーい!」を客席がコールする流れが徐々にあって、ドームが終わる頃には完全に我々の担当になっていた。一生分の知らんのかい言った。でもツッコミ求める淳太くんso cuteだった。

あと、サックスとツッコミの過労パートで、毎回わざわざサックス吹こうとする件について

望「あれサムいで」
淳太「なんでそんなこと言うん!?褒められると思ったのに!次からどうすんねん!」
望「😆😆😆」

ってやりとりしてたこたじゅん可愛かった。



00.Jr.コーナー



19.SCARS

バクステからムビステ移動しながら。嬉しい〜〜〜!!大好き『SCARS』〜〜〜!!!

衣装は【WESTV !】の軍服オマージュのような衣装。インナーは黒で、普段しないようなメンバーもネックレスをつけていたのがめちゃくちゃ癖だった。

こういう曲調でちゃんと踊るのめちゃくちゃ好きなんだよね、最近減った気がするけど。WEST.の歌の上手さと表現力の高さが存分に発揮されるジャンルだと思う。

Dメロ後の照史くんのフェイクが大好きで、あの美しいファルセットがドームに響き渡るのは本当に気持ちが良かったなぁ。
濵田さんの「例えばそれがまやかしだとしても」のアレンジも大好きなんだけど、ドームツアー通して聞けたのは大阪3日目だけだったな……だがそのレア感もまた、良。



20.絶体絶命

『SCARS』終わり、手を上に挙げるような振りに合わせてメインモニターの真ん中に雫が落ち、水面が波打つように広がる。
一息置いて、まるで血のように赤く染まった雫は逆再生で上空へと帰り、LEDパネルが真っ赤に染まった。

これ初日からあったかな?少なくとも雫が落ちる音は途中で追加されたような気がするんだけど、最初からだったら単純に興奮で忘れてるだけかも。

この曲に関してはもう前回語りたいだけ語ったので大体満足なのだが、ヘッドセットのアリツアと違いハンドマイクだった為、淳太くんの魅せ方にも多少違いが出ていた。

「奪いたい癖とか全然ないって」で振りに乗じて指環を抜くような仕草をしていたのが、今回はマイクを握った指からハッキリと指環を抜き取っていて、とても興奮した。
でも「全然ないって(笑)」感は薄まっていたかな。全体的にあった余裕がなくなって、嫉妬や狂気の方が強くなっていたような気がする。

ただ、大っっっっ好きだった最後の「どうせ僕だけでしょ?」の笑みは健在でありがとうございますでした。



21.YSSB

まずは最初に謝りたい。
『YSSB』正直もうお腹いっぱいだと思っていた。
【WESTV!】の時は大好きだったけど、ファン人気の高さから何度か披露する内に、擦りすぎだよ〜!の気持ちの方が大きくなってしまっていたというか。好きだよ!大好きだけどね!(通じる人には通じると思うけどブリュレ化現象)

今回ファン投票で「WEST.的最強カッコよソング」第1位になったので、ドームで披露するのはまぁやむなしか〜なんて思っていた。そんな自分をぶん殴りたい。地に頭つけて謝ります。

5年の時を経て、歌唱力と表現力に磨きのかかったWEST.によるマンキンの『YSSB』の破壊力は想像を絶するものだった。

以前にも言ったが、私は基本的に楽曲は初披露時のパフォーマンスを超えることはとても難しいと思っていて。
どんなに人気だからと再演をしたとて、やはり最初の衝撃や興奮はそう易々とは超えられないのだと。

でも今回は言い切る。
【WESTV!】にとんでもなく思い入れがある人間だけど言い切る。今回の『YSSB』は初披露を超えたと思う。すごい、こんなことあるんだ。

歌が上手くなっているのは勿論、表現力が上がっているのは言うまでもなし。
でも何よりも大きな要素はWEST.本人達の「自信と自覚」ではないかと思う。

それが一番顕著なのは濵田さんじゃないかなって。
ラジオで「帝王濵田」ってちょっとネタみたいに名乗っているけど、ちゃんとその自信と自覚がパフォーマンスに表れていると思う……いや元々なかったと言っているわけではなく。
ファンが感じていたどこか無意識的な色気や闇みたいなものを、きちんと意識して使いこなしているというか。
ファンがそれを「はまちゃんの魅力だよ!」と言い続けたこと、淳太くんを筆頭に一番身近なメンバーも茶化さずに「それがいい」と言い続けたことが、濵田さんの自信と自覚に繋がったんじゃないかなぁと、ここ数年を見ていて思った。
まぁ担当じゃないからね、解釈違いで勝手に語ってごめんね。


WEST.が別に今までやっていなかったというわけではないが「キメ所でかっこつける」を今回は徹底していたように思う。もっと雑に言うと「オタクをキャーーー言わせたろ」の気合いが半端じゃなかった。
客席もその空気を感じ取ったのか、回を重ねるごとにキメ所での歓声がどんどん大きくなっていた。それがきっと彼らの自信にも繋がり、さらにキメてくる、嗚呼なんて素晴らしい相乗効果だろう。お互い楽しくなっちゃったんだよね。


片目を閉じてまずは涼やかに言う最年少小瀧くん
途中からあっかんべーの味を占めた流星くん
ネックレスを引っ張り何人もの腰を砕く濵田さん
ツアー序盤からサイレントで沸かせていた照史くん
その完成度の高さで特大の歓声を掻っ攫う淳太くん
元祖サイレント、レパートリーが豊富すぎる神山くん
一度やったサイレントで会場の天井吹っ飛ばすかと思った重岡くん


ダンス曲自担ロックオン勢の私も、最早後半には『YSSB』のことを一種のアトラクションだと思って画面を見ながらキャーキャー言うのを楽しんでいた。普段あんまキャーの声は出せないんだけどさ、いやぁほんと楽しかった。



00.INTER

10年を振り返って、と一室に飾られた写真達を手に取りながら思い出を語る映像。

個人が選んだ写真は公演違いで流れ

重岡:YouTube誕生日会
照史:育ジャニ無人島
淳太:2019年カレンダーオフショットしげじゅん
神山:マウイ島
流星:小瀧くん20歳の誕生日会
濵田:パパジャニハロウィン淳太くんのオバQ
小瀧:はまこたかみで行ったアジ釣り

最終日はそれまでの総括といった内容だった。

「でもやっぱりこれは外せないでしょ」と映るのは1stライブ【一発めぇ】のええじゃないか。

そこから各ツアーごとのええじゃないかの写真が折り重なり現在へと繋がる。



22.ええじゃないか

パッとライトがついた先には、めぇの衣装をオマージュしたかのような金ピカ衣装に、メンバーカラーをあしらった和装のWEST.がええじゃないかポーズを構える。それだけで歓声の上がる会場。

初日のここの暗闇の間がめちゃくちゃ長くて、そのあと謎に足元明かりがついたのも演出?と思うくらいにはぎこちない繋げ方だったんだけど、次の日からすぐに修正してきたのは流石だったなぁ。



23〜.33
ジパング・おおきに大作戦
バリ ハピ
人生は素晴らしい
おーさか⭐︎愛・EYE・哀
プリンシパルの君へ
でっかい愛
ホメチギリスト
喜努愛楽
Big shot!!
AS ONE
しあわせの花

過去シングル抜粋メドレー。
フロートの上に組まれたやぐらのような柱に、メンバーの名前が書かれた提灯がぶら下がり、まさにお祭りのような衣装にとてもよく合っていた。
合っていた……んだけど、上にやぐらを組んだせいか、普通のフロートより高さがなかったように思うのと、角度的に柱のせいで見辛いことが多々あったのが少し残念だったなぁ……でも発想は面白くて好きだから何とも言えぬ……柱にしがみついてファンサする淳太くんはとても可愛かった。

あと『AS ONE』の時に絶対にボール蹴れてないでしょっていうシュート打つ淳太くんも可愛かった。



34.FATE

こちらに関しては少し多くなってしまったので別記事にて。



00.噴水ショー

演奏隊と噴水によるinter
制御ペンラは消灯していたが、せっかくならここでもっと遊んでくれてもよかったのになぁ。
最後に高く上がった噴水が7色に染まるのって初日からだっけ?



35.間違っちゃいない。

着替えてスライドアップで登場。

「ドームでグランドピアノ弾きたかったんよ」と嬉しそうにピアノの前に座る重岡くん。
原曲とは少し構成が変わり、冒頭にlalalaがきていた。重岡くん次第で長さが変わるのだが、個人的には京セラ2日目が一番ちょうどよかったかな。

でも「どうだった!俺たちのこの10年!俺たちと出会ってからの10年!どうだった!?あなたの笑顔が答えでしょうか?10年!誰も欠けずにここまできたぞ!」と語って「間違っちゃいないんだ」と歌い、カメラに向かって指を「7」にする重岡くんを見たら、もうlalalaの声出ないよなんて弱音は吐けないよね。

あと福岡で重岡くんが自分のパートを歌い忘れた時、咄嗟にファンがカバーするように歌ったのを、心底驚いたように目を丸くして見て、その後とても嬉しそうに笑った重岡くんがすごくよかった。あたたかい関係だなぁ。



36.超きっと大丈夫

そのまま真ん中に集まってエイエイオー。
最後の方はファンにマイクを向けることが多かったんだけど、淳太くんは「君(みんな)は頑張ってる」照史くんは「超一緒に生きてやる」を絶対に自分で歌うところに、このメッセージはどうしても自分から伝えたいんだという意思を感じて大好きだなぁと思った。



37.ハート

センステから横花に散って。
淳太くんが一番端だったので、落ちサビしげりゅせパートの演出に気付いたのがだいぶ後だったんだけど、2人だけにピンが当たる演出めちゃくちゃよかったな。
最終日、パート前にお互い気合を入れるように小突きあっていたのがとても良かった。



00.挨拶

初のドーム公演のように1人ずつ挨拶の時間が設けられていたが、あの時のようなしんみりさや涙はなく、伝えたいことはちゃんと伝えつつも、時にはずっと笑いが起こるようなカラッとしたものだった。
涙より笑顔な彼らの性分もあるのだろうが、あぁ10周年は本当に通過点なんだと思わせてくれるものだった。



38.アンジョーヤリーナ

本編最後はアリツア同様、AWARD投票で「好きな楽曲」第1位に輝いた『アンジョーヤリーナ』

後ろに流れる映像もアリツアと同じく、過去ツアーのドキュメンタリーを繋いだもの。

本当にいい曲に育ったよね、アンジョー。
初めて聞いた日の想いを今でも覚えている。いつかWEST.にとって揺るぎない地位の楽曲になってほしいって。だから、本当に大切で、本当に嬉しいよ。

アリツアの終盤から、曲終わりにファンが続きを歌う流れが発生したが、ドームでも途中からその流れが復活。客席の「アンジョーヤリーナ」の声を聞いて満足そうに笑って見えなくなる重岡くんが印象的だった。

そうして全面モニターの上から赤幕の映像が下がり、文字通り【AWARD】の本編は幕を下ろした。





Enc1.Make a Wish!!〜世界中が愛してる〜

ハケた場所と同じところから登場。
10周年の記念に自分たちで「おめでとう」と歌うWEST.可愛くて愛した。

初日に、せーのと言われて客席が「おめでとう」と言うような流れがあったのだが、いかんせんこちらの曲は5年前にリリースされた『Big shot!!』の初回のみに収録されたc/w曲。
記念日でたびたびBGMに使われることもあったが、反射的に対応できる人が少なかったのだろう、微妙な感じになってしまい、以降はWEST.が「10周年ありがとう〜!」と言う仕様に変わっていた。
全力で「おめでとう」と言った側としては少し残念だったが、こういうのって時間が経つと難しいよね〜。



Enc2.Unlimited

【翔べ関】でも歌っていたが、やっぱアンリミはドーム映えする曲だよね〜!!!
周年にもピッタリな選曲だったと思う!私も聞けて嬉しかった!!!



Enc.3バンバンッ!!

あ〜これこれ〜!!
『バンバンッ!!』の盛り上がりってこの曲でしか出せない空気みたいなのがあると思う。

東京初日、何も示し合わせていないのにバッと両手を広げた照史くんに向かってバババババババンと連射する淳太くんと、そのまま撃たれる照史くんという特大B.A.D.が見られたのでそれだけでもう幸せでした。

最後に歌詞に合わせて特効が上がるのも最高に気持ちよかった!今回特効多くて嬉しかったな〜!!



Enc.4あかさたなららら

「言葉よりも歌の方が伝わると思うので」と最後は重岡くんの作った曲で。
基本的にレッドカーペットの階段に思い思いに座る弟組+濵田さんと、その後ろで見守るように立っているばどの構図がまさにWEST.そのものだった。

メインモニターには五十音表があり、歌詞に出てくる単語が音に合わせて色付く仕様。
京セラは虹色のように光っていたと思うんだけど、福岡からは単色で色付くようになっていたと思う。歌詞の出し方も変わってたかな。

1番サビに入る頃には、階段に横一列ぎゅっと並んで座り、ニコニコと楽しそうに歌う。
その図が青春のようにも家族のようにも見えて、言うなれば「幸せの縮図」なんだろうなと。

【POWER】の『むちゃくちゃなフォーム』でも同じような構図で歌っていたが、今回はきちんと定型として決まっていて、それは一見するとわざとらしくも見えるような演出。
けれど、それを本人達も私達も違和感なく受け入れられることが、今築かれているWEST.の関係そのものの答えなのかもしれない。

その下手からの並びが流星くん・淳太くん・神山くんだったのだが、サビで淳太くんのソロパートをじーっと見つめる両側のりゅかみがとても可愛かった。
その流れのまま、2番冒頭の流星くんを2人して首を動かしてリズムを取りながら見つめるかみじゅんも可愛かった。

「元気でいてねー!」と歌うより呼びかけるように言う重岡くんを合図に、メンバーは立ち上がり、透明なボードにそれぞれのカラーのペンでメッセージを書く。
東京でペンを持ってくるのを忘れたのか「あ〜どうしよ〜」と焦るでもなく両手を上げる流星くんが超マイペースで可愛かった。すぐ気付いた淳太くんが貸してあげていたけど。

メッセージの書かれたボードは、見やすいよう背景に白い紙をあて客席へと届けられる。
順番に映してはくれるものの、一度に7人のメッセージを把握するのは中々大変だったので、円盤化した時にブックレットに全公演分つけていただけるととても嬉しいです(強欲)

そしてラスサビでは客席を後ろに背負い、ポケットに目一杯詰め込んだカラフルな銀吹雪を、自らの手で自分たちに降らせる。
誰かにお膳立てされるでもない、ド派手に祝われるでもない、そんなものなくたって己の花道は己で作るんだと言わんばかりに、低い場所からキラキラと降り注ぐ銀吹雪の中で「幸せって幸せだ!」と歌うWEST.は、どんなにお金をかけた演出でも敵わない輝きを放っていた。



WEnc.Tomorrow (オーラスのみ)

最近はアリツアでオーラスに入ることが少なくなったので、自分で入るWアンコは【翔べ関】以来。

鳴り止まないWEST.コールに比較的早めに出てきたWEST.は「じゃあちょっとみんなの近くに行きましょうかね」と縦花を歩きセンステへ。

神山くんの曲振りで始まったのは自身が作詞作曲した『Tomorrow』

センステから全員で一緒にゆっくりと外周を歩きながら、客席にこれでもかというほど手を振りつつ練り歩くという、Wアンコとしては異例の演出。
ただ『Tomorrow』はメンバー曲ながら未披露で、テンポと長めの曲尺ということもあり、中々披露する機会がなかった中、最適解かのような使われ方で、なるほどなぁとこの時点では感動よりも感心してしまった。


曲も佳境に入ったラップ後、センステへと戻ってきた彼らの足元にはOP映像でも出てきた2024と書かれた白線。

そしてメンステへと伸びるレッドカーペットにはいつのまにか2025、2026と滑走路と同じように白線が刻まれていた。

「正解がわからなくても 手探りでも生きてゆく」と、その道を並んで一歩一歩と足を進めていく7人。

203…と具体的な終わりなく書かれた白線の次、最後に引かれた白線の横には「WEST.」の文字が。

その前で一旦足を止め、全員で斜め上のカメラを見上げて手を伸ばしWEST.は歌う

「貴方に出逢えてよかった。」

そうして力強く踏み出した足は、WEST.の白線を越えてどんどん前へと進んでいった。














長らく一つの事務所グループを応援している経験がある人は、その姿に「永遠」を見たことが、一度くらいはあるのではないだろうか。

かくいう私もその1人だ。

厳密には永遠などこの世界に存在しないのだが、ある時代くらいまではグループの本人達ですら、永遠のように続いてゆくものだと、何の疑いもなく信じていた節があったように思う。

けれど、そんなものは存在しないんだと「永遠」が崩れ去った瞬間に思い出す。




WEST.は決して永遠を約束してはくれない。

文脈的にそれが適切である場合にも、言い淀み、別の言い方をすることがある。最近は特に。

そこに少しの寂しさを感じてしまうが、それは他でもないWEST.の誠実さの表れなんだと思っている。

永遠なんてないことは、彼ら自身が一番身に染みて知っている。
7人が7人でいることが、どれほど途方もない奇跡なのか、きっと誰に言われるよりも痛いほどに分かっている。

だから永遠を口にはしない。
けれども、それでも願わずにはいられない。

そうしてたどり着いたのが、京セラで何人かが言っていた「半永久的」という言葉なんじゃないかって。

存在しないから約束できない、けれど叶うのならば永遠でありたい。

そんな祈りにも似た願いが「半永久的」に詰まっているようで。




未来なんて誰にも分からない。
人の想いは変わるものだし、絶対なんてない。

それでも、白線を踏み越えたあの瞬間は少なくとも、7人が「この先もWEST.7人でいたい」と思っていたことだけは、変えようのない事実だ。

ならば今は、その事実だけで充分だ。
もし例えこの先違う未来が訪れたとしても、この10周年に確かに在った想いは、願いは、幸せは、何にも捻じ曲げられない大切な思い出だ。


願わくば、そんな思い出がこの先もひとつひとつ積み重なって「腰が曲がっても」「出来るだけ長く」「10年、20年先も」「半永久的に」続いていきますように。

そう思わせてくれるWEST.と云う7人に出会えた私は、世界一の超幸せ者だなと改めて思えたツアーでした。




WEST.デビュー10周年、おめでとうございます。
これからも、みんなで笑う素敵な未来が待っていますように。