戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

それは永遠を願う、祈りの言葉〜WEST. DOME TOUR 10th Anniversary 【AWARD】レポ感想〜


6/2に10周年記念のアリーナツアーを終えたWEST.は、息つく暇もなく7/14の京セラドームを皮切りに、初となる福岡みずほPayPayドーム、そして東京ドームと、自身二度目のドームツアーを開催した。


アリーナツアーとタイトルが同じということもあり、内容的にはほとんど変わらないだろうなと思っていたのだが、いい意味で裏切られた。

いつものごとくぼちぼちと振り返っていきたいのだが、アリツアでも披露した曲は基本的に演出も同じで、それに関しては前回書きたいだけ書いたので省略しようと思う。


アリツアのレポ感想↓





ドームに入場すると、ステージには全面のLEDパネルがドーンと構えており、LEDパネル大好きオタクは早速勝利を確信。
吊り物はおそらくアリツアから持ってきたもので、レッドカーペットもあるものの、全体的にとてもシンプルなステージングとなっていた。

私はいつも始まる前、メンステに置かれたムービングで双眼鏡のピントを合わせるのだが、初日にそれをやっていたらムービングにカバーがかかっていたので「あ、水出るのね」と1人勝手にネタバレ把握。ドームで水使いたいよね、うん、わかる。


開演前、京セラではぬるーっと始まった「WEST.キュート・仲良し・ダンスAWARD」

それぞれのテーマに沿った客席のファンがカメラに抜かれるといったものだが、可愛い子供が映ったり、微笑ましいカップルが映ったり、ノリノリのお姉さんが映ったり。

福岡からは前振りが追加され、ダンスAWARDの映像が追加されたりと、雰囲気を見て調整してくれていた。

特にノリノリお姉さん達の抜群のカメラアピールがすごくて、あぁWEST.担だなぁととても楽しませていただいた。


開演5分前くらいになると『ええじゃないか』が流れ、WEST.恒例ジャスミングアップを始める客席。
初日は確か普通に流れるだけだったのだが、2日目にMVが流れ、3日目にカラオケ仕様の歌詞をレインボーがなぞり、福岡からは左スタンド・右スタンド・アリーナ・ALLとそれぞれの席に歌割りがなされ、またその歌割りが中々細かくて、カラオケというよりもはやミニゲームになっていた。
しかし、こういうことをされると燃えるのがWEST.担。もしかしてもう始まってる?と錯覚するくらいに客席は盛り上がっていた。

特に、台風で開催すらも危ぶまれた東京初日の会場はすごかった。
そもそも、この「開演前に歌う」というWEST.独自の文化は【ラッキィィィィィィィ7】福岡公演が大雪により開演が押し、中止になるかもしれない不安の中、自然と客席が合唱したのが始まりで、そんな状況も重なったのだろう。
メンバーを含め、最後まで会場がその熱を上げ続けていたのがすごく良かった。


『ええじゃないか』が終わると暗転。OP映像が流れ始める。

WEST.について、この10年についてメンバーが個々に語る。OP映像としては異例の4分半ほどの長尺だ。
こちらはそれぞれ別で20分ほどのインタビューされた映像を繋いでいるらしく、他の人が何を喋ったか知らなかった為、初日に泣きそうになったらしい小瀧くんと神山くん。

流星くんの「言いたいことは、出来るだけ長く続けていきましょう」
濵田さんの「みんな好きっすからね、俺のこと(笑)」
が特に大好きな言葉だった。

場面は切り替わり『Rainbow Chaser』のイントロが流れる中、草原を歩くWEST.
重岡くんを先頭に、照史くんと淳太くん、小瀧くんの4人が最初に映る。そして後から流星くん濵田さん神山くんが合流する。
あまり深読みとかするオタクにはなりたくないのだが、今回は映し方的にも流石に意図的に4+3にしたのだと思う。

4+3の話について、酷く現実的な言い方をするならば世の人間はどうしたってこういう話が好きな生き物だし、彼らがおおっぴらに話せば、多くの人からのプラス感情を得られるんだと思う。
でもWEST.はそれを美談として武器として扱うことはしなかった。初期こそちらほら話が出ていたものの、ここ数年で好きになった人は自分で遡ろうとしない限り知らないのではないか、と思うほど。
まぁ私も当時は外野だったので、関ジュ担の友人から話を聞いていただけなのだが。だからそこにはなるべく足を踏み入れないようにしている、それは本人達と当時好きだった人達だけの感情だから。

簡単に自分達の感情を売らない、強くて美しいWEST.が好きだけど、紛れもなく在った歴史として忍ばせたんじゃないかなぁなんて。そしてそれは流星くんだからこそ、出来たんだろうなって。


そんな順番のついた歩みが2014と書かれた白線に辿り着くと横一列に並ぶ。
ラフな格好からスーツに着替え、揃って足を踏み出す7人。穏やかに歩いていく横を、抜粋された歴代衣装達が通り過ぎてゆく。
そして2024の白線にたどり着くと、その先には2025、2026、と長い滑走路の先に白線が刻まれ続けていた。


そうしてステージの背面を覆い尽くす一面のLEDパネルが真っ白になると、WEST.のシルエットが浮かび上がる。マイクを通さずに何やら楽しそうにわいわいしているのが微笑ましかった。




01.証拠

シルエットのまま、メンバーが片手を掲げる。
真っ白な画面に歌い出しの歌詞がシンプルに表示され、間奏と共にパッと明るくなり画面いっぱいに7パラが広がった。
OP証拠1曲の為だけの黒のスパンコール付きスーツが照明に照らされキラキラと輝く。
WEST.の新たな道を作った『証拠』をOPに持ってくるのは、ベタだけど綺麗だなと思った。

最後の「らしく行こうぜ」で、大きな青空を背負った重岡くんに遠くからズームしていくのがあまりにも少年漫画のOPすぎて、やっぱり主人公だなぁと思ったし、フルサイズで2番重岡くんの「愛しちゃえばいい」が聞けたのが嬉しかった。



02.AWARD

『証拠』終わりにスライドダウンでハケる。
短めのinterを挟んで『AWARD』のイントロに合わせて花火が上がり、特効と共に着替えたWEST.が登場する。
京セラではスライドアップだったので不思議だなぁと思っていたら、福岡からはポップアップになっていた。おそらく京セラでは照史くんの怪我を考慮してのことだったんだろうな、と。
衣装はアリツアから持ってきた赤衣装。この衣装大好きだったからまた見られてよかった!ポップアップでふわりと舞い上がる淳太くんのマント最高だった!



03.Toxic Love

『AWARD』でムビステに移動、短い挨拶を挟んでの流れはアリツアと同じ。
ドームで昔の曲やるなら入れ替わるのはここかなーとぼんやり思っていたから、まさかの生き残りで少々驚いた。が、ドームでもトキラブ堪能できたのは嬉しかったな〜!



04.Summer Dreamer

夏曲だー!嬉しい!手をピラピラ出来るの嬉しい!!!
ABメロのメンバーの名前が入った歌詞部分が、きちんとモニターでメンカラに色付いていて、知らない人でも分かりやすかったと思う。

みんながクロールするところで犬かきしたり浮き輪でぷかぷか浮いているカナヅチ神ちゃんが可愛かったし、地味に1人でバタフライをしている流星くんもとても可愛かった!

今ではあまり聞けない淳太くんのラップをガッツリ聞けたのも嬉しかったな〜!「Summer〜🎶Dreamer〜🎶」の後ばっちり投げチューするのも超可愛かったし、後ろを向く時にマントを翻すのは超ロイヤルでかっこよかった!
あと「ドームだから!!!」と大きな身体を目一杯使って大袈裟に踊る小瀧くんも可愛かった。



05.ズンドコ パラダイス

外周に散って歩きながら。
距離の関係かワンハーフなのが珍しかった。



06. We are WEST!!!!!!!(10th Anniversary Version)

センステからメンステに。
この曲でファンサをもらった直後に「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」パートがあった為、全身全霊で心の底から叫んだら隣の友人にお腹かかえて笑われた。とても楽しかった。



00.INTER

アリツアの授賞式前映像。
流れが違うので『REWARD』に繋がる小瀧くんの時計チラ見はカットされていた。



07.Beautiful

繋ぎ方や演出は基本的に同じ。
そしてドームならでは、ここで噴水演出。映像の青系クリスタルと照明・レーザーそして衣装の白が、飛び散る水飛沫にキラキラと反射して、惚れ惚れする程美しい画になっていた。
曲の世界観もバッチリ全てが噛み合ってまさに『Beautiful』天晴れである(誰)

アリツアの時からだが、引き続き流星くん無双。アリーナの何倍もの人数が集まるドームを、アップになる度ドッカンドッカン沸かせる流星くん最高だった。本人も楽しくなってるんだろうな、可愛い。

あと、なぜか途中で小瀧くんがふざけ始め、濵田さんも乗っかり、はまこたが端でわちゃわちゃしてるのが可愛かったし、途中から「今日は何をするのかな」とチラチラ横を気にする淳太くんも可愛かった。



08.アカツキ

アリツアとは違い、上部のモニターのクリスタルは割れずに赤く色付き、そのままノイズをはらんで赤い月に変わる。うーーん、なんて綺麗な繋げ方!!大好き!!

背景のLEDパネルが、全面赤月に照らされ赤く染まった海を映す。
披露するのは【WESTV!】以来。一番ガッツリ入っていた思い入れのあるツアーなので感慨深かった。Aメロの1人ずつ歌い繋ぐところをサスのフェードで照らす演出が当時と同じで、それもグッときた。

「愛してたいその願いは」のところの淳太くんが相変わらず祈っていて、女神様みたいでとても美しくて大好きだった。



09.サムシング・ニュー

一転お花がぶわぁと画面に広がってサムニュ。
アリトロを使って移動しながら。



10.きみへのメロディー

リフターにて。この曲聴けるなんて思ってなかった、嬉しい!!!
各々一番近くにいるメンバーの色にペンライトを変える客席は、制御されたかのごとく綺麗に7色に染まる。
アリツアリフターでもそうだったけど、やっぱりドームは圧巻だね。

みんな歌い方変わったなぁ〜と染み染み。力強くなったメンバーもいれば、表現力にさらに磨きがかかって優しく歌うメンバーもいて、2024年のきみメロもとても良かった。

基本的にスタンドに向きっぱなしになってしまうので、落ちサビでピンが落ちた時必ずアリーナを振り返って手を振りまくる淳太くんが、相変わらず優しくて大好き!
一回、双眼鏡の画角にこたじゅんが一緒に入っていた時、2人ともピンが落ちた瞬間ファンに手を振りまくり、ピンがつくとスッと元に戻っていったのが全く同じでちょっと笑ってしまった。
世界観を壊さないように大切にしつつ、一縷の隙も逃さずファンサービスに勤しむこたじゅん愛しすぎた。

最後にモニターに抜かれてハートを描く淳太くんも好きだったな〜!



00.〜ユニットAWARD〜

濵田さんだけがその場に残り繋ぐ。どんな時でも気を抜かず、ペンラを即紫一面にするファンは流石である。

京セラ初日、ここで「ドームに向けて7年ぶり?くらいにブリーチしたんですよ!似合ってる??」って聞く濵田さん、流石に愛しすぎて爆発するかと思った。ハイトーン濵田さん似合ってるよ、大好きだよ。

……本題に戻って。
「アリーナからやってきたんですけど、ドームではさらにパワーアップしてます、こんなのやろうかな!と!」
と紹介されたのが「WEST.ユニットAWARD」
モニターには過去の様々なユニ曲が流れる。
それでは早速、と進もうとする濵田さんの元に迷子のJr.(れおくん)が現れる。

れ「人とはぐれたんです!」
濵「はぐれたって誰と?」
れ「おにーちゃんとはぐれたんです!」
濵「えぇ!?俺、そのお兄ちゃん知ってるかも!メンバーかもしらん!今ちょうど呼ぼうと思ってたんや!みんなで呼ぼう!せーの!」

\ONI-CHAN/

という茶番(茶番)を挟んでユニットコーナーへ。



11.ONI-CHAN(中間・藤井)

初日、濵田さんがユニットという単語を口にする前に、バクステに現れたベンチ2台を見て「え、ONI-CHANじゃね?」と友人に言ったらマジで『ONI-CHAN』で2人で大爆笑した。ONI-CHANガチ勢みたいだった。

当時のピンク衣装に金髪の長子長男りゅせじゅんお兄ちゃん〜〜!!!

曲尺は1番のみになっていたので、よしよしとプリンあーん。
【WESTV!】では1人が励ましている時1人は踊ってたんだけど、それがなかったのが少ししょんぼり。あと諸事情で歌詞も少し変わっていた。
でも画面に出てくる文字のデザインとかは当時のままで懐かしくも笑った、永遠のサバイバルゲームのあのダサテロップ好きすぎる。

京セラだったかな?「でもお兄ちゃんは1人でいい」のところで2人とも思いの外勢いよくて顔が近くなりすぎた時に照れて笑ってたりゅせじゅんが、めーーちゃくちゃ可愛かった。てか、お兄ちゃんは何人いてもよくないか、別に。

曲終わり、懐をごそごそするONI-CHAN達がスマホ出すんじゃないかと思った人、絶対私だけじゃなかったと思う。
しかし取り出したのは電車の切符。710の文字は何の日だろう?と思っていたら、天才友人が「7人10周年じゃない?」と言っていた、天才だ。

流星「俺たちからのプレゼント」
淳太「俺たちに見惚れて乗り越すなよ〜!」

で基本次の曲振り。
淳太くん、東京では「男らしく見えて実は繊細な乙女座のギャップがある2人」「この前誕生日サプライズされた人と今日サプライズされる人」みたいな紹介してた。



12.乗り越しラブストーリー(桐山・重岡)

メンステにて。こちらも当時と同じピアノと三線で。
照史くんが座っている椅子は、途中からメンバーのメッセージが書いてある当時の椅子になっていた。お家に置いてるって言ってたもんね。

それぞれの楽器のソロパートは成功するとガッツポーズ→客席拍手ですごく温かい空間だったな〜重岡くんが「何回やっても緊張する〜!」と言っていたのが可愛かった。

次曲への振りは、重岡くんが側転や補助倒立をして「こんなアクロバットじゃ、あいつらには勝たれへん〜ガッデム😫」が基本の流れのようだった。

しかし初日、暗闇の中はまかみが花道に登場スタンバイし、全てを察した客席が悲鳴を上げ始めたので「まだ俺が喋ってるでしょ😠!!」って地団駄踏んでた重岡くんが超可愛かった。



13.GOD DAMN (濵田・神山)

横花からセンステにて、この動きも当時と一緒でわくわくした。

濵田さんが「腰とかも悪いし、これからどんどん出来んくなるから20代最後にやっときたい」と、当時神山くんを誘って、神山くんも「はまちゃんやから手加減せずに振付もアクロバットも入れた」という曲を、ダンスもアクロも当時のまま歌い踊るはまかみほんっっっとすごい。マジでめちゃめちゃしんどそうだったもんな……まぁそれが逆に曲に合っててよかったんだけども。

ラスサビでスモークと風が出てくるのを見て「風だ!!!TVの時の風だ!!!」と謎に大興奮していた友人も可愛かったな。

あと京セラの時もだったかは覚えてないけど、最後のアクロでフード被って「GOD DAMN」に合わせてフードをバッて脱ぐ濵田さん、めちゃくちゃかっこよかった。
以前の濵田さんってフード被っちゃった時とか、すぐ鬱陶しそうに脱いじゃうイメージあるんだけど、今回は完全に意識してパフォーマンスとして脱いでてちょーーーー好きーーーーとなってしまった。東京2日目は忘れてたのかちょっと脱ぐの遅かったけど。そんなところも愛しくて好きです。

あ、そうだ。
この『GOD DAMN』濵田さんがチャンピオンで神山くんが挑戦者って設定があるらしいって友人から聞いてびっくりしたんだけど、誰かそのテキストとかソース持っている人がいたら教えてほしいです……当時そこそこちゃんと全て追ってたつもりだけど全然知らなかったから……それともドリボのチャンプが青ローブだからオタクが勝手に言ってるだけ?なの???



14.Terrible(藤井・小瀧)

『GOD DAMN』のラスト相打ち後倒れるのはなしで、曲間の繋ぎもなし。
ただ、センステから光が走ってメンステに広がり『Terrible』が始まるのは綺麗だった!

初日の乗り越しあたりで「これはテリボーくる」と言い当てた小瀧担の友人は流石だなと思った。

当時はまだ少し背伸び感があったように思うけど、いい感じに成熟した『Terrible』は落ち着きと余裕があってとてもかっこよかった。

2人とも勿論なんだけど、特に流星くんのダンスが素人目にも上手くなったというか、この曲に限らず魅せ方が飛躍的にレベルアップしてるよね?この1年くらい特に。
メンバー全員歌とか表現とか、10年超えてまだ成長していくなんて本当に末恐ろしいグループだよ……。



15.Lovely Xmas(重岡・神山・全員)

望「なぁ流星〜」
流星「なぁに望〜」
望「次どんなん見たい?」
流星「う〜ん、めちゃくちゃぶりっ子で〜めちゃくちゃかわいぃ〜曲が見たいかなぁ〜」
望「俺もそう思ってた」
ツイン「それでは、どうぞ!」

友人に言われて気付いたんだけど、この曲振りした後同じスライドで一緒に下がっていくツインめちゃくちゃ可愛かったな。

そんな曲振りに応えるべく、一生懸命ぶりっ子ポーズで登場するかみしげが本当にめちゃくちゃ可愛くて。
神山くんは割と慣れているとは思うけど、特に重岡くんが重岡くん比でほんっとに頑張ってたと思う。めちゃくちゃ可愛かったよ!

【ラキセ】ではがっつり踊っていなかったから、新しく振りつけたのかな?一回少クラで全員で歌ったことがあるけど、あの時はどうだったっけな。

「ショートケーキみたいさ」でハートをつくるかみしげがかみしげでさ〜!神山くんの髪の毛が赤くて衣装が白だから、ハートのいちごショートケーキだねって思っていた。

そして途中で大きなプレゼントボックスが登場し、中から箱を破って残りのメンバーが出てくる。
一人がアップになりセリフ大喜利決めゼリフを言うのだが、担当者はじゃんけんで決めていたらしい。かなりの確率で濵田さんが負けていた。
初日の淳太くんの「かみちゃん!しげちゃん!いーれーてー!」もめちゃくちゃ可愛かったな。
最終日濵田さんの「元気があればなんでも出来る。いーち、にーい、さーん、だーーーーい好き」もあまりに良すぎて思わずのけ反ってしまった。
本人は「ウケた😆ウケた😆😆」と大喜びしていたが、あれは会場ウケたんじゃなくて普通に黄色い方の歓声だったかんね。

そのあとは全員で。
セリフを言ったメンバーに笑ったり、謎に動きの硬い小瀧くんに笑ったり、24コンのXmasメドレー白衣装でわちゃわちゃするWEST.がとても平和でにこにこした。



16.あなたへ

その場でコートを脱いでラフな装いに。
ステージがせり上がりスタンドマイクにて、作詞作曲をした神山くんはギター。

フルサイズ披露なのよかったなぁ。2番からはマイクを外してみんな自由に動き回り、主に自分のパートになると、ギターを演奏している神山くんの元に寄っていくのがすごく良かったし、神山くんのギターソロすごかった!

小瀧くんが煽りにのせて兄組(特に淳太くん)に絡みにいくのが自由奔放構って末っ子で愛おしかった。



00.まぁいっか!(東京のみ)

ニューシングル発表後にセトリに入れることは珍しくないけど、1曲も削らずにねじ込んできたのは少しびっくりした。曲数減らないの有難い〜!

東京初日はMCからの披露だったが、以降は淳太くんの曲振りがあるので先に1人だけハンドマイクからヘッドセットに変えるんだけど、奪うようにハンドマイクを受け取る濵田さんに笑う淳太くんのはまじゅん、とても良かった。

先に公開されたMVに少し映っているダンスパートを見て「これは案外踊る曲なのでは……?」と思っていたら、その想像のさらに上をいくハードさで笑った。かわいい曲調でえげつない。
曲で完全に油断していたWEST.も、振り動画の初見で「待て待て待て」となったらしい、笑った。

フルではないかもしれないけど、長尺の歌番組では見られないだろう部分を見られたのもすごく嬉しかった。発売が楽しみ〜!



00.MC

今回こんなに大きなLEDパネルで、曲中にもちょくちょく7パラになるなら可能なはずなので、どうかどうか次回以降は7パラにしてほしいな……な……



17.・(ten)

アコースティック形式で担当楽器はアリツアの『あじわい』と同じ、重岡くんはピアノではなくブルースハープのみ。
流星くんが曲の説明をするのだが、福岡だっけな?話しながらマイクをスタンドにはめようとするも、全然はまらずガチャガチャしているのを見て客席がざわざわしていたら、流星くんが「どうしたん??」とマイクをガチャガチャさせたまま聞いてきたのがめちゃくちゃ藤井流星で大好きだった。結局なぜ客席がざわざわしていたのかは伝わらずだったのも面白かった。

曲中後ろにはMVが流れ、じんわりほっこりとした空間に。
ただ「遅刻するなよ。お前がゆうな!w」は音源なら本来全て濵田さんが歌うパートだが「お前がゆうな!w」を濵田さん以外のメンバーが歌ってツッコむという仕様になっていたのには笑った。
どうやら、ちょうど歌練習の日にたまたま濵田さんが遅刻してしまったらしく、こうなったのだとか。
「普段そこまでせーへんのに……回数でいうたら他の人のが多いのに……」と不満げに呟く濵田さんは不憫で可愛かったし「そうやな」とフォローしてあげる淳太くんは優しかった。



18.しらんけど

曲振りはお馴染み小瀧漫談……というより、アリツアからだと41公演、漫談が始まった去年のツアーからだとさらに多い回数。流石にレパートリーも底を尽きたのか「漫談というよりもはやフリータイム」と小瀧くんも言っていたように、最後の方は照史くんの誕生日ゲネプロを敢行したりとやりたい放題だった。お疲れ様です、漫談師さん。

アリツアの途中くらいからだったかな?
「知らんのかーい!」を客席がコールする流れが徐々にあって、ドームが終わる頃には完全に我々の担当になっていた。一生分の知らんのかい言った。でもツッコミ求める淳太くんso cuteだった。

あと、サックスとツッコミの過労パートで、毎回わざわざサックス吹こうとする件について

望「あれサムいで」
淳太「なんでそんなこと言うん!?褒められると思ったのに!次からどうすんねん!」
望「😆😆😆」

ってやりとりしてたこたじゅん可愛かった。



00.Jr.コーナー



19.SCARS

バクステからムビステ移動しながら。嬉しい〜〜〜!!大好き『SCARS』〜〜〜!!!

衣装は【WESTV !】の軍服オマージュのような衣装。インナーは黒で、普段しないようなメンバーもネックレスをつけていたのがめちゃくちゃ癖だった。

こういう曲調でちゃんと踊るのめちゃくちゃ好きなんだよね、最近減った気がするけど。WEST.の歌の上手さと表現力の高さが存分に発揮されるジャンルだと思う。

Dメロ後の照史くんのフェイクが大好きで、あの美しいファルセットがドームに響き渡るのは本当に気持ちが良かったなぁ。
濵田さんの「例えばそれがまやかしだとしても」のアレンジも大好きなんだけど、ドームツアー通して聞けたのは大阪3日目だけだったな……だがそのレア感もまた、良。



20.絶体絶命

『SCARS』終わり、手を上に挙げるような振りに合わせてメインモニターの真ん中に雫が落ち、水面が波打つように広がる。
一息置いて、まるで血のように赤く染まった雫は逆再生で上空へと帰り、LEDパネルが真っ赤に染まった。

これ初日からあったかな?少なくとも雫が落ちる音は途中で追加されたような気がするんだけど、最初からだったら単純に興奮で忘れてるだけかも。

この曲に関してはもう前回語りたいだけ語ったので大体満足なのだが、ヘッドセットのアリツアと違いハンドマイクだった為、淳太くんの魅せ方にも多少違いが出ていた。

「奪いたい癖とか全然ないって」で振りに乗じて指環を抜くような仕草をしていたのが、今回はマイクを握った指からハッキリと指環を抜き取っていて、とても興奮した。
でも「全然ないって(笑)」感は薄まっていたかな。全体的にあった余裕がなくなって、嫉妬や狂気の方が強くなっていたような気がする。

ただ、大っっっっ好きだった最後の「どうせ僕だけでしょ?」の笑みは健在でありがとうございますでした。



21.YSSB

まずは最初に謝りたい。
『YSSB』正直もうお腹いっぱいだと思っていた。
【WESTV!】の時は大好きだったけど、ファン人気の高さから何度か披露する内に、擦りすぎだよ〜!の気持ちの方が大きくなってしまっていたというか。好きだよ!大好きだけどね!(通じる人には通じると思うけどブリュレ化現象)

今回ファン投票で「WEST.的最強カッコよソング」第1位になったので、ドームで披露するのはまぁやむなしか〜なんて思っていた。そんな自分をぶん殴りたい。地に頭つけて謝ります。

5年の時を経て、歌唱力と表現力に磨きのかかったWEST.によるマンキンの『YSSB』の破壊力は想像を絶するものだった。

以前にも言ったが、私は基本的に楽曲は初披露時のパフォーマンスを超えることはとても難しいと思っていて。
どんなに人気だからと再演をしたとて、やはり最初の衝撃や興奮はそう易々とは超えられないのだと。

でも今回は言い切る。
【WESTV!】にとんでもなく思い入れがある人間だけど言い切る。今回の『YSSB』は初披露を超えたと思う。すごい、こんなことあるんだ。

歌が上手くなっているのは勿論、表現力が上がっているのは言うまでもなし。
でも何よりも大きな要素はWEST.本人達の「自信と自覚」ではないかと思う。

それが一番顕著なのは濵田さんじゃないかなって。
ラジオで「帝王濵田」ってちょっとネタみたいに名乗っているけど、ちゃんとその自信と自覚がパフォーマンスに表れていると思う……いや元々なかったと言っているわけではなく。
ファンが感じていたどこか無意識的な色気や闇みたいなものを、きちんと意識して使いこなしているというか。
ファンがそれを「はまちゃんの魅力だよ!」と言い続けたこと、淳太くんを筆頭に一番身近なメンバーも茶化さずに「それがいい」と言い続けたことが、濵田さんの自信と自覚に繋がったんじゃないかなぁと、ここ数年を見ていて思った。
まぁ担当じゃないからね、解釈違いで勝手に語ってごめんね。


WEST.が別に今までやっていなかったというわけではないが「キメ所でかっこつける」を今回は徹底していたように思う。もっと雑に言うと「オタクをキャーーー言わせたろ」の気合いが半端じゃなかった。
客席もその空気を感じ取ったのか、回を重ねるごとにキメ所での歓声がどんどん大きくなっていた。それがきっと彼らの自信にも繋がり、さらにキメてくる、嗚呼なんて素晴らしい相乗効果だろう。お互い楽しくなっちゃったんだよね。


片目を閉じてまずは涼やかに言う最年少小瀧くん
途中からあっかんべーの味を占めた流星くん
ネックレスを引っ張り何人もの腰を砕く濵田さん
ツアー序盤からサイレントで沸かせていた照史くん
その完成度の高さで特大の歓声を掻っ攫う淳太くん
元祖サイレント、レパートリーが豊富すぎる神山くん
一度やったサイレントで会場の天井吹っ飛ばすかと思った重岡くん


ダンス曲自担ロックオン勢の私も、最早後半には『YSSB』のことを一種のアトラクションだと思って画面を見ながらキャーキャー言うのを楽しんでいた。普段あんまキャーの声は出せないんだけどさ、いやぁほんと楽しかった。



00.INTER

10年を振り返って、と一室に飾られた写真達を手に取りながら思い出を語る映像。

個人が選んだ写真は公演違いで流れ

重岡:YouTube誕生日会
照史:育ジャニ無人島
淳太:2019年カレンダーオフショットしげじゅん
神山:マウイ島
流星:小瀧くん20歳の誕生日会
濵田:パパジャニハロウィン淳太くんのオバQ
小瀧:はまこたかみで行ったアジ釣り

最終日はそれまでの総括といった内容だった。

「でもやっぱりこれは外せないでしょ」と映るのは1stライブ【一発めぇ】のええじゃないか。

そこから各ツアーごとのええじゃないかの写真が折り重なり現在へと繋がる。



22.ええじゃないか

パッとライトがついた先には、めぇの衣装をオマージュしたかのような金ピカ衣装に、メンバーカラーをあしらった和装のWEST.がええじゃないかポーズを構える。それだけで歓声の上がる会場。

初日のここの暗闇の間がめちゃくちゃ長くて、そのあと謎に足元明かりがついたのも演出?と思うくらいにはぎこちない繋げ方だったんだけど、次の日からすぐに修正してきたのは流石だったなぁ。



23〜.33
ジパング・おおきに大作戦
バリ ハピ
人生は素晴らしい
おーさか⭐︎愛・EYE・哀
プリンシパルの君へ
でっかい愛
ホメチギリスト
喜努愛楽
Big shot!!
AS ONE
しあわせの花

過去シングル抜粋メドレー。
フロートの上に組まれたやぐらのような柱に、メンバーの名前が書かれた提灯がぶら下がり、まさにお祭りのような衣装にとてもよく合っていた。
合っていた……んだけど、上にやぐらを組んだせいか、普通のフロートより高さがなかったように思うのと、角度的に柱のせいで見辛いことが多々あったのが少し残念だったなぁ……でも発想は面白くて好きだから何とも言えぬ……柱にしがみついてファンサする淳太くんはとても可愛かった。

あと『AS ONE』の時に絶対にボール蹴れてないでしょっていうシュート打つ淳太くんも可愛かった。



34.FATE

こちらに関しては少し多くなってしまったので別記事にて。



00.噴水ショー

演奏隊と噴水によるinter
制御ペンラは消灯していたが、せっかくならここでもっと遊んでくれてもよかったのになぁ。
最後に高く上がった噴水が7色に染まるのって初日からだっけ?



35.間違っちゃいない。

着替えてスライドアップで登場。

「ドームでグランドピアノ弾きたかったんよ」と嬉しそうにピアノの前に座る重岡くん。
原曲とは少し構成が変わり、冒頭にlalalaがきていた。重岡くん次第で長さが変わるのだが、個人的には京セラ2日目が一番ちょうどよかったかな。

でも「どうだった!俺たちのこの10年!俺たちと出会ってからの10年!どうだった!?あなたの笑顔が答えでしょうか?10年!誰も欠けずにここまできたぞ!」と語って「間違っちゃいないんだ」と歌い、カメラに向かって指を「7」にする重岡くんを見たら、もうlalalaの声出ないよなんて弱音は吐けないよね。

あと福岡で重岡くんが自分のパートを歌い忘れた時、咄嗟にファンがカバーするように歌ったのを、心底驚いたように目を丸くして見て、その後とても嬉しそうに笑った重岡くんがすごくよかった。あたたかい関係だなぁ。



36.超きっと大丈夫

そのまま真ん中に集まってエイエイオー。
最後の方はファンにマイクを向けることが多かったんだけど、淳太くんは「君(みんな)は頑張ってる」照史くんは「超一緒に生きてやる」を絶対に自分で歌うところに、このメッセージはどうしても自分から伝えたいんだという意思を感じて大好きだなぁと思った。



37.ハート

センステから横花に散って。
淳太くんが一番端だったので、落ちサビしげりゅせパートの演出に気付いたのがだいぶ後だったんだけど、2人だけにピンが当たる演出めちゃくちゃよかったな。
最終日、パート前にお互い気合を入れるように小突きあっていたのがとても良かった。



00.挨拶

初のドーム公演のように1人ずつ挨拶の時間が設けられていたが、あの時のようなしんみりさや涙はなく、伝えたいことはちゃんと伝えつつも、時にはずっと笑いが起こるようなカラッとしたものだった。
涙より笑顔な彼らの性分もあるのだろうが、あぁ10周年は本当に通過点なんだと思わせてくれるものだった。



38.アンジョーヤリーナ

本編最後はアリツア同様、AWARD投票で「好きな楽曲」第1位に輝いた『アンジョーヤリーナ』

後ろに流れる映像もアリツアと同じく、過去ツアーのドキュメンタリーを繋いだもの。

本当にいい曲に育ったよね、アンジョー。
初めて聞いた日の想いを今でも覚えている。いつかWEST.にとって揺るぎない地位の楽曲になってほしいって。だから、本当に大切で、本当に嬉しいよ。

アリツアの終盤から、曲終わりにファンが続きを歌う流れが発生したが、ドームでも途中からその流れが復活。客席の「アンジョーヤリーナ」の声を聞いて満足そうに笑って見えなくなる重岡くんが印象的だった。

そうして全面モニターの上から赤幕の映像が下がり、文字通り【AWARD】の本編は幕を下ろした。





Enc1.Make a Wish!!〜世界中が愛してる〜

ハケた場所と同じところから登場。
10周年の記念に自分たちで「おめでとう」と歌うWEST.可愛くて愛した。

初日に、せーのと言われて客席が「おめでとう」と言うような流れがあったのだが、いかんせんこちらの曲は5年前にリリースされた『Big shot!!』の初回のみに収録されたc/w曲。
記念日でたびたびBGMに使われることもあったが、反射的に対応できる人が少なかったのだろう、微妙な感じになってしまい、以降はWEST.が「10周年ありがとう〜!」と言う仕様に変わっていた。
全力で「おめでとう」と言った側としては少し残念だったが、こういうのって時間が経つと難しいよね〜。



Enc2.Unlimited

【翔べ関】でも歌っていたが、やっぱアンリミはドーム映えする曲だよね〜!!!
周年にもピッタリな選曲だったと思う!私も聞けて嬉しかった!!!



Enc.3バンバンッ!!

あ〜これこれ〜!!
『バンバンッ!!』の盛り上がりってこの曲でしか出せない空気みたいなのがあると思う。

東京初日、何も示し合わせていないのにバッと両手を広げた照史くんに向かってバババババババンと連射する淳太くんと、そのまま撃たれる照史くんという特大B.A.D.が見られたのでそれだけでもう幸せでした。

最後に歌詞に合わせて特効が上がるのも最高に気持ちよかった!今回特効多くて嬉しかったな〜!!



Enc.4あかさたなららら

「言葉よりも歌の方が伝わると思うので」と最後は重岡くんの作った曲で。
基本的にレッドカーペットの階段に思い思いに座る弟組+濵田さんと、その後ろで見守るように立っているばどの構図がまさにWEST.そのものだった。

メインモニターには五十音表があり、歌詞に出てくる単語が音に合わせて色付く仕様。
京セラは虹色のように光っていたと思うんだけど、福岡からは単色で色付くようになっていたと思う。歌詞の出し方も変わってたかな。

1番サビに入る頃には、階段に横一列ぎゅっと並んで座り、ニコニコと楽しそうに歌う。
その図が青春のようにも家族のようにも見えて、言うなれば「幸せの縮図」なんだろうなと。

【POWER】の『むちゃくちゃなフォーム』でも同じような構図で歌っていたが、今回はきちんと定型として決まっていて、それは一見するとわざとらしくも見えるような演出。
けれど、それを本人達も私達も違和感なく受け入れられることが、今築かれているWEST.の関係そのものの答えなのかもしれない。

その下手からの並びが流星くん・淳太くん・神山くんだったのだが、サビで淳太くんのソロパートをじーっと見つめる両側のりゅかみがとても可愛かった。
その流れのまま、2番冒頭の流星くんを2人して首を動かしてリズムを取りながら見つめるかみじゅんも可愛かった。

「元気でいてねー!」と歌うより呼びかけるように言う重岡くんを合図に、メンバーは立ち上がり、透明なボードにそれぞれのカラーのペンでメッセージを書く。
東京でペンを持ってくるのを忘れたのか「あ〜どうしよ〜」と焦るでもなく両手を上げる流星くんが超マイペースで可愛かった。すぐ気付いた淳太くんが貸してあげていたけど。

メッセージの書かれたボードは、見やすいよう背景に白い紙をあて客席へと届けられる。
順番に映してはくれるものの、一度に7人のメッセージを把握するのは中々大変だったので、円盤化した時にブックレットに全公演分つけていただけるととても嬉しいです(強欲)

そしてラスサビでは客席を後ろに背負い、ポケットに目一杯詰め込んだカラフルな銀吹雪を、自らの手で自分たちに降らせる。
誰かにお膳立てされるでもない、ド派手に祝われるでもない、そんなものなくたって己の花道は己で作るんだと言わんばかりに、低い場所からキラキラと降り注ぐ銀吹雪の中で「幸せって幸せだ!」と歌うWEST.は、どんなにお金をかけた演出でも敵わない輝きを放っていた。



WEnc.Tomorrow (オーラスのみ)

最近はアリツアでオーラスに入ることが少なくなったので、自分で入るWアンコは【翔べ関】以来。

鳴り止まないWEST.コールに比較的早めに出てきたWEST.は「じゃあちょっとみんなの近くに行きましょうかね」と縦花を歩きセンステへ。

神山くんの曲振りで始まったのは自身が作詞作曲した『Tomorrow』

センステから全員で一緒にゆっくりと外周を歩きながら、客席にこれでもかというほど手を振りつつ練り歩くという、Wアンコとしては異例の演出。
ただ『Tomorrow』はメンバー曲ながら未披露で、テンポと長めの曲尺ということもあり、中々披露する機会がなかった中、最適解かのような使われ方で、なるほどなぁとこの時点では感動よりも感心してしまった。


曲も佳境に入ったラップ後、センステへと戻ってきた彼らの足元にはOP映像でも出てきた2024と書かれた白線。

そしてメンステへと伸びるレッドカーペットにはいつのまにか2025、2026と滑走路と同じように白線が刻まれていた。

「正解がわからなくても 手探りでも生きてゆく」と、その道を並んで一歩一歩と足を進めていく7人。

203…と具体的な終わりなく書かれた白線の次、最後に引かれた白線の横には「WEST.」の文字が。

その前で一旦足を止め、全員で斜め上のカメラを見上げて手を伸ばしWEST.は歌う

「貴方に出逢えてよかった。」

そうして力強く踏み出した足は、WEST.の白線を越えてどんどん前へと進んでいった。














長らく一つの事務所グループを応援している経験がある人は、その姿に「永遠」を見たことが、一度くらいはあるのではないだろうか。

かくいう私もその1人だ。

厳密には永遠などこの世界に存在しないのだが、ある時代くらいまではグループの本人達ですら、永遠のように続いてゆくものだと、何の疑いもなく信じていた節があったように思う。

けれど、そんなものは存在しないんだと「永遠」が崩れ去った瞬間に思い出す。




WEST.は決して永遠を約束してはくれない。

文脈的にそれが適切である場合にも、言い淀み、別の言い方をすることがある。最近は特に。

そこに少しの寂しさを感じてしまうが、それは他でもないWEST.の誠実さの表れなんだと思っている。

永遠なんてないことは、彼ら自身が一番身に染みて知っている。
7人が7人でいることが、どれほど途方もない奇跡なのか、きっと誰に言われるよりも痛いほどに分かっている。

だから永遠を口にはしない。
けれども、それでも願わずにはいられない。

そうしてたどり着いたのが、京セラで何人かが言っていた「半永久的」という言葉なんじゃないかって。

存在しないから約束できない、けれど叶うのならば永遠でありたい。

そんな祈りにも似た願いが「半永久的」に詰まっているようで。




未来なんて誰にも分からない。
人の想いは変わるものだし、絶対なんてない。

それでも、白線を踏み越えたあの瞬間は少なくとも、7人が「この先もWEST.7人でいたい」と思っていたことだけは、変えようのない事実だ。

ならば今は、その事実だけで充分だ。
もし例えこの先違う未来が訪れたとしても、この10周年に確かに在った想いは、願いは、幸せは、何にも捻じ曲げられない大切な思い出だ。


願わくば、そんな思い出がこの先もひとつひとつ積み重なって「腰が曲がっても」「出来るだけ長く」「10年、20年先も」「半永久的に」続いていきますように。

そう思わせてくれるWEST.と云う7人に出会えた私は、世界一の超幸せ者だなと改めて思えたツアーでした。




WEST.デビュー10周年、おめでとうございます。
これからも、みんなで笑う素敵な未来が待っていますように。

WEST.ドームツアー【AWARD】FATEの演出について語らせてくれ

本当はいつものレポ感想の一部として書いていたのだが、書きたいことがありすぎて結構なボリュームになってしまったので、流石に切り取ることにした。


『FATE』とはメンバーの神山くん主演ドラマ「白暮のクロニクル」の主題歌。


公式のMVはこちら↓

正直このMVだけでも、もう1本ブログが書けるくらいには突き刺さって抜けない作品である。
ただ、解釈厨の私が当時ブログにしなかったのは、この映像に一貫した解釈をつけることは出来ないと結論付けたからである。


参考程度に当時大興奮で書いたざっくりとした解釈……否、妄想はこちら↓




というわけで以下切り取りです。



前曲終わりに暗転、メンバーはセンステ上で生着替え。
書きたいことが山のようにある『FATE』の演出、気合いが入っていたのが伝わってきたし、実際とてもドームに映える演出で本当に好きだった。


メンステには鉄格子の先に囚われたかのような青く染まった場から、バイオリンの音が響き渡る。
モニターには、彩度の低い赤くドロドロとした血のような液体に塗れたWEST.が映り、不穏な空気が流れる。

制御されたペンライトが白くチカチカと点滅し、音楽が徐々に高鳴り一旦暗転、イントロのピアノと共に薄らとステージが青明るくなる。

緊張が最高潮に達し、ストリングスとブラスが全員入ってきた瞬間、大きな爆発音と共に煙が上がった。緊張と緩和、曲の世界観に合ったとても素晴らしい導入だった。

歌番組での披露こそ一度きりだったが、MVにはダンスバージョンが収録され、YouTubeにも試写会で披露した動画がアップされている。しかしライブでは少しパフォーマンスが変更され、全体的にMVの世界観により寄ったものとなっていた。これがまた最高でさぁ!


まずそもそも最初のフォーメーションから違う。
元は神山くんのみから始まるのだが、今回はメンバーが全員スタンバイしている所から始まる。
項垂れ伏せていたり立っていたりするのだが、おそらくセンターの神山くんの前に被るように、真ん中に重岡くんが両手を広げて立っていたよね?
これ何故か最終日に気付いたので動揺で記憶が曖昧なのだが、私の見たものが幻でないとしたら、あまりに私の妄想する『FATE』における重岡くんの概念(後述)すぎる、何故もっと早く気付かなかった……

ちなみに衣装は白を基調としただらっとしたものに、こちらも血のような赤があしらわれた、この1曲の為だけのもの。
個人的には思い描く世界観と少しズレていたのだが、友人達はみなこの衣装大好き!と言っていたので、ズレているのはどうやら私の方だったらしい、反省。
あ、でもこれも最終日に気付いたんだけど、濵田さんの衣装、インナーが真ん中でクロスするような作りだから、少し反るだけでおへそが見えるのが大変よろしくなかったです。双眼鏡のロックを離せませんでした。何故もっと早く気付かなかったのか……え、私FATEの時寝てたんか?


しかし2番の淳太くんパートが聞けるなんて思っていなかったのでハッピーハッピー!
このパート前、淳太くんをメンバーがぐるりと囲んでいるんだけど、濵田さんが全くハイライトのない目で片腕を伸ばし、機械仕掛けの人形のように動いていたのがゾッとする程生気がなくて、こんな場面あったか?と思ったらやはりこちらもフォーメーションが変わっていた。変更点が悉く刺さる。

1人センターに残り「箱に仕舞った感情など 嗚呼 鍵も失くした筈だった」と歌った後、顔半分を手で隠したまま口元だけで笑う淳太くん最高だったな。

ラップ部分は縦花でのダンス。これもまたかっこよかった。
サビは縦花を歩きながらメンステに戻るのだが「忘れないんだ…」のパートで「乾きが襲っても」と歌いながら通りすがりにカメラを覆うように手を伸ばす濵田さんめちゃくちゃかっこよかったな、これは東京で見たやつです……ツアー前半のFATE記憶なさすぎて怖くなってきた、なにこれ。

その後の「我が身燃え尽きたって この目逸らしはしない」で微動だにせず真っ直ぐにカメラを射抜く小瀧くんはまさに「この目逸らしはしない」で大好きな表現だった。

そしてここからは曲間オリジナル。
真っ白な一面の光がざらざらと砂城のように崩れると、砂嵐のように粒子が舞い、その砂粒はまるで人間の手のような形を模して中心に伸びる。
伸びた手の先では、重岡くん以外の5人に押さえ付けられた神山くんが捕えられたまま落ちサビを歌う。

元のダンスは周りで静止していただけのフォーメーションが、完全にMVに寄ったものとなっていた。
私は本当に本当に『FATE』のMVが大好きで、特にこの部分に狂っていたので、あまりの良さに初日は立っているのがやっとだった、この後に最大の爆弾が待っているとも知らずに……


そんな押さえ付けられた神山くんの後ろから「声にならなくたって もう一度逆らい叫ぶ」と歌いながらスッと現れた重岡くん。

そんな重岡くんに対し、神山くんを含めた残りの6人は客席に背を向け、両手を首元に添え、顔を上げ、膝をついた。

あまりの衝撃に、私はここで完全に一瞬意識を手放した……あ、なるほどそのせいで記憶が抜け落ちているのか、合点。


MVを見た私の中で『FATE』における重岡くんは、立ち位置的には黒幕であり、人ではない何か……ある種、神のような次元のものだという漠然とした解釈があり、だからこそ冒頭に両手を広げて立っているのが、あまりにも概念通りだと思ったのだ。

故にこの部分はもう6人が重岡くんに首を差し出しているようにしか見えなかった。
圧倒的な存在を前に、相対していた者でさえ跪き、全てを捧げるしかない。あまりに絶望的であまりに神々しい。
そんな概念をセンターが、アイドルが背負っていいのか……恐ろしい、恐ろしさと興奮でこれを書いている今も思い出しながら新鮮に震えている。

それでも最後の「明日も目覚める運命だ」で全てを引き戻す神山くん。やはりこの曲の主人公は神山くんなである。

……ま、これは私個人のぶっ飛んだ解釈なので、話半分に聞いてね。本当は全然そんなつもりないと思うんだけどね、オタク故、いつもこうなるんです、ごめんね。


演出の話に戻って、後半に水と炎両方出すのも異能力の世界観があってすごくいいよね〜!(戻せてない)
照明も凝っていてすごく好きだったんだけど、ものすごく細かい所だと「光を手繰り寄せた」でフル動員して白のムービングを完全に飛ばし切ってほしかったな〜。まぁこれは私の趣味の話です。

そして曲の最後は始まりと同じく特効とともに煙幕が上がり、奈落へと飛び降り。京セラがスライドダウンだった理由は以下省略。
この飛び降りの時に、片手を天に伸ばしたまま落ちる淳太くんが美しくて大好きだった。

総じて『FATE』の徹底的に作り込まれた世界観と演出が最高だった。
ドームだからこそ作り出せる荘厳さと、WEST.だからこそ表現できるストーリー性。
それらに圧倒され、ライブ中の1曲なのに、まるで1本の舞台を観終えたかのような感覚に陥った。

本当に大好きでした。

早く円盤化してくれ〜〜〜!!!!

WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR【AWARD】レポ感想


自身初のベストアルバムをリリースし、無事に10周年を迎えたWEST.の9都市33公演を回るアリーナツアーは、最終地北海道にてその幕を下ろした。

さぁさぁいつもの長いやついきますよ!お暇な方はお付き合いくださいね!



入場すると、メインステージに下りた真っ赤な幕が一番に目に飛び込んできた。
そこからセンターに伸びる花道は赤く、まるでレッドカーペットのよう。
センターステージ上部にある円形のトラスからはLED照明が垂れ下がっていて、シャンデリアを彷彿とさせる(多分これは意図していない)
そして白のムービングは絶えず会場をサーチしていて、私達はまさにツアータイトルの【AWARD】授賞式にやって来たのだと、始まる前からバッチリ作り込まれた会場にワクワクと少しの緊張が高まる。

開演前にはWESTube特別版として、DJ神山さんのお悩み相談が流れる。バージョンは公演ごとではなく会場ごとで、終始DJ神山さんが絶好調であった。

ジャスミングアップ(とはもう呼べないのかな)用の会場BGMは『ええじゃないか』→『ホルモン〜関西に伝わりしダイアモンド〜』→『考えるな、燃えろ!!』だったのだが、小瀧くんが「なんかみんな歌いにくそうやなと思って」と広島公演の途中から最後が『PARA!PARA!チャ〜ハン』に変わったのがとても良かった!パラチャ〜大好き!ドームで歌って!!(どさくさ)



開演時刻になると一斉に照明が落ちる。と同時に、今回の制御ペンライトも一斉に消えた。
これから授賞式が始まるんだという演出としては最高に昂るのだが「え!?ペンラ壊れた!?」と焦る人達を山のように見たので、良し悪しだなぁと思った。
あとOPにペンラのカラフルな景色がないのは少し寂しいなぁと、スタンドから見ていると思ったのもある。でも演出としてはすごく好き!うーん難しいね……。


音楽が鳴り始め、メンステに下りた赤幕にレーザーで「WEST.」の文字が描かれ、虹色順にメンバーの名前が映し出される。
名前の周りにはヤツ、特徴的なアイテム、そして1stライブ【一発めぇぇぇぇぇぇぇ】で使われていたキャラクターが代わる代わる登場する。ここで最初のキャラ(?)出してくるのズルいよね……

その後畳み掛けるように過去のツアータイトルロゴが映し出される。あぁ10周年だなぁと思いつつ、デビュー日以降は周年記念で届いたフォトフレームに描かれたツアータイトルロゴを思い出して、過去の全てのステージが繋がって今になっているのだと、余計に感慨が増した。


徐々に幕は上がっていき、バックライトに照らされたシルエットのWEST.が登場。
淳太くんが「俺たちがー!」と言うと全員で「WEST.!!!!!!!」と名乗りをあげる。
そのまま重岡くんの煽りと「せーの!」の掛け声で会場全体が「ええじゃないかー!」と応える。

登場の仕方、名乗り、そして赤くキラキラとした衣装、そのどれもが7人でデビューすることを発表した【なにわ侍】のオマージュであり、初っ端からフルスロットルのエモーショナルに胸がじんと熱くなる。
私は当時ファンではなかったから、ただ想いを馳せることしか出来ないけれど、あの日あの時実際あの場にいた人達はきっと、感動もひとしおなのだろうな、と。

この赤衣装がとてもとても大好きで、特に流星くんの黒割合と淳太くんのマントが最高!




01.ええじゃないか

会場の「WEST.ー!」と共に消えていたペンライトも点灯し「ええじゃないかー!」で派手に特効が鳴った。
一瞬で明るくなった景色に、キラキラ輝く赤い衣装が眩しいほどに映える。
いつ何時何処でどう歌っても素晴らしいデビュー曲だと思っているが、やはりOPが一番似合うなと思った。

何百回と歌ってきた曲だが、ある公演で「みっつみんなでほんまやねん」を「ほんまにゃ」と噛んでしまった小瀧くん(延々と反省してた)と、それで爆笑するメンバー(WaWでもイジってた)という平和な回がとても楽しかった。
スーパーダンスタイムでは、はまかみが長くボケてメンバーに被り、その後の流星くん操りウェーブがまともに出来ず心底楽しそうに笑い合ったあと「これがWEST.やねん」とニコニコ歌う淳太くんが本当に嬉しそうで、その姿にOPから幸せが溢れた。
本当にいい曲だよね、ええじゃないか。



02.AWARD

『ええじゃないか』がデビュー当時のオマージュだとして、改めてこのツアーのOPとしてはここから始まるのかもしれない。

出だしのお辞儀のところで胸に当てている手の形が人差し指だけ浮いている淳太くんが、指先までロイヤルで王子様みたいで早々に好きが爆発してしまう。
「なんかごめんなさい」で頬に片ハートして首をこてんとする小瀧くんは、毎回モニターに抜かれると会場の悲鳴を引き起こしていたな。

【POWER】のラストで歌っていた『POWER』で、銀吹雪を浴びながらWEST.を見上げた時の幸福感が本当にすごくてとても心に残っているのだけど、今回運良く入れた同じような席でまた銀吹雪を浴びて「言わせてよあえて 君と出会えて 世界一の超幸せ者」と目の前の淳太くんを指差せたことが、歌詞通り超幸せ者すぎて泣きそうになった。



03.Toxic Love

初日、イントロの「とんとんとん」で抑えようのない悲鳴が漏れた。まさか見られると思っていなかったから。
けどまぁ、メンバーから度々この曲の話題出たりしてたもんね。全くの予想外選曲という訳ではない……かといってまさか3曲目でこんな突然くると思ってもいないから、本当に、興奮が、えらいこっちゃで。

りゅかみラップ前の腰振りのところで、目元に手を置いて動く小瀧くんのセクシーさといったらもう……!当時高校生だったのにね……立派に育ってしまって……(小瀧担の人格乗り移り)
あと私、照史くんのフェイクが大好きなので、それを全身で浴びて幸せでした。

そしてムビステで移動しながらのこの曲。
踊りながら移動できるムビステってやっぱいいよね〜と呑気に思っていたのだが、ムビステが通る真下ブロックに入った際、この曲を歌い踊りながらWEST.が頭上を通過するという事態に気付いた辺り一帯が口々に「ヤバイヤバイヤバイ」と声を上げ、パニックになっていたのが面白かった(その一員)

ただずっと不思議だったのが、サビのマイク音量だ。ラップとフェイクのあるきりりゅせ以外マイク切られてるの?というくらい、うっすら被せが流れているだけのような音量で、ずっと何でだろうと思ってた。PAミスかと思ったけど、基本そうだった(後半はまだマシだった)から、一体何だったんだろうな〜と。私の聞き間違いかな。



04.We are WEST!!!!!!!(10th Anniversary Version)

神山くん作詞作曲のライブ定番曲。
バクステ側から外周に散ってそれぞれ立ち位置で。
ポンコツ脳故、出だしの名前を呼ぶところはともかく、メンバーのアルファベットを叫ぶところがいつまで経っても覚えられなかったのだが、淳太くんが再録に関してラジオで「この10周年でまた改めて、みんな揃った状態で、この名前を呼べる曲を作れてよかったなってすごい感じるかな」と言っていたのを聞いてハッとした。

メンバーの名前を、当時のままちゃんと変わらず呼べることは、本当は奇跡みたいな幸せなんだと。

当たり前の幸せに胡座をかいていた自分を猛省した。いつだってその奇跡に感謝していたはずなのに、こんな簡単なことを取りこぼしていた。

だからそのラジオ以降のWaWはより一層大きな声で、心の底からメンバーの名前を呼ぶようになった。7人を呼べるいまこの瞬間の幸せを噛み締めながら。
元々大好きな曲がもっと大好きで大切な曲になった。



00.INTER

一旦はけて映像。授賞式に備えて身支度を整えるWEST.
通常はOPの登場前に流れることの多いメンバー紹介がここに挟まれる。Jr.がついておらず、転換ごとに稼がなければいけない尺に、ここで敢えて順番を変えてメンバー紹介を持ってくるのは上手いなぁと思った。

この映像でSPに囲まれている淳太くんが、ガチV.I.P.御曹司って感じで最高〜に好きだった。
あとのちの『REWARD』で出てくる時計の時間(23:15)をOP時点でチラッと見て確認するのが小瀧くんだったんだけど『REWARD』のセンターやトロフィーリレーが最後だったことも考えると、小瀧くんがこの集団の中心なのかな。OPに張られた伏線だね(言いたいだけ)



05.Beautiful

映像の中の流星くんが掌から光を上空に放り投げると、会場上部のLEDパネルに飛ぶ。
その光を中心にレーザーでMVのクリスタルが描かれ、画面いっぱいにキラキラが広がり曲へ。

こういうモニターを使った演出大好き!全面LEDパネルが本当に好き!!!

そして今回は背面のLEDパネルだけでなく、メンステの上下もLEDパネルになっていて、本当に!とても!良かった!


白い衣装で歌い踊る『Beautiful』はキラキラアイドルですごく良かったな〜!主演だから当たり前かもしれないけど流星くん無双曲って感じ!流星くんが抜かれてキメるたびにキャーキャーと黄色い声があがるのがザ・アイドルって感じで最高に楽しかった!

冒頭サビの「思わず息を呑んだ」でハッとする淳太くん大好き!「Let's kiss」で唇に人差し指を当てて上にkissする淳太くん大好き!「キミがいるこの世界ごと」で必ずモニターに抜かれる時にキメキメでこの世界を指差す淳太くん大好き!

あと一番Bメロ「裸の瞳吸い込まれてゆく〜」からの縦一列になるところで、照史くんが前の淳太くんに隠れようとしたり、淳太くんが前の重岡くんのお尻を触ったり、すぐ見えないところでイタズラしようとするWEST.も可愛かった。後半はあまりしてなかったかな。



06.セラヴィ

そのままメンステにて。
『Beautiful』のクリスタルがパリーンと砕け散ると、メインモニターにはノイズの後"C'est la vie"の文字が。大好き!セラヴィ大好き!

神山くんがギターでイントロを弾き始めると、横一列に並んだWEST.に一小節ずつサスが当たり、踊り繋いでゆく。
これ、初日メンカラサスだったような気がするんだけど、途中から白になってたな。メンカラは【Mixed Juice】の時の演出オマージュっぽくて良かったし、白明かりもセラヴィの無機質感があってどっちも良かったな〜!

イントロは途中で巻き戻りアレンジ。多分神山くんのギター片す為だと思うけど、このアレンジ好きだった。音に合わせてムービング飛ばすのも好きだった。巻き戻しの時にゴボ回すのも好きだった。回したくなるよね、分かる。

【Mixed Juice】の時は外周に散らばっての披露だったので、終始集合の今回は所々ダンスが変わったり追加されたりしていた。

その中でも「いつか僕も誰かの思い出の花瓶の中で枯れてゆくのだろう」の淳太くんメイン濵田さんハモパート。お互いに近づいて行き、一度片腕をクロスさせた後絡ませてくるりと回すと、手首をかくんと項垂れさせる。まさに花瓶の中で枯れゆく花のような表現がほんっっっっっとうに大好きだった。
うっすらとある【Mixed Juice】の記憶でも、多分ここは同じような振付だった気がするんだけど、それを二人用へとアレンジする昇華のさせ方が天才的で、やはり神山先生は偉大だ。はまじゅんってのもまた最高〜!

「C'est la vie, c'est la vie!」で口元→目元に手を持っていく振り付けは、抜かれるメンバーが決まっているようで、ラスサビで毎回抜かれる淳太くん、口元に笑みをたたえながら左肩に顔を寄せる仕草が絵画のように美しく、大好きな表現だった。多分肩を寄せ始めたのは途中からだったように思う。
あと重岡くんがよくニッコニコで踊っているところを目撃したんだけど、重岡くんの中でのこの曲の解釈がとても知りたい、カッコよかったので。


そして今回の『セラヴィ』で言及したいのは何と言ってもモニターに流れる映像である。
黒いシャツに身を包み、ノイズが混じりながら様々な表情がミックスされ、時にカラフルな色で顔を塗り潰されたようなリップシンク映像。
私が『セラヴィ』のMV化に求めていたのはまさにこういう雰囲気……!と大興奮した。

と、いうのもこの『セラヴィ』と云う曲を提供してくださったキタニタツヤさんは、私にとって"呪術廻戦の青のすみかの人"より前に"セラヴィを作った人"よりも前に"尖ったMVの人"だったからだ。
元々ボカロPという認識で、曲も勿論だがあまりにもMVの印象が強く、ポップを掲げたミクジュアルバムのクレジットに現れた時は「マジで!?よく引っ張ってきたね!?」と心底驚いた記憶がある。

『悪魔の踊り方』『人間みたいね』辺りを見ていただければまぁ理由は分かると思う。

今回モニターで流れていた映像はほんのりとキタニさんのような、仄暗さや無常感、無機質感が表現されていて「コレコレェ!」と一人小躍りしたい程だった。解釈の一致最高🎶


基本的に楽曲パフォーマンスは初披露の演出を超えることは難しいと思っているのだが、今回の『セラヴィ』は勝るとも劣らずな演出での再登場でとても嬉しかった。集合セラヴィ見たいってずっと言っていたし。

まぁ強いて言うのなら「育った風景が〜君を知れたように」のB'をやっぱり聞きたいのと、曲終わりは横並びではなく【Mixed Juice】のように流星くんを囲んで円になるのが好きなので、そんな『セラヴィ』もまたどこかで見たいなと思いました、強欲なので。



07.サムシング・ニュー

一転明るくアリトロ移動しながら。
そろそろ一回外してみてもいいと思うんだけど、難しいかな〜まぁ今回周年だしね。

「僕らの持つ愛の経験値には誰もが勝てないよ」で突然濵田さんに片割れハートを迫られ照れていた照史くんが、後半になるにつれノリノリで濵田さんと様々な形のハートを作っているのがとても可愛かった。同期の経験値には誰もが勝てないです、その通りです。



08.何万回だって「君が好き」

外周リフターにて。
10周年で実施された楽曲投票「WEST.的最強ラブソング」で一位を獲得した曲。正直これが一位なのめちゃくちゃ意外だった。いや、好きだけどね!

各リフターからは紗幕のような白い布がドレープ状に伸びていて【翔べ関】の時の『星の雨』を思い出してうっとりとした。

神山くんと濵田さんの落ちサビが本当に綺麗な歌声で心地よかったなぁ。
ある時やたらピンクの客席の動きが激しいなと思ったら、小瀧くんがファンを指揮していたので、双方とても可愛くて笑った。

個人的に制御ペンライトに関しては、別に賛成も反対もないどっちでもいい派ではあるが、リフター中には制御せず、ファンの自然発生的メンカラチェンジに任せてくれるのは、WEST.とファンの信頼関係だなぁと思ってあったかくなった。相変わらず客席は綺麗な7色を描いていたしね。

基本的にずっとスタンドの方を向いているのだけど、間奏部分で必ずアリーナ側に振り返ってくれる淳太くんが大好き!照史くんがやってるのも見た!



00.中間んち物語(コント)

観客有りのライブでは【WESTV】の星座コント以来のコントコーナー。
周年だけど、今この曲数渋滞の中でコントは難しいよね〜と思っていたので、まさか入れてくるとは思わずびっくりした。

あれから数年、だいきくんは無事大学生に、のんちゃんは天才小学生発明家に、藤井刑事と智子ちゃんは結婚してめでたく夫婦にと、それぞれ環境の変化もあった中間一家。
商店街の福引でWEST.ライブAWARDの招待券を当て、家族一行でやってきた設定から始まる。

パターンは2種類あり、のんちゃんが開発した光が当たると何でも答えたくなる「コタエタクナールライト」と、書いたことが現実になる「未来予言ノート」のどちらかに分岐する。
「コタエタクナールライト」の場合は藤井刑事と智子ちゃんが喧嘩し離婚の危機に「未来予言ノート」だと真面目系のメッセージが聞けるといったもの(あらすじ全部書くの諦めた)(ともとも可愛かった)

宮城から突如分岐として増えた「未来予言ノート」では、雑な使い方をする中間家の面々を嘆き「そんなことのために作ったんじゃない……!」と大袈裟な演技をするのんちゃんの後ろで、ジタバタ純情……否、俺たちの青春のインストが流れているのが一番面白かった。ヤンクミ呼んでこなきゃ。


今回は星座コントのように展開で笑うというより、アドリブの幅を楽しむコーナーだった気がする。
久々にコントを見られたのは嬉しかったけど、コントを挟むとどうしても全体の流れのバランスが難しくなるよな〜と。



00.INTER

WEST.の過去のツアーを振り返りながら中間家が噂の裏話を教えてくれる映像。
途中で裏話の内容が変わり、終盤の一家のごちゃごちゃに淳子さんが「もう疲れちゃうや〜!」と強引に次の曲に繋げにいったのには流石に笑った。



09.疲れちゃうや

センステにて、上のトラスが下りてきて青基調の世界観に。制御ペンラは消灯。
正直、近年の傾向からいって披露されることのないc/w枠だと思っていたからめちゃくちゃ嬉しかった!!!大好きな曲なので!!!!!

もうね、出だしサビの超高音の照史くんがとんでもなく素晴らしかった!ため息が出るほど美しい歌声だった。生で安定してあれが出るのほんと凄い。

全体的に気怠げなWEST.が堪らなく癖に刺さる。

披露があると思ってもいなかったのにその上フルだなんて!!迷子パートまであるよ!!!(ここはどこだ〜の一人ずつの所を私は勝手に迷子パートと呼んでいます)

この迷子パート、ダンスはフロアで手を床につくポーズが多いんだけど、目元に手を当てる時の濵田さんが本当によろしくなかった。色気にあてられて昏倒するところだった、危ない。

「飲み飽きた珈琲 無理矢理流し込んで」の首元から胸を手でなぞる時の淳太くんの首筋がとてもよかった。濵田さんの落ちサビで宙を見上げていた時の首筋もよかった(首筋フェチなのか)
あと「なんだか笑えてきた」で歌詞通り自嘲する淳太くんを一回だけ見た気がするんだけど、あれは幻だったのかな……。



10.絶体絶命

メンステに戻って『疲れちゃうや』のアウトロから一人ずつ『絶体絶命』の曲始めのポジションに静止していくの、かっこよかったな〜!綺麗な繋げ方!大好き!

相変わらず制御ペンラは消灯、どころかこちらはピンスポもオフって、基本LEDパネルの明かりで姿が見える状態。いやぁ思い切ったな〜と。

赤を基調にチカチカとストロボする明かりは、この曲の愛情嫉妬憎悪渦巻く激情を表現しているようでとてもかっこよかった。双眼鏡で覗くにはちとしんどかったけども。まぁ演出がいいのでオールオッケー!

二番Aメロ後にモニターが全部消えて、中心から赤いノイズがじわじわと広がっていくところとかかっこよかったな〜!その後のラップパートから歌詞のランダム表示があったり、蝶々っぽいのが映ったりするのがあまりに典型で、とても厨二心をくすぐられる演出だった。


ちなみに私が中間担として今回一番楽しみにしていたと言っても過言ではないくらいこの曲の淳太くんが本当に最高だったので、好きポイントを羅列したい。

「そこ止まりの人とラベルを貼るのやめろって」でイラつきを隠せないような険しい表情をするところ。
「誰かの指で 悶える君が」で肩と背に手を持ってくる振りでゆっくり悶えるを表現するところ(ちなみにこのパートは歌唱担当の小瀧くんがもっとヤバい、ちょっと私の口からは言えない)
「ひとり見上げる夜空に やけに綺麗な月とかいらない」で頭を抱えて項垂れていくところ。
「そうじゃないのが愛だって教えたくせに」で計算し尽くされた画面構成になるよう、寸分の狂いなくカメラを指差してキメるところ、がなりの入ったその歌い方。淳太くんが歌と表情で"怒り"の感情をこんな露わにするの珍しい。

「奪いたい癖とか全然ないって」で指輪を抜き捨てて奪う気満々な上に「全然ないって(笑)(嘘)」って文字が見えるような笑い方するんだよ、もう最低で最高。

全体的に淳太くんはこの曲の時、通した物語の解釈というより、部分部分の歌詞に重きを置いて自分の表現しやすい方に持っていってるなぁと感じた。

それが一番出ていたのがサビの「どうせ僕だけでしょ?」のパート。
振りとしては顎辺りに持ってくるハズの腕を目元に持ってきて隠し、舌舐めずりをして妖しく笑いながら、アノ振り付け。
曲のストーリー的には「(こんなに想っているのは)僕だけでしょ?」なのに、あの笑い方は「(僕以外じゃ満足出来ないくせに)」の「どうせ僕だけでしょ?」だよ、絶対。あれまーーじで堪らなかった、好きな淳太くんの表現トップ5に入ってくる。思い出しただけでしんどい。

そしてそんな悪い男に通ずるようなのが「ね、良いの?そんな僕を信用して」の笑い。これがまたわっっっっるい顔して笑ってるの。
淳太くんのこういったちょっと狂気が混じった笑み、去年のエゴイチのおかげでものすごく磨きがかかったんだと思う。ありがとう、エゴイチ。

あぁそっか。二番サビが飛んで淳太くんの「独りで果てたってさ 消えるわけないのに あの肌の感触」がないのしょんぼりしていたんだけど、これで良かったのかもしれない。この調子の淳太くんであのパートがあったら私が絶体絶命だったかもしれないから(お後がよろしいようで)



11.週刊うまくいく曜日

アリトロ使いつつ周りながら。
この曲、フェスの定番になるなら分かるんだけど、通常のツアーに必ず入ってくるのは不思議だな〜と思っている(オブラート)



12.あじわい

MCを挟んでアコースティック。
担当楽器は【POWER】の時と同じ。

前回「音楽発表会」と言われていた淳太くんのグロッケンが、前回より難しそうなのに少し余裕が出ていたところに成長を感じて心の中で拍手した(それは音楽発表会では?)

「泣きそうな僕」でアップになる濵田さんの目がウルウルで、濵田さんくらい歌に感情をのせる人だと瞳の水分量すら反映されるのかと驚いた。思い違いかもしれないけども。



13.しらんけど

小瀧くんの漫談を挟んでこちらもアコースティックアレンジで。初日のどよめきはすごかったな〜本人達も大満足のリアクションだったと思う。
こういう「え!?この曲が!?」ってアレンジいいよね〜!はまかみのギターのカッティングが超かっこよかった!

流星くんと淳太くんはサックスにチェンジ。小瀧くんもシェイカーを別の種類のものに持ち替えていた。

淳太くんの知らんのかいシャトルラン、移動がないから楽勝かと思いきや、サックスを吹く→ツッコむ→吹こうとする→ツッコむ→ツッコミが忙しくて吹けない、の相変わらずな過労パートになっていて笑った、楽しい。



00.INTER

AWARD授賞式で和やかに談笑するWEST.
それぞれが意味深に目線を逸らし合図をし合うと、黒いローブのようなもので身を隠し、役割分担し繋いで会場からトロフィーを盗み出す。
恐らくメンバーの中で一番PCを使いこなせないであろう淳太くんが、賢いってだけでハッキングを担当しているのには少し笑った。

そんな淳太くんのハッキングによって、授賞式会場が停電してしまうのだが、映像の中で停電した瞬間、客席のペンラも同時に消灯したの、めちゃよかったな〜!冒頭感じたように、やはりここは授賞式会場だったのだと。こういう映像と現実のリンク最高〜〜!コンセプトが一貫しているの大好き〜〜〜!!!
……でもこれ途中からだよね?前半は普通に『REWARD』始まりで消灯してなかった?ここでペンラも消せばいいのにな〜ってどっかで思った記憶があるんだけど、気のせい?



14.REWARD

映像の中の時計台が0時丁度を指すと、現実の会場に鐘の音が鳴り響き、スモークの中真っ赤に染まったセンステに、映像と似たローブ衣装を着たWEST.が現れる。
この時計と鐘の音とリンク、超好きだったな〜!さっきも書いたけどこういう演出にすこぶる弱い。

MC後の後半一発目に表題曲『AWARD』と対になる裏面『REWARD』を持ってくるのも、あまりに美しい構成で惚れ惚れしてしまう。

Dメロ後の短い間奏でローブを脱ぎ捨てるWEST.もかっこよかった。あまりに時間が短いのでちょくちょくワタワタしていたけども、それを見られるのもライブの醍醐味である。

『REWARD』といえば、CDTVライブライブにて披露された際、重岡くんの気迫に撃ち抜かれた人も多いと思うのだが、ライブでもそれは健在だった。
特に最初のサビよりも、ローブを脱いでからのダンスには明らかに鬼気迫るものがあって、重岡くんの中でローブを脱ぎ捨てる部分に表現の解釈があったのかな〜と。
普段ダンス曲は基本自担をずっと追っているので、下手なことは言えないけども。それでも、この曲はどうにも重岡くんに視線泥棒されてしまった。



15.Big Shot!!
15.青春ウォーーー!!

私は淳太くんと同じく、WEST.の転換期は『証拠』ではなく『Big Shot!!』だと思っているタイプなので『REWARD』からの『Big Shot!!』の流れは綺麗だなぁと思った……と書いていたら、まさかの横アリからセトリ落ち。

新潟でも『青春ウォーーー!!』が入る関係で短くなったりしたよう(又聞き)だが、この曲を完全にセトリから外すとは思っていなくて少々驚いた。その選択肢、あったんだ……。

五年間聞き続けたので特に残念さはなかったのだが、いやぁ驚いた。でもまぁそれより何より『青春ウォーーー!!』が聞けたことが本当に本当に嬉しかった!私の親は【パリピポ】なので……。

新潟で一度セトリに入ったと聞いた時は、サビだけでメドレーみたいに軽く振り付けあるくらいかな〜と勝手に思っていたのだが、がっつりABメロもあるしアウトロもちゃんと踊るしでさらにビックリ。あ〜!!ありがとうございます〜〜〜!!!周年ばんざ〜い!!!



16.ズンドコ パラダイス

外周を周りながら、サビだけさくっと。
特筆することはなかったかな。



17.粉もん

新潟で一度姿を消したらしいが、以降は復活。

見かけによらず中々複雑な振りなので、いま改めてTikTokにでも振り付け動画出せばいいのにな〜勿体無いな〜と思っている。だって踊るの楽しいもん!



18.人生は素晴らしい

大阪ではなし、以降に追加。センステにて集まってきて、イントロは当時の振り付けで。
こういう、お手振り用とかになったシングルを改めてちゃんと踊るのに弱いんだよな〜!!

ABは飛ばしてすぐサビだったのだけど、記念写真を撮るようにぎゅっと集まって「人生は素晴らしい」とカメラに向かって歌うWEST.があまりにも平和で眩しくて、毎回涙腺にきていた。



19.アカンLOVE〜純情愛やで〜

リフターにて。
もはや考えるより曲がかかれば勝手に身体が動くレベルの定番曲だが、何故か今回途中で突然、無心でパラパラしている自分が面白くなってしまって大変だった。
これもTikTokで振り付け動画だせばいいのにな〜!



20.バリ ハピ

これ久々に踊るの楽しかった〜!!
当時は散々な言われようだったと記憶しているが、やっぱハッピーな曲はいいよね!!世界平和!!



21.ジパング・おおきに大作戦

これも踊るの楽しかったな〜!
基本的にシングル曲はすぐに飽きてしまうのだが、この辺りの懐かし曲メドレーは沢山踊ってすごく楽しかった!周年って感じがした!

そりゃそりゃパートで毎回重岡くんと流星くんがわちゃわちゃしていて、それを見るのが楽しみだった。重岡くんにやられたら、やり返す為に地の果てまで追いかける流星くんという大好きなしげりゅせが見られてとても良かった。

三本締めからの一丁締めの部分で淳太くんが「みなさんにいいことばかりが起きますように」と言って締めるのが、濵田師匠リスペクトですごく好きだった。
もう各地方ラストで濵田師匠に会えないのかな……会いたいな……。



22.浪速一等賞!

え〜!久々!24コン以来!?あ、無観客なら松竹座でやったか!
大阪では『Mixed Juice』だったのだが、以降は変更。ここの変更は個人的にはすごく良いなぁと思った。踊るの楽しい!!!たこ焼き作るの楽しい!!!

メンステに戻ってきてラスサビは横一列で踊るのだが、小瀧くんが大はしゃぎしている回がとても可愛かった。
ワンワン言いながら重岡くんに飛びつく小瀧くんはまんま大型犬で、たじたじで何もできない重岡くんも、大変良いこたしげでした。



23.FICTION

今回のライブはあまり不自然な流れがなくて、強いて言うならここの『FICTION』だけちょっと浮いているかな〜と思った。

前曲終わりからモニターにノイズと『セラヴィ』の時の黒シャツメンバーが映って流れを変えていたけど、あれ初日からあったっけ?途中で変わった気がする。記憶違いなら申し訳ない。

集合のポーズから、重岡くんは白い仮面を顔に被せていて、それを投げ捨て曲へ。
一瞬だけだとしても、こういう小道具で世界観作るの大好き〜!!!

下の床が白と黒のダイヤ柄であったり、後ろのモニターが額縁のようになっていたり、やはりLEDパネルは一瞬で世界観を統一するのが得意で最高〜!

重岡くんの落ちサビの歌い方、ライブバージョンの方が好きだなぁ。

淳太くんが「知れば傷つき知らぬも傷ついて」で首をゆっくり掻っ切っていくのと、ラスサビの「優しい嘘はいらない」で口元に人差し指を当てる(ここは振りじゃない)のがすごーく好きだった。



24.証拠

軽くバンドインターを挟んで、フェスでたまに使う「WEST.(WEST.)WEST.(WEST.) WEST.(WEST.)Go! Ready Go!」のSEで登場。

横並びでお馴染みのポーズを掲げると待ってましたとばかりに客席からも手が挙がる。
こういう自然発生の決まり事ってなんかいいよね。



25.超きっと大丈夫

重岡くんのエイエイオーの掛け声から。
その時の空気と熱で日によって長さがまちまちであったが、ちょっと長いかな〜と思うことがしばしばあった。これに関しては以前書いた、かき回しの長さについての感想と同じなので以下省略とする。

音源の時点では特別何も思っていなかったが、やはり重岡くんの書く曲はライブ映えするな〜と。生で聞いてなんぼみたいなところあると思う。

淳太くんがいつも「言える言える"みんな"は頑張ってる」と替え歌してくれていた。



26.ムーンライト

ジャンプが醍醐味なのに【POWER】の時にスタトロアンコ曲になっていたのが勿体無いなぁと思っていたので、然るべき場所にいてよかったなぁと思った。
途中からバランスを見てなのか、飛び跳ねながら一人外周を回ってくれる淳太くんが優しくて大好きだった。たまに重岡くんも回っていてよかった。



27.アンジョーヤリーナ

本編最後はAWARD投票で「好きな楽曲」第一位に輝いた『アンジョーヤリーナ』

この曲が初めて実際の客前で披露されたのは初出演したMETROCKで、その次は【翔べ関】のアンコールであった。
【翔べ関】の時にも書いたが、METROCKに行くことが出来なかった友人達はアンジョーの扱いにさめざめ泣いていたので、今回の10周年ツアーの本編最後というまさにドンピシャなセトリ位置と演出に今度は歓喜の涙を流していた(誇大表現)

モニターには過去のツアーのドキュメンタリー映像が流れていて、その上にアンジョーの歌詞が載る。出だしは24コンというのがまた涙腺を刺激する。
OPの『ええじゃないか』でもあったが、後ろの大きなモニターで7パラになる瞬間がとても好きだった。7パラはやっぱりどうしてもドームに想いを馳せずにはいられないよね。

アンジョー前の挨拶は、公演前にくじ引きで決めていて「その日一番持っているヤツ」が担当していたらしい。
「皆さんの人生、皆さんが一番に愛してください」と締めて曲振りをした淳太くんの回がとても心に残っている。

「君の毎日に 君の日常に」でまるで一人一人を見るようにゆっくり会場を隅から隅まで指差して「影がさしたら呼んでおくれよ」で自分を、あるいはメンバーを指差す淳太くんが本当に優しくてかっこよくて大好きだった。

曲終わり、アンジョーのインストが流れる中一人ずつ短めの挨拶。それが終わると徐々に赤い幕が下り始める。
ツアーの途中から、流れるインストに合わせてメンバーが「〜味わいたいんだ それは贅沢じゃない 愛せ 君の人生」と歌い残すと、完全に幕が下り、姿が見えなくなったステージに向かって「アンジョーヤリーナ アンジョーヤリーナ」とファンが続きを歌い繋ぐようになった。
誰かがやってくれと頼んだでもなく、ただ自然とそうなった。WEST.とファンのこういうところがあったかくて大好きだなぁと思った。



Enc1.Rainbow Dream
Enc2.Time goes by

スタトロにて登場。懐かしエモ曲ダブルパンチ。
完全にスタトロファンサに全振りだが、デビューして10年経つのにWEST.は本っっっ当にファンサが丁寧だよね。凄いことだと思う、愛がないと出来ない。めちゃくちゃ尊敬しています。



Enc3.僕らの理由
Enc3.ハート

宮城までは『僕らの理由』シングル発売後は『ハート』に変更に。
発売後に『ハート』を入れ替えるなら『証拠』か『僕らの理由』だろうなと思っていたので、妥当なセトリ変更だったと思う『僕らの理由』は今後また絶対歌うだろうし。

新曲発売で披露というタイミングだから仕方ないんだけど、アンコで全くアリーナ周らず最後の曲もメンステのみは、後方アリーナに入った時はちょっと寂しいな〜と思った。
それに関しては後半、淳太くんが縦花からセンステまで少し歩いて回っていたので『ムーンライト』同様バランスを見てたのかなぁと。淳太くんってステージ上での冷静で広い視野とバランス感覚が抜きん出ているというか、本質として突き詰めると本当に優しい人だな、と。



扉が閉まり、全員の姿が見えなくなったあと、モニターにはWEST.が盗み出したAWARDのトロフィーが置かれる。
周りには白いジャスミンの花(多分)が咲き乱れていて、トロフィーの後ろには「For you」と書かれていた。
ん?このトロフィーは本来私達のもので、不正に別の誰かに渡っていて、WEST.がそれを取り返してくれて、つまりあの授賞式は闇の会合だった……?と辻褄を合わせようとすると突飛な話になるのだが、ここはまぁ素直に「このトロフィーは僕達からあなた達へ」と受け取りたい。


そうしてWEST.の10周年記念アリーナツアー【AWARD】は大きな拍手に包まれて公演を終了した。






今回のツアーは10th Anniversaryと銘打たれているが、周年記念というよりも「AWARDというベストアルバムのツアー」といった印象だった。この違い伝わるかなぁ……。

きっと、エモくしたり、感動で泣くような演出にしようとすればいくらでも出来るんだと思う。
でもそれをしないのは、彼らが「みんなが笑っていられること」をとても大切にしているからなんじゃないかなぁと、個人的には思っている。

ライブの本編最後をしんみりバラードで終わらせるグループが多い中、WEST.が基本的にハッピーアップテンポ曲で終わらせることが多いのは、WEST.にはそれが一番よく似合っている自覚があるからだと思うし、笑顔で「またね」の約束をしたいからなんだと思う。しんみり終わるのも好きだけどね。



とにかく!
【AWARD】のアリーナツアーは本当にとても楽しかった!個人的な好みで言うと、観客100%になってからのライブで一番好きだった!


本人たちもしきりに口にしていたが、まずは何よりも7人全員揃って、誰も欠けることなく10周年を迎えることが出来て本当によかった。


さて次は【AWARD】のドームツアー。
同じタイトルを掲げているので、正直内容はほぼ変わらないと思っているのだが、何よりもツアーが終わってもまた次に会える約束があるというのはとても幸せなことだね。

ひとまず皆様、お疲れ様でした!

ジャニーズWEST LIVE TOUR 2023【POWER】レポ感想


期間中に9周年を迎えたジャニーズWESTのライブツアー【POWER】
8都市31公演を駆け抜けたツアーは、5/24の名古屋公演を以ってその幕を下ろした。

今回は自分が入るたびにちまちま文を書き足していくスタイルにしてみたら、引くほど長いブログになってしまったので、本当にお暇な時にお付き合いください。

では、いきます。


会場に入ると、メインステージにはアルバムのモチーフにもなっている拳が岩のようなモニュメントとして真ん中に置かれ、その拳には握られた少しの緑が。
(^ヮ^=)あれ俺らが去年残したパセリを集めたやつ('・ェ・`)多いな(б∀б)パセリも美味しいけどな(出典:宮城公演)

その拳の前にはこちらもアルバムのモチーフである炎が象られた鉄骨の装置。この岩と鉄骨を見て友人は「ビッグサンダーマウンテン?レイジングスピリッツ?」と言っていた。わかる。
外周もセンターまでで、巨大な機構やムビステが使われていた前アリーナツアー【Mixed Juice】に比べるとだいぶシンプルなセットだった。

久々に声出しが解禁されたライブということで、ジャスミングアップの為に客入れBGMはホルモン→粉もん→ええじゃないかの鉄板の流れに。ただやっぱりコロナ禍前よりは静かだったなぁ。
『ええじゃないか』の「もう一回っ!」だけドデカ声になるのは相変わらずで笑ったけど。
照史くんが「なんで開演前のええじゃないかで笑い起こるの?」って不思議そうに言っていたけど、WEST担が「もう一回!」だけ張り切るのが面白いからだよ!


BGMの『ええじゃないか』が終わると、注意事項アナウンスが入る。サブモニターにテロップ付きで流れ始めたアナウンスの声の主はなかやまきんに君さん。アルバムのCMに始まりコラボYouTubeなど、いやぁ本当にお世話になっております。
途中から逸れ始めるきんに君のアナウンスに、周りで聞いていたであろうWESTメンバーがたまらずツッコミはじめ、もはやコント状態に。
最後はきんに君の「するのかい!?しないのかい!?どっちなんだい!?すーーーる!POWER!!!」で暗転。最近WESTさん開演時間遅らせられない始め方するよね。


OP映像は荒野のような所を歩いて1人ずつメンバー紹介。特筆するようなことはなかったかな。今回コンセプト的なこと何もなかったような気がする。
あ、初日OP映像でメインモニターがバグって映らなくなったのはひやっとしたな。



01.僕らの理由

意外な1曲目だった。そうきたか!
大好きな曲ではあるものの、アルバムもあまりバンド色濃くなかったのに何故だろう?と思った。が、それはすぐに腑に落ちた。

メンバーが1人ずつ歌い、他の6人が追いかける部分。音源では6人だけど、言ってしまえばC&Rのファンも歌うパート。

あぁ、 WESTは私が思っているよりずっとずっと、私達ファンの声が聞けることを心から待ち望んでいたのかもしれない、と。

初日の落ちサビの部分、みんなイヤモニを外して嬉しそうにファンのレスポンスの部分を聞いていた。本当に本当に嬉しそうに。


『僕らの理由』を作ったSUPER BEAVERの柳沢さんは、この曲のことを

メンバーからあなたへ
メンバーからメンバーへ
あなたからメンバーへ

といった解釈であると仰っていた。

リリースされた当初から、この歌にメッセージを乗せて私達に届けてくれていたWEST。
曲中たまに客席に背を向けながら、あるいはメンバーを指差し歌っていたWEST。
そして今回、やっと私達ファンから歌に乗せてカタチある状態で言葉をWESTに届けることができた。

大袈裟な言い方をすれば『僕らの理由』と云う曲は、この時ようやく"完成"したのかもしれない。


ミクジュでも翔べ関でもフェスでも歌ったこの曲を、あえて今回の1曲目に持ってきた理由はきっと、久々の声出し解禁で戸惑うであろうお客さんに「声を出していいんだよ」と伝える為だろう。
でも、あんなに嬉しそうなWESTを見ると、構成とか流れとか定石とかそういったあらゆるものを一旦置いておいて、約4年ぶりとなった声出し解禁ライブでただただ「ファンの声を聞きたい!」と、ある種のエゴを発動させたのではないかと、私は勝手に自惚れしまう。だとしたら嬉しいのにな。


あと、今回埋もれるようなアリーナに入っていないので実際は分からないが、メンステにお立ち台があるのは後ろの方の見やすさが全然違うと思うから良かったと思う(突然の冷静)



02.ええじゃないか

『僕らの理由』終わり、センステにて多少長めのかき回し後にいつものポーズ。去年の4回かき回しが若干過ったが、ボルテージが上がる丁度いい長さで少しホッとするなど。

いや〜〜〜久々に「せーのっ!」と言われて「ええじゃないかー!」と返せる喜びにじーんとしてしまった。序盤に持ってきてくれたのは嬉しかったなぁ。
当たり前だと思っていたものは、当たり前なんかじゃなかったんだね。



03.WEST NIGHT

これねー!今回アルバム曲で1番化けた曲だと思う!
勿論ライブで見る前から「あーめっちゃライブ映えしそうだなー」とは思っていたけど、振り付けによって想像を超えてきた。

イントロで濵田さんが「流星に注目!」と流星くんをお手本にW•E•S•Tを軽くレクチャー。
「思ってるより速いからな!!」と念押ししてくるから笑った。確かに爆速だった。
そして例によってレクチャー以外の部分も踊らせるWESTさん、当たり前のようにそれについていくファン、の構図も楽しかったな〜。以前と違うのは、翔べ関の時もそうだったけど、すぐに振付動画がSNSで出せるってところだね。


「強く hold you tight」で自分を抱きしめる淳太くんかわいいし、その後のサマドリみたいな手をパッパする振り大好き!「楽しい!!!!!!!」でWESTポーズを目の横に持ってくる時の淳太くんが本当にきゃぴるんしてて可愛い。
「納得いかん毎日を〜」の時に小瀧くんを囲んでみんなでブギウギしてるのも本当に可愛い。友人はあのWESTに囲まれて人生を終えたいらしい(Don't Stop Lovingの時も同じこと言ってた)
最後「ふっふー🎶」で右に左にみんなで移動するのも可愛い。多分振りとしてはゆってぃさんのネタの時のやつが正解だと思うんだけど、投げちゅー振り撒く神ちゃんが可愛かった。

……可愛いしか言ってないな。

『We are WEST!!!!!!!』を初めてライブで聞いた時と同じ、今後も絶対ライブ定番になってくれ!!な最高盛り上げ曲だった。


そして間に挟まれる短めのメンバー挨拶。
コロナ禍以降、しばらく聞いていなかった淳太くんの「ジャスミーーーン💛」が聞けたのがとても嬉しかった。もしかしたら私達がちゃんと返事出来る日がくるまで待っていてくれたのかもしれないと思うと、めちゃくちゃ愛しくなった。
照史くんの豚足ピースを言えるのも、神ちゃんのHow are you feeling now 〇〇にイェーイと言えるのも、勿論他メンバーの声に声で返せるのも、あの頃が戻ってきた感じがあってすごく嬉しかったなぁ。



04.週刊うまくいく曜日

照史くんの「飛ぶぞー!」で何が来るか分かるこちら。前曲終わりで転調みたいに曲が繋がっているのが綺麗だった。

今回、既存曲とアルバム曲のバランス、移動曲と振り付け曲の割り振りがすごく難しかったと思う。
週うまは、後半に同じドラマ主題歌かつ提供者が同じな『しあわせの花』があるし、変えてもよかったかな〜とは思った。それこそ横浜以降は新曲披露の兼ね合いでセトリから外れた『We're the one』にするとか。知名度的には同等だろうし、せっかくの振りがなくなるのは勿体ないけど、曲丸ごとなくなるよりは聞きたかったな。



05.Rewind It Back

縦花に並んでジャケットを羽織りスタンドガイコツマイクにハット。
これかっこよかったなー!大好き!
淳太くんが「どこかマイケル・ジャクソンぽい」とパンフレットで言っていたが、ダンスもほんのりそちら系の振り付け。
ただ私は世代ではないし、生粋のジャニオタなので、そちら系のダンスやゼログラヴィティ(何もないところで身体を傾けて戻るMJのパフォーマンス)を見ると「わー!東山さんだ!中居さんだ!」となってしまう。
実際「Tell me what you wanna hear baby」の振り返って手と足を伸ばすところの淳太くんは、その手足の長さも相俟って後ろ姿がめちゃくちゃ東山さんだった、かっこよかった。

あと、運良く重岡くんの立ち位置付近に入った時、ただでさえかっこよく踊る重岡くんに周囲が「ひぇぇ」となっていたのに、要所要所でニッと笑うもんだから、その笑みの度に声にならない悲鳴をあげながらその一帯がバタバタと堕ちていったのがすごかった。私も誇大表現でなく一歩後ずさってしまった。あの重岡くんは間違いなく覇王色の覇気を纏ったスターだった。


ツアーが始まる前から、淳太くんがこの曲について「2番の神ちゃんの『Let it flow let it flow yo』がかっこよくて好き!ライブでも聴きたいから流星に2番までやってって言った!」と言っていたので、初日に2番入った瞬間に、淳太くんのわがまま要望がちゃんと通ってる!とちょっと笑いそうになってしまったのはここだけの話。

ただ、2番まであることによって前後半で向きを変えることが出来たし、そもそもメンバーが互い違いに方向を変えていたのがすごくよかった。一方向の向きについては去年思うところがあったので……。

曲後半でガイコツマイクを外して縦花歩いてメンステに戻るところもかっこよかったなぁ。最後尾を歩く淳太くんが最後振り返るのがすごくかっこよかった。

この曲は立ち位置が散り散りで、他メンバーがどんな感じなのか見る余裕がなかったので早く円盤で見たいです。
あ、でも横から引きで見た時ゼログラヴィティの神ちゃんが45度どころじゃないえぐい角度で槍の如く床に刺さっていてびっくりした。体幹どうなっとんねん。



06.Mood

イエーーーイ!!最高!!!EDM最高!!!おかえりヘッドセット!!(翔べ関はなかったので)
嗚呼なんて素敵でアガる流れなんだろう!!!
やっぱりダンスの山場は分かりやすく「ここ山場やで!」の主張がほしいから『Rewind It Back』からの『Mood』めちゃくちゃ良かった!!

振り付けはご存じ我らが神山大先生。
最初は神ちゃんじゃないかなーって思ったんだけど、記憶に残る歌詞をなぞった特徴的な振りがいくつも入ってるところはやっぱり神ちゃんだな、と後出しで思った。

出だしの集まって振り揃えてるところ、淳太くんの言葉を借りるなら「今から狩る」感があって、ジャニーズWESTめちゃくちゃかっこいい。
サビの「襟立てて」でジャケットの襟ら辺持つのも「肩叩いて」で肩叩くのも好き。「3rd eyes」で3本指立てて動かすのも「Watch yourself〜」で顎に手を添えて爪先を動かすのも緩急あってすごく好きー!

音源の時からだけど、照史くんの「獲物は"R3" I got it」がほんっとかっこよくて好き。その後ドゥンの音取って跳ぶメンバーも好き。

これまた運良く、ここバミリ位置だなって席に入れた時、丁度淳太くんの「君が俺に堕ちる狩」が所謂ゼロズレで、あの指先でガクンって堕とす振りを真ん前で喰らってしまい、そのまま地の底まで堕とされるかと思った。いやまぁもう堕ちてるんですが。

最後曲終わりに唇を拭うのは、狩った獲物を美味しくいただきました♡ってことかな?えー何それ天才の振付じゃん……あっ、神山大先生だった(白々)
ちなみにこの部分はメインモニターに抜かれる人がローテーションになっていた。無理を承知のお願いですが、円盤の際にはぜひ全員分入れてください。



で、ここはだいぶ余談。
初日に双眼鏡を使わなかったのですぐ気付いたのだが、こんなゴリゴリEDMなのにレーザーが使われていなかった。それに関しては【RainboW】での『PUSH』も同様だったので特に不思議には思わなかったのだが、そもそも今回のライブはレーザーが1台も仕込まれていないのだ。後々パンフレットを読むと、流星くんが今回は「レーザーを使わない」という挑戦だと言っていた。
これは大変興味深かった。以前から何度も言っているが、WESTはジャニーズの中でもレーザーの台数が多い方のグループだからだ。
確かに意識して見ると今回はレーザーがないだけでなく、ビームの細いムービングの台数が少なく生っぽい明かりが多い、コンサートではなく所謂"ライブ"寄りの明かりの作り方であったように思う(あ久々に「W」型のトラスだったのは嬉しかった、あれ好き)
【RainboW】の時はそもそもいつもより照明の台数も多かったので『PUSH』はレーザーを使わない代わりに、めちゃくちゃ凝ったライティングで個人的にはかなり痺れた分『Mood』は少し物足りなかったなぁと思った。

しかしこれに関しては、初日後友人に「今回レーザーなかったね」と言ったら「そうなの?」と全く気にしていない様子だったし、私が単に照明に異常な興味を持っているだけなので、特にどうこうということはないです『Mood』めっちゃかっこよかったです。でも今後レーザーがなくなったら泣きます。泣きます。

あと何とは言わぬが、ほとんどって珍しかったね。



07.膝銀座

「ねぇ、さっきのMoodって曲、超coolじゃなかった?」と話すのはモニターに映し出された外国人の男女。女性が「さっきから膝が当たってるんだけど!」と苦情を寄せると「みんな膝寄せ合ってるぜ?ほら、ほら、ほら!」と、そこには膝を擦り合わせる数組の男女、その奇妙な光景に若干引く客席(笑)
そしてパッとスポットが当たるのはスナックのママ……ではなく『膝銀座』のナレーションを担当してくださった友近さん。そんな友近さんの語りで曲が始まる。

『Rewind It Back』→『Mood』→『膝銀座』の並びだけ見ると、情緒どうなっとんねんといった感じであるが、実際は『Mood』の後一旦暗転し映像を挟んでいるので、いい感じに前2曲の山場の余韻を味わうことが出来てとっっっても良かった。やはり余韻まで含めての山場なのだと(去年の『セラヴィ』→『Big Shot!!』をまだ引きずっている人)

最初は映像中立ち位置について静止していたのだが、途中からは膝に「膝」シールを貼っていた……いや膝シールってなんやねん。
シュールとオモロが絶妙な天秤で揺れていたのが、膝シールによってオモロにカターンと振れたのには笑った……いやだから膝シールって何。


サビの振りはすでにTikTokで出ているが「ダン・ド・ダンディン」の、振りもさることながら、この時のみんなの表情がまたなんとも言えない。特にかみしげの絶妙具合には思わずにやにやしてしまう。
そして意外とちゃんと踊るこの曲、個人的には「呪文のように」のところの呪文を唱えるような振りがかっこよくて好き。

真ん中できりりゅかみがAメロの歌詞通りに小芝居しているのも可愛いし、音源にもあるはまこたの寸劇は、ミュージカルを経た小瀧くんの大袈裟なミュージカル演技が面白さに拍車をかける。どこで経験値活かしているんですか(好き)

曲間のスローモーションで各々好き勝手、それはもう好き勝手に遊んでいるのもおもろ可愛い。その後ラスサビでかっこよくキメキメでばどを先頭に縦花を歩いてこないでほしい、おもろいから。

最後、縦花で座り込む振りから起き上がる時、パッと上げた顔が思いの外近すぎて思わず笑い合うはまこたがとても可愛かったです(でも途中から縦花じゃなくてメンステになってた)



08.アンノウン

センステにて。
淳太くんがバリトンサックス、流星くんがアルトサックス(らしい)(吹奏楽通ってないので)
そもそもやっていることを公言していた淳太くんはともかく、流星くんは全くの不意打ちだったのもあって、初日のどよめきはすごかった。

淳太くん、バリトンサックス始めた時に「趣味だから!みんなには見せないし披露しないから!」と言っていたのに、ヒルナンデスを経てとうとうライブで披露することになったのにはニコニコしてしまった。中間担全員がこうなること分かってたと思うよ(デカ主語)


センステには絨毯のようなものが敷かれ、鞄や箱を積み上げたものや椅子に座っての歌唱。真ん中に額縁が立て掛けてあったのも好き。
曲はじめ、スモークが焚かれる中、下からの明かりに照らされてサックスを吹くりゅせじゅん、雰囲気あってかっこよかったな〜!
そう、センステのトラスが可動式で降りてきたのもかっこよかった!低くなったトラスからライン上の照明がカーテンのようにメンバーを取り囲むと、ジャズバーのような、切り取られた一室のような空間になっていてとてもお洒落だった。

それにしてもさ、流星くんと淳太くんすごくない?いや、自分がやったことないから分からないんだけど、1曲挟んでいるとはいえ、その前ガッツリダンス曲で踊って、肺活量を要する管楽器ってすごくない?しかも吹くだけじゃなくて歌うんだよ?あまりにもサラッと披露するから混乱するけど、めちゃくちゃ大変だよね?だって普段あまり汗をかかない淳太くんが汗だくだったもん。

こうして常に新たな一面も見せ続けてくれるジャニーズWEST、大好き。

宮城の夜にピアスホールを怪我してしまったらしく、見られない公演があったのは残念だけど、金髪・ピアス・サックスのトリプルゴールドの淳太くんは曲と照明の雰囲気も相俟ってめちゃくちゃ高貴でかっこよかった。



09.Strike a blow

りゅせじゅんサックスの次は曲の制作者である神ちゃんがギターを演奏。
この楽器のバトンタッチ、ジャニーズWESTの多才さが表れていてかっこよかった。

『アンノウン』で下がってきたトラスは今度はナナメに傾き、さながらライブハウス、あるいは地下の違法ファイトクラブのようでとても雰囲気に合っていた(どんな?)

各々のマイクスタンドには炭ガス噴射口が付いていて、曲に合わせてたまに発射される。勢いがあるので、マイクスタンドから離れているメンバーの倒れそうで倒れないグラグラを見て勝手にハラハラしていた。毎回淳太くんが最後アリーナに向けて、ニヤニヤと楽しそうに炭ガスを発射していたのがかわいかったな。

あと「What were we born for?〜」からの英語部分、パート担当の淳太くんが『アンノウン』で重岡くんが座っていた椅子に座って流し目で言うのかっこよかった。立ってることもあったけど、私は座ってるバージョンが好きだったな。
その後の濵田さんが、ギターを弾く神ちゃんにおでこがくっつくくらい近付いてシャウトしてるのも、はまかみ超かっこよかった、し、落ちサビのかみしげパートで客席に手拍子煽る小瀧くんもかっこよかった。
積み上げられた箱の上に軽やかに乗って、同じく手拍子煽る濵田さんもかっこよかった!その後ひらりと降りるとこ、運動神経の良さを感じて好きしかなかった。



10.サムシング・ニュー

そのまま神ちゃんのギターでイントロ。
それぞれ散らばった小島で、引き裂かれたりぎゅっとしたりするかみじゅん、ベールを捲り捲られ合うしげツイン、きりはまは……何してたのかな(一度も上手入れなかった奴)

正直サムニュもそろそろ1回セトリから外していいんじゃないかな〜と思うんだけど、初日この曲がきた時の安心感たるや。

それもそのはず、サムニュまでの9曲中6曲がアルバムからの新披露、しかも直前まで5曲連続の上、オープニングから一切はけず、着替えも全てステージ上なノンストップだったのだ。
初日は本当に「ちょちょちょ待って!休ませて!てか休んで!」となるくらいアクセル全開であった。

なので、ここにサムニュが挟まれるのは正解だったんだろうな。



11.エゴと一途(中間・濵田・小瀧)

こちらについては言いたいことがありすぎて先日別記事にて書きました。
hdkz417.hatenablog.com


12.真っ直ぐ(桐山・神山)

メンステにて。
ロング丈の衣装にドライアイスが地を這うステージで超絶美声を披露する照史くんと神ちゃんはさながらKinKi Kidsだった。ここだけ東京ドームだった(でもKinKi Kidsは目を合わせてハモったりしない)

歌声だけでここまで人を魅了できるんだなぁと、本当に惚れ惚れする2人の歌唱を存分に堪能できる贅沢なユニットだった。

ラスサビだったかな?メインモニターに2分割で映された2人の後ろに、橙と緑に綺麗に染められた客席がうっすらと映されていたのよかったな。

なんというか、このユニットはとにもかくにも"歌"なので、言葉として言えることが少なくてもどかしい。

最後のハモリを向かい合って綺麗に揃えるのも、歌い終わった後お互いに微笑み合うのも、とてもピースフルで可愛かったです。



13.ハルカナレ

一転明るいイントロで上下外周に残りのメンバーが登場。きりかみはステージ上でそのまま衣装替え。Jr.がいない関係もあるだろうが、今回本当にステージからメンバーがはけない。こりゃ大変だ。

あべのハルカスのCM曲で、振りも歌も爽やかアイドルでとても可愛かった。
ただ、ずっと高いせいか原曲よりキーが下がっていたように思う。珍しい……というかWESTがライブでキーを下げたことは、覚えている記憶の中ではないのでちょっとびっくりした。よほど高かったのかな。



14.Big Shot!!

宮城ではバクステにて、横浜以降はセンステにて。
『ハルカナレ』は横浜以降少し曲尺が削られていたのだが、それは新曲披露の兼ね合いというより、ビグショをセンステに変える為だったのかなぁと漠然と思っている。
……と思ったら途中からまたバクステに戻っていた。会場の大きさの都合だったのかな?

相変わらずのこたじゅんタイムは、何度かちゅーしようとする小瀧くんを笑いながら避ける淳太くんがとても可愛かった。



15.Mixed Juice

出だしの濵田さんフェイクはなし。
バクステからアリトロに乗り込んで移動。
選曲については後でまとめて書こうと思う。


〜MC〜


16.似てないふたり

MCからゆるゆると楽器準備へ。
その準備時間を稼ぐ為、小瀧くんの漫談が挟まる。
グーチョキパー芸であったり、英語であったり様々レパートリーがあったが、毎回頑張って笑いをとる最年少を優しく見守るお兄ちゃん達(ただし裏で一生懸命考えていることをバラす)といった図が大変微笑ましかった。
特に「Fun!」に関しては、楽屋で濵田さんと延々遊んでいたようで、歌い出しなのに毎回他メンバーより一段とツボってしまっていた濵田さんが可愛かった。はまこたって……いいよね。

それぞれが演奏する楽器は以下。

はまかみ→アコギ
重岡くん→ピアノ
照史くん→カホン他パーカス
流星くん→タンバリン
小瀧くん→シェイカー
淳太くん→グロッケン

特筆すべきは何と言っても淳太くんのグロッケンだろう。
初日にグロッケン淳太くんがモニターに抜かれた時の客席の「!?」具合はすごかったし、曲中出番がない時にマレットを持ってリズムに乗っている姿は、そのあまりの可愛らしさに(主観)客席はずっと騒然としていた。

それなのに、曲が終わったあと「なんでみんなざわざわしてたん?」ときょとん顔で聞く淳太くんほんとさぁ……そりゃ照史くんも秒速で「淳太くんやろ!」とツッコむわな。

あと、バリサクのストラップもグロッケンのマレットもメンバーカラーの黄色にする淳太くんほんとかわいいよね。



17.ぼくらしく(重岡・藤井)

他メンバーがはけてそのまま2人で。
流星くんはアコギ、重岡くんは途中でブルースハープ。
初日のセッティング的にも、本来ずっとメンステで2人で歌う予定だったと思うんだけど、重岡くんが「俺もみんなと一緒にこっちから流星のギター見たい」とセンステへ。

流星くんがアコギを弾けること自体は何度か聞いたことがあるが、ライブでがっつり披露するのはこれが初めて。
しかも出だしはギターの音と流星くんの歌だけという、誤魔化しのきかない弾き語りスタイル。
終始緊張しまくりの流星くんに、以前【RainboW】で同じように弾き語りでソロ曲を披露したことのある重岡くんが優しくフォローをする。

コードを上手く鳴らせず「もう一回やらせて!」と焦る流星くんに「何度でも付き合うよ」と、「めっちゃ緊張してんねん」に「知ってるよ」と、両手が使えない状態でぐらつくマイクをわたわたと直す姿に気付いて、パッとマイクを取り自ら流星くんの口元に持っていく。

同期でもあり、普段から流星くんにちょっかいをかけることの多い重岡くんだが、なんだかんだで年上なんだなぁと、その優しく包み込むような落ち着きようにまた惚れ直してしまった。

あと公演が進むにつれ、曲の出だしがアルペジオになって「ツムジをつつく」でアレンジ入るようになったり、バンドの入りが1番終わりからになったりと、ただ披露できて安堵、で終わらない流星くんかっこいい。



18.イキテヤレ

インター映像では、それぞれ浮かない顔の7人。
「え?『Black of night』始まる?」と思った人は握手をしよう。
WESTのこういったインター映像後は大抵ダンス曲などクールめの曲がくることが多いので、まさかのバラードにちょっと肩透かしをくらった感は否めなかった、勿論曲が悪いとかではなくてね。

ただ、最初はイントロが始まってからモニターに出されていた『イキテヤレ』という文字が、途中から映像最後のメンバー7パラ時点で出るようになっていたので、流れの違和感はあまりなかったように思う。

曲尺が結構短くて、1AB後にすぐ落ちサビに飛ぶのは珍しいなと思った。ただバラードだし、個人的には綺麗な削り方だと思った。
落ちサビでモニターが7パラになるところが、白のジャニーズ衣装も相俟りドームっぽくてグッときた。全員同型衣装っていいよね。



19.Don't be afraid(宮城のみ)

ここの音の繋げ方がめちゃくちゃ綺麗だった!!!
『イキテヤレ』の終わりからピアノの音だけが残って、ポーンポーンと繋がりそのまま『Don't be afraid』が始まるのがあまりに美しい流れで、初日は思わず感嘆の声を漏らした。

この『イキテヤレ』→『Don't be afraid』→『Guilty』の流れは、去年のツアー【Mixed Juice】にあった『ブルームーン』→『真夜中のLION』→『黎明』のナイトセクションを彷彿とさせる、とても美しいセトリ組みだったので、仕方のないことと分かってはいても、横浜以降なくなったのが非常に残念だった。
個人的には曲が聞けなくなったことよりも、流れが崩れたことの方がショックだったな、あまりに勿体無くてさ……。



20.Guilty

イントロと共にミラーボールに反射した光が放たれる。今回1番アルバムと印象が変わった曲。
私、ミラーボールの明かりがビームとして効果的に使われているの大好きなんだよな〜!この始まりがめちゃくちゃかっこよくて、秒で大好きになった!

こんなにがっつり踊る曲だとは思わなくて、嬉しい誤算。音のハメ方が細かくて、最初は神ちゃんが振り付けたのこっちかなって思ったほど。
回ったり跳んだりする度、ドレープのある腰回りの布が舞うのが本当に綺麗でさ〜この衣装ほんと好き。


今回のセトリ、後半にダンス系の山場があればまた大分印象変わったと思ってるんだけど、よく考えたらここで結構踊ってるんだよね。
でもなんだろうな、がっつりダンス曲なのにこの曲に「ここ山場!」感はなかったというか。
前後の流れが悪いとも思わないし、衣装やダンスも良かったし……曲のタイプなのかなぁ……。




21.We're the one
21.パロディ

宮城のみ『We're the one』で横浜以降は新曲解禁により『パロディ』に。個人的にはこの曲の入れ替えはまぁ仕方ないかな〜と。

『We're the one』は振り付けも簡単で明るくてすごく良かった!
Aメロではましげが「夢はどこ」と探しながら縦花を歩いていくのがかわいかったな。

『パロディ』はとにかく可愛い!
アイドルが横並びで肩に手を置いてステップ踏むのは最高だって相場が決まっているのさ!(ex:Troublemaker)
TVでの初披露もそうだったけど「寝落ちしそうな」でみんな目を閉じて寝たフリしている中、普通に目を開けたままの流星くんが可愛かった。途中から目を閉じるようになってたのも、これまた可愛かった。

『We're the one』は原曲がそもそも3:14しかないし、披露した尺もだいぶ短かったので、ここ削るだけでは『パロディ』分の尺稼げなくて『Don't be afraid』も泣く泣く削ったのかな〜と思った。公演時間3時間にならないかな(なりません)



22.Anything Goes

24やなうぇのパラパラ前のような映像で振られる「エクササイズコーナー」
センステでそのまま衣装を脱いで現れたのは、剥き出しムキムキ筋肉TシャツのジャニーズWEST、手にはグッズのダンベル。
初日の体感、客席は大ウケ!というよりちょっと引いていたのには笑った。一緒に入った友人も「怖いやだ怖い」とずっと怯えていたし。
そんな空気を感じ取ったのか、横浜からはカラフルなエアロビ風衣装に変わっていてさらに笑った。
そして着替えの関係か、前振り映像も多少変更あり。衣装も映像も変更後の方がすごくよかったから、変えるの勇気いったと思うけど、変えてよかったな〜と思った。ウケなければ潔く全替えする関西根性、好きだよ。


選曲に関しては、エニゴな〜去年沢山聞いたからな〜ってのは確かにあるんだけど、これ後ろの音がめちゃくちゃエクササイズっぽいんだよね。
もうね、これ以上ないってくらい「ぽい」から、エニゴ使いたかったのは正直めちゃくちゃ分かるんだよな〜難しいね〜。



23.アカンLOVE〜純情愛やで〜

小島に散らばりいつもの。
ダンベルを持っているし、エクササイズコーナーの一環ということで筋トレっぽい振りが多かった。



24.ズンドコ パラダイス

一部はアリトロにて移動。
特に何かってことはなかったかな。



25.パリピポアンセム

久しぶり〜!!そろそろこれ聞きたかったから嬉しかった!!!
実は去年の【Mixed Juice】のアンコールに当初入っていたっぽくて(メイキングに映っていた)なくなってたの寂しかったから、めちゃ嬉しかった!

途中から下手小島で曲に合わせて高速ジャンボリミッキー踊る淳太くんがイキイキしていて可愛かったし、その周りだけペンラがジャンボリの動きになっていたのが面白かった。ジャンボリ地帯。楽しそうで何よりです。




26.愛情至上主義

メンステに戻ってきて暗転、ステージ上で着替え。今回まーーーじでステージの上からはけない、めちゃくちゃ大変。
「ライブでフルで歌えるように」と原曲が短めなこともありフル尺。重岡くんっぽいなーと。



27.しあわせの花

照史くん主演ドラマ『ゲキカラドウ2』の主題歌。提供者は無印の時と同じサンボマスターさん。

出だしの照史くんが「しあわせよこの指にとまれ」と人差し指をかざすと、わらわらと集まってきて指をぎゅっと握っていくジャニーズWEST、あまりにもピースフルで涙が出てくる、大好き。
中盤にも同じパートが重岡くんにあって、その時もみんな集まってきて指にとまるの、ほんと「しあわせ=ジャニーズWEST」の証明ですね、わかります。

まだフル聞いていないからなんともだけど、ライブ中聞いてる分にはちょっと尺長かったな〜と。歌番組では削られてしまう部分が聞けるのはライブならではで嬉しいんだけどね!



28.証拠

イントロで7色の明かりをあてることが多かったけど、今回は白からの神ちゃんパート後に7色チェイスになっていた。

まぁこの曲はいま外せないよな〜。
声を出せるようになっての披露は初めてだったので、最後の「HEY!」を言う意識がなくてわたわたすることが何度かあった、はやく慣れたい。



29.POWER

ありがとう、解釈の一致!!!

今回のツアータイトルのリード曲であり、アルバムの1曲目であり、底抜けの明るさであり、前回の【Mixed Juice】を踏まえてもOP一発目に持ってきそうなところを!!本編最後に持ってくる、


ありがとう、解釈の一致!!!


ジャニーズのライブは本編最後をしっとりと締めることが圧倒的に多いけど、ジャニーズWESTのライブは明るく終わることの方が多くて、今年もそうするなら絶対『POWER』で締めてほしかったから、めっっっちゃ気持ちよかった!!!

1サビが終わり、走って機構に乗り込み「POWER!」のC&Rをしながら上がっていくのもED感あってよかったな〜!

そして重岡くんの落ちサビからの転調ラスサビ。
今回唯一の爆破特効を合図に、スパークルと銀吹雪大量でとにかく派手に終わりを飾る。
『ショーシャンクの空に』のごとく両手を広げ(気持ちね)銀吹雪を浴びながらWESTを見上げた時の幸福感たるや……!
楽しくて、幸せで、キラキラで、それでいてどこか少し切なくて、最高にハッピーな曲なのに何故か鼻の奥がつーんとなるような。

言葉を並べても上手く表現は出来ないけれど、名残惜しくも全力で手を振れる、まさに"最幸"な本編の締め方だった。


曲終わりに全員が軽く挨拶。
WESTを乗せて下がっていく機構と反対に、メンバーがメッセージを書いた幕が上がり、姿を完全に隠して本編は終了となった。

ここでもいつもの如く、完全にライトが当たらなくなってからも、下手見切れ席に最後まで手を振る淳太くん。見切れとまではいかないけどかなり下手で、その振ってる手だけが見えていた回、本当の最後の最後に顔をぴょこっと覗かせてくれたの、本当にめちゃくちゃ好きしかなかったな。




Enc1.We are WEST!!!!!!!

アンコールは久々に復活したスタトロにて登場。
【WESTV!】の終盤、ライブを楽しみまくって心の底から「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」と言える、あの筆舌に尽くし難い幸福感が忘れられなくて、またこの曲でC&R出来る世界が戻ってきてくれて本当に良かった。

【WESTV!】以降もちょこちょこセトリには入っていたけど、フルサイズは初めて。
なんでだろうなーと思ったけど、久々の声出し解禁ライブ終わりに「あ〜もう声ガラガラ〜」を言わせてくれる為なのかなって。流星くん、そういうとこあるじゃん?




Enc2.ムーンライト

この曲はやっぱり跳んでこそだと思うので、ほぼスタトロなのは勿体ないなと思った。
ここの選曲結構謎なんだけど、アンコールをメンバー曲だけでって縛りたかったのなら、ライブ未披露の『おい仕事ッ!』とか『グッ!!とあふたぬ〜ん』も聞きたかったな〜めっちゃアンコっぽいし!



Enc3.むちゃくちゃなフォーム

外周を歩いたり、メンステを歩いたり、決まりはなくかなりフリー。
みんなで肩を並べて座って横揺れしながら楽しそうに歌っているのが、個人的にはすごく好きだった。
宮城で照史くんが歌詞を変えて「そう思えたんだ"その"涙」と重岡くんを指差して歌い、崩れ落ちる重岡くんにメンバーももらい泣きしながら一緒に歌っていたあの空気感も、なんだか良かったな。








久々に声出し解禁となった今回のツアー。
私も学生の頃は張り切って声を出すし、先陣切って一番に開演前のコールを始めたこともあるような元気オタクだったが、それも今となっては昔の話。

もう何年も、コンサートに行って声が枯れるなんてことはご無沙汰だった。
勿論求められれば歌うし、C&Rはするし、WaWやええじゃないかで早く声出したいなとは思っていたけれど。
それでも、コロナ禍で声が禁止されたコンサートを、何なら変に叫ぶ人がいなくなって快適だなとさえ思っていた。


ステージに立つ側が歓声を喜ぶのは、まぁ当然だろうなと思う。
メンバーが口々に「声が聞けて嬉しい!」「みんなの声がパワーになる!」と言っていたのは、リップサービスでもなんでもなくて、本当にそうなんだろうなと、あの顔を見ていればよくよく伝わる。

けれどそれは、どうも向こう側だけの話ではなかったらしい。

照明が落ちた時の期待に満ちたざわめき、OP映像で1人1人にあがる歓声、メンバーが登場した時の歓喜の声、まるで挨拶のように交わされる「せーの!」「ええじゃないかー!」のやりとり、キメどころがモニターに抜かれた時の悲鳴に近い黄色い声、MCでの笑い声、「歌って!」と言われて何百何千にも重なる歌声、そしてもう一度会いたいと彼らを呼ぶアンコールの声。

どうやら私は、そのどれもに「好き」が沢山込められた声でいっぱいのコンサートが、存外好きだったらしい。


ジャニーズWESTのライブの熱さは、何も今の所謂ロックが多くなったからだとは思わない。
私が彼らのライブに行くようになった時から……いやきっとその前からずっと、WESTのライブは演者と観客の、熱と熱のぶつかり合いだと、互いのテンションを煽りあって高めあって、そうしてみんなで最高の「楽しい!」を作っていくものだと、今も昔も思っている。

そのツールとしてWESTのライブに「声」は欠かせないものなんだなと実感した。
コロナ禍前にも一緒に入っていた、いつも声を出すイメージのない友人が、今回隣で楽しそうにC&Rしていたのが、とても印象に残っている。

ライブが終わって「あー楽しかった!」と言い合える、あの瞬間が堪らなく好きだ。
私はジャニーズWESTのライブが好きだ。

きっと毎年のように思っているけれど、また今年も再確認出来たツアーでした。

いよいよ来年は10周年!
記念すべき日に向けて、ひとつひとつ笑顔の思い出が増えていきますように。

ジャニーズWESTさん、お疲れ様でした!
楽しい思い出をありがとうございました!











さて、ここから先はセトリについて、更に私個人の思想が強めの文章になっています。
この超情報化社会、SNSを使うにあたって情報の取捨選択は勿論、他人の感情や考えに触れる触れないの選択も非常に大切なものだと私は思っています。
なので、この先をわざわざ別のページに飛ばしている意図を汲み取っていただける且つ私の捏ねくり回しに付き合ったろーやんけな方は飛んでみてください。

それでは!

note.com

解釈というか考察というか兎に角『エゴと一途』について喋らせてほしい


ジャニーズWEST9枚目のアルバム【POWER】
その初回盤Bに収録されている、中間さん・濵田さん・小瀧さんのユニット曲『エゴと一途』

過去にも何本か曲解釈を書いたりしているくらいには解釈厨である私だが、特にこの曲の内容について深く考えたりすることはなかった、そう

あの濵田崇裕を見るまでは。



というわけで、哀れにも『エゴと一途』に囚われてしまった女の、自己解釈妄言狂い咲きです。
ご自身の解釈を大切にされたい方、テンション高めの私が苦手な方はそっとお戻り下さい。
あと、別場所で呟き散らかしたので、もしかしたら見たことある表現があるかもしれませんが、見て見ぬフリして下さい。









今回のユニットの組み合わせや曲は全てスタッフさん主導で「スタイルのいい3人にシュッとした衣装で」といった意向らしい(この時のラジオ書き起こしてなかったからうろ覚えニュアンス)

ご本人達による解説はこちら
https://youtu.be/NMRoy9HbcrM


歌詞からも大体分かる通りだが、女性目線の歌だと明言されている。
私は常々、ジャニーズWESTに女性詞を歌ってほしいと思っていたのだが、グループ曲として女性詞と思われるのは『愛の奴隷』と『エエやんけェ!!』女の子パートくらい(!?)で、ユニット曲を入れても明言されているのは視点が変わる『The Call』の半分くらいだろうか。

それがいきなり『エゴと一途』『真っ直ぐ』と一度に2曲もお出しされてしまったので、もうそれだけでもハッピーハッピーで…………話が逸れた。



今回の『エゴと一途』に関しては、ブログで何度か触れているので、恐らく淳太くんが主に演出を担当したのだろうと思われる。

歌やダンスでの表現だけでなく、小道具や映像を使って最大限に曲の世界観を具現化し、それぞれがその世界の主人公として一曲の中で生きる。
『エゴと一途』では殊更この"それぞれが主人公"というのが、世界観を大きく広げる重要なポイントになっていると思う。
なぜなら、同じ曲を歌い踊っているはずなのに、淳太くん・濵田さん・小瀧くんそれぞれの表現があまりに三者三様すぎて、見る人によって全く違う印象を受けるからだ。

というわけで、今回は3人それぞれの表現から私が勝手に受け取った「"解釈"の解釈」をつらつらと並べていきたい思う。勿論これは受け手の勝手で、3人がそう解釈したという断定ではないのでご留意いただきたい。


ちなみに、私はこの曲を最初に聞いた時、漠然と「ホストとその客(本営)」のような関係をイメージしていて、いつものようにきちんと歌詞を考察しようとした後も「浮気や不倫」「セフレ」「ストーカー」「アイドルとファン」など色々な考え方が出来たが、これ!と決めたストーリーがあるわけではなく、あくまで女性側の感情のみに焦点を絞っているので、関係性の部分については深掘りしませんでした。



まずは一連の演出について。

前曲終わり映像入り。
モニターに映し出されるのは、ドアスコープを覗く濵田さん。その視界の先にはホテルの一室でベッドに沈み込む男女。
それをじぃっと見ていた濵田さんはドアスコープから目を離すと、背を向け部屋から離れていく。

カメラが切り替わると淳太くんに。洗面台に手をつき鏡を見ると、映し出されるのは小瀧くんの姿。
現実と鏡が反転し、小瀧くんがふっと手元に置かれていた仮面を手に取りゆっくりと目元に持っていくと、モニターは3パラになり仮面をつけた3人が映る。

イントロが流れ始め、モニターには赤い文字で『エゴと一途』のタイトルが。
上手小島に濵田さん、下手小島に淳太くん、バクステに小瀧くん、と位置に置かれたソファの元に映像と同じ仮面を被り登場する。

1番はそれぞれソファにて。
もし違っていたら申し訳ないが、小瀧くん→淳太くん→濵田さん、とパートが変わる時に座っている位置がリンクして繋がっているのは意図的かな。脚組んでいるのも、手の位置もなんとなく繋がっているようだったので(だとしたら好きがすぎる)
2番は花道を移動しながら、2サビは飛んでDメロでセンステに集まると、上から赤と白のリボン状の布が降りてくる。頭上には大きなシャンデリア。白い羽根も舞い落ちる中ラスサビ、曲終わりには布を全て振り落とし、その風圧で床に落ちた羽根がふわりと宙を舞う中、暗転。


ソファ・シャンデリア・羽根については、単純に曲の雰囲気を出す演出だとして(深読みも出来るがキリがないので)
仮面については、外すタイミング等を考慮すると、ここは3人共通で「"エゴ"を隠すための"一途"と云う仮面」の解釈が個人的に一番しっくりくるかな、言葉の先はさておき。
そしてセンステに降りてくる赤と白のリボン。最初に見た時は、どうしても自分の中で紅白のめでたい感が勝ってしまって、どちらか一色にすればいいのになぁと思っていたのだが、それはとんでもない過ちだと後に気付く。
なぜなら、赤いリボンは"エゴ"を、白いリボンは"一途"を表しているとすれば、個人的三者三様の解釈にピタリと当て嵌まってしまうからだ。


長い前置きでしたが、さて本題。




これはエゴなんじゃないか、と悩む白の"一途"小瀧くん


こういった曲の表現に長けている淳太くん、無自覚に色気を垂れ流す濵田さんという年長2人に対し、まだ20代である小瀧くんはこの『エゴと一途』において、ピュアさを残す唯一の良心だと思う。

「あなた」のことをまっすぐ"一途"に愛しているつもりなのに、度々湧き上がる感情に塗られ苛まれ、この愛はそんな綺麗なものではなくただの"エゴ"なのではないかと思い悩み、それでも逃れられずに沈んでゆく。

小瀧くんの解釈は、3人の中で最も歌詞に忠実に「エゴと一途の境目」を見失っている様を表現しているように感じた。

そう どうにか 隣にいたいなど
とっくに 望んじゃいないよ そういうもんさ

歌詞の世界には全然関係ないんだけど、仮面をつけた小瀧くん、
闇オークションに売られた傾国の美青年すぎない??

……すみません、ヘキが出てしまいました。
なんかね、こう、人を狂わせる美しさが滲み出てる気がしてさ。そういう曲もやってほしいよね(どういう曲?)
このパート終わりに脚をスッと上げて組むんだけど、その脚が長いのなんのって。
ソファに寝転び腕だけで踊るサビの、ソファに乗せられたその脚が長いのなんのって。

1サビ終わりの花道移動時にふっと笑って、その辺り一帯が「ひゃあ…っ!」となるのは流石。自らの美しさをよく分かっていらっしゃる。

指先がなぞる唇
うだるような口づけを
気づいたの わたし本当は
あなたのこと 独り占めする夢見てる

Dは小瀧くんハモリパート。
この部分は3人とも、センステに降りてきたリボンを使っているが、私の見た限りでは小瀧くんだけが毎回白いリボンを扱っていた。

触れるか触れないかぐらいそっと白いリボンに手を添え、苦しそうに切なそうにそれを見つめる。

これこそ、小瀧くんが唯一の"一途"側であると私が受け取った理由である。
もし淳太くんか濵田さん、どちらかが同じ表現をしたとしても恐らく説得力に欠けるだろう(はまじゅんをなんだと思ってるんだ)
小瀧くんだからこそ、この曲でも一縷のピュアさを表現できたのではないかと思っている。

いつかの声を 徒に慰めの当てにして
また「愛」に耽る

曲を聞いた時点では何も考えていなかったんだけど、ライブで見て初めて「!?」になったパート、小瀧くんだけはこの歌詞割り振られてないのもまたピュアさ守られてていいよね(はまじゅんをなんだと思ってるんだ)


入った座席の関係もあり、正直小瀧くんに関しては舐めるほど見られていないので、軽率に語ることが出来ない。悔しい、何故私の目玉は6つでないのか……悔しい。
早く映像化してほしい、お願いだからマルチアングルをつけて……。




エゴの自覚がありつつ、これは一途なんだと浸る赤と白の混じった"エゴ"淳太くん


演出を(多分)手掛けたこともあり、まさに淳太くんの表現の真骨頂。いつだって彼は期待通りのものをきちんと期待通りプラスαで届けてくれる。

決して美しく叶うことはないのに「あなた」のことを"一途"に想っている自分に酔っている。それを含めて全て"エゴ"である自覚も当然ありながら、ただこの状態の痛みすら快感として楽しんで浸っているような。

淳太くんの解釈は、私が曲を聞いた時に感じたイメージと一番近い、というかほぼそのままの表現のように感じた。

エゴと一途の境目に 今更気づいても戻れない
「わたしだけはあなたのこと 信じるって決めたから」

自分に酔わずにこんなこと言える女なんています?(最低偏見発言)

しかも淳太くんさ「戻れない」のところでウインクしながら、人差し指立ててピッと振って余韻を残してくるりと踵を返すんですよ。えっ、自分に酔わずに以下略

指先がなぞる唇
うだるような口づけを

D淳太くんパート。
私の記憶にある限りでは淳太くんは毎回赤いリボンに触れていた。

赤いリボンを首にかけるようにして扱うことが一番多かったかな。
ちなみにこのパートを歌いながら思いっきりカメラにウインクしてる時もありました。一途な想いに悩み苦しんでいる女性とは到底思えません。

徒に慰めの当てにして また「愛」に耽る

ラスサビの踊りに入る前のソロパート。
まるで幸せの絶頂のように、あるいは全てを諦めたように、恍惚とした笑みでぼうっと何処かを見つめ歌う様は、ゾッとするほど美しかった。
後述する濵田さんの「独り占め」の解釈が"そう"であるならば、ここの淳太くんは反対に"そう"なることを望んでいるかのようですらあった。


ただ、濵田さんパートの「つまんない漫画に挟んだ栞が 積み上がって見えなくなったって」の個人的な解釈として、この女性は過去にも別の人達相手に何度も同じようなことを繰り返してきたのではないかと思っていて。
叶わない恋に恋している、報われないのに一途な自分に酔っている、本当に好きなのは「あなた」ではなくそんな自分自身である。

もしたとえ淳太くんにそんなつもりはなかったとしても、淳太くんの表現はそんな私の曲解釈にドンピシャリだった。担当たる所以、やはり信頼しかない。



ここからは解釈と関係なく残したい好きポイント。

「思い出は」の前、ソファに手をついて一回転して、そのまま後ろ手ソファについたまま腰反らせているところが妖艶すぎて好き。
「嘘並べて」の指先が神経行き届いていてとても綺麗。
サビ「届かなくていい」の後、起き上がるためにソファの背を掴む手の動きが艶かしくて苦しい。
「いつかの声を」の所、腕を下ろす振りだろうに、淳太くんだけ耳元から首筋をなぞる様に撫でるの、あまりに淳太くんすぎて好き。
「徒に慰めの当てにして」これも本当はただソファから降りるって振り付けだと思うけど、片膝ついて太股に手を置いてゆっくり沈みながら振り返るの、ここ一番女性っぽい表現で好きしかない。
そして「今更気づいても戻れない」「うだるような口づけを」の解釈一致ウインク、ありがとう。ありがとう。
はまこたは胸元がリボンのようになっているけど、よくリボン系の衣装着る淳太くんだけ肋骨の辺りからリボンひらひらさせてるのも最高です。

あと仮面を外す時、宮城は両手で外していたけど、以降は片手になっていた。
淳太くんっていつも表現プランをガチガチに決めて、途中でいいの見つかったら変える、くらいだったけど、今回は割と固めていなくて、回を重ねるごとにどんどん変わっていった気がした。
もしかしたら宮城時点では、Dメロ部分白いリボンを触っていたかもしれないし、愛に耽っていなかったかもしれない(それどころではなくて記憶が曖昧)
「つまんない漫画に」で人差し指を口元に当てるのとか、ラスサビでターンする時にわざとリボンを巻き込んで回るのも途中からだった気がする。あのターンの魅せ方、あまりにも美しくて泣きそうになった。

総じて、やっぱり私は淳太くんの創る、表現する世界観が大好き。




これは一途なんだと信じて疑わない、鮮血のように赤い"エゴ"濵田さん


この人の所為なんです。
今回ブログを書くに至ったのも、毎公演狂いに狂っているのも、谷本さんを拗らせているのも(?)、すべてこの人の所為なんです。

前2人は先に解釈を書いたけれど、濵田さんに関してはそれを書くことが出来ない。だって濵田さん、

毎回違う女を降ろしてない?

日によって公演によって、全然表現が違うもん。あれは演じてるっていうより、その時々で違う女性を自分に降ろしてるっていう方がしっくりくる。は〜〜〜これだからモテる男は〜〜〜。
まぁ、同一の女性だけど激しい情緒の波に身を任せて表現してたら、日によって変わったっていうのでも、それはそれで大変しんどいので最高なんですが。


何故私がここまでエゴイチに狂うようになってしまったのか。それはとある横浜公演での濵田さん。

気づいたの わたし本当は
あなたのこと 独り占めする夢見てる

Dの濵田さんパート。
おもむろに赤いリボンを右手に巻き、そのまま左手をすべらせ間をあけ握り締めると、自らの首元辺りでピンッと横に引っ張って、目を見開き狂気的に笑った。
それはまるで、カメラのアングルが切り替わった後にそのリボンで相手の首を絞める画が容易く想像出来てしまうほどに。

えっ……濵田さんの中でこの「独り占め」って "「あなた」を殺して「わたし」だけのモノにする"っていう解釈だったの……?

雷に撃たれたような、鈍器で頭を殴られたような、そんな衝撃だった。膝から崩れ落ちるかと思った、というか堕ちた。

元々この曲に関して深く考えていなかったとはいえ、比較的曲のイメージは事前にある程度固めてからライブに行くタイプの人間で。
そのイメージ通りのものが見られた時の気持ち良さといったら、もう。

そんな理屈解釈人間のそれなりに長いオタク人生で、ここまでパフォーマンスで解釈をひっくり返されたのは恐らく初めてで、もう本当に本当に衝撃だった。

ねぇ、待ってよ。宮城の時はそんなんじゃなかったじゃん。自嘲気味に哀しく笑うだけだったじゃん。何があったの。何が"貴女"をそこまでに至らしめてしまったの。(全ての文末に号泣の絵文字)

友人の濵田担によると、ある日はこのパートで縋るようにリボンを握り締めて目を閉じていたこともあるそうで、そんなんもう、そんなんさぁ……

ちなみに会う濵田担は口を揃えて、濵田くんは毎回必ず赤いリボンを執着のように握っている。と言います、助けて。


このパートと同じく、公演によって表現が大きく変わるのは、1サビ後の仮面を外した後かな。
カッと目を見開く時もあれば、笑う時もあったし、虚な目で一点を見つめる時もあった。

淳太くんは分かり易く世界観没入タイプだけど、次点でそうなのは濵田さんだと前から思っていて。
その没入は魅せることを考えた表現というよりも、演技に近い表現、もっと言うとメソッド演技的な、そういう繊細さと生々しさがある表現だなぁと。
そんな濵田さんの表現と非日常的奥行きのある曲が合わさると、こんなにも人を狂わせるモノが出来上がってしまうのかと、恐ろしさで震えてしまう。


最後に入った公演で見た、天を見上げて微笑みながら白いリボンを音も風もなくふわりと掻き分ける濵田さんが、あまりに鮮やかに焼き付いて忘れられなくて。

最初に、日によって違う女性を降ろしていると言ってしまったけれど、ツアーはじめは悲哀的、その後突然激情に駆られ狂気に満ちたが、後半になるとその昂りは鎮まり、曇りなく一途と信じて純粋に狂った愛が研ぎ澄まされた殺意と共に残った、といった感じだった。何言ってるか自分でも、まぁ、分からない。もし、伝わっていたら嬉しい。

最後に辿り着く「結末」としての名古屋公演を、この目で見届けられないのが非常に残念でならない。



そして私は私でこの文章の着地点を見失ってしまった。どうしよう。


あ、そうそう。
「それこそが愛だから」で寝転ぶ時、右手を伸ばして何にも届かないままソファに倒れ込む濵田さん、めちゃめちゃ好き。よく見る画的表現としての押し倒されてる感もあって本当に良い。
あと濵田さんって、魅せ方より感情を優先していると思っていたのだけど、ある公演の「気づいたのわたし本当は〜」からの一番の見せ場と言っても過言ではないこのパートの時、右手で赤いリボンを握り締めた後、カメラに抜かれている画角で白いリボンが自分の顔に被っていることに気付いて、それをパッと振り払ったの、プロアイドルすぎて、………ッ好きッッッッ!!となってしまった。

振り払うといえば、最後アウトロでリボンの中に入っていく時、はまじゅんはともかく小瀧くんですら少々乱暴に、鬱陶しそうにリボンを振り払って掻き分けていくの、めちゃくちゃ刺さって好きだったな。




本当に、同じ曲を同じ演出で披露しているのに、ここまで三者三様になるというのが珍しくて、大変楽しく狂わせて頂きました。
それぞれの表現の違いは、事前に打ち合わせしたのか、披露していく中で明確に分かれていったのか、偶然にバラバラだったのか、はたまたこちら側の勝手な受け取りの暴走なのか。

知りたいような、知りたくないような。
どこかで話してくれるかな……一番は円盤化の時にオーコメ付けてくれるのが嬉しいのだけども。オーコメ大好きだからさ!



はーーー喋った喋った!!
本当に『エゴと一途』を見るのは楽しかったです。お付き合いいただきありがとうございました。
同担の感想も、濵田担小瀧担の感想も、他担の感想も、非常に気になるのでみんな沢山語ってね!!!!

ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022【TO BE KANSAI COLOR -翔べ関⻄から-】レポ感想

2019年12月27日

それは年末のMステススーパーライブでのことだった。

「大阪と東京のふたつのドームでもコンサートが決まりました!」

なんの前触れもなく発表されたドーム公演決定のお知らせ。初めての京セラドーム公演からは、いつの間にか丸3年が経過していた。
そんな待ちに待ったその夢が実現する日まで、そこからさらに2年半以上かかることになるなど、その日喜びを分かち合った誰も、まさに"夢にも"思わなかっただろう。


翌年予定されていたアリーナツアー【W trouble】はコロナ禍により延期に、日程すら発表されていなかったドーム公演も同時に立ち消えた。

その年の冬、無観客配信ライブとして行われた【W trouble】、2021年に観客動員数を抑え行われた【rainboW】、そして今年2022年に久々に満員の客席で迎えた【Mixed Juice】
その5/1ぴあアリーナ公演にてようやく、リベンジとなるドーム公演が発表された。

失ってしまった東西Wドームに名古屋のバンテリンドームを加え、3大ドームツアーとして帰ってきた夢に、一緒に入っていた友人と抱き合って喜んだのが昨日の様に思い出せる。

本当に本当に待ち望んでいた夢のドーム公演だった。






ドームへ入場すると、モニターには過去のシングルMVが流れていた。
さらにその合間には、事前にTwitterで募集したファンからの質問への回答が、Twitterのような、メール画面のような形式で流される。
開演前までの時間すら退屈させないようにというWESTの心遣いがたまらなく嬉しい。

ただ、入場時間が遅いグループだとどうやってもQ & Aが全ては見られないので、円盤発売の際はぜひともブックレットにまとめて印刷していただけると大変助かります、ご検討の程何卒宜しくお願いいたします(深々)


MVの順番は決まっているようで、開演前最後に流れ始めるのは『証拠』だった。
大阪の3日目?は、曲の後半に客電も落ち、ファンはペンライトを灯して振り、音楽は客入れBGMの音量ではなくなり、ステージの照明は煽り、それはもはやステージの上に人がいないだけで、会場は既に公演が始まっているかのようなボルテージに達していた。
これがまぁ、めちゃくちゃ良かったんだけど、何故か名古屋では客電もついてて音量も小さかったので少ししょんぼりした。
やるやらないはさて置き、ご時世的にジャスミングアップ(開演前客入れBGMに合わせてファンが歌い踊る現象)が出来ない中、素晴らしすぎる代替案だと思ったんだけどな〜。まぁ入場時間にあの暗さと音量は諸々の規約規制的にアウトだったのかな。

『証拠』のHEY!!でペンライトが一斉に上がると同時に客電も落ち、オープニング映像が始まる。
「人類関西色計画」という碇司令もびっくりの任務を遂行する為集められた癖のある七人、もといジャニーズWESTの紹介が、麒麟川島明さんのナレーションと共に流れる。
映像の割と序盤でメンバーは登場のためにスタンバイしているのだが、東京ドームは外の光の漏れやすい会場だった為、結構がっつり見えていたのがかわいそうだったな……。



01. for now and forever

イントロと共にシルエットで上から登場。
やっぱドームは上から降りてきたいよね、わかるわかる!使っていたのは【Mixed Juice】と同じ、流星Pこだわりの足押し式バーを搭載したゴンドラ(多分)
上から登場してメンステ、ムビステに乗ってセンステ、そこから横花に広がるという、初っ端からあっという間の大胆移動。
そしてその移動を可能にする、1曲目からのフルサイズ歌唱。

初ドームツアーの大事な大事な一発目、WESTにそこまで詳しくない人・最近好きになった人も多くいるであろう公演のその一発目。
そこに2枚目シングルのカップリングをフルサイズでもってくる勇気と、そこに託された「for now and forever」と云うメッセージに、初っ端から胸が熱くなった。

ドリアイ松竹で歌っていて映像化もされているし最近好きになった人も知ってくれているだろう、というスタンスなのかもしれないが、それにしたって思い切ったな、と感心した。淳太くんが担当していた頃の【パリピポ】をふと思い出したりもした、fnafだし。

でもこれをドームの1曲目で聴けたのはとても嬉しかった。
あと、照史くんのフェイクの前に一発入る特効が「まさにそこにほしい!」でとても気持ちが良かった。


02. Big Shot!!

煽りを入れつつセンターのムビステに全員戻り定番曲。
たぶん流星くん的に、ここ数年で出した曲の中で『証拠』の次に知名度が高い曲、の認識なのだろう。W杯バレーでずっと流れていたし。
だから『for now and forever』で「???」となった人をすぐに引き戻す為の2曲目という位置なのかな。ドームではその辺りのバランス感覚がとても重要だと思うから、この流れは流石で上手いなぁと思った。

そのままムビステでバクステへ。
2曲続けてフルサイズなのには正直驚いた。滅多に聴ける部分ではないので嬉しかったが、後述のように丸ごと削る曲が出てくるなら、この辺りを少しずつ削ってもよかったのかなぁとは思う。いや大変なのは分かってるつもりだけども。


03. Mixed Juice

バンド隊のジャーンがあってからの濵田さんのフェイク。
間には短く1人ずつの挨拶があり、流星くんが「俺たちに愛される準備は出来てるかっ!?………愛す☺️」とよく言っていたのが可愛かった。


04. We are WEST!!!!!!!

【Mixed Juice】の時から言ってるけど、早く声出させてくれーーー!!!!!早く「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」させてくれーーー!!!
にしても、こういう定番盛り上げ曲として違和感なくセトリに入る曲がメンバーである神山くん作詞作曲なのって、改めてすごいことだよなぁ。


05. one chance

フロートでメンステに戻り、インストに合わせたダンスとレーザーで魅せる繋ぎによって雰囲気を一転させる。ジャニーズあるあるだけどWESTよくやるよね、すごく好き。
ぐるっとドームを周って一通り盛り上げた後、とりあえずかっこいいの一発かますこの流れ、すごーく良かった!それにしても『one chance』最近よくセトリ入るね。


06. W trouble

モニター映像。
BARジャス民では、それぞれの地を俺ら色に染めるにはどうすればいいか?と会議をするメンバー。
オープニング映像のキャラに合わせて大喜利合戦かのような提案がなされる中、今回のツアータイトルを見事に閃いた濵田さんが「染めたらええねん」とスプレーを取り出す。

大阪では、配信ライブの【W trouble】の逆で、マスクを被ったフェイクのメンバーがセンステに現れ、実際はメンステにメンバーが登場!の流れをしていたのだが、名古屋からは無くなっていた。フェイクWEST大阪在住なのかな。

衣装のアウターもまんま【W trouble】と同じものなので、有観客で出来なかった救済なのだろう。が、それなら【Mixed Juice】でもやったので、どちらかだけでもよかったのかな〜とも。理由はまぁ次の曲にあるのですが。


07. Anything Goes

大阪ではこの順番に『TRICKSTER』があったのだが、以降は無念のセトリ落ち……【rainboW】で歌わなかった救済がされただけでなく、まさか2番淳太くんパートが聴けるなんて思ってもいなかったから、めちゃめちゃめちゃ嬉しかったのに……なんでや『TRICKSTER』……そばにいていてくれ……どこにも行かんといてくれ……言われへんかった俺はアホなんかなぁ……Vo.(б∀б)

『Anything Goes』は曲を知らなくても簡単なペンラの動きで一体感がでるから入れたいのも分かるんだけど、WESTの曲は他にも手振りいっぱいあって基本一体感あるからそんな心配せんくてもええんやで……いやどういう意図か知らんけど……


08. 微笑み一つ咲かせましょう

外周に散らばりスタンドマイクで。
【Mixed Juice】の時にも思ったけど、外周でスタンド向き長い時間やる時は、せめて振りの中にでももう少し反対側向く時間入れるとかした方がいいのになぁと。勿論、基本距離の遠いスタンドへの配慮ってのは分かってるんだけどね。1曲ずっと背中を見てるのと、一瞬でもこちらを向いてくれるのとでは、想像以上に心証変わってくると思うんだ。

それはさて置き「生きていこう」の小瀧くんがスーパー可愛いのと、イントロアウトロの両手握って右左する淳太くんがスーパー可愛くて好きだった。


09. プリンシパルの君へ

外周から戻りつつセンステ。
なんだかんだでこの曲大体踊ってくれるの嬉しい。
センステに戻って「いくつもの恋が生まれて〜」を歌う前にお辞儀し合うかみじゅんがとても可愛かった。


10. Don’t Stop Loving

センステ始まり。
この曲は『サムシング・ニュー』初回盤B収録のミニライブでも歌っており、それで一応披露済ということにしている認識で、もうライブですることはないのだと思っていた。なので予想外の選曲でとても驚いたし、嬉しかった。

外周散らばった後メンステに戻るまで、上手組のばどしげりゅせがよく一列に並んでスキップのようにルンルンで行進するのがはちゃめちゃに可愛かった。オーラス見てたら、流星くんが行進の前に一人準備運動みたいなのしてたのも、なんか、自分の流星くんイメージになくて、本当に本当に可愛かった。

ラスサビ後パートはみんなで真ん中にこじんまり集まって、そりゃあもうにっこにこに笑い合いながら歌っていたんだけど、それがもう可愛くて尊くて……きっとあの瞬間世界で一番平和な空間だったと思う。


この「微笑み〜プリンシパルDSL」の流れは超アイドルパートで綺麗な流れだったな〜と思う。「アイドルしろ」って意見たまに見かけるけど、このパートは一体何に見えているんだろうなぁと不思議に思う。


11. Cherry on top

暗転の中、原曲より長い不穏なイントロと共に放たれるレーザー。メンバーはメンステに並んだ箱に入ってパートの人の部屋の明かりが灯るという演出。今回の問題作(問題作?)
初日で映し出されているのが映像だと気付いたけど、まさかこの曲が着替え曲になるとは。

まず第一に、私は凝った演出が好きだし、こういう試み、チャレンジはどんどんしてほしいと思っている。
けれど今回は流石に、メンステ横の座席の多くが箱に入って以降、何が起こっているのかいまいち分からないまま人のいない薄暗いステージを見ることになるのはちょっと悪手だったなぁと思う。見えているのが映像だと知ってる人はモニターを見ることにすんなりシフト出来るが、初手が見えない席だとだいぶ悲しくなるだろうな、と。

けれど名古屋からは多少改善がされていて、箱は上下二段になり、前半は映像ではなく生に、それによる着替え時間の関係か2番のラップパートが追加された。
構成上根本的な解決は難しかったのだろうが、出来る限りで試行錯誤してくれたであろうことが分かって名古屋初日は友人とスタオベした(いや立っとるがな)

にしてもさぁ、この曲の濵田さんやばくなかった?ある日の濵田さんがあまりに帝王すぎて、公演終わった後「崇裕……崇裕……」と譫言のように繰り返すしかなかったんですが。


12. しらんけど

チェリオンからのしらんけどは情緒不安定なのよ。
大阪はステージ上段始まり、サビで全員ゆっくり階段降りてくるのがおもしろくて、名古屋は上下バラバラ、ツッコミとボケが舞台のような掛け合いになっているのがおもしろくて、東京は通常に踊るバージョンと、謎に色んなバリエーションを味わえたのが楽しかった。
【Mixed Juice】でも途中から加わった「知らんけどレーザー」が、あのドームの天井に映し出されるのには声を殺して笑ってしまった、悔しい。


13. 週刊うまくいく曜日
(大阪はここが『Anything Goes』と『ホメチギリスト』 )
(東京のみこの前に『ANS』)

2回目のフロート乗るん早いな!と思わずツッコんでしまった。ドームでまだ前半のうちに2回目って中々見かけないからさ。それもまぁWESTのドーム全体の近くになるべく行きたいって心遣いなんだろうね。

京セラはジャンプ禁止なのでなかったが、名古屋からは【Mixed Juice】と同じくジャンプタイムがあった。前回の時にも書いたけど、7人+曲の本筋に戻って2回は長いと思うんだよね、繋げ方ももぞもぞするし。あとフロートの上で跳ぶの危なくないのかな?大丈夫?

WESTはドームでもガンガンにファンサするつもりみたいだし、事実めちゃくちゃしてたから、フロートはスタンドに入ってもファンサがもらえる数少ないチャンスだと期待する人も多いだろうから、普通にお手振りタイムにしちゃって良かったのになぁとは思う。


14. SOUL 2 SOUL

大阪初日では振り付けを初見でマネする状態だったが、その後は開設されたTikTokにて振り付け動画が上がったので親切だなぁと思った。
WEST担はアカンLOVEをその場で覚えてた精鋭達だからね……。
東京だけ曲前に簡単な振り付け指導が入っていたのも親切だなぁと思ったけど、指導がピースの所だけだったので一緒に入ったオタクじゃない友達が「いやここ聞いてないけど!?」ってなってたのがちょっと面白かった。WESTそういうとこある(奴隷とかワンダフルとか)(オタクは順応するのでそれでいいよ)


〜MC〜

大阪初日はMC後半で外周を練り歩きながら、バクステまで歩いて行ってたのがめっちゃ面白かった。本人達も「遠いな〜」って言ってたし。いや見たことないのよ、そんなの。

まぁ【Mixed Juice】の時と同じく、少しでもお客さんの近くにっていう配慮なんだろうなと思ったけど。流石に無理があったのか、その後はセンステに変わっていた(そりゃそうだ)


15. 間違っちゃいない。

センステにて重岡くんはピアノ、はまかみはギターの弾き語り。
「みんなとやりたいことがある」と前々から言っていたので分かってる人も多かったと思うが「???」な人もまた多く、初日は詳しい説明もなかったのでふわっとしていたのが、後々きちんと説明されるようになっていたのでよかった。

重岡くんが夢が叶って噛み締めるように会場を見渡していたのが印象的だった。


〜Jr.コーナー〜


16. 星の雨

外周リフターにて。
リフター同士を白い布で繋ぎ、そこにレーザーを打って天の川のように魅せる演出がとても綺麗で大好きだった。
曲後半ではドームの天井が満点の星空のようにキラキラと輝き、曲終わりにはその空に流れ星がひゅんと流れる。このドームで一番演出が好きだなと思った曲だ。

そして作り手側が意図する演出とは別に、それぞれのリフターの周りがそのメンバーカラーに染まっていた。
初めて京セラドームでWESTを見た時にも同じようなことがあったが、それよりさらに磨きがかかり、それは一見すると制御されているのかと見紛うほどに美しく統率されていた。

ペンラの色を変えることに抵抗がある人もいるだろうが、私は素直にこの景色をとても「綺麗だな」と思ったし、初日からあったのかどうか覚えていないが、曲中モニターに七色の客席が映されていたのも、なんだかぐっときてしまった。


17. でっかい愛

「俺たちが伝えたいのはこの曲そのまま、でっかい愛!」と重岡くん。
外周からメンステに戻る時、下手組先頭のしげりゅせが、後ろからくるばどを手招きして4人でぎゅっとくっついて落ちサビを歌っていたのが、さながら家族写真で本当に大好きだった。



〜狂愛三部作〜
(東京で映像しっかり見ようと思ってたからめちゃ曖昧)

屈強そうな男に囲まれる、真っ赤なドレスを着た女性。一瞬の隙をつきその手を取って走り出す小瀧くん。

場面は変わり、照史くん。そのまま女性の手を引いて逃げる。追い詰められ薔薇だったかな?を投げつける。


18. Can't stop

イントロと共に放たれるレーザー。
初日、冒頭の映像が2人で終わったこと、そしてこのイントロで狂愛三部作をするつもりだと悟り膝から崩れ落ちそうになるのを、なんとかどうにか踏ん張った。
アンジョーがくるまで、WESTで一番好きだった曲。24コンで聴けていたものの、またこうして会えるなんて……本当に本当に嬉しかった。


曲終わりからモニターにまた映像が。
変わらず女性と倉庫のようなところを逃げる淳太くん。あまりに狭そうすぎたけど、スーツがカッコ良すぎるので無問題。

場面は海辺に変わり重岡くん。
女性が付けていた「ヤツがくれた指輪」を海に投げ捨て、尚も追っ手から逃走。


19. Criminal

赤いライティング最高ー!
この曲のダンスのフォーメーションの取り方が好きだから、メンステでゆっくり見れたのが嬉しかったな〜!


映像は引き続き階段を逃げる濵田さん。

追い詰められスイッチすると、神山くんは女性を背に庇いじりじりと後ずさる。ここの神ちゃんめっちゃかっこよかった。


20. Eternal

いよいよ最終章。前2曲は24コンでも歌っているが『Eternal』をライブで歌うのはラキセコン以来である。
三部作通して思うけど、やはり照史くんのフェイクは天下一品だ。最近は自ら身を引いているようだけど、私はどうにも照史くんの天を裂くように突き抜けるフェイクが大好きでたまらない。だからどうか自分で歌が上手いと思ってないなんて言わないでおくれ……遠慮しないでおくれ……私は照史くんの歌が大好きだよ……


曲終わり、映し出された流星くんと女性は、手を繋ぎ身を寄せ合うようにして座り、目を閉じている。
私……というか多分大体の人の狂愛三部作解釈の結末は「心中」だと思うので、悲しくも美しい物語の締め方で(メリバ最高!)ずっと望んでいた狂愛三部作の披露は最高の形でお出しされ、それはそれはもう大満足だった。


〜インター映像〜

エスターズのバラエティ映像。
最後の最後にミッションクリアして大拍手が起こったのが面白かった。


〜EDMコーナー〜

21. YSSB

【Mixed Juice】でやったリミックスバージョン。
WESTのかっこいい曲、としての知名度があるこの曲をドーム公演に持ってきたのは大正解だとは思う。けど、ドームでやるなら【Mixed Juice】の時に別の曲にした方がよかったのになぁとも思った。
あと濵田さん、笑わないでほんと……無理なのよ、もう濵田さん以外に目がいかなくなるから笑わないで……嘘、やめないで……


22. PARTY MANIACS

これドームで聴きたかったの!!レーザーびゅんびゅんで聴きたかったの!!!ちなみに今回のWESTレーザーは25台+ライン?レーザー6台かと思われる(多っ)
24コンの時に絶対やると思ったのになくて残念がってたら、その後のアリツア一曲目にぶちかましてきて、最高すぎてクラクラしたよ。
でも【Mixed Juice】でやった時点で、もうドームではやらないと思ってた。ら、やってくれたからびっくりしたし嬉しかった。でもそれならやっぱり【Mixed Juice】は別の曲の方がよかったのでは……?(2回目)

と思ってたらまさかの2番から歌ってくれてもう……!もう……っ!!
「2番から歌うライブとかしたら面白そうやん?」といつかに言っていたけど、WESTのそうして曲をすごく大切にするところ、好きだなぁと思ってた。

…………なんで名古屋以降2番カットされたんや……(移動の時間とかで止むなしだったんだよね、うん仕方ないよね)


23. PUSH

嬉しい〜〜〜!!!
【rainboW】で全然満足するまで見ることが出来なかったから、またこの曲が見られるなんて、しかもほぼ同じサイズで見られるなんて思ってもなかったから、ほんっっっとに嬉しかった!!!!バクステ側入らないと正面から見られないのは残念だけど、それもまぁ1番遠いバクステ側の特権だよね!!!

特効も欲しいところに惜しげもなく全部入れてくれて最高だった!!これぞドームの醍醐味!!!リミックスも絶妙にかっこよくて、本当に素晴らしい再登場だったな〜!!


それにしても、間に映像挟むとはいえ、6曲連続ダンス曲ってどうなってるの?
ねぇ、そのラストのPUSHすらハンドマイクで生歌だったよね?(というか今回ついにヘッドセットの曲0になった)

尊敬と畏怖、つまり畏敬の念を込めて言うけど、ジャニーズWEST、化け物なの……?


24. Unlimited

これドームで聴きたかったんだよ〜!Part2
24コンの時に絶対歌うと思ったのに以下略
だってこんなにドームにピッタリの曲なくない?しっかり外さず入れてくれて本当に嬉しかった!

濵田さんが自分のパートで「憧れてきた夢の◯◯で〜」替え歌して「ま、もう立ってるけど」と言うので、エモと笑いで感情ぐしゃぐしゃになってた。

は〜それにしても思った通りめちゃくちゃドームに映えてたな〜。


25. アカンLOVE~純情愛やで~

ここからパラパラゾーン。
この曲をセトリに入れ続けるのか否か、めっちゃ難しいところだろうな〜悩むだろうな〜と勝手に思ってる。
【Mixed Juice】で一瞬除外されてるし。この先どうするんだろう……


26. 粉もん
27. ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~

しばらくご無沙汰だったので久々に踊れて楽しかったー!!
アカンは歌い続けているのでまだしも、この2曲はしばらく空いたので「最近好きになった人は踊れないかも」の配慮でもうしてくれないかもな〜と思っていたから。

ただ実際、踊れない人もちらほら見えたので、せっかくTikTokがあることだし、パラパラ系の振りあり動画改めて出したらみんなハッピーになれるのになぁと思ってる。パラチャ〜や愛の奴隷もまた踊りたいしさ!ね!!!


28. 証拠

インター映像を挟みつつ、簡単に着替えてバンドコーナー。
メンバーにそれぞれの色の照明が当たりスッと手を掲げると、客席もそれに合わせて続々と手を挙げる。WESTが言っていた景色がそこにはあった。

WESTの気持ちに呼応するように大きく波打つペンラの海が、それはそれは綺麗だった。


29. 僕らの理由

この曲も今後の定番になっていくんだろうな、と思うくらいには今のWESTによくよく似合っている。
落ちサビの部分の歌詞を、モニター黒地に白文字というシンプルな出し方をしていたけど、それがまたWESTの歌と相俟ってストレートに言葉が届いてとても良かった。

途中からかな?【Mixed Juice】でもやっていたかき回しの最後バンド側にあるカメラに向かって手を差し出して一緒にジャンプする演出、カメラが一段上に行っちゃったんだけど、下側にあった方が目線が同じで連れて行ってもらってる感があってよかったなぁと思った。

あとこれは【Mixed Juice】の時のみならずフェスでも思ったけど、最後のかき回し4回はやっぱり冗長だと思う。
回数を重ねるごとに本人達のボルテージが上がるのに対して、逆にこちら側は上がった熱がスーッと引いていく感覚があるんだよな……勿論個人の感覚と言えばそれまでなんだけど、これは実際客席側にいる人間の体感として、の感覚。
この曲が締めならまだしも、すぐあとに続くし、どうしてもというならせめて2回までになったらいいなぁ……なんて。

あ、これはやったりやらなかったりなんだけど、濵田さんが「あなたという人の意味は今日も僕が感じてるから」と、客席に背を向けてメンバーにだけ歌っているのが、とても好きだった。


30. ムーンライト

ジャンプ禁止の京セラで跳べないのがもどかしかったなー!
この曲は本当にライブ映えするよね。メンバーである重岡くんが作ったというのがまた更に。

「ここだけの話をしよう」と口元に人差し指を持ってきて、秘密だよ、というように歌う濵田さんがとても好きだった。(連続好き濵田さん)


31. サムシング・ニュー

「これからも僕たちと一緒に歩んで行ってください!」と流星くんの一言二言を挟んで。

ステージの両端の一部が微妙に足場として上がっているのは、前方に置かれた踏み台と同じでアリーナ埋もれへの配慮かな?


この「証拠〜僕らの理由〜ムーンライト〜サムニュ」のバンドコーナーは【Mixed Juice】のバンドコーナーと全く同じ構成であった。
これについては後述したいが、せめてサムニュとアンジョーの位置を変えるだけでもだいぶ印象変わったのになぁとは思った。


〜挨拶〜

24コンの挨拶が1人数分持ち時間があったのに対し、今回は手短に。
念願のドームツアーとは言え、節々から「しんみりさせたくない」という気持ちが見えたので、これくらいサクッとしていて良かったと思う。10周年も控えてるしね。


〜和太鼓〜

初日は本当にびっくりした。え!?なんで!?
その後の繋がりを思えば、まぁお祭り感を出したかったんだろうと推察出来るが、初日客席の戸惑いの空気はこの先も忘れないだろう。
昔から応援してる人達は「こんな大きなとこで太鼓叩けるようになって……」という感慨があったのかなぁ。

ただ、和太鼓自体は本当にかっこよかったし、一本ライブやった最後の最後にあれだけの和太鼓は正直めちゃくちゃしんどいだろうと思うので、後半は「頑張れ……!」と双眼鏡を握り締めながら応援していた。


32. ええじゃないか

やっぱりこの曲聴かないと終われないよね!!一曲目に歌ったって本編最後に歌ったって、どんな場所にだって似合う大好きなデビュー曲!!

「花吹雪」の重岡くんの一言の後、花火のように特効が上がると、まるで花火大会のように特効乱発。まさにお祭り気分でヨッ!!景気がいいね〜!!という気持ちになった。

しんみり浸れるライブもいいけど、こうしてド派手にどこまでも笑って楽しく終わるライブもまた、WESTらしくてとてもいいと思う。


そうして見事各地を関西色に染め上げたWESTは、また次の地へと旅立ったのである。

TO BE CONTINUED…



EC1. アンジョーヤリーナ

アンコールの拍手が止まぬ中、ぬぅっとモニターに映し出されたのはステージ下の着替え場(東京はニセ楽屋)
そこからの生中継という体でわちゃわちゃした後、アンジョーを歌い始め、そのまま着替え場がステージの上に登場するという演出。

これねーー着替え場がそのまま登場するという前代未聞の演出なのも、アンコの1曲目がアンジョーなのも、それぞれはすごくいいんだけど、合わせるのはここじゃなかったよなぁと、ちょっと勿体ない気がした。

アンジョーは【W trouble】とMETROCKで披露しているとは言え、自分達のファンの前で披露するのは実質初である。
この曲のファン人気が高いことはWEST側も分かっているようだが、ファンのアンジョーに対する思い入れは、恐らく彼らの想像の上をいっていると思う。
事実、私はMETROCKで初対面を果たしているので飲み込めたが、それが叶わなかった友人達は軒並み「初めてのアンジョーは丁重に扱ってくれ……っ!」と口を揃えて言っていた。別にWESTがアンジョーを大切にしてないというわけではなくてね。うん、気持ちはよーーく分かるよ。

ちなみに東京のみ、EC1曲目はまさかのここにきて夏曲『Calling』で、アンジョーが最後に回っていた。


EC2. ズンドコ パラダイス

大阪ではここに『銀河系』が入っていて、ズンドコで終わるドームツアー公演というなんとも愉快なことになっていたのだが、名古屋以降『銀河系』は削られていた……なんでや……なんでよりによって初披露曲削るんや……


EC3. ホメチギリスト

私は当初からホメチギが大好きで、リリース当時の不遇っぷりに何度もメソメソしたのだが、実のところこの曲は、結局リリース以降セトリ落ちしていないのである。いやはや社会人にとってはありがたいことだ。



WEC1. バンバンッ!!
(オーラスのみ)

セトリ常連曲だが、その位置は大体盛り上げ部分であり、基本は照史くんのラップパートから始まっていたし、曲自体も最近はご無沙汰であった。
常々友人達と「バンバンッ!!の重岡くんパートから聴きたいね」と話していた。なんならオーラスの入場前にも話していた。セトリを作るアンケートにも、1曲目は『バンバンッ!!』の出だしからと書いた。
それくらい聴きたくて聴きたくてたまらなかったのだ。

イントロの「ティーン」が聴こえた瞬間、泣き崩れそうになる私を友人が支えてくれながら「見て!ちゃんと見て!焼き付けて!!」と言ってくれたので、しっかりと重岡くんの声と顔を、耳に目に焼き付けることが出来た、本当に感謝している。


最後はみんな心の中で師匠を呼び、一丁締めにてジャニーズWESTの初ドームツアーは幕を閉じた。









今回の初ドームツアー公演はとても楽しかった。
満員の客席を心底嬉しそうに見つめるWESTの姿を見て、本当にここまで来ることが出来てよかったと思った。
広い広いドームの中で、WESTがいままで磨いてきた武器も、新たに手に入れた武器も、どれもピカピカにキラキラに輝いて眩しかった。


ただ、セトリ構成だけに関して言及するならば、全体的に時間がなかったのかなぁと、どうしても思わずにはいられない。

初京セラドームであった24コン、その約10日後にはアリーナツアーとしてなうぇすとの初日を迎えた。図らずも今回と同じようなスケジュール感だった。

当時私は24コンとなうぇすとに入って衝撃を受けた。なぜならそれぞれが全くの別物だったからだ。
たったこれだけしか期間の空かないライブ、Jr.時代コーナーやXmasメドレーは変われど、ベースは同じものになると思っていた。ジャニーズのセオリーでいくならそうなのだ。
しかしWESTは被る曲はあれど、全く違う顔のライブを作り上げた。私はそれにひどく胸打たれた。

だからきっと今回も、とその時のことを引きずり過ぎていたのかもしれない、反省している。
あの頃とは状況が全く違う。仕事量だって倍どころの話ではない。ツアーの間にはフェスも2本挟むと言う超過密スケジュール。本人達に時間がないことは、火を見るより明らかだった。

もしかすると、ドームが決まったのも【Mixed Juice】を既に詰めている段階だったかもしれない。流星くんは【Mixed Juice】を原点回帰だと、ジャニーズWEST初心者の方でも楽しめると話していた。ドームを直近に控えているなら、果たして【Mixed Juice】はそうなっていただろうか…………まぁこれは私の押し付けだね、ごめん。




同じツアー内でも初日のセトリが次の日には変わっている、それはジャニーズでもよくあることだ。WESTもこれまでに何度かあった。
……にしても、最初と最後でここまで変わるのは、正直過去どのグループでも私は経験がない。一体どうしたのかと心配になるほどだ。

色々な事情があるのだろう。仕方のない理由、もしかするとどうしようもなく理不尽な事情だってあったかもしれない、あるいはないかもしれない。
でもきっとそれらは表には出てこないから、私達には知る術がないから、誰かや何かに言葉をぶつけるつもりはさらさらない。

ただ、悲願だった初めての東京ドーム単独公演で、そのステージにジャニーズWESTと後輩が肩を並べて立っていたこと、そして多少なりともその関係で狂愛三部作がなくなってしまったことが、私は悲しかったです。

誰が悪いとかじゃなくてね。




はい、終わり!せっかくの初ドームツアーなので楽しくいきましょう!


ジャニーズWESTは器用なグループだな、と初めて触れた時にそう思った。
"関西の賑やかさや面白さ"以外に「これだ!」と言える"核"がないのだと、グループとして迷っていた時期があった。それはきっと彼らが、アイドルとしての項目は大抵器用に熟すからで、私にはそれだってWESTの素晴らしい武器だと思えた。

でも"核"というのはそうではなくて、言ってしまえば対外的に分かりやすい"ラベリング"である必要があるのだと。

……この話をし始めるとまだ長ーくなるので簡潔に。


とにかく私は、彼らが長らく探し求めていた"もうひとつの核"を見つけ出した今のジャニーズWESTが好きだし、応援している。まぁ、やり方は時々下手だなと思うけども!

最新シングルが自身最高の初週売上を記録し、ドームツアーも無事成功、きっと風はジャニーズWESTに吹いている。

そしてこれは個人的な予想だが、10周年へ向け、チームジャニーズWESTを取り巻く環境はこれから大きく変化するだろう。

これからゆく先でジャニーズWESTを見失わないよう、きちんと自分の目で心で、その姿を違わぬよう見ていきたいと、そう思っている。


ジャニーズWEST、初の3大ドームツアー完走、おめでとうございます、お疲れ様でした。

まだ次に一緒に見る景色を楽しみにしています!

ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022【Mixed Juice】レポ感想


ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022 Mixed Juice

全38公演のツアーは、6/12の北海道公演を以てその幕を閉じた。

久々にオーラスに入らないツアーとなったので、色々変わってることもあるかと思いますが、備忘録的に書いておきたいと思います。





会場に入ると15分ごとにミニWESTが注意事項を説明してくれる映像がモニターに流れていた。
一人が日本語で読むと、一人がそれを英文にしたものを読み上げるのだが、英語の苦手なメンバー(特に照史くんと流星くん)が手こずっているのが面白くて全く頭に入ってこなかった。何種類かバージョンがあり、その中でもhappens を自信満々に(ノノ_☆)ハピネス!!!と読む流星くんが本当に可愛かった。流星くん is happiness
勿論、そんなどうしようもないオタクを見越してきちんと会場スタッフさんから再度アナウンスされるのが流石であった。

そして開演直前にまたもやミニーズWESTが登場し『Mixed Juice』の振り付けレクチャーが始まる。その練習の流れで「まもなくMixed Juice出荷となります!」と映像終わりにそのまま会場が暗転して公演がスタートするのが中々珍しいなと思った。


01.Mixed Juice

暗転した会場に響き渡る濵田さんのフェイク。
ステージ上方の巨大な機構が徐々に開いていくと、中からバックライトに照らされたジャニーズWESTのシルエットが浮かび上がる。
フェイク終わりでパッとピンが当たり、WESTの姿が見えると歓声を出せない会場が、声を出せないながらにわっとテンションが上がるのを感じた。
事前の振り付けレクチャーもあってか、サビになると満杯の客席のペンライトが同じように揺れる様がとても綺麗だった。


02.We are WEST!!!!!!!

神山くん作詞作曲のC&R曲。この曲で声が出せないのはとても歯痒いのだが、FCからの依頼で事前にファンの声を集めたものを流してくれていたので、寂しさは少し紛れた。けど、やっぱ「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」は声を大にして言いたいんだ……早くそんな世界に戻りますように。

そして今回のツアーではWEST初となるムービングステージを使っていた。
ムビステは開発された時こそアリーナ規模で使われたが、基本的にドーム規模の公演で使われるものだった。しかし昨今、アリーナ規模でも使われているのを目にする機会が多くなったように思う。
【W trouble】のメイキングに映っていた仕込み図から、もしかすると配信でなければ【W trouble】でムビステ使う予定だったのかな?とも思った。しかし【rainboW】では、なるべく客席と距離を取ることを優先していたので、今回の「よりファンの近くにいく」という【Mixed Juice】のひとつのテーマと合致してムビステを使うに至ったのかもしれない。


03.ええじゃないか

初っ端からギア全開。やはりええじゃないかの盛り上げ力は偉大だ。
間にメンバーそれぞれの挨拶を挟むのだが、流星くんが主に毎回「愛し合おうぜ!」と言っていたのが印象的だった。
バクステ側に移動してからのサビで、神ちゃん重岡くんあたりが謎の振り付けをし始め、メンバーに伝染していくのも楽しかった。


04.Anything Goes

濵田さんの「次はこうやって縦ノリでいくで!」と丁寧な曲振りがあるおかげで、客席のペンライトが大きく上下に揃っているのがこれまた綺麗だった。
二組に分かれて外周を歩きながら歌うのだが、道中止まるポイントがあり、そこでカメラに向かって「かなりかなりHype yeah 何もかもがHigh sence 3,2,1!!」と並んでラップするツインが強くて大好きだった。


05.Born To Be Wild

ジャニーズあるある、アクセントダンスから入り徐々に増える音数からインストに合わせて、長めのダンスが挟まれる。
途中、後ろに倒れる照史くんを支える淳太くんのばどパートと、アクロバットをする神山くんが印象的だった。
そしてインストがそのまま曲に繋がる。あーこういう繋げ方大好き!

ダンスはWESTがあまりやらないジャンル(多分名前があるんだろうけどわからない。イメージは嵐の『P•A•R•A•D•O•X』)で、個人的に小瀧くんがものすごくハマっていたと思う。

「気が付いたらinto your eyes,yeah」で目の横ピースしたあと、パート終わりに口元に手を当ててハッとした顔をつくる淳太くんが大好きです。

イントロの膝だけでリズム取る所とか「エスコートするから」で手を差し出す所とか、サビの両の掌擦り合わせる所とか、下から両手ひらひらさせる所とか……あれ?思い出しながら気付いたけど、私自分が思ってる数倍この曲のダンス好きだな???

アルバムもこの曲順とあって、とても流れが綺麗だった。


06.セラヴィ

暗転しモニターに映される桜(春)空の瓶を持った子供。桜は散り足早に季節が巡ると、子供は大きくなり重岡くんに。何かを思い出すようにフッと笑って、空の瓶を窓際に置いて去っていく。(「冬が終わって春が来るように気付いた時には大人になっていた」)

4本の薔薇(春〜初夏)を手に香りを嗅ぐ淳太くんが、置いていかれた空の瓶に薔薇を挿し去っていくと、時間が流れ、薔薇はあっという間に枯れてしまう。(「いつか僕も誰かの思い出の花瓶の中で枯れてゆくのだろう」)

ベンチに落ちた枯れ葉(秋)を手で払って腰を下ろし、神山くんはギターを奏で始める。はらはらと舞い散る雪(初冬)を見上げると、立ち上がって去っていく。(「君がいつかメロディーになってた」)

淳太くんがいた部屋で、大勢の友人とパーティを楽しむ照史くん。サプライズ的にケーキを運び「おめてとう」と言った先には誕生日の主役である濵田さん(冬)が。驚きつつもケーキのロウソクを嬉しそうにふぅーっと吹き消すと、同時に周りの友人たちもケーキも煙と共に消えてしまい、濵田さんは立ち上がり窓を開ける。(「そうやっていつか煙になる頃に笑えるように」)

何かから逃げるような小瀧くんは、追い詰められ諦めたようにずるずるとコンクリートを背に座り込む。そんな中で差し出された手に縋るように伸ばした手は空を切り、ガクンと落ちるようにして暗転する。(「伸ばした手を拒まれても」)

白のペンキを散らし、素手で壁に何かを描く流星くん。(ここだけ歌詞とのリンク思い浮かばなかった)カメラが引くと、壁には「C'est la vie」の文字が。

WESTって曲間繋ぎの映像で世界観作るの上手いよね〜大好き。

歌詞とリンクさせた振りが多くて大好きなんだけど、勿論振りをつけたのは神山大先生。神山くんの振り付け、ほんっとに大好き。

印象的なギターのリフと共に、小節ずつメンバーカラーのピンが当たり、外周に散らばった各人が踊り繋いでいく。あぁもう、だから私ピンの演出に弱いんだってば。
「メロディーになってた」と「季節と共に」のブレイク部分では、歌う人以外のピンが暗くなる(正確には濃い色入れてる)ところもとても良い。

間奏部分でもピン演出は発揮され、照らされた人が移動しながら踊り繋ぐところが本当にかっこいい。途中で気付いたけど、センステの神ちゃん以外はシンメで踊ってたんだね、一人ずつかと思ってた。で、最後に重岡くんと淳太くんがふっとすれ違う瞬間が切り取られたようにピンが当たるんだけど、そこがこの曲をまさに表現しているようでめちゃくちゃ好き。

ただ「育った風景が〜」からのパートがこの曲で一番好きなところなんだけど、そこが省略されていたのはとてもとても悲しかった……演出上仕方なかったのかもしれないが……

センステに全員集まってからは、照明が大分暗めでレーザーが効果的に使われていてとても綺麗だった。(途中で照明なんか変わった?)
全体的にセラヴィの照明の使い方と演出が大好きで、それは外周に散らばっているからこそだと分かってはいるんだけど、せっかくの神山大先生の振り付けを、会場によってはスタンドに入らないと正面から見られないのは大変勿体ないと思うので、また別の機会に集合バージョンが見られたらとても嬉しいなぁ、と。その際はぜひカットしたパートも……(まだ言う)


07.Big shot!!

ビグショは盛り上がるし大好きなんだけど、正直セラヴィとの間にもう一曲挟んで欲しかった……!今回のアルバム曲でセラヴィは山場の一つたり得る曲だったと思うので、その山と余韻を丁寧に味わいたかったなぁと。まぁ個人的な趣味ですが。

「止まぬファンファーレ」の後、移動しながら必ずこたじゅんが絡むの可愛い。大体手を組んで肩ぶつけて気合い入れ合うみたいな感じなんだけど、段々小瀧くんが淳太くんのお腹触ったりちょっかいかけたり、人知れずわちゃわちゃしてるところを逃さず目撃するのが一つの使命でした。


08.努力賞

メンステに戻り横一列に並んだスタンドマイクの柄には、ボロボロの布切れと虹色の布がぐるぐるに巻かれていた。
それはモニターの映像とリンクしているのだが、こちらはイラストをsakiyamaさん、映像をくろうめさんが担当してくださったとのこと。普段からsyudouさんと組んで動画をアップしている、ゴリゴリにそちらの道の最強タッグである。
枚数や動き自体は少ないのだが、曲と相まり完全に"ボカロ曲"の完成であるその姿に、私は初日のけ反ったまま頭が地面に着くかと思った。

しかしこの曲の良いところは、バチバチなボカロサウンドを"人間"であるWESTが歌うところである。

普段は、頑張った事そのものを褒め称えてくれる応援団ジャニーズWESTが「努力賞なんて後回し 今は勝って満たされたい」とがむしゃらに歌う姿は中々にクるものがある。
多少の歌いづらさはあったように思えるが、やはり生で歌うからこその魅力が大きかったと思う。


09.Plan B(中間・神山・藤井・小瀧)

努力賞終わりゆっくり下がった機構が再び上がってくると、ガラスで出来たような光る椅子に座った4人が登場する。途中から椅子にボードみたいなのがくっついてたけど、あれは光を映えさせるためかな?
踊りだす彼らの左手には手錠がかかっていて、そこから伸びる鎖は椅子へと繋がっている。
個人的な解釈は大体こんな感じ。

まったくもう誰ですか、この演出やったの。怒らないから手を挙げてください、淳太くん(決めつけ)

あと、スタンドの上の方に入った時に気付いたんだけど、サスの光が円ではなく四角だったのがめちゃめちゃ曲に合ってていいなぁと思った。


10.情熱(濵田・桐山・重岡)

上手外周に登場した重岡くんのブルースハープから始まり、下手外周に濵田さん、センステに照史くん。
サビでセンステに合流し、シンプルな衣装、シンプルな照明で向き合って歌う姿は飾り気がなく余計に歌が響く。あまりに生歌が良すぎて、音源では全然満足できない体になってしまった。

間奏では重岡くんだけでなく、濵田さんと照史くんもブルースハープを演奏していて、すごく気持ち良さそうだった。

これだけ気持ちでぶつかっているように見えて、所々で決められた動きがあるんだろうなと垣間見える部分が少し愛おしかった。


11.微笑み一つ咲かせましょう

センステスタンドマイクにて。
この時の黄色チェック衣装がみんな可愛くて好き。特に神ちゃんのトータルコーディネートの可愛さは異常。自分のパート以外で色んな人(主に濵田さん)に絡みに行く小瀧くんも可愛かった。
事前の振付動画によって客席も一緒になって踊れるのが楽しかったなぁ。


12.でっかい愛

バックのJr.紹介から、小さい子もみんなでぎゅっと集まって曲が始まるのがまさに"でっかい愛"でほっこり。
スタトロがない分、久々にリフターが使われてた。


13.週刊うまくいく曜日

初日はなかったと思うんだけど、途中から曲後半の「週刊うまくいく曜日〜🎶」でジャンプするところで、センステに集まって全員で一周ジャンプタイムが挟まっていた。
みんなで跳べるので楽しかったけど、ちょっと長いかな〜とも思った。その時間でセラヴィのパート歌っ(まだ言う)


14.喜努愛楽

バクステ側からムビステで喜努愛楽。
こうやって踊りながら移動できるのがムビステのいいところだよね〜。
歌番組では一回しか披露がなかったので、しっかりダンスが見られて嬉しかった。


〜MC〜


15.涙腺

MC後移動してセンステでアコースティックコーナー。はまかみギター、重岡くんピアノ。
これをアコースティックでするとは思ってなかったから予想外だったけど、少ない音数でみんなの歌声が存分に堪能できたのでとてもよかった。

メインスクリーンに手書き風フォントで歌詞が映し出されているのだが、出会った頃の僕らに向かって何か言えることがあるとしたら、の
「大丈夫だよ 信じてゆけよ かけがえのない旅になるから」
の部分だけ、ずっと白色だった歌詞が虹色になる演出がまたニクイ。

どこかの公演で、歌唱中に振り返ってそれを見た小瀧くんが(知ってはいたけど)うるっときたと言っていたのがなんとも愛おしかった。


16-1.アメノチハレ
16-2.ブーケ
16-3.オレとオマエと時々チェイサー
16-4.バニラかチョコ

公演替わりガチャ曲。
法則性も曖昧な上、途中で曲が突然増えたので不思議だった。
正直今回時間なかったような気がするんだけど、それでもこうしてわざわざ何曲も覚えて楽しませてくれるWESTには本当に感心する。
重岡くんピアノ(はまかみギター)照史くんがカホン中心に打楽器を担当。照史くんさぁ、ブルースハープもそうだけど、こうやってサラッと新しいスキル習得して何でもないような顔して披露するの、ほんとズルい、好き。

個人的に『ブーケ』が大好きなので、アコースティックでも聴けたのめちゃくちゃ嬉しかったなぁ。むしろアコースティック良さ増し増し。
そんで歌い出しの淳太くん、淳太くん生歌史上一番上手かった、知らんけど。
音源にはない、サビの旋律を用いたイントロを担当する濵田さんが毎回「緊張したー!」と言っていたのが印象的だった。


アコースティックコーナー通して、基本センステで全員一方向を固定で見ているので、しばらく背中しか見えない席があるのだが、淳太くんが自分のパート以外で時折後ろを向いて音に乗っていて、そういう所が大好きだなぁと思った。(と思ったけど最後入った公演で色々変わっていたので途中全体で調整が入ったのかもしれない)


〜ジュニアコーナー〜


17.ブルームーン

歌う順番に一人ずつ登場。
激しくはないけど、この曲で踊るのは意外だったな。
紺のような深い青のようなキラキラロング丈衣装が二曲だけなの本当に勿体ないけど、曲の世界観の為なら贅沢使いも厭わない気概、好き。


18.真夜中のLION

ブルームーン』でメインモニターを割って登場した立体の月、周りに謎のギザギザが付いていて、なんというかダサi……いや何でもないです。と思っていたら、その物体はプロジェクションマッピングでライオンに変身を遂げた、なるほど(なるほど?)

ところどころダンスが完全な対、シンメトリーになっているのがよかった。特にりゅせじゅんのシンメは、直線と曲線という両極端な踊り方なので、それも含めて美しかった。

落ちサビの「奏でるように闇に踊れ」は、音源の時からこの難しいところを歌いこなすなんて流石照史くんだな〜と思っていたのだが、生歌でも一度も一切もブレることなく綺麗な歌声を響かせていたのでとても驚いた。声帯どうなってるんや……


19.黎明

曲終わりにボワンと煙幕がメンステを包み込み、煙が晴れるとWESTは真っ白な衣装に早替わりしていた。
この煙幕、初日は真上に吹き上がっていたのが次の日から斜めになっていた(ハズ)(その方が目隠しになるから)(多分)
そしてこの曲間、お察しの通りステージの上で早替えしているのだが、着ていたものを完全に脱ぐので少々時間がかかるのだ。
静岡ではその間、ステージ上は転換用地明かりのような状態で無音が結構続いたので「そわそわするな〜」と思っていたが、次入った時にはノイズのような音で繋がれていたのでホッとした。
あと、曲始まりも最初はMV通り数人座ったフォーメーションから始まっていたんだけど、途中で全員立って横一列に変わっていた。恐らく煙幕で分かりづらかったからだと思うんだけど、前曲終わりと同じ(並び順は違うかも)並びで衣装だけがパッと変わったように見えてすごく良かった。
相変わらず細かい調整お疲れ様です、流星P。


この『ブルームーン』→『真夜中のLION』→『黎明』は今回の【Mixed Juice】の中でも好きなセクションで、曲の雰囲気的な繋がりもさる事ながら、夜→真夜中→夜明けの流れがとても美しいなと思ったし感動した。
ここ何年か流星くんが担当したライブを見てきたけど、流星くんは曲の意味を意識したセトリの組み方が好きなのかなぁ、と。
初期担当の淳太くんは「何故実際ライブをする前にそんな並べ方出来るの?」ってくらいストレスフリーなセトリの作り方をする人だと思ってるんだけど、このナイトセクションはその両方を実現したような本当に本当に美しい流れだと思った。


〜inter〜

曲間映像。
工場で働くWESTさん達、どうやらこの工場の屋上に幻のMixed Juiceがあるらしいのだが、どうにもセキュリティが強固らしい。
そのセキュリティを解除するミッション、と云う名目のショートバラエティ映像。リコーダー吹いたり、フリースローしたり、ニョッキッキしたり。
WESTもこういう映像を円盤特典に付ければいいのになぁと毎回思っています。頑張って、JE in Jスト。


20.W trouble
21.YSSB
22.PARTY MANIACS
23.ごっつえーFriday
24.おーさか⭐︎愛・EYE・哀
25.アカンLOVE〜純情愛やで〜
26.ズンドコ パラダイス
27.ホメチギリスト

Mixed Juice→Mix→Remixということでリミックスコーナーなのはなるほどな、と。

『W trouble』は「ちゃんとお客さんの前で披露したい」と言っていた曲なので『ごっつえーFriday』とあわせて救済かな。
前半はそもそもがテケテケしている曲ばかりなので、リミックス感は正直薄かったけど、『YSSB』から『PARTY MANIACS』の繋げ方と終わり方はとてもかっこよくて好きだった。

あ、でも『おーさか⭐︎愛・EYE・哀』はMURO REMIXみたいでリミックス感強かったかな。まさかこんなところでアルバムバージョンが活きてくるなんて……。
途中から「おーさか!」のところをその土地の有名なものに変えてコールしているのもツアーっぽくてよかったなぁ。

Remixメドレーに入る前のノイズのような映像で曲ネタバレしてて、そこにホメチギまで入ってるからそこまででRemixメドレーなのかな?と思うんだけど、アカンからは特にRemixしてなかったような気が……?


28.証拠

『ホメチギリスト』終わり、バンドメンバーがインスト演奏しながら登場し、メンバーはステージで上脱いでラフな格好に。
淳太くん、ざくざく黒ニットで所々大きく開いてて素肌が見えてたのに、途中からインナーにシャツ着たの、とても残念でした(ストレート)(風邪ひかないでね)

初日着替えながら(終わった後?)重岡くんが場繋ぎ的に「メンバー!〇〇だよなぁ!」と呼びかけて全員が「「そうだよなぁ!」」と返すくだり、可愛かったんだけど、途中から謎に消えてたな……。

曲はキエチマエカナシミポーズで手をかかげ、7人に7色のスポットが当たって始まるのがとても良かった。
あぁ、ジャニーズWESTにとっての新たな"象徴"なんだなって。

いままで、何もなくとも客席の振りが一番揃うのはええじゃないかだったけど、証拠は単純な上下と熱量での動きの大きさも相まって、ペンラによる客席の一体感も、また一段違うモノになっていたように思う。


29.僕らの理由

少し自分語りが入ってしまうんですが。
私、ジャニーズWESTの応援歌は好きだけど、別にそれ自体に支えられるとか救われるとかは然程なくて。
ストレスもあまり感じず波も風もない平凡な人生を送っているので、応援されるほど特別何かを頑張っているわけでもなく(だからこそ「日常はそんなにド派手じゃない ルーティンワークは間違いなわけじゃない」「愛せ 君の人生」と歌うアンジョーヤリーナが大好きなんですけど)
その上、自己肯定感激高で他人の言葉くらいでは傷付かない落ち込まない鋼メンタルを持ち合わせているので、応援歌というものの"君"や"あなた"に自分を重ねることはほとんどないんですよね。

だけど、僕らの理由を生で聴いた時、思わずポロッときてしまって。

私はこの歌で語り掛けられている"あなた"のような人ではないけれど、そんなことは関係なくて、当事者かどうかなんて飛び越えて、メロディーに乗った言葉が只々グサグサと刺さってくる。否、ジャニーズWESTが刺してくる。

【W trouble】の時にも書いたけど、彼らの"メッセージを伝える力"というのは、本当に何段もレベルアップしているんだなぁと感じた。

曲終わりかき回しの時、後ろにあるバンドスペースにカメラが一台置いてあって、メインモニターにその映像が映し出されているんだけど、メンバーがそこに向かって「一緒にいくぞ!」って呼びかけてくれる演出がとても良かった。
ステージからの景色を見ながら手を引っ張られて客席に走っていって一緒に跳ぶ、そんなような感覚で。
初日にあった記憶がないから(見てなかっただけかも)途中から入った演出だったなら、めちゃめちゃいい追加演出だなぁと思った。


30.ムーンライト

重岡くん作詞作曲。
コンサートもクライマックス、全て出し切るように飛んで跳ねて笑って歌って。
重岡くんは、メンバーがこの曲を歌ってくれているのがそれはそれは嬉しいという感情が、メンバーはこの曲をみんなで歌えて嬉しいという感情が、溢れ出ているように見えてとても幸せな景色だなと思った。

最近よくメンバーが言う「青春」は、きっとこの空間なんだろうな。

前にも言ったけど、その瞬間に在るコンサートは、メンバーとその日その場にいるお客さんとだけのものだと思っているので「ここだけの話をしよう」という歌詞が個人的にとても響いた。


31.サムシング・ニュー

今回の挨拶担当は流星くん。
流星くんは、去年の【rainboW】オーラスでものすごく熱い挨拶をしていて、こんなに熱を表に出すの珍しいなぁと思っていんだけど、今回のツアーは毎回熱かった。
しかも「これを言おう!」と決めているのではなくて、その場その場で感じたことを言葉にしているんだろうなと感じられて、とても嬉しかった。

そんな熱い挨拶でよく「これからもずっとついてきてください」と言っていて、直後に『サムシング・ニュー』がかかるので、実質プロポーズだ!と言ったら流星担にしばかれました。

オープニングで出てきた機構に乗り込み帰っていくWEST。機構が閉まりきった後に、その隙間から、見切れ程ではないけど少し見辛い下手端の客席に向かって最後まで手を振ってハケていく淳太くん。前回の【rainboW】でも同じことしてたよね、そういうところ大好き。



EC1.しらんけど

声が出せない客席が、アンコールをどうしようかなとまばらな拍手を始めると、モニターに登場するミニーズWEST。
「みんな、WESTにもう一回出てきてほしいけど声が出せないからどうしようってなってるんやんな?わかるわかる」と寄り添ってくれた後にアンコール大喜利を始めるミニーズWEST。
散々案を出した後「そんなんしれっと出てったらええねん、知らんけど」「知らんのかい」と、スーツを着込んだWESTがイントロと共に登場。

アンコールなのにスーツ、『しらんけど』なのにスーツ、という本人達はボケのつもりなのだろうが、スタイル抜群WEST故、ビシッと決めたスーツに毎度毎度客席がひゃあとなっていたのが逆に面白かった。

この曲は真面目にやることで完成する曲だし、もしまた歌番組ですることになってもこうはならないんだろうけど、淳太くんツッコミパートではツッコミなのにボケるという複雑怪奇な構図も、ライブのアンコールならではで毎回楽しませてもらった。


EC2.進むしかねぇ

『しらんけど』の流れでそのままスーツで『進むしかねぇ』なのは、なるほど綺麗な流れだなと思った。


EC3.Mixed Juice

センステに並べられた7色のビンの被り物を前に「あれぇ!?なんやこれ!?」ととぼける濵田さん。それにみんなでノッて茶番になったり、バッサリ切って濵田さんがしゅんとしたり、いちいちアドリブレパートリーが豊富なジャニーズWESTには感心してしまう。

ビリビリとスーツの上を脱ぎ捨てツアーTになると、カラフルなビンを被り濵田さんが「おかわり!」と叫ぶ。朱色の麺類が浮かんでしまったのは私だけではないはずだ。

WESTがツアーで同じ曲2回やるのは珍しいなぁと思ったが、意図を汲み取れなかった私は「なんか被りたかったんかな…」と思うことにする。

最後にメンステ真ん中の出口にハケていくのだが、そこで最後の方に残った人たちが何かしらボケたり言い残したり、最後の最後まで楽しませてくれるジャニーズWESTが大好きだと思った。






前回のツアー【rainboW】は、まだまだ続くコロナ禍を考慮し、センステとそれに続く花道以外は全て取り去り「魅せる」に振り切ったコンサートだった。

そして今回の【Mixed Juice】は「なるべくみんなの近くに行く」と、その離れていた分を取り返すかのように、外周が復活していたが、それだけではない。

ファンサに割く時間もいつもより長いと思ったし、MCからアコースティックコーナーへはわざわざ外周を歩いてセンステまで移動、それが終わったあとには一旦横花に散らばって並んでからハケるなど、(トロッコは使わない判断をした上で)可能な限り色んな場所に少しでも近くに、という配慮が感じられた。



流星くんは今回の【Mixed Juice】のことを「ジャニーズWEST初心者の方でも楽しめる」そして「原点回帰」だと語っていた。

実際、セットリストは定番曲も盛り沢山で、好きになったばかりでもアルバムを一通り予習すれば楽しめる作りだったように思う。
かっこよさが際立った前回前々回とは一転、楽しくわちゃわちゃ盛り上がるが詰め込まれた中にキメるところはかっこよくキメる、まさに原点回帰のようなライブだった。

しかしその中でもそれらと同じようにキラキラ輝いていたのが、原点にはなかった「バンドコーナー」だ。

「証拠」を転機に、彼らが新たに手に入れた武器。
正直、私としては少し思うところがあったが、彼らが最近口にするようになった所謂"無風期"に、暗闇の中「何かWESTにしかない武器を」と必死で探しもがいていたのを見ていたので「やっと見つかって良かったね」と案外すんなり受け入れられたのだと思う。

そして完全に吹っ切れさせてくれたのが重岡くんの言葉だった。

「生のパワーがほしいと思った時、自分らで楽器を弾いて歌う想像をしていたけど『待て待て、マイクも楽器やないか』って。ギターが似合うギタリストがおるように、マイクという楽器が似合うボーカリストになることもできんねやなって」

何というか、目から鱗というか、天地がひっくり返るというか、そんな衝撃だった。

そうか、ジャニーズWESTはマイクと云う楽器を持ったアイドルなのか、と。



彼らが今まで磨いてきたモノ、そして新しく手に入れたモノ、それらを携え数週間後には悲願であったドームツアーを迎える。

そこにはどんな景色が待っているのだろうか。
不安はない、ただ漠然とした「楽しみ」という気持ちだけがある。

ジャニーズWEST、ライブツアーMixed Juice全38公演完走、お疲れ様でした。


さぁ次はどこまで行こうか。