戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022【TO BE KANSAI COLOR -翔べ関⻄から-】レポ感想

2019年12月27日

それは年末のMステススーパーライブでのことだった。

「大阪と東京のふたつのドームでもコンサートが決まりました!」

なんの前触れもなく発表されたドーム公演決定のお知らせ。初めての京セラドーム公演からは、いつの間にか丸3年が経過していた。
そんな待ちに待ったその夢が実現する日まで、そこからさらに2年半以上かかることになるなど、その日喜びを分かち合った誰も、まさに"夢にも"思わなかっただろう。


翌年予定されていたアリーナツアー【W trouble】はコロナ禍により延期に、日程すら発表されていなかったドーム公演も同時に立ち消えた。

その年の冬、無観客配信ライブとして行われた【W trouble】、2021年に観客動員数を抑え行われた【rainboW】、そして今年2022年に久々に満員の客席で迎えた【Mixed Juice】
その5/1ぴあアリーナ公演にてようやく、リベンジとなるドーム公演が発表された。

失ってしまった東西Wドームに名古屋のバンテリンドームを加え、3大ドームツアーとして帰ってきた夢に、一緒に入っていた友人と抱き合って喜んだのが昨日の様に思い出せる。

本当に本当に待ち望んでいた夢のドーム公演だった。






ドームへ入場すると、モニターには過去のシングルMVが流れていた。
さらにその合間には、事前にTwitterで募集したファンからの質問への回答が、Twitterのような、メール画面のような形式で流される。
開演前までの時間すら退屈させないようにというWESTの心遣いがたまらなく嬉しい。

ただ、入場時間が遅いグループだとどうやってもQ & Aが全ては見られないので、円盤発売の際はぜひともブックレットにまとめて印刷していただけると大変助かります、ご検討の程何卒宜しくお願いいたします(深々)


MVの順番は決まっているようで、開演前最後に流れ始めるのは『証拠』だった。
大阪の3日目?は、曲の後半に客電も落ち、ファンはペンライトを灯して振り、音楽は客入れBGMの音量ではなくなり、ステージの照明は煽り、それはもはやステージの上に人がいないだけで、会場は既に公演が始まっているかのようなボルテージに達していた。
これがまぁ、めちゃくちゃ良かったんだけど、何故か名古屋では客電もついてて音量も小さかったので少ししょんぼりした。
やるやらないはさて置き、ご時世的にジャスミングアップ(開演前客入れBGMに合わせてファンが歌い踊る現象)が出来ない中、素晴らしすぎる代替案だと思ったんだけどな〜。まぁ入場時間にあの暗さと音量は諸々の規約規制的にアウトだったのかな。

『証拠』のHEY!!でペンライトが一斉に上がると同時に客電も落ち、オープニング映像が始まる。
「人類関西色計画」という碇司令もびっくりの任務を遂行する為集められた癖のある七人、もといジャニーズWESTの紹介が、麒麟川島明さんのナレーションと共に流れる。
映像の割と序盤でメンバーは登場のためにスタンバイしているのだが、東京ドームは外の光の漏れやすい会場だった為、結構がっつり見えていたのがかわいそうだったな……。



01. for now and forever

イントロと共にシルエットで上から登場。
やっぱドームは上から降りてきたいよね、わかるわかる!使っていたのは【Mixed Juice】と同じ、流星Pこだわりの足押し式バーを搭載したゴンドラ(多分)
上から登場してメンステ、ムビステに乗ってセンステ、そこから横花に広がるという、初っ端からあっという間の大胆移動。
そしてその移動を可能にする、1曲目からのフルサイズ歌唱。

初ドームツアーの大事な大事な一発目、WESTにそこまで詳しくない人・最近好きになった人も多くいるであろう公演のその一発目。
そこに2枚目シングルのカップリングをフルサイズでもってくる勇気と、そこに託された「for now and forever」と云うメッセージに、初っ端から胸が熱くなった。

ドリアイ松竹で歌っていて映像化もされているし最近好きになった人も知ってくれているだろう、というスタンスなのかもしれないが、それにしたって思い切ったな、と感心した。淳太くんが担当していた頃の【パリピポ】をふと思い出したりもした、fnafだし。

でもこれをドームの1曲目で聴けたのはとても嬉しかった。
あと、照史くんのフェイクの前に一発入る特効が「まさにそこにほしい!」でとても気持ちが良かった。


02. Big Shot!!

煽りを入れつつセンターのムビステに全員戻り定番曲。
たぶん流星くん的に、ここ数年で出した曲の中で『証拠』の次に知名度が高い曲、の認識なのだろう。W杯バレーでずっと流れていたし。
だから『for now and forever』で「???」となった人をすぐに引き戻す為の2曲目という位置なのかな。ドームではその辺りのバランス感覚がとても重要だと思うから、この流れは流石で上手いなぁと思った。

そのままムビステでバクステへ。
2曲続けてフルサイズなのには正直驚いた。滅多に聴ける部分ではないので嬉しかったが、後述のように丸ごと削る曲が出てくるなら、この辺りを少しずつ削ってもよかったのかなぁとは思う。いや大変なのは分かってるつもりだけども。


03. Mixed Juice

バンド隊のジャーンがあってからの濵田さんのフェイク。
間には短く1人ずつの挨拶があり、流星くんが「俺たちに愛される準備は出来てるかっ!?………愛す☺️」とよく言っていたのが可愛かった。


04. We are WEST!!!!!!!

【Mixed Juice】の時から言ってるけど、早く声出させてくれーーー!!!!!早く「やばいめっちゃ楽しい⤴︎⤴︎」させてくれーーー!!!
にしても、こういう定番盛り上げ曲として違和感なくセトリに入る曲がメンバーである神山くん作詞作曲なのって、改めてすごいことだよなぁ。


05. one chance

フロートでメンステに戻り、インストに合わせたダンスとレーザーで魅せる繋ぎによって雰囲気を一転させる。ジャニーズあるあるだけどWESTよくやるよね、すごく好き。
ぐるっとドームを周って一通り盛り上げた後、とりあえずかっこいいの一発かますこの流れ、すごーく良かった!それにしても『one chance』最近よくセトリ入るね。


06. W trouble

モニター映像。
BARジャス民では、それぞれの地を俺ら色に染めるにはどうすればいいか?と会議をするメンバー。
オープニング映像のキャラに合わせて大喜利合戦かのような提案がなされる中、今回のツアータイトルを見事に閃いた濵田さんが「染めたらええねん」とスプレーを取り出す。

大阪では、配信ライブの【W trouble】の逆で、マスクを被ったフェイクのメンバーがセンステに現れ、実際はメンステにメンバーが登場!の流れをしていたのだが、名古屋からは無くなっていた。フェイクWEST大阪在住なのかな。

衣装のアウターもまんま【W trouble】と同じものなので、有観客で出来なかった救済なのだろう。が、それなら【Mixed Juice】でもやったので、どちらかだけでもよかったのかな〜とも。理由はまぁ次の曲にあるのですが。


07. Anything Goes

大阪ではこの順番に『TRICKSTER』があったのだが、以降は無念のセトリ落ち……【rainboW】で歌わなかった救済がされただけでなく、まさか2番淳太くんパートが聴けるなんて思ってもいなかったから、めちゃめちゃめちゃ嬉しかったのに……なんでや『TRICKSTER』……そばにいていてくれ……どこにも行かんといてくれ……言われへんかった俺はアホなんかなぁ……Vo.(б∀б)

『Anything Goes』は曲を知らなくても簡単なペンラの動きで一体感がでるから入れたいのも分かるんだけど、WESTの曲は他にも手振りいっぱいあって基本一体感あるからそんな心配せんくてもええんやで……いやどういう意図か知らんけど……


08. 微笑み一つ咲かせましょう

外周に散らばりスタンドマイクで。
【Mixed Juice】の時にも思ったけど、外周でスタンド向き長い時間やる時は、せめて振りの中にでももう少し反対側向く時間入れるとかした方がいいのになぁと。勿論、基本距離の遠いスタンドへの配慮ってのは分かってるんだけどね。1曲ずっと背中を見てるのと、一瞬でもこちらを向いてくれるのとでは、想像以上に心証変わってくると思うんだ。

それはさて置き「生きていこう」の小瀧くんがスーパー可愛いのと、イントロアウトロの両手握って右左する淳太くんがスーパー可愛くて好きだった。


09. プリンシパルの君へ

外周から戻りつつセンステ。
なんだかんだでこの曲大体踊ってくれるの嬉しい。
センステに戻って「いくつもの恋が生まれて〜」を歌う前にお辞儀し合うかみじゅんがとても可愛かった。


10. Don’t Stop Loving

センステ始まり。
この曲は『サムシング・ニュー』初回盤B収録のミニライブでも歌っており、それで一応披露済ということにしている認識で、もうライブですることはないのだと思っていた。なので予想外の選曲でとても驚いたし、嬉しかった。

外周散らばった後メンステに戻るまで、上手組のばどしげりゅせがよく一列に並んでスキップのようにルンルンで行進するのがはちゃめちゃに可愛かった。オーラス見てたら、流星くんが行進の前に一人準備運動みたいなのしてたのも、なんか、自分の流星くんイメージになくて、本当に本当に可愛かった。

ラスサビ後パートはみんなで真ん中にこじんまり集まって、そりゃあもうにっこにこに笑い合いながら歌っていたんだけど、それがもう可愛くて尊くて……きっとあの瞬間世界で一番平和な空間だったと思う。


この「微笑み〜プリンシパルDSL」の流れは超アイドルパートで綺麗な流れだったな〜と思う。「アイドルしろ」って意見たまに見かけるけど、このパートは一体何に見えているんだろうなぁと不思議に思う。


11. Cherry on top

暗転の中、原曲より長い不穏なイントロと共に放たれるレーザー。メンバーはメンステに並んだ箱に入ってパートの人の部屋の明かりが灯るという演出。今回の問題作(問題作?)
初日で映し出されているのが映像だと気付いたけど、まさかこの曲が着替え曲になるとは。

まず第一に、私は凝った演出が好きだし、こういう試み、チャレンジはどんどんしてほしいと思っている。
けれど今回は流石に、メンステ横の座席の多くが箱に入って以降、何が起こっているのかいまいち分からないまま人のいない薄暗いステージを見ることになるのはちょっと悪手だったなぁと思う。見えているのが映像だと知ってる人はモニターを見ることにすんなりシフト出来るが、初手が見えない席だとだいぶ悲しくなるだろうな、と。

けれど名古屋からは多少改善がされていて、箱は上下二段になり、前半は映像ではなく生に、それによる着替え時間の関係か2番のラップパートが追加された。
構成上根本的な解決は難しかったのだろうが、出来る限りで試行錯誤してくれたであろうことが分かって名古屋初日は友人とスタオベした(いや立っとるがな)

にしてもさぁ、この曲の濵田さんやばくなかった?ある日の濵田さんがあまりに帝王すぎて、公演終わった後「崇裕……崇裕……」と譫言のように繰り返すしかなかったんですが。


12. しらんけど

チェリオンからのしらんけどは情緒不安定なのよ。
大阪はステージ上段始まり、サビで全員ゆっくり階段降りてくるのがおもしろくて、名古屋は上下バラバラ、ツッコミとボケが舞台のような掛け合いになっているのがおもしろくて、東京は通常に踊るバージョンと、謎に色んなバリエーションを味わえたのが楽しかった。
【Mixed Juice】でも途中から加わった「知らんけどレーザー」が、あのドームの天井に映し出されるのには声を殺して笑ってしまった、悔しい。


13. 週刊うまくいく曜日
(大阪はここが『Anything Goes』と『ホメチギリスト』 )
(東京のみこの前に『ANS』)

2回目のフロート乗るん早いな!と思わずツッコんでしまった。ドームでまだ前半のうちに2回目って中々見かけないからさ。それもまぁWESTのドーム全体の近くになるべく行きたいって心遣いなんだろうね。

京セラはジャンプ禁止なのでなかったが、名古屋からは【Mixed Juice】と同じくジャンプタイムがあった。前回の時にも書いたけど、7人+曲の本筋に戻って2回は長いと思うんだよね、繋げ方ももぞもぞするし。あとフロートの上で跳ぶの危なくないのかな?大丈夫?

WESTはドームでもガンガンにファンサするつもりみたいだし、事実めちゃくちゃしてたから、フロートはスタンドに入ってもファンサがもらえる数少ないチャンスだと期待する人も多いだろうから、普通にお手振りタイムにしちゃって良かったのになぁとは思う。


14. SOUL 2 SOUL

大阪初日では振り付けを初見でマネする状態だったが、その後は開設されたTikTokにて振り付け動画が上がったので親切だなぁと思った。
WEST担はアカンLOVEをその場で覚えてた精鋭達だからね……。
東京だけ曲前に簡単な振り付け指導が入っていたのも親切だなぁと思ったけど、指導がピースの所だけだったので一緒に入ったオタクじゃない友達が「いやここ聞いてないけど!?」ってなってたのがちょっと面白かった。WESTそういうとこある(奴隷とかワンダフルとか)(オタクは順応するのでそれでいいよ)


〜MC〜

大阪初日はMC後半で外周を練り歩きながら、バクステまで歩いて行ってたのがめっちゃ面白かった。本人達も「遠いな〜」って言ってたし。いや見たことないのよ、そんなの。

まぁ【Mixed Juice】の時と同じく、少しでもお客さんの近くにっていう配慮なんだろうなと思ったけど。流石に無理があったのか、その後はセンステに変わっていた(そりゃそうだ)


15. 間違っちゃいない。

センステにて重岡くんはピアノ、はまかみはギターの弾き語り。
「みんなとやりたいことがある」と前々から言っていたので分かってる人も多かったと思うが「???」な人もまた多く、初日は詳しい説明もなかったのでふわっとしていたのが、後々きちんと説明されるようになっていたのでよかった。

重岡くんが夢が叶って噛み締めるように会場を見渡していたのが印象的だった。


〜Jr.コーナー〜


16. 星の雨

外周リフターにて。
リフター同士を白い布で繋ぎ、そこにレーザーを打って天の川のように魅せる演出がとても綺麗で大好きだった。
曲後半ではドームの天井が満点の星空のようにキラキラと輝き、曲終わりにはその空に流れ星がひゅんと流れる。このドームで一番演出が好きだなと思った曲だ。

そして作り手側が意図する演出とは別に、それぞれのリフターの周りがそのメンバーカラーに染まっていた。
初めて京セラドームでWESTを見た時にも同じようなことがあったが、それよりさらに磨きがかかり、それは一見すると制御されているのかと見紛うほどに美しく統率されていた。

ペンラの色を変えることに抵抗がある人もいるだろうが、私は素直にこの景色をとても「綺麗だな」と思ったし、初日からあったのかどうか覚えていないが、曲中モニターに七色の客席が映されていたのも、なんだかぐっときてしまった。


17. でっかい愛

「俺たちが伝えたいのはこの曲そのまま、でっかい愛!」と重岡くん。
外周からメンステに戻る時、下手組先頭のしげりゅせが、後ろからくるばどを手招きして4人でぎゅっとくっついて落ちサビを歌っていたのが、さながら家族写真で本当に大好きだった。



〜狂愛三部作〜
(東京で映像しっかり見ようと思ってたからめちゃ曖昧)

屈強そうな男に囲まれる、真っ赤なドレスを着た女性。一瞬の隙をつきその手を取って走り出す小瀧くん。

場面は変わり、照史くん。そのまま女性の手を引いて逃げる。追い詰められ薔薇だったかな?を投げつける。


18. Can't stop

イントロと共に放たれるレーザー。
初日、冒頭の映像が2人で終わったこと、そしてこのイントロで狂愛三部作をするつもりだと悟り膝から崩れ落ちそうになるのを、なんとかどうにか踏ん張った。
アンジョーがくるまで、WESTで一番好きだった曲。24コンで聴けていたものの、またこうして会えるなんて……本当に本当に嬉しかった。


曲終わりからモニターにまた映像が。
変わらず女性と倉庫のようなところを逃げる淳太くん。あまりに狭そうすぎたけど、スーツがカッコ良すぎるので無問題。

場面は海辺に変わり重岡くん。
女性が付けていた「ヤツがくれた指輪」を海に投げ捨て、尚も追っ手から逃走。


19. Criminal

赤いライティング最高ー!
この曲のダンスのフォーメーションの取り方が好きだから、メンステでゆっくり見れたのが嬉しかったな〜!


映像は引き続き階段を逃げる濵田さん。

追い詰められスイッチすると、神山くんは女性を背に庇いじりじりと後ずさる。ここの神ちゃんめっちゃかっこよかった。


20. Eternal

いよいよ最終章。前2曲は24コンでも歌っているが『Eternal』をライブで歌うのはラキセコン以来である。
三部作通して思うけど、やはり照史くんのフェイクは天下一品だ。最近は自ら身を引いているようだけど、私はどうにも照史くんの天を裂くように突き抜けるフェイクが大好きでたまらない。だからどうか自分で歌が上手いと思ってないなんて言わないでおくれ……遠慮しないでおくれ……私は照史くんの歌が大好きだよ……


曲終わり、映し出された流星くんと女性は、手を繋ぎ身を寄せ合うようにして座り、目を閉じている。
私……というか多分大体の人の狂愛三部作解釈の結末は「心中」だと思うので、悲しくも美しい物語の締め方で(メリバ最高!)ずっと望んでいた狂愛三部作の披露は最高の形でお出しされ、それはそれはもう大満足だった。


〜インター映像〜

エスターズのバラエティ映像。
最後の最後にミッションクリアして大拍手が起こったのが面白かった。


〜EDMコーナー〜

21. YSSB

【Mixed Juice】でやったリミックスバージョン。
WESTのかっこいい曲、としての知名度があるこの曲をドーム公演に持ってきたのは大正解だとは思う。けど、ドームでやるなら【Mixed Juice】の時に別の曲にした方がよかったのになぁとも思った。
あと濵田さん、笑わないでほんと……無理なのよ、もう濵田さん以外に目がいかなくなるから笑わないで……嘘、やめないで……


22. PARTY MANIACS

これドームで聴きたかったの!!レーザーびゅんびゅんで聴きたかったの!!!ちなみに今回のWESTレーザーは25台+ライン?レーザー6台かと思われる(多っ)
24コンの時に絶対やると思ったのになくて残念がってたら、その後のアリツア一曲目にぶちかましてきて、最高すぎてクラクラしたよ。
でも【Mixed Juice】でやった時点で、もうドームではやらないと思ってた。ら、やってくれたからびっくりしたし嬉しかった。でもそれならやっぱり【Mixed Juice】は別の曲の方がよかったのでは……?(2回目)

と思ってたらまさかの2番から歌ってくれてもう……!もう……っ!!
「2番から歌うライブとかしたら面白そうやん?」といつかに言っていたけど、WESTのそうして曲をすごく大切にするところ、好きだなぁと思ってた。

…………なんで名古屋以降2番カットされたんや……(移動の時間とかで止むなしだったんだよね、うん仕方ないよね)


23. PUSH

嬉しい〜〜〜!!!
【rainboW】で全然満足するまで見ることが出来なかったから、またこの曲が見られるなんて、しかもほぼ同じサイズで見られるなんて思ってもなかったから、ほんっっっとに嬉しかった!!!!バクステ側入らないと正面から見られないのは残念だけど、それもまぁ1番遠いバクステ側の特権だよね!!!

特効も欲しいところに惜しげもなく全部入れてくれて最高だった!!これぞドームの醍醐味!!!リミックスも絶妙にかっこよくて、本当に素晴らしい再登場だったな〜!!


それにしても、間に映像挟むとはいえ、6曲連続ダンス曲ってどうなってるの?
ねぇ、そのラストのPUSHすらハンドマイクで生歌だったよね?(というか今回ついにヘッドセットの曲0になった)

尊敬と畏怖、つまり畏敬の念を込めて言うけど、ジャニーズWEST、化け物なの……?


24. Unlimited

これドームで聴きたかったんだよ〜!Part2
24コンの時に絶対歌うと思ったのに以下略
だってこんなにドームにピッタリの曲なくない?しっかり外さず入れてくれて本当に嬉しかった!

濵田さんが自分のパートで「憧れてきた夢の◯◯で〜」替え歌して「ま、もう立ってるけど」と言うので、エモと笑いで感情ぐしゃぐしゃになってた。

は〜それにしても思った通りめちゃくちゃドームに映えてたな〜。


25. アカンLOVE~純情愛やで~

ここからパラパラゾーン。
この曲をセトリに入れ続けるのか否か、めっちゃ難しいところだろうな〜悩むだろうな〜と勝手に思ってる。
【Mixed Juice】で一瞬除外されてるし。この先どうするんだろう……


26. 粉もん
27. ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~

しばらくご無沙汰だったので久々に踊れて楽しかったー!!
アカンは歌い続けているのでまだしも、この2曲はしばらく空いたので「最近好きになった人は踊れないかも」の配慮でもうしてくれないかもな〜と思っていたから。

ただ実際、踊れない人もちらほら見えたので、せっかくTikTokがあることだし、パラパラ系の振りあり動画改めて出したらみんなハッピーになれるのになぁと思ってる。パラチャ〜や愛の奴隷もまた踊りたいしさ!ね!!!


28. 証拠

インター映像を挟みつつ、簡単に着替えてバンドコーナー。
メンバーにそれぞれの色の照明が当たりスッと手を掲げると、客席もそれに合わせて続々と手を挙げる。WESTが言っていた景色がそこにはあった。

WESTの気持ちに呼応するように大きく波打つペンラの海が、それはそれは綺麗だった。


29. 僕らの理由

この曲も今後の定番になっていくんだろうな、と思うくらいには今のWESTによくよく似合っている。
落ちサビの部分の歌詞を、モニター黒地に白文字というシンプルな出し方をしていたけど、それがまたWESTの歌と相俟ってストレートに言葉が届いてとても良かった。

途中からかな?【Mixed Juice】でもやっていたかき回しの最後バンド側にあるカメラに向かって手を差し出して一緒にジャンプする演出、カメラが一段上に行っちゃったんだけど、下側にあった方が目線が同じで連れて行ってもらってる感があってよかったなぁと思った。

あとこれは【Mixed Juice】の時のみならずフェスでも思ったけど、最後のかき回し4回はやっぱり冗長だと思う。
回数を重ねるごとに本人達のボルテージが上がるのに対して、逆にこちら側は上がった熱がスーッと引いていく感覚があるんだよな……勿論個人の感覚と言えばそれまでなんだけど、これは実際客席側にいる人間の体感として、の感覚。
この曲が締めならまだしも、すぐあとに続くし、どうしてもというならせめて2回までになったらいいなぁ……なんて。

あ、これはやったりやらなかったりなんだけど、濵田さんが「あなたという人の意味は今日も僕が感じてるから」と、客席に背を向けてメンバーにだけ歌っているのが、とても好きだった。


30. ムーンライト

ジャンプ禁止の京セラで跳べないのがもどかしかったなー!
この曲は本当にライブ映えするよね。メンバーである重岡くんが作ったというのがまた更に。

「ここだけの話をしよう」と口元に人差し指を持ってきて、秘密だよ、というように歌う濵田さんがとても好きだった。(連続好き濵田さん)


31. サムシング・ニュー

「これからも僕たちと一緒に歩んで行ってください!」と流星くんの一言二言を挟んで。

ステージの両端の一部が微妙に足場として上がっているのは、前方に置かれた踏み台と同じでアリーナ埋もれへの配慮かな?


この「証拠〜僕らの理由〜ムーンライト〜サムニュ」のバンドコーナーは【Mixed Juice】のバンドコーナーと全く同じ構成であった。
これについては後述したいが、せめてサムニュとアンジョーの位置を変えるだけでもだいぶ印象変わったのになぁとは思った。


〜挨拶〜

24コンの挨拶が1人数分持ち時間があったのに対し、今回は手短に。
念願のドームツアーとは言え、節々から「しんみりさせたくない」という気持ちが見えたので、これくらいサクッとしていて良かったと思う。10周年も控えてるしね。


〜和太鼓〜

初日は本当にびっくりした。え!?なんで!?
その後の繋がりを思えば、まぁお祭り感を出したかったんだろうと推察出来るが、初日客席の戸惑いの空気はこの先も忘れないだろう。
昔から応援してる人達は「こんな大きなとこで太鼓叩けるようになって……」という感慨があったのかなぁ。

ただ、和太鼓自体は本当にかっこよかったし、一本ライブやった最後の最後にあれだけの和太鼓は正直めちゃくちゃしんどいだろうと思うので、後半は「頑張れ……!」と双眼鏡を握り締めながら応援していた。


32. ええじゃないか

やっぱりこの曲聴かないと終われないよね!!一曲目に歌ったって本編最後に歌ったって、どんな場所にだって似合う大好きなデビュー曲!!

「花吹雪」の重岡くんの一言の後、花火のように特効が上がると、まるで花火大会のように特効乱発。まさにお祭り気分でヨッ!!景気がいいね〜!!という気持ちになった。

しんみり浸れるライブもいいけど、こうしてド派手にどこまでも笑って楽しく終わるライブもまた、WESTらしくてとてもいいと思う。


そうして見事各地を関西色に染め上げたWESTは、また次の地へと旅立ったのである。

TO BE CONTINUED…



EC1. アンジョーヤリーナ

アンコールの拍手が止まぬ中、ぬぅっとモニターに映し出されたのはステージ下の着替え場(東京はニセ楽屋)
そこからの生中継という体でわちゃわちゃした後、アンジョーを歌い始め、そのまま着替え場がステージの上に登場するという演出。

これねーー着替え場がそのまま登場するという前代未聞の演出なのも、アンコの1曲目がアンジョーなのも、それぞれはすごくいいんだけど、合わせるのはここじゃなかったよなぁと、ちょっと勿体ない気がした。

アンジョーは【W trouble】とMETROCKで披露しているとは言え、自分達のファンの前で披露するのは実質初である。
この曲のファン人気が高いことはWEST側も分かっているようだが、ファンのアンジョーに対する思い入れは、恐らく彼らの想像の上をいっていると思う。
事実、私はMETROCKで初対面を果たしているので飲み込めたが、それが叶わなかった友人達は軒並み「初めてのアンジョーは丁重に扱ってくれ……っ!」と口を揃えて言っていた。別にWESTがアンジョーを大切にしてないというわけではなくてね。うん、気持ちはよーーく分かるよ。

ちなみに東京のみ、EC1曲目はまさかのここにきて夏曲『Calling』で、アンジョーが最後に回っていた。


EC2. ズンドコ パラダイス

大阪ではここに『銀河系』が入っていて、ズンドコで終わるドームツアー公演というなんとも愉快なことになっていたのだが、名古屋以降『銀河系』は削られていた……なんでや……なんでよりによって初披露曲削るんや……


EC3. ホメチギリスト

私は当初からホメチギが大好きで、リリース当時の不遇っぷりに何度もメソメソしたのだが、実のところこの曲は、結局リリース以降セトリ落ちしていないのである。いやはや社会人にとってはありがたいことだ。



WEC1. バンバンッ!!
(オーラスのみ)

セトリ常連曲だが、その位置は大体盛り上げ部分であり、基本は照史くんのラップパートから始まっていたし、曲自体も最近はご無沙汰であった。
常々友人達と「バンバンッ!!の重岡くんパートから聴きたいね」と話していた。なんならオーラスの入場前にも話していた。セトリを作るアンケートにも、1曲目は『バンバンッ!!』の出だしからと書いた。
それくらい聴きたくて聴きたくてたまらなかったのだ。

イントロの「ティーン」が聴こえた瞬間、泣き崩れそうになる私を友人が支えてくれながら「見て!ちゃんと見て!焼き付けて!!」と言ってくれたので、しっかりと重岡くんの声と顔を、耳に目に焼き付けることが出来た、本当に感謝している。


最後はみんな心の中で師匠を呼び、一丁締めにてジャニーズWESTの初ドームツアーは幕を閉じた。









今回の初ドームツアー公演はとても楽しかった。
満員の客席を心底嬉しそうに見つめるWESTの姿を見て、本当にここまで来ることが出来てよかったと思った。
広い広いドームの中で、WESTがいままで磨いてきた武器も、新たに手に入れた武器も、どれもピカピカにキラキラに輝いて眩しかった。


ただ、セトリ構成だけに関して言及するならば、全体的に時間がなかったのかなぁと、どうしても思わずにはいられない。

初京セラドームであった24コン、その約10日後にはアリーナツアーとしてなうぇすとの初日を迎えた。図らずも今回と同じようなスケジュール感だった。

当時私は24コンとなうぇすとに入って衝撃を受けた。なぜならそれぞれが全くの別物だったからだ。
たったこれだけしか期間の空かないライブ、Jr.時代コーナーやXmasメドレーは変われど、ベースは同じものになると思っていた。ジャニーズのセオリーでいくならそうなのだ。
しかしWESTは被る曲はあれど、全く違う顔のライブを作り上げた。私はそれにひどく胸打たれた。

だからきっと今回も、とその時のことを引きずり過ぎていたのかもしれない、反省している。
あの頃とは状況が全く違う。仕事量だって倍どころの話ではない。ツアーの間にはフェスも2本挟むと言う超過密スケジュール。本人達に時間がないことは、火を見るより明らかだった。

もしかすると、ドームが決まったのも【Mixed Juice】を既に詰めている段階だったかもしれない。流星くんは【Mixed Juice】を原点回帰だと、ジャニーズWEST初心者の方でも楽しめると話していた。ドームを直近に控えているなら、果たして【Mixed Juice】はそうなっていただろうか…………まぁこれは私の押し付けだね、ごめん。




同じツアー内でも初日のセトリが次の日には変わっている、それはジャニーズでもよくあることだ。WESTもこれまでに何度かあった。
……にしても、最初と最後でここまで変わるのは、正直過去どのグループでも私は経験がない。一体どうしたのかと心配になるほどだ。

色々な事情があるのだろう。仕方のない理由、もしかするとどうしようもなく理不尽な事情だってあったかもしれない、あるいはないかもしれない。
でもきっとそれらは表には出てこないから、私達には知る術がないから、誰かや何かに言葉をぶつけるつもりはさらさらない。

ただ、悲願だった初めての東京ドーム単独公演で、そのステージにジャニーズWESTと後輩が肩を並べて立っていたこと、そして多少なりともその関係で狂愛三部作がなくなってしまったことが、私は悲しかったです。

誰が悪いとかじゃなくてね。




はい、終わり!せっかくの初ドームツアーなので楽しくいきましょう!


ジャニーズWESTは器用なグループだな、と初めて触れた時にそう思った。
"関西の賑やかさや面白さ"以外に「これだ!」と言える"核"がないのだと、グループとして迷っていた時期があった。それはきっと彼らが、アイドルとしての項目は大抵器用に熟すからで、私にはそれだってWESTの素晴らしい武器だと思えた。

でも"核"というのはそうではなくて、言ってしまえば対外的に分かりやすい"ラベリング"である必要があるのだと。

……この話をし始めるとまだ長ーくなるので簡潔に。


とにかく私は、彼らが長らく探し求めていた"もうひとつの核"を見つけ出した今のジャニーズWESTが好きだし、応援している。まぁ、やり方は時々下手だなと思うけども!

最新シングルが自身最高の初週売上を記録し、ドームツアーも無事成功、きっと風はジャニーズWESTに吹いている。

そしてこれは個人的な予想だが、10周年へ向け、チームジャニーズWESTを取り巻く環境はこれから大きく変化するだろう。

これからゆく先でジャニーズWESTを見失わないよう、きちんと自分の目で心で、その姿を違わぬよう見ていきたいと、そう思っている。


ジャニーズWEST、初の3大ドームツアー完走、おめでとうございます、お疲れ様でした。

まだ次に一緒に見る景色を楽しみにしています!