戦う君よ、世界を愛せるか。

自己泥酔でふらふらなオタク

アンケートコメント【なうぇすと編】

 

こちらは「ジャニーズWESTが気になる人へオススメのWEST円盤」というテーマでWEST担にアンケートをとった際のオススメコメントまとめです。

かっこ内は元担、掛け持ち、ジャニーズWEST以外に好きなグループの名前となっております。

御協力いただいた皆様、ありがとうございました!

 

 

 

・それぞれの演出をしている3つのユニット曲と、歌詞が良くて振り付けが可愛いUnlimitedが大好きでオススメです!Unlimitedは衣装も好きです!(V6)
・WESTのライブを初めて生で見たからというのと、ダンス曲のカッコいいのから入るのがV6ぽくて好き(V6)
・ライブDVDのジャケ写にもなっている衣装が最高にかっこいい(V6)
・みんなのビジュアルがいい(V6)
・序盤のスピード感が一番良いので、初めて観る人を引きこめると思います。(嵐)
・始まりが曲も衣装もカッコ良くて、それまでのジャニーズWESTのイメージを覆す。私はお笑いを求めて見たらひっくり返りました。ユニットもゴリゴリ、聴かせる、楽しいでバランスも良かったです。あとは24かTVです。現在見るなら24より前は今と違いすぎて(若いので)、他担に勧めると言うよりは円盤を1〜2本見てジャニーズWESTを少しでも好きになってもらえたら勧めます。(嵐)
・24コンからのWESTの勢いをすごく感じる。OPからのアルバム曲を含めたセトリと終盤のシングルメドレーで見せ方がはっきりしてるけど、緩急でめちゃくちゃ好き!初ドーム後のアリーナツアーでのunlimited。めちゃくちゃ好き。またあの舞台へ、それよりも高いところへというような思いも感じられて好き!また嵐との掛け持ちとしては、嵐が勢いづいてきた時の疾走感と似たものを感じる部分も好きなところ。(嵐)
・演出がいい、コントがなくてもWESTの面白さ、かっこよさ、かわいさが伝わる、シングルメドレーがある!はまこたの雪に願いをが聴ける!冒頭からアルバム曲でないPARTY MANIACSで始めるいかつさが好き!unlimitedはWESTを初めて見た人にも伝わる良さがある!嵐と掛け持ちしてて正直嵐のコンサートを超える演出をジャニーズでしてるグループなんておらんって思ってたけど、そんなこと全然なくて、むしろもっと見たい!素敵!ってなるセットリスト、演出で嵐ファンの人でも魅了されると思う!(嵐)
・party maniacs大好き人間なので、始まりがパリマニなだけで大好きです😂あとはかっこよさげな曲が中盤に来てるのも大好きな所です💚(嵐)
・自分が初めてファンになってから参加したライブなのもありますが、「お笑い」のイメージがあるWESTにこんなにオシャレな楽曲たくさんあるんだ!って気付かされたライブだからです!(嵐)
・普段、わちゃわちゃしており本当の幼稚園児みたいな7人ですが、LIVE、特になうぇすとでは普段は見れない、かっこよくて大人なWESTが充実していると思っております!!しかも、かっこいいだけでなく、パラパラだったり可愛い被り物をしてジャス民をメロメロにさせたり
WESTのいい所全てが見れるLIVEだと思います!特に、Overtureからのパリマニは心にグサッと来ました!笑(嵐)
おちゃらけ、元気!!を封印した作品。オープニングが大好き!!桐山照史のビジュが好きです(嵐)
・かっこいい曲と面白い曲でのWESTのギャップが楽しめる!(嵐)
・嵐のハイクオリティ演出を長年見て育ちましたが、その目で見てもKing of chanceの演出はとても素晴らしかった。(嵐)
・頭上から落ちてくる【アイスの被り物】が現場にいて衝撃的でした!とにかく大笑いしました!嵐では絶対やらない演出ですw(嵐)
・望のギター姿にキュン💓(嵐)
・パリマニでテンション爆上がり(嵐)
・WESTのかっこいいが詰まっているから(嵐)
・king of chanceが好きすぎる!衣装も全部!イケ散らかしすぎ!(嵐)
・WESTの良さがバランス良く詰まっていると思っているので、WESTのオタクじゃない人に見せる時はなうぇすとを見せることにしてます!(嵐)
・元亀梨担(今もゆるく応援してます)的に、ユニット流星くんの「bery goooood」にやられました、、!それからどんどんハマって、今は小瀧担してます笑(KAT-TUN
・オープニングのパリマニからのUnlimitedの流れが最高にいいのと、シングル曲はメドレーにしてしまって、本編はアルバム曲中心にじっくり見せたりゴリゴリダンス曲だったり、WESTの表面上のイメージに無いスキルの高さと色気を全面に押し出した惹き付けられる演出が良い。元々バンドばかり追いかけててアイドル好きじゃなかったけど、パリマニとかYSSB見たいなかっこいいの好きで、オープニングかっこいいからのめちゃくちゃ爽やかでキャッチーなUnlimitedへの振り幅スゴくて心をわしづかみにされた。(NEWS)
・一般的なジャニーズWESTのイメージ(関西!元気!おもろい!)を覆すかっこよすぎるオープニングが至高(NEWS)
・東京の推しはたこ焼きを被らないから(NEWS)
・なんと言っても一曲目のパリマニです( i _ i )(関ジャニ∞
・オープニングからかっこいい全面に押し出してきたから!(関ジャニ∞
・オープニングからのセトリが神すぎます。桐山担でしたが宇宙衣装でバチバチに踊る箱推しWEST沼に落ちました。(関ジャニ∞
・元担が関係あるかは分かりませんが、カッコいいアクセントダンスからのたこ焼きの被り物の演出が好きで何回も見てしまいます。衣装、曲構成ともに1番大好きなライブです。(関ジャニ∞
・セトリ(関ジャニ∞
・メイキングを見て濵田さんに落ちました(Hey!Say!JUMP)
・彼らはほんとにアイドルなのかな?と疑う程のトーク力、バライティーコーナーへの全力さ、ギャグセンスの高さ。本編からメイキング、隅から隅まで腹を抱える面白さが魅力的。(Hey!Say!JUMP)
・セトリが最高!!!あと推しのビジュが1番タイプ(Hey!Say!JUMP)
・やっぱりオープニングのparty maniacs、そしてそこからのUnlimitedの流れが凄くかっこいいからです!(Kis-My-Ft2
・オープニングが痺れました!(King & Prince)
・unlimitedがその時のwestにぴったりなライブだったから(King & Prince)
・全体のバランス良いから!WESTのかっこいい部分面白い部分全部が均等に入っている気がする。(SixTONES
・アルバム曲全体のバランスがいい。(SixTONES
・とにかく!何より!セトリが最高!!!!!
かっこよさもわちゃわちゃも丸っと楽しめる。(SixTONES
・体格のいい男たちがゴリゴリに踊るところ。すの掛け持ちオタクですが、すのちゃんとはまた違った治安の悪さが最高(Snow Man
・かわいい・かっこいい・面白い・歌・ダンスなんでも出来るWESTの魅力が詰まっている!!(Snow Man
・アルバム曲が好きなところと、セトリも最高でした😭ユニット曲もメンバーの組み合わせ、曲調、演出、全部大好きです!(Snow Man
・セトリと宇宙柄の衣装(Snow Man
・LIVEの構成が好きです!(Snow Man
・バッチバチにカッコつけて始まるところでまず心を奪われました。そしてそれが盛大なフリであることも含めてジャニーズWESTらしさを感じられて大好きです!!(Snow Man
・神山担なのでパリマニが最高です。(Snow Man
・セトリが神!(Snow Man
・幅の広いセットリスト(Snow Man
・WESTにハマったのは2019年で、CD音源の前にライブ円盤を集めてなうぇすとを見て死にました。簡単に言ってしまうとギャップにやられたのです。バレーからラジオやらで本人たちの人柄に惹かれてからのコレを浴びて死にました。ありがとうございます。(なにわ男子)
・京セラドームを超える公演を!とメンバーも仰ったましたが本当に超えてきたし超えすぎてて全部が最高に楽しかったです!ジャニーズWESTのエンターテイメントここにあり!という感じでした!(なにわ男子)
・重岡くんのビジュが好き!セトリも好き!(なにわ男子)
・ぱりまにからのあんりみという最強すぎるオープニング!!!
すきです!!(なにわ男子)
・WESTでは初のかっこいい曲パリマニから始まるから!(なにわ男子)
・オープニング!(なにわ男子)
・とにかくセトリが天才!パリマニのイントロから始まるライブ痺れました!あとはキンチャンからのセクシーメドレーが最高すぎます!(なにわ男子)
・カッコいいWESTが大好きだからです。ダブトラも捨てがたいですが… Unlimitedがとても好きだから。無鉄砲ボーイの重岡くんがめちゃめちゃにカッコいいです。(主観)(なにわ男子)
・絶対的に始まりのPARTY MANIACS、そしてKOCやWESTらしい流れに繋がる曲の流れ。綺麗なセトリはなうぇすとしか勝たん。(HiHi Jets
・オープニングのパリマニやみんな大好きキンチャン、ダンスパートからのアイスの被り物などファン以外の人におすすめしやすい円盤かな〜と思います!(7 MEN 侍)
・出だしのパリマニからの盛り上がりがやばい(Aぇ! group)
・バックがFunkyで最高だから!!!!!!!!(Aぇ! group)
・パリマニスタートのインパクトもあるし、ゲームやコントまではいかないけどボケ(アイスとたこやき)もあって入りやすいと思います!最後のシングルメドレーも好きです!(Aぇ! group)
・CHO-ECSTASYに勝るものなし(Aぇ! group)
・全員のビジュがいい!初めてかっこいい系のライブ!(Aぇ! group)
・初参戦コンサートで、濵田さんの歌に圧倒されたから(Aぇ! group)
・セトリが最高!(Aぇ! group)
・福本大晴くんのオタクとしてはやっぱり!!なうぇすと一択ではないでしょうか!!MCで重岡くんに呼ばれ意気揚々と登場、大観衆の中怖気付くこともなく堂々とギャグを次々に生み出していく当時の大晴くんは、まさに無双。
ギャグを生み出すスピード感、表情、キレ、どこを切りとっても最高です。WESTを好きになるみなさんは笑いにも貪欲だと思いますので、とっても笑えてお顔もかわいい大晴くんを知らず知らずのうちに目で追ってしまうはずです。(Aぇ! group)
・セトリがとにかく神!!!バックのJrも結構豪華です!(Aぇ! group)
・今(2017年)のジャニーズWESTが見れることや、ユニットが最高なところです。(King&Prince Snow Man Lilかんさい Aぇ!group )
・雪に願いをが好きです!(LDHに所属のグループ(EXILEやGENERATIONSなど))
・とにかく宇宙服のUnlimitedが大好きだから!
・セットリストがどストライク
・初のドーム公演後という事もあり、とにかく『良い物』が詰まった感じ。
・W trobleか迷ったけど、曲とかユニットもとても好き!
・unlimitedのサビで「そう!」って重岡くんがとびっきりの笑顔でまわるところが好きなのと宇宙柄??の衣装が大好きなので
・小瀧くんの長髪茶髪ビジュアルが最高

アンケートコメント【Wtrouble編】

 

こちらは「ジャニーズWESTが気になる人へオススメのWEST円盤」というテーマでWEST担にアンケートをとった際のオススメコメントまとめです。

かっこ内は元担、掛け持ち、ジャニーズWEST以外に好きなグループの名前となっております。

御協力いただいた皆様、ありがとうございました!

 

 

・アルバムの世界感をしっかり引き継ぎながらも、初めてWESTのライブを見る人にもしっかりインパクトを残せるオープニングブロックや、バンドさんたちをバックに歌うという初の試みがあったりと、WEST=明るい関西のお兄ちゃんたちのイメージを良い意味で覆すライブだから(TOKIO
・有観客ライブに越したことはないですが、映像作品として見たとき、無観客のカメラワークや、楽曲がよりしっかり聴こえるところが良いなと思いました(V6)
・証拠以降の熱いメッセージソングを生バンドに乗せてパフォーマンスする姿は、心に響き、ジャニーズWEST の色を確立したと思った瞬間でした!(V6)
・とにかくカッコいい。ずっと見ても飽きない(V6)
・選び切れないのが大前提ですが、survivalのダンスを見て全体的にダンススキルが過去最高という印象を持ったからです。ロックなWESTも好きですが、ダンスももっともっと踊り続けてほしい!(24魂は特別なライブ、なうぇすととWESTV!は全体の構成が好きです)(V6)
・配信ライブだったからこそ円盤化されても、リアルタイムと近い感覚を味わうことができるから。今のジャニーズWEST、進化途中のジャニーズWESTが一番表れていると思うから。(V6)
・新しいジャニーズWESTがたくさん詰まったライブだから。(嵐)
・圧倒的に演出が好き!WESTVから格段に演出が上手くなってるなと思います。オンラインでもファンを感じられるようにする為のうちわはめちゃくちゃ良いアイディアだし愛を感じました!(嵐)
・構成の全てがすき!たまに出る治安の悪さのギャップ最高!(嵐)
・バンドコーナーが最最最高です!(嵐)
・曲も演出も良くて、なおかつ歌・ダンス・パフォーマンスの完成度の高さが存分に味わえるから(嵐)
・アンジョーヤリーナの歌い出しで油断して、はわわってお顔でマイクに駆け寄る流星ちゃん。にゅるっと隣から現れ超接近で歌う麗しいツイン(めちゃくちゃツイン担)。Go Low Low、大人の男の色気でぶん殴ってくる藤井流星様。世界中のオタク抱いてる。抱かれたい。シンメ厨ゆえto youのシンメ3連チャンからの濵ちゃんは泣く。シンメ厨じゃなくても号泣。歴史を感じる。かみしげ最高。ツイン万歳。ばど永遠なれ。赤髪の藤井流星様優勝。ドキュメンタリー1億回見た。金髪まくろちゃん状態流星ちゃんは沼。(嵐)
・こんなにストーリーから世界観が作り込まれてるライブは嵐でもなかなかなかった気がするので、流星Pの凄さを感じた…!(嵐)
・藤井Pの演出力です!!(嵐)
松本潤くんに弟子入りした藤井さん演出だからか、嵐のイズムみたいなものが垣間見えつつ、でもそれは嵐そのまんまカバーではなくちゃんとジャニーズWESTだからこそ魅せられる色が出ています。なにより歌唱力ダンス演出ぜんぶが前回よりもずっとパワーアップしていて、無観客ながら絶対にジャニオタはみんな好きです(主語を大きくする運動)(嵐)
・今のウエストの魅力がぎゅぎゅっと詰まってる。アンコール、たこ焼き舟が似合う様まで楽しんでほしい (嵐)

・演出がとにかくすごい!無観客だけれどもそんなことを全然感じさせないくらい見入っちゃいます!嵐担的に藤井流星くんが松本潤くんから演出を学んだっていうのもあり、どこか繋がっているなリスペクトしているのだろうと個人的に感じました。あと、なんといっても最後の公演が収録されているのですが、MCで誕生日が近かった濵田くんをお祝いしていて、ジャニーズWESTの空気感メンバー愛が本当に最高です!限定版を買うと今なら12月いっぱいまでVRの動画が見れますのでぜひ!!(嵐)
松本潤師匠から色んなことを見て学び、今できること全てを詰め込んだ、と言う藤井Pの熱量がすごく分かる、、、ただ真似るではなく、ちゃんと学び吸収したことがWESTのライブの演出として表されている。潤くんの演出を少しでも見たことがある人には一度見て頂きたいな、、(嵐)
・ハイフンは特効バンバンとゴリゴリにかっこよくて強い曲とギャップの激しいMCが大好きなので、ダブトラは1番刺さりやすいなーと思います。(KAT-TUN
・サングラスをかけて登場するKAT-TUN担には、サングラスをかけて登場する藤井&神山が刺さると思います…多分。あとは神山担なのでGGGを勧めたいです。(KAT-TUN
KAT-TUNのオタクなので、格好いいのが刺さる。衣装がすごい良かったことと、とにかく特効、火がばんばか出ることに感動してそこに泣いた。(KAT-TUN
・オープニングの治安の悪さや特効の使い方はKAT-TUN担の好きなやつですし、最後にたこ焼きでちょっとふざける感じもちょうど良い。(いきなりコテコテの関西色強いのは、ちょっと引いてしまうかもしれないので)Specialloveからアンジョーまで、他担に見せたいWESTが詰まってるので、今の最新のWESTを知ってもらうにはやっぱりダブトラかな、と思います。ソロアングルもあるから、一番最初にオススメするにはすごく有難い仕様になってるのも良いです。(7人は多くて目が足らない…って感じると思うので)あと、濵田さんのハピバも!幸せな気持ちで泣けるものには弱いです(個人の感想)(KAT-TUN
・好みです。共通点を見つけるとすると、オープニングの治安の悪さはかつんに通ずるものがあるのかなぁと思います。あと藤井流星Pとしてのセンスが爆発したのは間違いなくダブトラだと思っていて、オープニングの映像から登場の流れは画面越しでも鳥肌が立ちました。生で見て大声で煽りたかったなぁと、叶わないと思うけど。(KAT-TUN
・一番演出が好き。元KAT-TUN担の血が騒いだ。(KAT-TUN
・WESTV!までは客席を煽って盛り上げた後にこの静かめな曲、、?みたいなのがあって、曲も演出も良いのにセトリに若干違和感を感じることがあったけど、ダブトラからはコンサートの作り方がちょっと変わったな〜というな全体的にまとまりが生まれたような気がします。それもこれも全部藤井Pの才能とそれを認め、信頼してるメンバーがいるからかなって。(NEWS)
・NEWS担との掛け持ちをしています。NEWSのライブの醍醐味である「コンセプチュアル」を全面に押し出してきたダブトラ(アルバム)をきっかけにWESTに興味を持ちました。他にも魅力的な円盤は沢山あるのですが、「完成度の高い歌とダンスのステージ」から頭1つ抜けて「そこに紡がれる物語性」を加えている分、ジャニーズに偏見を持っている人やミュージカル・演劇のオタク等新しいファン層もWESTの世界に引き込める1枚になっていると思います!(NEWS)
・NEWS担として世界観がつくられたライブが大好きなので、アルバムからWtroubleの世界がつくられててよかった!(NEWS)
・凝りに凝った演出の凄さ!(NEWS)
・とにかくカッコイイ!コンセプトがはっきりしているし配信だからこそできた演出や、配信だからこそ見てくれたかもしれないファン以外の方にも見やすいようなセットリストになっていたんじゃないかなと思います。(NEWS)
・演出がかっこいい✨(NEWS)
・NEWSでは最近当たり前のクセ強めなコンセプトライブ。Wtroubleではその片鱗が…!!(NEWS)
・24魂は刺さりますがファン層のギャップに少し戸惑います、でも7人エイトのバンドが好きな人にはダブトラは絶対に刺さります。入り口に持ってこいだと思います。(関ジャニ∞
・直近の映像なので。ハマればその後全部見たくなるハズ。(関ジャニ∞
・流星を軸にLIVEの構成、演出が凄く進化していて配信だったけど楽しめたLIVEだったから(関ジャニ∞
・ダブトラバンドを背負った『証拠〜週刊うまくいく曜日』までのコーナーが最高だから。(関ジャニ∞
・Hey!Say!JUMPのライブのようなしっかりとしたコンセプトや世界観のあるライブ。Hey!Say!JUMPのファンには刺さるような手の込んだ作りのライブ(Hey!Say!JUMP)
・証拠、to youがジャニーズWESTを表現していて好き(Hey!Say!JUMP)
・ティバルと悩んでこちらに。アンジョーヤリーナのかみしげりゅせ、to youの全員の表情はどうしても泣ける(Kis-My-Ft2
・アルバム(楽曲)がぶっ刺さる(King & Prince)
・コントしないライブ見てみたかった。かっこいいWESTが良かった!(King & Prince)
・ジャス民の友人とW troubleの配信を見て沼落ちした人間なので…っていうのもあるんですけど、スト担さんに勧めるならW troubleかなと思いました!Try me nowの演出が特に刺さりました…!!!(SixTONES
・面白いイメージだったのが、このDVDはかっこいいWESTが観れるので(Snow Man
・最新だから(なにわ男子)
・W troubleからしか知らないので…。ただ、ラッキィィ〜の時の罰ゲーム?で告白みたいなことするやつは面白いのでオススメしたいです(なにわ男子)
・はまちゃんのスーツ姿と流星くんの演出(なにわ男子)
・配信ライブならではのうちわやパフォーマンス(Travis Japan
・マルチアングルが最強(美 少年)
・配信を逆手に取った演出がかっこよかった。Special Loveは何から何まで最高!泣ける!(Aぇ! group)
・1年前の骨折していた時以来の濵ちゃんの誕生日。濵ちゃんの1年の道のり、努力と、その周りとの関係性を感じさせる瞬間でした。(Aぇ! group)
・配信にも関わらずハイクオリティさ(Aぇ! group)
・いつもはかみしげに気を取られちゃうけど今回はかみしげ以外にもソロアングルあって一人一人見れるしなんと言っても濵ちゃんのビジュ大爆発な気がしたので(Aぇ! group)
・いままでのWESTとは違う顔がみれる、初回盤のソロアングルが神、初のペンラ自動制御、14のシーンでビビってほしい、フィルター入ってるかもしれんがりゅせさんが終始かわいい、ワロタくん柄の衣装かわち、超いい。。。が優勝(嵐 JUMP  りとかん 美 少年)
・コンサート本編で歌もダンスも生演奏も様々なパフォーマンスが堪能できる。ショートムービーが付いているので、彼らの演技も堪能できる。W troubleの設定が好き。メイキングもWEST初心者向けで分かりやすくて見やすい(FOURTOPS)
・バンドやダンスなど面白いからかっこいいまでいろいろなWESTが見れて嬉しかった(jo1)
・機が熟したWEST。楽曲の質、歌唱力、LIVE構成、キャリアを積み重ねて、深いファンだけでなくお茶の間層を楽しませるLIVEになっている。(WESTV!からその片鱗がみえるのでかなり迷いました。)(SMAP
・今からハマるなら今のWESTを見た上で、昔のWESTを追っていくと変化がわかりやすいから!
・“なうぇすと“か迷ったけど、やっぱり最新のにしました!WEST史上1番かっこいいと、メンバーも称賛のこのライブ!"
・1番ギャップで驚かせられると思うから
・Go low low のマルチアングル!衣裳、ダンス、歌と7人のステージ上の個性が堪能できるし、観る度に新しい発見がある
・ソロのカメラアングルがあるので、気になった人だけ見ることが出来る
ジャニーズWESTの7人が歌って踊っているから、全部、全曲好きなのですが、バンド曲で、お互いの顔を見ながら幸せそうに歌っているのが、見ていて最高に幸せになれるのでW troubleをオススメします。(配信LIVEでファンサしてないからっていうのも理由の1つかも知れません)
・楽曲が好きなものが多いからです!ダブトラバンドさん方を率いて熱く歌い上げたり、Survivalでかっこよく歌ったり、special loveで抜群の歌声響かせたり...ジャニーズWESTの芸達者ぶりが1枚でわかります!そして、特典のドキュメンタリーの重さというか、直面した壁の厚さが違うなと感じました。コロナ時期にジャニーズWESTに支えてもらった裏側で、なにが起こっていたのかも知ることができます。

(余談ですが、アルバムではrainbowがもっとも好きなのでrainbow円盤化したらそちらがおすすめ1位になると思います)
・全部好きです。全部違くて最高です。ただ、本当にシンプルに最後のto youとええじゃないかがめちゃくちゃ刺さったんです
・観客は居ないが、画面の前に居るファンに届くくらいかっこいい演出をしていました!また、ファンの方もたくさんの個性あるうちわを作っていて、ジャニーズWESTもジャス民もみーんなのでっかい愛を感じました!

アンケートコメント【その他編】

 

こちらは「ジャニーズWESTが気になる人へオススメのWEST円盤」というテーマでWEST担にアンケートをとった際のオススメコメントまとめです。

かっこ内は元担、掛け持ち、ジャニーズWEST以外に好きなグループの名前となっております。

御協力いただいた皆様、ありがとうございました!

 

 

 

パリピポ】

・かっこよくA・RA・SHIを歌うジャニーズWESTに惚れました!!(嵐)
・一周年メドレーがあったところです!個人的に箱推しですがしげちゃんよりなのでごめんね青春!の主題歌、言ったじゃないかを歌ってくれたのが嬉しかったです。一発目ぇぇぇぇぇぇぇ!でも言ったじゃないかは歌ってくれていますが、パリピポの方は円盤では映ってないですが、ごめんな青春!の映像を流してくれているので… Time goes byを歌ってくれているので…長くなってすみません!(嵐)
・キミコイの中間くん、綺麗。(嵐)
・まさかの青春ウォー!で始まる裏切られた感!!それが最高です!westさんにはいつも良い意味で裏切られてばかりで毎回楽しみです!(Hey!Say!JUMP)
・関東オタクも好む曲が多い(Kis-My-Ft2
・1周年記念ライブとあって、とにかくみんながわちゃわちゃキラキラしているのが大好き。本編はもちろん、メイキング、MCまで、何でもありで全て楽しい。また、1周年だからこそ、他グループの曲を歌っているのが見られるのも好き。(Sexy Zone
・セトリが神(Snow Man
・カラフルヒョウ柄の衣装が可愛い。楽しくなる(Snow Man
・個人的にセットリストが最高です(Snow Man
・ピンクのペンラの海がきれいすぎたから。当時はまだメンカラに変えれるペンラじゃなかったのに自担色に染まる会場がうれしくて。(なにわ男子)
・皆のビジュが最高でセトリも最高(HiHi Jets
・みんなアイドル!!!!!!!!(HiHi Jets
・曲がすき(少年忍者)
・キミコイの演出(QUARTET NIGHT
・まだ若々しく色々と模索しているような彼らの、今と変わらないお祭り感や仲の良さ、はしゃぎっぷり、全力を出し切る姿が見れるところ。沼に嵌りだし、「当時を知りたい!」と思った方に全力でオススメしたいです。(嵐、NEWS、関ジャニ∞、Aぇ!group、Lilかんさい、Kis-My-Ft2A.B.C-ZSnowManSixTONESなどなど一通り)
・セトリが最高すぎる
・元祖かっこいいのパリマニを通ればきっと虜になるはず…。実際わたしはパリピポからジャニーズWESTにハマりました。
・ハマダさんのパリマニ見て沼に落ちましたヽ(^^)ノ

 

 

【ラッキィィィィィィィ7】

・ラキセは親なので…ラキセの迷宮Summerで沼落ちしました。登場〜ラストまでお祭り騒ぎのような愉快さもあり、カッコイイEDMあり、綺麗なバラードもあり、初めてのデュエットや性癖に刺さるTAMER→Eternalの流れ等初心者に対して色んなWESTさんを見せられるコンサートだと思いました。(嵐)
・スロットが揃ってコイン衣装のメンバーが登場するところは今までのジャニオタ人生の中で一番テンションが上がった。コンセプトがはっきりしていてセトリの組み方も秀逸。(嵐)
・はじめてのWESTライブで思い出深い(嵐)
・MC以外でこんなに喋るの!?って思いましたね(笑)ソコが好きです!(嵐)
・lovelyXmas(嵐)
・OPのスロットから出てくるところやセットの世界観がすごく、カジノをイメージしているところや、最後はマルモウケで終わる流れの綺麗さ、世界観の一貫性に感動したため。(嵐ファンなので、世界観やコンセプトは特に意識しているふしがあるのかもしれません。)あとは単純に淳太くんのTAMERが刺さりました。櫻井翔のTABOOをどこか彷彿とさせられました…(嵐)
・オープニングの滑り台とセトリ(NEWS)
・オープニング映像から登場までの流れがめちゃくちゃ好き。どのグループのどのオープニングと比べても歴代1位で好き。(関ジャニ∞
・初期の方だけどコンセプトに対して衣装が凝っていてそれぞれのユニット曲で個性が見れる上にわちゃわちゃ可愛いWESTがみれるから!!(関ジャニ∞
・神山くんとしげのデコだしが堪らない!ラブクリ最高!(関ジャニ∞
・セトリが好きすぎる!最高です!(Hey!Say!JUMP)
・ラキセが初めて見たwestのコンサートというのも大きいですが、Overtrueからラッキィスペシャルの流れ、、スロットのコインに見立ててメンバーが滑り落ちてくる登場の仕方が完璧&衝撃すぎて!!!始めのブロックは感動でずっと泣いていました(笑)(Kis-My-Ft2
・Terrible〜迷宮SUMMER〜PARTY MANIACSの流れがかっこよくて衝撃だった!ラブクリでゴンドラに乗るかみしげがかわいい!なによりポンパ×サングラスの神ちゃんが最強!!(SixTONES
・セトリが良いし、WEST自体に勢いがあってメンバーもいい表情をしている(SixTONES
・重岡くんのビジュが最高すぎます…前髪長めデコ出しは最強でした😭💞(SixTONES
・登場の仕方が神!!(Snow Man
・OPの演出が素晴らしい!(Snow Man
・モンキーセブンがとにかく可愛い!(なにわ男子)
・登場が好き!(なにわ男子)
・滑り台から始まるとこ(少年忍者)
・個人的に重岡のビジュが一番好きです…♡(Aぇ! group)
・顔(ヤバイTシャツ屋さん
ミニゲームコーナーとパリマニとかなどのギャップの差が広くて幅広く刺さる気がしたからです!(BTS

 

 

【一発めぇぇぇぇぇぇぇ】

・MCが昔と今でも変わってないところが好き!(嵐)
・荒削りだけど勢いがある、デビュー時の名刺的円盤(関ジャニ∞
・なんといっても重岡くんのビジュアル優勝!!あとはやっぱりWESTを知るなら一発めぇ!から!!!(Snow Man
・1発目だけあって1発目の高揚感がある。いつもにこにこ天使ちゃんですが、群を抜いてにこにこ天使ちゃん。WESTとはこういうメンバーが集まって最高のステージ届けてますよ〜が伝わってくる。(全て重岡担目線です)(なにわ男子)

自担のソロから紡いだ3つの物語〜【”Pinocchio”】考察〜



今年7周年を迎える7人組、ジャニーズWEST
彼らの7枚目のアルバム、と景気良く「7」が並んだ今作「rainboW」

…と、前置きをダラダラと書いている時間はない。淳太くんがヒントを出してしまう。
時間があればここは追記する。




さて本題。"Pinocchio"の考察いきます。
今回私がこの曲から読み取った物語は全部で3つ。後半になるにつれ物騒でファンタジーになります。


大切にした部分は

・淳太くん本人からのヒント「Who done it?」=「誰がやったか?」
このフーダニットというのはミステリ小説用語で、犯人は誰かを導き出すことに重点を置いた小説のこと。つまり、曲中に"何か"が起こり、それを起こしたのは"誰か"
・"Pinocchio"が指すものは何か
・「ボク」「キミ」「僕」「君」の整合性
・「あなた」「アナタ」を使い分ける意味
・「糸」や「鼻高々」のダブルミーニング
・曲中に3回出てくる同じような言葉が「心は奪われた」「心が奪われた」「心を奪われたんだ」と、全て接続詞が異なっていることから、これらはそれぞれ別の意味、または別視点であること


では行きます。長いです。
それぞれ見出しで飛べるようになっているので、気になったお話だけ読んでみてください。




その①

嘘吐きな男女3人のお話

ボク=僕(同一人物)
ボク:現在の嘘吐きな自分
僕:純粋に君を愛していた過去の自分

キミ:純粋な女の子
君:僕が愛した嘘吐きな女の子

カタカナ→嘘吐きの視点、嘘の言葉
平仮名、漢字→純粋な人の視点、本心の言葉

"Pinocchio"=嘘吐き

はじめて会ったその時 ボクの心は奪われた
今すぐキミに近づきたい
はやる気持ちを抑え 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

時間軸は今。現在の嘘吐きで遊び人なボク視点。
キミという純粋で可愛らしい子を見つけた。
『心は奪われた』は興味を惹かれた。
『繋がった糸が絡まないようにね』は既に複数人と関係を持っていることがバレないように。

やっと夢が叶ったんだ
今じゃボクの隣で キミが笑っている

ボクの思惑通り、キミとも関係を持つことが出来た。

「I am Pinocchio」

サビ前の台詞"ボクは嘘吐き"

「あなただけ」
腕の中 キミの言葉 そっと耳をなぞった
「アナタだけ」
そうボクも頷いた
幸せな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

ボクがキミを抱き締めている状態。

キミの本心の「あなただけ」→キミはボクに本気
ボクの嘘「アナタだけ」→ボクには他にも相手がいる

愛する人に抱き締めてもらえているキミにとっては『幸せな時間』で『鼻高々』
キミを上手く騙せているボクにとっても『鼻高々』

ここの『鼻高々』は両者ともダブルミーニング。(嘘を吐いているので鼻が伸びる/満足気)
何故キミもなのかは最後に。


はじめて会ったその時 僕の心が奪われた
それがはじめての恋だった
ドキドキがバレないよう 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

過去回想。純粋だった頃の僕の初恋の話。
君という女の子(1番のキミとは別の人)に恋をした。
『心が奪われた』は本気の恋をした。
『繋がった糸が絡まないようにね』は
せっかく君と持てた接点(赤い糸が繋がったと思っている)がダメになってしまわないように。

でもそれもバレてたんだ
今じゃヘタだったねと
ボクも笑ってしまう

現在の嘘吐きになってしまったボク視点。
初めて恋をした当時の僕はあの手この手で君にアプローチして、見事結ばれた。僕は僕なりに策略を張り巡らせて君をオトしたつもりだったけど、それは君にはバレバレで、今思い返せば全て君の掌の上だったんだね。
騙されているとは知らず君に溺れるあの頃の僕は、純粋で恋もヘタクソだったねと現在の嘘吐きな自分が自嘲するので『ボクも笑ってしまう』

「Are you Pinocchio?」

サビ前の台詞"君は嘘吐き?"
純粋な僕にも何らかの疑問が生じ始める

「あなただけ」
星の瞬いた夜に 僕は君に誓った
「アナタだけ」
そう君も頷いた
腕の中 見えた 鼻高々

僕が君を抱き締めている状態。1番との対比。

僕の本心「あなただけ」→僕は君に本気
君の嘘「アナタだけ」→君には他にも相手がいる

ここの『鼻高々』は嘘を吐いている方の意味。
僕の腕の中にいる君が嘘を吐いていることに、僕は薄々気付いていた。

やっとの思いで掴んだ ひとつだけの運命
辿った先で たくさんの糸を手に踊る君が
僕に微笑んだ

やっと叶えた初恋だと思ったのに、やっぱり君には別の相手が何人もいた。
悪びれる様子もなく僕に微笑みかける君。僕はただ遊ばれていただけだった。

その姿に 心を奪われたんだ
ねえ見てよ 今じゃボクの方が上手に踊れるよ

『心を奪われたんだ』は、ショックで純粋に恋する心を失ってしまった。
ここで時間軸が現在に戻ってくる。
今ではあの頃の君のように…いやそれどころか君よりも上手く沢山の相手をボクは手玉に取っているよ。

「ねえ見てよ」

サビ前の台詞。
人間と人形のような音声が二重なのは
あの頃の僕が自分だけを見てほしかった"ねえ見てよ"と今のボクが君のようになってしまった姿を"ねえ見てよ"
恐らく君に未練タラタラ。

「あなただけ」
星も眠りだした夜に キミと僕が重なった
「アナタだけ」
そう2人頷いた
…幸せな時間

時間軸は現在。
1番に出てきたキミのボクへの本心「あなただけ」
そうやって純粋にボクに恋するキミが、昔同じように騙されているのに心から君を愛していた僕とダブって見えた『キミと僕が重なった』
ボクは相変わらず「アナタだけ」とキミに嘘を吐く。
ここの『2人』はキミとボク。
キミ視点で本心のハズな『…幸せな時間』に三点リーダーが付いていることから、雲行きが怪しくなる。

「Are you Pinocchio?」

ここ多分台詞入ってる気がするけど上手く組み込めないんだなよなぁ。
三者…この曲の聞き手視点でキミの嘘(後述)に気づき始める"キミは嘘吐きなの?"かなぁ。

「あなただけ」
僕は君に誓った(初めてだった)
「あなただけ」
…シアワセな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

エピローグ。
僕は君に初めて恋をして、人を愛することを知ったんだよ。「あなただけ」と君に誓った言葉に嘘はなかった。
けれど君はもう僕(ボク)の傍にはいなくて「アナタだけ」と偽りの言葉すら返ってこない。僕(ボク)の「あなただけ」がこだまする。

『…シアワセな時間 鼻高々』
ここで初めて純粋なキミの視点がカタカナになることから、キミは嘘を吐いている。それはさておき
『今日もボクは 鼻高々』
相変わらず複数人と遊んでいるボクは、そのことを自慢気に思っているし、嘘を吐き続けているので鼻も伸びている。



曲中は全てボク(僕)の視点であり、ボクが語るお話だった。
それが終わると女性のような声で笑いが入る。
この声はボクが騙して遊んでいると思っていた「キミ」の声で、本当はキミは全部知っていた。(1番のキミの『鼻高々』ダブルミーニングや『幸せな時間』が『…』と『シアワセ』と変化していくことに繋がる)キミもまた、ボクで遊んでいただけなのだ。

ボクはそれに気付いていないので、曲中のキミの言葉「あなただけ」は本心だと思っている→平仮名表記である。
最後はそんなボクを嘲笑うキミの声。
結局全員嘘吐きで、同じことを繰り返して誰も本当に幸せになれないまま物語は永遠に続いていくんでしょうね。


Who done it?=全員


これが、私が組み立てた物語の中で一番整合性が取れていて、かつ物騒ではないお話。





その②

「ぼく」が「きみ」に人形にされるお話

主な登場人物は二人

ボク=僕(同一人物)
ボク:現在の人形にされたぼく
僕:過去の人間だった頃のぼく

キミ=君(同一人物)

カタカナ→人形(現在)視点、実際には発していない言葉
漢字・平仮名→人間(過去)視点、実際に発している言葉

"Pinocchio"=人形


はじめて会ったその時 ボクの心は奪われた
今すぐキミに近づきたい
はやる気持ちを抑え 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

現在人形であるボクが過去を振り返って語るパート。
語り手がボク(人形)であることから、その視点から見る「キミ」はカタカナ。

やっと夢が叶ったんだ
今じゃボクの隣で キミが笑っている

現在、人形のボクと人間のキミは一緒にいる。

「I am Pinocchio」

"ボクは人形"

「あなただけ」
腕の中 キミの言葉 そっと耳をなぞった
「アナタだけ」
そうボクも頷いた
幸せな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

時間軸は現在。
人間であるキミが人形のボクを抱いている状態。

キミ(人間)が実際に発した言葉なので平仮名「あなただけ」
ボクは人形なので言葉を聞くことが出来ない『そっと耳をなぞった』

ボク(人形)の言葉なのでカタカナ「アナタだけ」
ただしボクはやはり人形なのでこの言葉自体は発することが出来ていない。

『ボクも頷いた』は人間のキミが人形のボクを動かして頷かせている。まるで人形遊びのように。

キミもボクも本当に愛し合っている。
互いに愛する人といることが出来て幸せであり、鼻高々である。(ここに嘘はない)


はじめて会ったその時 僕の心が奪われた
それがはじめての恋だった
ドキドキがバレないよう 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

過去回想。Aメロは基本的に1番と同じ場面。
ただし、1番は人形の現在のボクが話の一つとして語るのに対し、これは人間の僕視点。
わかりやすく言えば漫画の過去編的な。
人間の僕視点から見ているので「君」は漢字。

でもそれもバレてたんだ
今じゃヘタだったねと
ボクも笑ってしまう

僕が君に恋していたことは、君にはバレバレだった。
現在の人形であるボクから見れば、初々しくてヘタクソだったねと思わず笑ってしまうくらいに。

「Are you Pinocchio?」

君の言葉"アナタは人形?"
(私の人形となってくれる人なのね?)
直接僕に言ったわけではない。

「あなただけ」
星の瞬いた夜に 僕は君に誓った
「アナタだけ」
そう君も頷いた
腕の中 見えた 鼻高々

1番では語られなかった過去回想。
人間の僕が人間の君を抱き締めている状態。

僕(人間)が実際に発した言葉「あなただけ」
僕は君への偽りない愛を誓った。

実際には発していない君の言葉「アナタだけ」
君は僕の「あなただけ」に言葉は返さずに、腕の中で静かに頷いた。

『腕の中 見えた 鼻高々』
腕の中の君は嘘を吐いていることに、僕は気付いてしまう。

やっとの思いで掴んだ ひとつだけの運命
辿った先で たくさんの糸を手に踊る君が
僕に微笑んだ

僕は君と真に結ばれたと思っていたけれど、ある日君は沢山の人形の糸を手にして、踊るように操って遊んでいた。
君は愛した人達を人形に変えて永遠に手元に置いておく、狂った人だった。
そんな君が僕に微笑みかける。

その姿に 心を奪われたんだ
ねえ見てよ 今じゃボクの方が上手に踊れるよ

そんな君を僕は美しいとさえ思ってしまった。
『心を奪われたんだ』
その瞬間に、人間の僕の心臓は君に奪われてしまった=僕は人形にされてしまった。

けれど僕は人形にされてしまったことを不幸だとは思わなかった。何故なら君が本当に愛するモノの姿になれたから。
ねえ見てよ、今じゃボクは他のどの人形よりも一番上手に踊れるんだよ。
そしてボクは君(キミ)の一番のお気に入りになる。

「ねえ見てよ」

音声が重なっているのはその他大勢の人形たちの声。そいつだけじゃない、こっちも見てよ。捨てないでよ。

「あなただけ」
星も眠りだした夜に キミと僕が重なった
「アナタだけ」
そう2人頷いた
…幸せな時間

1番のサビと同じ場面。
人間の君(キミ)の言葉。ボクという人形だけを愛するようになった「あなただけ」
人間だった頃の僕が本当に手に入れたかった君を、自分が人形になることでキミを手に入れた、結ばれた『キミと僕が重なった』

けれど僕は人形で、相変わらず言葉を発することが出来ないのでカタカナの「アナタだけ」
人間の君(キミ)は頷きながら、人形のボクを頷かせる。人形遊び。幸せだね。

「Are you Pinocchio?」

やはりここがネックである。
そもそも本当に「Are you Pinocchio?」なのか?「I am Pinocchio」に聴こえないこともない。だとしたら辻褄が合う。
人形にされた"ボクは人形"
もしくは後述する理由により自分は人形だと言い聞かせる"ボクは人形"

「あなただけ」
僕は君に誓った
「あなただけ」
…シアワセな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

人間だった頃の僕は「あなただけ」だと君に誓った。けれどその頃の君にとって僕は唯一ではなかった。だから僕は人形になることで君の一番になることができた。
人形を愛する君の一番であるには、人形のままでいなければならない。
本当は、人形のボクは「あなただけ」と喋ることが出来るのかもしれない。
淳太くんの「ピノキオも最後笑う」は曲終わりの笑い声のことだと思うのだが、ピノキオ、つまり人形のボクは本当は笑うことが出来るんだよ、と。

けれどそんなことをしてしまえばこの幸せな時間が『…シアワセな時間』に、つまり壊れてしまうかもしれない。
だからボクは君(キミ)の傍にあり続ける為に、ただの人形であると嘘を吐き続ける『今日もボクは 鼻高々』

そうして2人(1人と1体)は、永遠に人形遊びを続けて幸せに暮らしましたとさ。


Who done it?=人間を人形に変えた君(キミ)


フラゲ日前に「仄見える少年」で人形使いの話を読んでしまったばかりにめちゃくちゃそれに引っ張られた。(不可抗力)
私の好きなメリーバッドエンド。





その③

ピノキオが人間を乗っ取るお話

主な登場人物は二人

ボク=君(同一人物)人形から人間に
僕=キミ(同一人物)人間から人形に

ボク:ピノキオという人形(自我があり自立する)
キミ:人間
僕:人間
君:ピノキオという人形(自我があり自立する)

カタカナ=人形の視点、人形の言葉
平仮名、漢字=人間の視点、人間の言葉

"Pinocchio"=ピノキオ


はじめて会ったその時 ボクの心は奪われた
今すぐキミに近づきたい
はやる気持ちを抑え 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

ボク(人形視点)
イントロの掛け合いからピノキオ(人形)のショーが始まる。
人形であるボクは、ある日観客の人間であるキミを見つける。
『心は奪われた』は憧憬。なんて素敵な人間なんだ!
『キミに近づきたい』は恋や愛ではなく、人形のボクがキミのような人間の姿になりたいという意味。ミスリード。ボク(ピノキオ)は最初からキミを乗っ取るつもり。
『繋がった糸が 絡まないようにね』
ボクは人形なので沢山の操り糸が繋がっているけれど、それがもつれないように憧れのキミに会いにいく。

やっと夢が叶ったんだ
今じゃボクの隣で キミが笑っている

夢が叶ってキミと会えたボク。
経緯は2番にて。

「I am Pinocchio」

キミと会った時の自己紹介"ボクはピノキオ!"

「あなただけ」
腕の中 キミの言葉 そっと耳をなぞった
「アナタだけ」
そうボクも頷いた
幸せな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

人間のキミが人形のボクを抱き締めている。

キミ(人間)の言葉「あなただけ」
そんなキミを利用しようとしているボク(人形)の言葉「アナタだけ」

キミ(人間)は大好きな人形と一緒にいることが出来て『鼻高々』
ボクは嘘を吐いている『鼻高々』


はじめて会ったその時 僕の心が奪われた
それがはじめての恋だった
ドキドキがバレないよう 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

僕(人間視点)
1番の出来事はピノキオ視点であったが、2番は同じ出来事を僕(人間)の視点から描いている。
『心が奪われた』はショーを見てピノキオ(君)に一目惚れ。
どうしようもなく君に惹かれた僕は、劇場に忍び込みバレないように人形の君を盗み出す。

でもそれもバレてたんだ
今じゃヘタだったねと
ボクも笑ってしまう

僕の行為は劇団側にバレていた。
けれど、1番の視点よりピノキオも人間に会いたかったので、僕の過ちを上手く隠してあげた。
あの時のキミ(2番視点では僕)はヘタクソだったね、とボク(2番視点では君)も振り返って笑ってしまう。

「Are you Pinocchio?」

1番台詞と同じ出会いの場面。
僕の台詞"君がピノキオかい?"

「あなただけ」
星の瞬いた夜に 僕は君に誓った
「アナタだけ」
そう君も頷いた
腕の中 見えた 鼻高々

1番サビと同じ場面。
人間の僕が人形の君を抱き締めている状態。

僕(人間)の言葉「あなただけ」
そんな僕を利用しようとしている君(人形)の言葉「アナタだけ」
腕の中の君は鼻が伸びているように見えたけれど、何故だろう。

やっとの思いで掴んだ ひとつだけの運命
辿った先で たくさんの糸を手に踊る君が
僕に微笑んだ

盗みを行なってまで人形の君(ピノキオ)を手に入れた僕。
僕は大好きな君の操り糸を絡まぬよう動かして踊らせている。(人形としての本来の使い方)
ふと君が僕を見て微笑んだ。あぁ、なんて美しいんだろう。

その姿に 心を奪われたんだ
ねえ見てよ 今じゃボクの方が上手に踊れるよ

ここで一気に事が起こる。
ピノキオは最初に画策していたように、僕(人間)を乗っ取る。
『心を奪われたんだ』は僕が人間としての心をピノキオに奪われてしまった。(ただし一瞬ではなく徐々に心を失っていく、後述)

人間になりたてのピノキオの一人称はまだボク「ねえ見てよ、人形だった時より上手に踊れるよ。なにせ人間のカラダを手に入れたんだからさ!」

「ねえ見てよ」

人間となったピノキオの台詞。
人間になりたてなので人形と人間の声が混ざったような二重音。

「あなただけ」
星も眠りだした夜に キミと僕が重なった
「アナタだけ」
そう2人頷いた
…幸せな時間

カラダを奪われ、人形になり意識が遠のいていく中、それでも僕は「あなただけ」と呟く。
ここまで散々言ってきたがこの人間は「キミ」であり「僕」なので『キミと僕が重なった』つまり同一人物だったんだよという謎解きパート。

ついには人間としての心がなくなり、完全に人形となった元人間は呟く「アナタだけ」
既に人形となっているのでここはカタカナ。
カタン、と意識のなくなった人形が首を垂れる。それを見て目的を達成したピノキオは嬉しそうにうんうんと頷く。それぞれ別の意味での『2人頷いた』

あぁ、やっと人間になれた!幸せだな!

「Are you Pinocchio?」

三者、もしくは天の声の台詞"きみはピノキオかい?"
けれどもピノキオは人間になることが出来たので答えは"ノー!"

「あなただけ」
僕は君に誓った(初めてだった)
「あなただけ」
…シアワセな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

人間になったピノキオが初めて発した人間の言葉「あなただけ」
これは別に誰かに向けて言っているわけではない。散々キミに聞かされた言葉を言ってみているだけ。すでに人間になっているので平仮名。

ここでの僕は人間になったピノキオのことで、君は人形にされた元人間。立場が入れ替わっているので、2番の僕と君が逆転している状態。
人間になったピノキオは、元人間がそうしたように、人形となった彼を抱き締めて同じように繰り返す、人間として言葉を話せることが嬉しくて仕方がないから。

「あなただけ!」
「あなただけ!」

「あなただけ!」


最後は人形にされた元人間視点。表記は逆転してボクになっている。
人形視点なのでカタカナ『…シアワセな時間』
カラダを奪われてしまって全然幸せなわけないので嘘を吐いている『鼻高々』
そもそも今のカラダはピノキオが散々嘘を吐いて鼻も伸びきっていたので『今日もボクは 鼻高々』


最後の笑い声は人間になれたピノキオ。
恋のお話と見せかけて、人間がピノキオに騙されるお話。バッドエンド。


Who done it?="Pinocchio"


これはピノキオが題材で、物語を読み解くギミックと聞いた時、歌を聞くより先に一番に思い描いたストーリー。
当てはめてみたものの、やはり先入観が邪魔をして少し整合性に欠けている気がするが、一番ピノキオっぽい。





あともう一つファンタジーではない男女3人のお話として
ボク:男その①、キミのことが好き
僕:男その②、君のことが好き
キミ=君(同一人物)
ボクと僕は同じ女性を愛してしまった。女性は二股をしている。
それに激昂したボクは星も眠りだした夜に、愛したキミと浮気相手の僕を殺してしまう。『キミと僕が重なった』はその死体が重なり合っている。『2人頷いた』は死んでぐったりしている2人が首を垂れている。

Who done it?=ボク

…といった具合でも考えていたんだけど、あまりに「あなた」と「アナタ」の整合性がとれないのと、流石に淳太くんはここまで酷いストーリーは書かないだろうと思って、文字に起こすのは諦めました。



またヒントが出たら追記なり削除なりするかもしれませんが、以上が私が"Pinocchio"から紡いだストーリーです。


考えるのはめちゃくちゃ楽しかったし、単純に曲としても本当に大好き!
やっぱり淳太くんは最高のエンターテイナーだよ!!!


お付き合いいただきありがとうございました!

「ジャニーズ」と「ボカロっぽさ」を考える〜【Hey!Say!JUMPのPuppet】と【ジャニーズWESTのカメレオン】と【SixTONESのうやむや】によせて〜




「ボカロ好き」


それは先日のTwitterトレンドに突如現れた言葉だった。


発端となったのはSixTONESYouTubeにアップしたMV【うやむや】

youtu.be


こちらを見たファン、あるいは界隈の人間が「ボカロ好きな人は好きだと思う!」とこぞってオススメしたことが要因だろう。



そして、その少し前にこちらもYouTubeにアップされた、ジャニーズWESTの LyricVideo【カメレオン】

youtu.be



私自身もこのように呟いたくらいにはこちらも「ボカロっぽい」疾走感あふれるピアノロックとなっている。


学生時代『ひとりカラオケフリータイム7時間ボカロ縛り』などをしていた私にとって、楽曲に対する「ボカロっぽい」は「最高!大好き!愛してる!」と同義であるが、世間的には曲に対して「○○っぽい」と表現するのは失礼にもあたるかもしれない。
…と、以降は少し自重していたのだが、【うやむや】に関してはSixTONESメンバーの松村北斗くんが、また【カメレオン】に関してはジャニーズWESTメンバーの藤井流星くんと神山智洋くんがそれぞれ「ボカロ調」「ボカロっぽい」と言及しているので、今回は敢えて堂々と「ボカロっぽさ」と「ジャニーズ」について、つらつらと書きたいことを書いていこうと思う。





大多数の人が詳しくは知らずとも、一度は耳にしたことがあるであろう「ボカロ」という言葉。


そもそも「ボカロ」とは何か。


「ボカロ」とは「VOCALOID」の略称で

VOCALOIDボーカロイド)とは、ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称である。(Wikipediaより)


簡単に言えば、パソコンに「♪ドの音で"あ"」と入力すれば「あ〜♪」と歌う声を作ることができるソフトだ。

つまり、打ち込みで作った曲にこのVOCALOIDの歌を乗せれば、楽器がなくとも歌が歌えなくとも、パソコン一台で楽曲が作れてしまうということだ。


VOCALOIDにはいくつか種類があり、その代表的なものが「初音ミク」である。
可愛らしいビジュアルに基本的な設定が付与されており、このキャラクターとしての「初音ミク」が歌手となって、あるいは曲自体の主人公となって「歌う曲」という形を基本として作られた「ボカロ曲」(それ自体をボカロと呼ぶこともある)は、主にニコニコ動画への投稿を軸に人気が高まった。


VOCALOID」「初音ミク」の知名度をあげるキッカケとなった楽曲と言えば、2007年9月に投稿された【みくみくにしてあげる♪】そして同年12月に投稿された【メルト】だろう。

nico.ms

nico.ms


この【メルト】が発表されしばらくして、私は初めてボカロというものを知った。

特別ニコ動に入り浸っていたわけでもない私がその言葉を初めて目にしたのは、他でもない、当時常駐していたジャニーズの掲示板だった。

ジャニーズが好きな人間による様々な雑談が交わされるスレッドで「ボカロ好きだわ」「メルトいいよね」などと度々話題に上がっていたのだ。

詳しく知らない私は『【ボカロ】という曲と【メルト】という曲が流行っているんだな』くらいにしか思わず、「ボカロ」が曲のタイトルではないことに気付くのは、それからしばらく時間が経ったあとだった。



そんな私がボカロにハマったのは2010年頃〜、いわゆるボカロ全盛期の時代である。


その年を代表する曲といえば

マトリョシカ/ハチ
nico.ms

ローリンガール/wowaka
nico.ms

え?あぁ、そう。/papiyon (蝶々P)
nico.ms

モザイクロール/DECO*27
nico.ms

アンチクロロベンゼン/ガルナ (オワタP)
nico.ms


あたりだろうか。
そして、ニコ動の中というインターネットでのブームから、世間一般へとVOCALOIDの名前が広まるキッカケとなった

千本桜/黒うさP
nico.ms


「カゲロウプロジェクト」通称「カゲプロ」として様々なメディアミックスが行われた

カゲロウデイズ/じん (自然の敵P)
nico.ms


また、こちらの二曲も聴いたことがある人が多いかもしれない。

六兆年と一夜物語/kemu
nico.ms

脳漿炸裂ガール/れるりり
nico.ms



上記に貼り付けた曲は、当時の再生回数の高いものばかりだが、その中でもある程度意図的に選んだ。

それはいわゆる「ボカロっぽい」と言われる曲調の源流となっているであろう曲々だ。


この「ボカロっぽい」と云う言葉は、ボーカルに機械音のような加工がされていることではなく、メロディーや歌詞、オケなどの曲そのものの雰囲気を指していることが多い。

しかし、もしこのブログで初めていくつかのボカロに触れた人がいれば「曲のジャンルバラバラじゃない…?ボカロっぽいとは…?」となっているかもしれない。

無理もないだろう。
そもそも「ボカロっぽい」には音楽的に明確な定義はないのである。


VOCALOIDは実際に録音した人間の声を使って音声を合成しているが、最終的には機械音。そのキーや速度には人間的な縛りがない。

通常人間が出すには困難な高い音域や、口が追いつかないほどぎゅうぎゅうに詰め込んだ主旋律とそれを可能にする打ち込みによるオケ(生楽器の場合も多々あるが)、TVで大っぴらに放送するには向いていない・あるいは厨二病と言われるような歌詞や言葉遊びなど。人間ではない、機械だからこそ表現できる曲。

それこそが最も広く共通認識としてある「ボカロっぽい」ではないかと、個人的には思っている。





私が初めてジャニーズの曲で「ボカロっぽい!」と思ったのが2013年に発売された山下智久さんの【怪・セラ・セラ】だ。

MV自体は(少しトンチキだが)普通のジャニーズのもので、独特な歌詞と癖のあるメロディーラインが「ボカロっぽい」に繋がったのだと思う。


また2016年にリリースされた嵐のアルバム【Are You Happy?】に収録されている二宮和也さんのソロ曲【また今日と同じ明日が来る】

こちらは歌詞自体に癖はないが、一小節に文字を詰め込む早口な歌詞と幻想的なオケが特徴。
ちなみに二宮さんは古くから、ボカロを聴くことを公言していたジャニーズでもある。


そして2018年にリリースされたジャニーズWESTのアルバム【WESTV!】に収録されている、桐山照史くんと小瀧望くんのユニット曲【月詠人】

このブログに貼った曲だけではピンとこないかもしれないが、ボカロには和風曲というのが非常に多く、「VOCALOID和風曲」と云うタグの存在からも分かるように、ひとつのジャンルとして在るように思う。
それを好んで聴いていた人はこの曲のオケだけで「ああああっ!!!あの頃の…ッッ!!」となるだろう。だって私がそうだった。


私はこれまでこの三曲を「三大ボカロっぽいジャニーズ曲」として、ジャニーズに興味のないボカロ好きの前でよく歌ったりした。
その際には大体同意を得られたし「好き」と言われることが多かった。(気を遣われただけなのかもしれないが)



他にもボカロっぽいな〜と思う曲はいくつかあるのだが、時間は飛んでここ数ヶ月の話になる。


2020年11月にYouTubeに投稿されたHey!Say!JUMPの【Puppet】をご覧いたいだきたい。

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「ボカロ好きなら身に覚えあるよね!?」と問い詰めたくなる、歌詞を全面に押し出し、映像編集のみで魅せるMV。

その顔面を大きな売りにしているジャニーズでも、本人達が登場しないMVというのは過去にもいくつか存在する。しかし、ここまでリリックを強調したMVは珍しいと思う。

しかもこの曲は童話「ピノキオ」をモチーフにしている。

そんなんさぁ!ボカロ通ってきた人間が嫌いなはずないやんかぁ!本音そのまま言うとめちゃくちゃ羨ましいよぉ!うわぁん!!!


と慟哭した(大袈裟)日から1ヶ月程後。

ジャニーズWESTの【カメレオン】がアップされたのである。(何度だって聴いてほしいのでもう一度貼る)

youtu.be


リアルに泣いた、朝7時から。

ずっとずっと、WESTにこういう曲を歌ってほしかった。
ロディアスかつテンポが速い難しい曲を、その高い歌唱技術を存分に活かして、気持ちとしての痛みを伴いダイレクトに届ける歌。
「ボカロっぽい」とは言ったが、歌唱自体はほぼソロもしくはハモリの声数少なく、そして機械音的な加工をしないそのままの人間の声で勝負しているので、とにかく感情の質感が高いのだ。もはやボカロと人間のいいとこ取りである。最高、大好き、愛してる。


…おっと、少々自我が出過ぎました。



さて。
そしてそのさらに1ヶ月程後にアップされたSixTONESの【うやむや】


「ボカロっぽい」と話題になったこの曲は、ここまで私が書き連ねてきた"ボカロっぽいジャニーズ曲"とは少し違う括りにいるように思う。




ボカロブームもピークを迎え、2014年頃には、ニコ動の人口は徐々にYouTubeへと流れ始め、著名なボカロP (ボカロ曲を作る人のこと)の活動も縮小していった印象だ。

ではそのボカロPは一体どこへいったのか?

勿論単純に作品投稿をやめた方もいるが、彼彼女らの中には活動場所をYouTubeに移行すると同時に、VOCALOIDの枠だけに留まらず「音楽クリエイター」としてセルフプロデュース、あるいはバンドなどのグループとして…つまり"人間の声での音楽活動"へと形を変えていった人達が多く存在する。

「ボカロPが人間の声を使う」については先述した【メルト】の作者であるRyoさんを中心としたクリエイター集団「supercell」がその先駆けのイメージだが「supercell」の活動はかなり初期に始まっている且つ少し複雑ではあるので一概にはまとめられない。
またこの「ボカロPが人間の声を使う」音楽活動に関しては、いわゆる「歌い手」の存在も絡んでくると思うのだが、私はその界隈を避けていたので今回は省略させていただく。(Eveさん載せたかったけども)


そしてその最も代表的な方がボカロP「ハチ」こと米津玄師さんだ。

youtu.be


「ハチ」名義で投稿したボカロ曲は、様々なジャンルが入り乱れるボカロシーンの中においても独特で、一際異彩を放っていた。そんな唯一無二でありながらも、その楽曲は多くの視聴者の心を掴んだ。
そのハチさんの独特な楽曲は、それそのものが「ボカロっぽさ」と呼ばれる一端を担うものだと、私は思っている。

リンネ/ハチ(私が一番好きなハチさんの楽曲)
nico.ms



他に同じようなラインとして有名なのはこの辺りだろう。

シャルル/須田景凪(バルーン)
youtu.be

花に亡霊/ヨルシカ
youtu.be

YELLOW/神山羊
youtu.be

秒針を噛む/ずっと真夜中でいいのに。
youtu.be
(厳密には少し括りがズレるが)




そして昨年の紅白出場が記憶に新しい

夜に駆ける/YOASOBI
youtu.be



これらの曲を「ルーツがボカロ」と言い切ってしまうのは些か乱暴ではあるのだが。

いわゆる「ボカロっぽい」はあるものの、基本的には人間が歌うことが意識としてあるので、キーや速度もある程度普通に歌える範囲に抑えられているように思う。(その理論でいけば【カメレオン】もこちらに括られるのだが、そういうことではない)




米津玄師さんやYOASOBIの、紅白出場・TVや CMでのタイアップなどに見られるように、今やネット発の音楽は、メジャーミュージックシーンを席巻している。

スマートフォンの普及に伴うYouTubeサブスクリプションの爆発的な需要拡大、そしてそれらにいち早く適応した、いわゆるネット発ミュージック。

それらは最早ネットカルチャー、そしてサブカルチャーでもなく、お洒落で洗練された"みんな聴いてる"流行の最先端として存在している。

そんな楽曲達の多くに当てはまるもう一つの特徴である「繊細な手描きのMV」も相まって、SixTONESの【うやむや】は、前半に記したVOCALOIDとしての「ボカロっぽい」ではなく、音楽シーンの最先端としての「ボカロっぽい」に括られるのではないかと、私は漠然とそう思っている。

どちらが良い悪いとかの話ではないので誤解なきよう。
私はどちらも大好きです。




いまやメジャーなジャンルとなった「ボカロっぽい」
それは体感、ジャニオタだけが特別好きな曲調と言うわけではない。主にボカロ直撃世代からそれを知らない今の若者世代まで、幅広い層に支持されるものだろう。

「ジャニーズっぽい」を脈々と受け継ぎつつ、時代時代で流行った音楽を取り入れていく。
それは何も今に始まったことではないが、現在の若手グループはそれが柔軟且つアンテナが敏感であるように思う。


すごく格好悪く言うならば「時代が私の好みに追いついた」とでも表現しようか。(笑うところ)


…何はともあれ、これからも増えていくであろう「ジャニーズ」による「ボカロっぽい」、ひいては「ジャニーズ」と「異ジャンル」との融合、そこから生まれる各グループの「色」がとても楽しみである。




以下好評発売中です。


Hey!Say!JUMP【Puppet】収録
アルバム【Fab!】通常盤
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ジャニーズWEST【カメレオン】収録
シングル【週刊うまくいく曜日】初回盤A
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SixTONES【うやむや】収録
アルバム【1ST】通常盤
https://books.rakuten.co.jp/rb/16534849/?l-id=search-c-item-text-03

「ジャニーズWEST」と書いて"人間讃歌"と読みたい話〜【生配信ライブ W trouble】レポ感想〜




いつもより貯金の増えた年になった。

そうぼんやり振り返る程には、随分とあちこちを飛び回るオタク生活を送ってきた。



3/29から予定していたジャニーズWEST全国ツアー【W trouble】は、現在も続く世の中の禍により、延期、中止に。
そして中止の発表からしばらくして、ジャニーズネットオンラインでの生配信ライブが決まった。


勿論会場に行けないのは残念ではあるのだけれど、私は失くした物を指折り数えるより、得た物を大切に抱く人間でありたい。……と綺麗な言葉にしてはみたが、要はスーパーポジティブ人間なので、こうなったもんは仕方ない、遠征の交通費1回分で、全ステしてもお釣りが来るなんて!と、ウキウキでカードを切って配信当日を心待ちにしていた。

その間にも他GやJr.の配信をホイホイ観ていたし、自担グループといえど"配信ライブ"と云うものに対して、やや軽い気持ちで挑んでいたのだと思う。

【W trouble】を全日観た今、そう思い至るくらいには。











一時間前からログイン出来るジャニーズネットオンラインの配信ページでは、待機画面と共に様々なジャニーズWESTのインストが流れていた。
そんな待機画面は開演20分程前になると、突然会場内に切り替わり、客席をゆっくりと映し始めた。その座席ひとつひとつには、ジャニーズWESTがファンから募った手作りの団扇が置かれていた。団扇が映ったのは初日だけだったのだが、以降も大体開演15分前程になると、会場の画面に切り替わった。

映し出されるのは、メインステージにおりた紗幕にグラフィティアート集団【W trouble】の記事が書かれた英字新聞。入念に作り込まれた世界観に感動したのだが、今回に限っては特筆すべきはそこではないのだろう。

何よりも、まるで座席に座っているかのような角度からの映り、待機画面のBGMではなく実際に会場で流れている馴染みのインスト。
ジャニーズWESTのライブでは、開演前の客入れBGMに合わせてファンが歌い踊る「ジャスミングアップ」(本人達命名)がある。
まぁ良し悪しは人によりけりだろうし、実際に私も気が向いたら手振りをするくらいなのだが、自分は存外、あの空気感が好きだったらしい。
配信という、会場を共有出来ない状況でもこうして少しでも実際のライブの空気感を伝えようと、色々思案してくれたのであろう様子が開演前から感じられて、とても嬉しくなってしまった。
初日は雰囲気重視でアンバーだった照明が、途中から7色に変わっていたところも、ささやかな愛を感じた。


客電が落ち、OP映像が始まる。
アルバムから続く「芸術が禁止された世界」と云う世界観を基に、スプレー缶で繋ぐメンバー紹介。

W troubleのイントロが流れはじめ、メンステの紗幕の向こうに7色のマスクがぼやっと浮かび上がる。7分割の画面に映されたメンバーがマスクをゆっくり外そうとしたところで、スパークルがメンステから外周をなぞりセンステに到達すると、特効とストロボと共に、先程まで無人であったセットにメンバーが現れた。

これ会場だったら、初日みんなの目線はまんまとメンステで騙されたんだろうなぁなんて思いつつも、映像だからこそ出来るイリュージョンのような登場には、早速配信の良さを活かしてくるじゃん、最高!となった。



01.W trouble

そのまま始まるアルバム世界観そのもののリード曲。
有刺鉄線や金網に囲まれ、無造作に置かれたドラム缶や鉄骨に屯するメンバー。
アルバムの世界観では【W trouble】はある種正義であるが、グラフィティアートは基本的には大分濁して「よろしくないこと」である。
その絶妙なラインを見事表現するセットとジャニーズWESTの佇まいに一曲目から最高を確信した。丸々振りがついている曲を敢えて踊らず、こういった表現でぶつけてきたのは大正解だと思う。

一人一人の歌い方とか、サングラスとか、言いたいことは山ほどあるが、このスピードで書いていたら年を越してしまう。もう少しサクサク書いていきたい。
あ、でも炭ガスに直接色をつけているのを見たことがない(技術的に難しい?)んだけど、W trouble終わりに炭ガスに直接スポット当てて7色にしていたのがめちゃくちゃかっこよかったです。



02.one chance

やるだろうとは分かっていた曲なのだが、実際に2曲目に持ってこられるとあまりに鮮やかな流れで感嘆した。

「芸術が禁止された世界で人々を解放すべく世界に抗う謎のグラフィティアート集団【W trouble】」

そのコンセプトの中で

救世主が必要なんじゃない?

何が正しいかはわからないよ
だけどLive your life. 描いていくのさ その手で

は天才すぎて目眩がした。
全体的に歌詞がW troubleの世界にマッチしすぎていて「あれ?これW trouble収録曲だっけ?」と混乱した。
あと毎回最後に抜かれる淳太くんのキメが最高に好きだ。



03.Unlimited

この曲はドームにとっておくかなぁと思っていたので意外だった。が、大好きな曲なので嬉しかった。
個人的にこの曲のイメージが「光の三原色を混ぜた先の白」であり「どこまでも続く真っ白な光の世界」だったので「W troubleが救世主として現れ、解放された世界」と考えればなるほど、なんともストーリー性のあるセトリの組み方である、深読みのしすぎかもしれないが。



04.プリンシパルの君へ

またしても配信ライブの良さを使った早替えで雰囲気を変えてのプリンシパル
今回のライブは当初、WESTとしては初めてのペンライト制御を使う予定だった。きっとこの曲の小瀧くんの魔法も、本来ならファンのペンライトにかかっていたのだろうと思うと少し残念だが、発売時通りに最初から最後まで踊るプリンシパルが見られたのはとても良かった、好きなので。

【W trouble】が救世主として人々を解放し、真っ白に生まれ変わった世界を、新たにそれぞれが好きな色で塗り替えていく。と云う、ここまでで一つのW troubleとしての世界のオープニングであったように感じた。



05.WESTォォォォ!!!〜愛のセッション〜

最初に曲だけで聴いた時、これライブでどうするんだろ…と思っていたのだが、テロップと自己紹介でこれまた配信ライブと相性ドンピシャ、いやはやジャニーズWESTさんの楽曲調理の上手さには毎度毎度脱帽である。



〈Inter〉



06.Try me now

背面いっぱいのLEDモニターにタイトルが映し出されると、それが徐々に回転していき、治安の悪い路地裏のようなセットが現れた。
何かしらの帝劇を通ってきた人なら、どこかしら見覚えがありそうだ。

一面LEDモニターは個人的には大好きなのだが、あの機構の真価は会場で一番発揮されるものであり、その上画質問題で配信ライブとは相性がすこぶる悪い。
WESTの今回のライブは本当に直前で延期になったので、機構はすでに完成していたものであろうから仕方ないのだが、画面越しではこの魅力を存分にお伝えできないのがとても悔しい。と、なぜか観る側の私がそう思うのだから、今回のプロデューサーである流星くんはもっと思っているだろう。
それにしたって、今回は結果的に配信になったのでそこまで物珍しくないように感じるが、実際ライブでこの回転機構使うって中々チャレンジングだったと思う。いいよ、流星P、最高だよ。

曲に戻るが、この曲はどちらかというとセクシーにチョエク系でくると思っていたので、ガラ悪く力強いBeliever系でこられてビックリした。まぁ冷静になれば曲調はそうなんだけども、歌詞に引っ張られていた。心の準備が出来ていなかった。
パルクールを取り入れたり、何よりがなりがちなWESTの歌い方が最高にかっこよかった、痺れた。私はがなる照史くんに大変弱い。



07.Glory days

からのGlory daysは「超絶陽キャ集団〜〜〜!!!」と心の拍手喝采だったのだが、

また集まって騒ごうぜ LALALA…

あの日みたいに遊ぼうぜ LALALA…


が今の状況とリンクして、夕暮れのようなライティングも相まってしんみりしてしまった。
「これから先もWESTでいたい」と替え歌してくれる淳太くんが大好きだ。



08.Survival

神山くん作詞作曲振付のジャニーズWEST新たな決意表明の曲。
神山くんの、歌詞をイメージした振りが入るダンスがとても好きなのだが、今回も「睨みつけた鏡の中」で二人向かい合うところとか、「ガキの頃に胸を張れる俺でいられてんのか?」で自分の胸をトントンとするところとかめっちゃ好きだった。多分他にもあるんだろうけど、なんせ配信だとアングルが限られてくるので…悔しい…その美しいダンスをもっとよく見せておくれ…。
「蟠りの弾を込めて」の後のShelter移動(私が勝手に呼んでいる)もかっこよくて好き。
「まじで命懸けなんだ」の時に神山くんをセンターに、全員が繋がっているフォーメーションになるのがすごく好き。
芸能界という競争社会で「生き残る」、その為にジャニーズWESTは7人全員で、生きるも死するも共にする運命共同体である、そんな表現に見えた。あー無理かっこいい。(突然の語彙消失)

今回の振付は素人目から見ても、派手さ控えめだなぁ、その分細かくて大変そうだけど。と思っていたのだが、どうやらそんな呑気なものではなかったらしい。詳しくはすや先生のブログを読んでくれ。

WESTさんは、前回のライブからダンス曲の歌の被せも当てもガクッと減らしてきたと思うのだが、この曲多分2年前なら半数は当てと被せだったと思う。それを当てないどころかほぼ被せない(サビの被せは流石にわからんが)9割生歌、で、あの安定感と力強さ。
大好きな人間にこんなこと言うのはどうかと思うが、マジで化け物かよ…と。

あとTwitterにも書いた「未来(あす)はこの手の中」でそれぞれにメンバーカラーのスポットが当たるライティングが大好きだと思ったら、ここは神山くんの演出だったらしい。なんと…。神山くんの「カッコイイ」の感性大好きです。



09.Special Love

あのSurvivalを歌い踊った後、大して間も空けず歌ウマ三銃士がハモり始めた時には思わず笑ってしまった。
いや、体力どうなっとんねん。なんで誰一人息上がってないねん。こちとら駅の改札から地上までの階段でどんだけ息切れ続くと思てんねん。私がメンバーなら流星Pの鬼畜セトリに逃亡を計っていたと思う。これにキッチリ応えるジャニーズWEST強すぎるよ…。

さて、センステを囲むように四方を紗幕が覆い、そこに歌詞が映し出されるという、美しい演出。
私はこの紗幕はベール、後半に舞い散る花弁はフラワーシャワーだと思っているので、Special Loveは実質結婚式です、リンゴーン。



10.証拠

OPのW troubleでスネアが鳴った瞬間に「生バンド入っとるやんけ!?」と興奮したのだが、まさかがっつりコーナーまであるとは。
それにしたってこのバンドコーナー(と敢えて呼ぶ)は、現在のジャニーズWESTととんでもなく相性が良かった。

今年唯一リリースしたシングル、証拠。
歌番組で幾度も披露したこともあり、それなりに浸透率も高く、グループのパブリックイメージの振り幅変化、売上もええじゃないか以来の初週20万枚突破と、本人達も言うようにまさに「転機」となるであろう一曲。

去年一年を通して「応援」をテーマにシングルをリリースしてきたジャニーズWESTにとって、その「軸」はどうやらしっくりときたようで、この証拠でそれは確固たる武器へと昇華したように思う。

歌い慣れているおかげもあり、メンバーが伸び伸びと楽しそうに歌っている姿がとても輝かしかった。

あと多分初日にはなかったと思うのだが、出だしサビで彼らに当たるフットからのパーの生明かりがめちゃめちゃかっこよかった。こういう変更も流星Pが連日詰めていったのかと思うと、本当にお疲れ様です…好きです…。



11.アンジョーヤリーナ (日替)

まだ一度も披露されたことがなく、シングル初回盤のカップリングにも関わらず、メンバーからもファンからも絶大な人気を誇る「アンジョーヤリーナ」
最初にタイトルが出た時はいつものオモロ曲かとTLで盛り上がっていたが、ラジオで初解禁されたあの時の感動は今でもよく覚えている。
一刻も早く聴きたい気持ちと、初めては野外かドームで、生で聴きたい気持ちがせめぎ合っていたのだが、結果的にこの配信ライブで聴くことが出来て本当によかったと思っている。

小瀧くんのオチサビがとても綺麗だった。小瀧くん、ほんっっっとに安定感グンと伸びたよね。

最終公演、今にも泣き出しそうな、そんな風にも見える顔で歌い出した重岡くん。
そこへ神山くんが寄ってきて力強く肩を抱くと、フッと顔を緩ませ、くしゃくしゃに笑いながら肩を組み、二人で「愛せ 君の人生」と強く歌った。

私が映画監督ならこの1シーンを撮る為に、小説家ならこの1行を書く為に、漫画家ならこの1コマを描く為に、その作家人生総てを捧げたっていいと思えるような。
そんな、今の何者でもない私では到底表現できないあの瞬間が、今も脳裏に焼き付いて離れない。



11.ANS (日替)

2公演終えたところで、ANSを歌わないとは思わなかったな〜と油断していたところに日替わりぶっ込み。ですよね、ジャニーズWESTがメンバーが作った曲をこんな絶好の機会に披露しないなんてそんなこと、するわけないもんね。
流星くんと神山くんのツインギターがとてもかっこよかった。神山くんは流石のギターソロ。
ANSの出だしのフェイクが、自分が担当しているフェイクの中で一番好きだと言っていた濵田さんが印象的だった。



12.週刊うまくいく曜日

今回、一番化けたな〜と思ったのが他でもないこの曲だった。まぁまだ発売もされていないのだけども。
ラジオで初解禁された時は正直あんまりしっくりきていなかったのだが、配信ライブでどんどんとメンバーがこの曲もモノにしていき、曲がメキメキと育っていく様は見事であった。
歌番組で披露する前に配信ライブがあってよかった。あの仕上がった状態で世間にお披露目出来るかと思うと今から楽しみでならない。


〈MC〉


13.The Call (濵田・藤井)

コンテンポラリー的なダンスでくるかなぁと思っていたが違った。例えるならSCARSみたいな音の取り方?なのかな?音の取り方がすごく好きなダンスだった。
窓に雨粒が付いたような背景、揺れて消える人影、フラッシュバックのような歌詞の出し方、繋がらないままの電話の音波がメンステいっぱいに伸びるブレイクと、モニターの使い方がとても好きな演出だった。
初日では音波の所のカメラワークが違ったはずで、勿体無いなぁと思っていたのだけど、次の日から一番魅力的に映える正面で引きになっていて流石だと思った。あと音響の修正も…まぁこの曲に限ったことではないけども…ごにょ
濵田さんの英語の歌い方がめちゃめちゃ好きだったし、流星くんは本当に努力が目に見えて成果に出てきたよね…好き…



14.Gimme Gimme Gimme
(中間・桐山・神山)

歌い出しの淳太くんはソファに腰掛け、横たわる女性(マネキン)の髪を撫で、電気をカチリと消す…絵に描いたような中間淳太だった 。(絵に描いたような中間淳太)
それにしても淳太くんがいるユニットは毎度小道具フル活用するよね、好き。
パートが移ると、照史くんが花束を手に外灯の下に。「マジでピュアなんだね」と歌いながら花束を地面に投げつけて、花弁が散るような演出がめちゃめちゃ好き。今回のモニター演出で一番好き。「マジでピュアなんだね、と言いながら花束を投げ棄てる照史くん」がドヘキに刺さって抜けない。他の誰でもない、照史くんがするからこその破壊力。
そのままワンカメで神山くんのパートへ。お酒のあまり得意ではない神山くんの前に、申し訳程度にちょこんと置かれたカクテルが可愛い。
可愛いとか言ってたら、ばど二人を引き連れてラップパート歌いながらレッドカーペット闊歩する神山くんはどちゃカッコよかった、好き。
衣装も演出も全部引っくるめてキッチリ期待されたものをお出しする、優等生ユニットだったなぁ。



15.do you know,girl??
(重岡・小瀧)

こたしげがユニット組むなら、シンメじゃないけど、ボニバタとか欲レみたいな王道ジャニーズシンメ曲やってほしいとずっと願っていたんだけど、今回はくじでジャンルまで決まったので少ししょんぼりしてしまった。が、あのくじがなければ、こたしげから「0.01パスポート」と云うワードが出てくることは一生なかったであろうから、神様の気まぐれには大いに感謝したい。

デビュー後こうして重岡くんがライブでギターを弾くのは恐らく初めてだと思うんだけど(なんとなく弾けることはどこかで聞いた気がする)、あまりにしっくりきすぎている為か、オタクがこのことについてあまり話していないのがちょっと面白い。あとサングラスかけるなら事前に言ってください、こちらも心構えが必要なので。

小瀧くんはライブでは2度目のギターということもあって、アコギの時より余裕を持って音を楽しんでいる様子が微笑ましかった。得たものを伸ばしていく姿勢、とても好きです。

ラジオでも言っていた「do you know, girl?? sweet kiss??」=「どーゆーのが好き?」と云う言葉遊びを、音源よりもハッキリと歌っていたのがとても良かった。


〈Jr.コーナー〉


16.Go Low Low

シックなスーツに身を包んだWESTが並べば、前半の治安の悪そうな路地裏セットが一転、ホテルのバルコニーに見えるのだからすごい。
ヘッドセットどころか、片手にハンドマイクを持っても違和感なく踊れそうな歌パートの振付なのに、あえて横から伸ばしたマイクスタンドで歌うところが最高にお洒落。
ソーシャルディスタンス仕様(違う)で距離を取っているので、これは現場で自担ロックオンせざるを得ないやつ。そして公演後のご飯会で「他の人そんなんやってたん?知らんかった大会」が開かれるやつ。マルチアングルくれ。
地味に曲最後に抜かれる人がガチャだったが、本当に同じ振りか?と思うほど各々個性的だったのが面白かった。マルチアングルくれ。



17.君だけの 僕だけの

分身の術を使い、ジャニーズWESTが14人になったと騒ついた例の演出。
映像配信であることを逆手に取り、カラクリ自体はごく単純なものだが、初見で観客をビックリさせられたのならばそれはもう「勝ち」なのである。

はじめから描いてた 未来とは違うけど
君だけが 僕だけが生きてきた日々
迷っても選びながら 迷っても進みながら
君だけの僕だけの道を歩いてきた意味を

時計の針のカチカチと云う音がすると、機構が割れ、真ん中から白い衣装を着たWESTが登場し、黒い衣装を着たWESTはゆっくりと流れていく。
それは曲中の過去と未来、時間と心情の移ろいを表現しているように感じた。
とすれば、"生配信"でわざわざこの演出を使ったことにもなるほど納得である。



18.アメノチハレ

そんな過去から未来へと歩み出そうとする曲の後にこのアメノチハレを持ってくるのだから、割と意図的なセトリなのではないかと勘繰ってしまう。
WESTといえば、流れるように美しいセトリの組み方が特徴だと思うのだが、全体的に今回は、音の繋がりよりも言葉の繋がりに重きを置いたセトリの組み方をしているように思えた。

尺の都合か、ライブでシングル曲をテレビサイズの切り方をした形で披露するのは珍しいなぁ、と。



19-a.Colorful Magic(日替)
19-b.HEY!!!!!!!(日替)
19-c.ごっつえーFriday(日替)
20.アカンLOVE〜純情愛やで〜
21-a.おーさか☆愛・EYE・哀(日替)
21-b.スタートダッシュ!(日替)
21-c.バリハピ(日替)
22-a.100%l Love You(日替)
22-b.人生は素晴らしい(日替)
22-c.ジパング・おおきに大作戦(日替)
23-b.ホメチギリスト(日替)
23-c.ズンドコパラダイス(日替)
24.パリピポアンセム


YouTubeにアップされたティザー映像にて、今回日替り曲があることは予告されていた。
事前に言ってくれるなんて優しいなぁと思っていたが、彼らの優しさはそんなもんじゃなかった。
いくら振りや動線に変更がないとはいえ、これほどごっそり変えてくるとは思わなかった。全部書き出してちょっと引いた、ジャニーズWESTのサービス精神に。…嘘ですめちゃめちゃ嬉しかったです、ありがとうございます。


このファンサコーナーの発端は、8/1に松竹座のドリアイで、客席にファンから集めた団扇を置いて行った公演だ。
最初は、どうなんやろな〜と思っていたが、実際に8/1の配信を見ると、想像以上にいい企画で、本人たちも手応えを感じたのだろう。
今回は城ホというアリーナクラスで通常とほぼ変わらない座席数、そのひとつひとつに、わざわざメンバーごとの区画を作り一枚一枚丁寧に置かれた団扇は、空っぽの客席を実に華やかに埋めていた。

自分の名前の団扇をニコニコで持ったり、要望に応えたり、オモシロ団扇に笑ったり、他メンバーに団扇を届けたり、シンメの団扇を身に纏ってみたり。
縦横無尽に会場を駆け回り、メンバーがそれぞれの形で目一杯のファンサービスをする姿は、ライブの時のソレとなんら変わりはなかった。


私がジャニーズWESTのライブに行って驚いたことのひとつが、全員がとても丁寧にファンサをしていることだった。
ドームではない、アリーナと云う会場の大きさもあるのだろうが、それにしたってデビューして5年6年経っても、未だあれほど丁寧なファンサをすることが、今でも半ば信じられない。

当時既に松竹座からは卒業し、関ジュコンにもたった一度しか入ったことのない外野だった私でも「"あの"松竹座」と言ってしまう「あの時代の松竹座」で長らくメインを張ってきた精鋭。
その時の名残がデビューしても彼らの中にあって、クセというか当たり前というか、そういったものの延長なんだろうなと勝手に思っていた。

それは少し違っていたのかもしれない。

間で何度も、団扇を送ってくれたファンに感謝を述べ、嬉しい、寂しさが軽減される、みんながいるみたいだと、優しく笑ってWESTは言った。
重岡くんは団扇を「ファンの人からのお手紙みたいな」とも言っていた。
彼はあまりファンサをしないと言われることが多いが、決してそんなことはないと思う。実際、私の短いWEST担歴の中で、自担である淳太くん以外で唯一ファンサをもらったことのあるメンバーが重岡くんだ。(勿論重岡くんの団扇を持っていたわけではない)
配信を見ていた人ならばきっと分かるだろう。彼が、彼らが団扇を見る時に、とても優しい目をしていたことが。

ジャニーズWESTのファンは、ジャニーズWESTに愛されているんだなぁ、と。
実際に会えない、離れているからこそ、互いの大切さを思い知る。そんな安い恋愛ドラマのようなことを、考えてしまった。
自意識過剰だろうか?いやきっと、ファンとアイドルの関係なんて、これくらいで丁度いいのだと、私は思う。


〈Inter〉


25.Big shot!!

昨年ジャニーズWESTスペシャルサポーターを務めた、W杯バレーの映像が映る。
あれからもう一年経つのか、と時の流れの早さに少し慄いた。
見慣れた赤い衣装はライブ仕様にキラキラと輝きが増していた。
ライブでは未披露であるものの、歌番組でも会場でも何度も歌った曲だ。こちらも証拠同様、とても安定感があった。
ヘッドホンをしていたわけではないので確信は持てないが、最終日オーラスだけ歓声が入っていたと思う。



26.to you

ラジオでメンバーが「この曲はライブの大事なところにくると思う」と言っていたと思うのだが、言葉通り本編ラストにきてとても嬉しくなった。
様々な人との「別れ」をテーマに、重岡くんが作詞作曲した曲だが、どこか明るさと寂しさが共存する、泣きたいような笑いたいような楽曲の雰囲気が、本編の締めとしてピッタリはまっていたように思う。
特に2番からの歌割りは秀逸だ。

お前の恥ずかしい過去知ってるぜ
お互い様か ネタには出来ないな

‪「俺からしたらさ、照史と淳太って昔B.A.D.やったやん、関西Jr.で組んでて。でなんかほら、お互いめっちゃ分かり合ってるけど、絶妙な距離感とかあるやん?それをなんかね、二人で歌ってくれたら面白くなるかなって思って」


そう言って重岡くんが歌詞を割ってくれた通り、実際に歌いながら互いを指差し肩を組む照史くんと淳太くんには、なんとも言い難い感情が込み上げた。
それに続く流星くんと小瀧くんの所謂ツインタワー、そして神山くんと重岡くんのシンメ、かみしげ。
シンメで歌い繋いだ後に「信じてる道 進むんだ お前の夢笑わないぜ」とソロパートを歌う濵田さんを、メンバー全員がにこにこと見守る。

これはきっと、メンバーである重岡さんにしか出来ないパート割だったんだろうなと思う。

大サビ前の重岡くんパート「どいつもこいつもいい顔で」
毎回毎回、どいつよりもこいつよりも、貴方が一番いい顔してるよ、なんて言いたくなるくらいの彼の笑顔が、鮮明に浮かぶ。
オーラス公演だけ、ここが引きで、モニターでメンバー全員の顔が見えるカメラワークになっていたのも、すごくよかった。



メンバーそれぞれが短い挨拶を挟み、最後に淳太くんが「チームジャニーズWESTにしか描けない未来を、これからも一緒に描いて行きましょう」と締めると、それぞれがメンバーカラーのスプレー缶を振り、炭ガスに紛れ【W trouble】もといジャニーズWESTが姿を消して本編は終了となった。
相変わらずコンセプトに沿った締め方をするWESTの演出が大好きだ。




EC.ええじゃないか

本編を終えた画面には、リハ映像をバックにエンドロールが流れ始める。
終盤になると、打ち合わせで話しているような映像が挟まり「言うてもジャニーズってついてるし」「光るのは俺たちやから」とメンバーが語る。
これはこの後の盛大な振りなわけであるが、最初はツアーの打ち合わせを継ぎ接ぎして、それらしい振りVTRにしているのかと思った。
しかしよく見たら、全員近々のビジュアルだった。恐らくこの為にわざわざ打ち合わせっぽく撮ったのだ。笑いへの前振りに余念がないジャニーズWEST、最大級に愛した。


W troubleのイントロが流れ、メンステの暗闇に浮かぶ7色の光と丸いシルエット。
オープニングをセルフパロディし、満を持して現れたのは、彼ら曰く「真の姿」、たこ焼きを被ったジャニーズWESTであった。
最早たこ焼きを被られたくらいでは1ミリも動じないWEST担、いつもはメンバーがはしゃぎまくるアンコのええじゃないかで、その頭部の球体のあまりの重さに全員の動きが鈍っていることの方に笑ってしまった。

舟皿に乗り込み、わっせわっせと自分達を運ぶたこ焼きWEST。
Jr.が青のりや鰹節をキラキラと舞わせる花道を歩いていくたこ焼きWEST。
センステにたどり着き、ゆっくりと回るたこ焼きWEST。
そうして曲が終わり、遠く引いた画に某国営放送をパロった[終]のロゴで配信は一旦幕を閉じた。いや、シュールか。


そのままFC会員限定ゾーンが始まるのだが、一息ついたWESTは、めちゃめちゃゆる〜い空気で進行をしていく。
「ここからは一番身近なみなさんとの時間ですからね」なんて言って、肩の力を抜いてゆるゆる喋るメンバーに、なんだか気を許してもらっているようで、少し嬉しくなってしまったりするなど。

本来、ツアーで流す予定だったゲームコーナーの前振りVTRをみんなで鑑賞し、少しまとめて、オーラスは濵田師匠の一本締めと「長おもんない」はまこた謎のコントで今度こそ生配信ライブ【W trouble】は幕を閉じた。









ジャニーズWESTのライブにはテンプレートがあると、個人的には思っている。
それに当て嵌めればまず外すことはない、そんな「型」が。

昨年の5周年の集大成のようなライブ「WESTV!」はある種、その型を使ったひとつの完成形に達していたと思う。


今回のライブ「W trouble」は「ジャニーズWEST史上一番かっこいいライブ」と銘打たれていた。
普段のようなオモロ曲割合が少ない・あるいはコントやゲームコーナーがない。だからいつものWESTっぽくないライブだった。…とも言えるが、個人的にはいつものWESTらしい「型」を使わなかったからこその印象だと思った。

ジャニーズWESTのライブ構成力は非常に高い。高いからこそ、鉄板の流れが出来るし、外さない。しかしそれは反面、「マンネリ」に繋がる危うさを孕んでいたのかもしれない。


彼らは来年デビュー7周年を迎える。
メンバーの年齢もあがり、シングル曲も徐々に大阪色が抜け、歩むべき方向性もある程度明確になり、今まさにグループとしての転換期にいるのだろう。
事務所でもプロデュース力で名高い嵐の松本さんに師事する流星くんを筆頭に、彼らは現状のライブに満足せず、その安定に胡座をかかず、さらにいいモノを作ろうとステップアップしている、丁度そんな時なのではないかと思う。

故に私は今回のライブを「成長痛のようなライブ」だと表現した。(意味は大体汲み取ってくれ)
それが的外れだったかどうかの答え合わせはきっと、少し先の未来ですることになるのだろう。




普段私の呟きに付き合ってくれている方は…いや、ここまで読んでくださった方は、私が日頃からどれほどジャニーズWESTのライブにおける構成力を称賛し、技術力に絶大な信頼を置いているかがよく見てとれると思う。

それをここまで1万字以上を使いさんざ書き連ねてきたが、今回のライブで私が何よりも感じたのはそういった理屈ではない、感情としての"熱"の部分だ。


元々彼らはライブと云う場所をとても大切にしている。そこでの熱量も、非常に高い人たちだ。
しかし、よくレポをする私が言うのもなんだが、ライブとは「メンバーとその場にいるファン」とのだけのものであると、私は思っている。いや、思っていた。
いくら言葉や映像で伝えたって、その場その瞬間の「空気」は、そこにいた人以外には本当の意味で届かない、と。

だから今回のあくまで"配信"ライブに対して、どこか軽い心持ちでいたのだろう。
けれどもそれは、見事にひっくり返された。

配信という形で、同じ空間を共有出来ない分、歌、ダンス、言葉、表情、そのひとつひとつから、いま会場にあるジャニーズWESTの熱をそれそのまま届けてやる、たとえ画面を突き破ったとしても。そんな気合が、確かにこちらまで伝わってきた。

そうでなければ、オーラス配信後の月曜朝に感じたあの「土日遠征した翌日の何とも言えない身体の怠さ」と全く同じソレの説明がつかなくなってしまう。



そしてそれを成し得たのは、飛躍的に向上した彼らの「メッセージを届ける力」故ではないかと思う。

初めてジャニーズWESTに触れた時にも思ったが、彼らは歌の表現が実に豊かで、それを駆使して感情を乗せるのがとても上手い。
それは高い技術と、1曲1曲を大切にする丁寧さがあるからだ。

そんな元々の表現力の高さに、さらに歌の中にあるメッセージを「届ける」という熱が加わった。
今のジャニーズWESTの歌にはそんな印象を受ける。

少し先述したが、昨年一年を通し"応援"をテーマに歌を歌った彼らは、それが自分達の「軸」であると、ラジオで触れた。
そして直後にリリースされた「証拠」はまさにその集大成であり、楽曲の持つ強いメッセージ性を身一つで歌うことの大変さと楽しさを、その髄まで味わったのだろう。

暗く沈みがちな今の世の中で、直接会うことの出来なくなった状況で、「証拠」をはじめとする楽曲のメッセージを届けること。

奇しくも重なった様々な要因が、ジャニーズWESTが「メッセージを届ける力」と向き合い、そしてモノにする機会になったのではないかと思う。




オーラス公演、誕生日の近い濵田さんのバースデーサプライズが行われた。
メンバーは勿論、バンドさんや関ジュも総出でお祝いし、ケーキのロウソクを吹き消し、記念撮影をした。
照史くんに促され、今日は忙しくて配信を見られていない両親への感謝を述べる濵田さん。

「俺アホやけど、こんな素敵なメンバーに支えられて生きています!ほんまに大切な仲間を、」

そこで濵田さんはピタリと止まった。
最初は接続詞間違えて言葉繋がらなくなったのかな?と思った。メンバーも「フリーズした」「電波悪なった?」と笑っていたが、しばらくして濵田さんは「大切な仲間と、」と言いながら、そのまま目を押さえ膝から崩れた。
濵田さんが泣いていることに気付いたメンバーは、ひどく驚きながらもわらわらと彼に駆け寄った。
これ以上は不確かな私の記憶で書きたくないので、もし映像に残った際にはその目で確認してほしい。



後のweb更新で濵田さんは、昨年足の怪我により仕事が出来なくなってしまった時のことを、心が折れかけていたと振り返った。そしてその折れかけた心が、テレビからエールを送ってくれた事務所のみんなのおかげで復活したことも。

けれど配信のあの瞬間、濵田さんが何を想い、何故感情が揺れ、どうして涙が溢れてきたのか。本当の本当のことなんて、私達にはきっと一生分からないのだろう。

彼の涙と、彼を囲むメンバー。
その景色だけが、唯一確かな事実だ。



彼らはそうして、時折弱さを見せる。
ジャニーズWESTは完全無欠のヒーローではない。

「俺らもみんなと同じ人間やから」と、楽しいばかりではないことをWESTは稀に吐露する。
アイドルとしてそれが正しいのかどうか。それにはきっと「否」と答える人もいるかもしれない。

彼らは基本的に、その「しんどい」の真っ只中にいる時に、それを表には出さない。
自分の力で、あるいはメンバーの力や周りの手を借りてそれを乗り越えた後、しばらくしてポツリポツリと私達に話してくれることがある。

語弊のある言い方になるかもしれないが、彼らが頑なに見せようとしない"傷"があることは知っている。全てを嘘偽りなく曝け出してくれているだなんて、思っていない。

それでも、今まさに傷をつくって血を流している人へ、自らのカサブタの残る傷口を見せながら「俺もおんなじやから。大丈夫、ちゃんと治るよ」なんて笑いかけてくれる。

重岡くんの言う「強く優しく」は、そんなジャニーズWESTのことではないかと思う。





人生は楽しいことばかりではない。
辛いこともしんどいことも、悲しいことも逃げたくなることも、絶望することも死にたくなることもある。

彼らはそれを知っている。
そして、世界はそれを上回るくらいの希望に溢れていることも。

泣いて笑って、怒って喜んで、落ち込んで立ち直って、嫌って愛して。
全部ひっくるめてそれが自分だけの人生だと。


だからジャニーズWESTは仲間と肩を組み高らかに歌う。

「愛せ 君の人生」

と。




照史くんが「生き甲斐」だと言った、
濵田さんが「虹」だと言った、
小瀧くんが「青春」だと言った、
重岡くんが「僕たちがいる」と言った、
流星くんが「一緒に歩んで行こう」と言った、
神山くんが「奇跡」だと言った、
淳太くんが「最強」だと言った、

ジャニーズWESTを。


私は「人間讃歌」であると、そう呼びたい。

ジャニーズのFC会員数とファンの実数について考えてみた


また1年以上空いてしまいました、ご無沙汰しております、シイナです。

本当は別の内容で書きたかったブログをお蔵入りにすることにしたので、一部抜粋してnoteに書いたのだが、どうもnoteは以降使わない気がするので改めてこちらに上げ直した次第である。


ジャニーズのファンの間で、ここ数年急に見るようになった「FC会員は○万人いるのにCDは○万枚しか売れない」という論調。これは些かナンセンスではないかと個人的には思う。

発足1年未満ならまだしも、FC会員数は累計数だ。単純にファンではなくなった人の空番もそのままであるし、更新を忘れて再加入した人もいるだろう。
また、近年のジャニーズのライブ倍率は全体的に数年前の比ではなく、ある種異常なラインになっていて、それに伴い多名義も急増した。(これはまた別問題なので掘り下げない)

その空番と多名義の割合は概算ですら出すことは困難だ。何せ見当のつけようがない。なのでそれを「=ファンの数」とするのはあまりに根拠に乏しいのではないかと思う。
…と、これだけではただの呟きになるので、仮定に仮定を重ねてファン実数を算出してみることにした。


例として、ジャニーズWESTで実数を把握するならコンサートのDVD/Blu-ray売上が一番参考になると思う。
WESTの円盤は初回も通常も映像は同じで、多少パッケージ特典が異なる程度の実質1形態。
円盤は単価も高く、売上枚数…いわゆる「数字」の為に同じものを複数買いするという文化は、今のWESTひいては今のジャニーズにはほとんどない。車用と家用でDVDとBlu-ray両方買う、どんな特典でも欲しいので初回と通常を買うなどはあるだろうが、それも全体で見ればごくごく少数だ。


昨年7月発売の円盤【WESTV!】の初動売上は8.6万枚。
今回はこちらを参考に「お金を出すレベルのファン」の実数を9万人弱程度と仮定する。


この仮定の検証として、アルバム【W trouble】の売上を紐解いていきたい。【W trouble】は大きく分けて
・初回盤A
(ショートムービー+ボーナストラック1曲)
・初回盤B
(ユニット決め映像+ユニット3曲)
・通常盤
(メンバー作ボーナストラック2曲)
・通販盤
(メンバー似顔絵Tシャツ付)

の4形態でリリースされた。

この通販盤は、期限内にジャニーズオンラインショップで予約した人限定で購入が出来た特殊な形態である。
この通販盤がどれ程出荷されたか予想してみた。



オリコンと並んで近年、CDの売上枚数で度々名前の上がるビルボードチャート。
このビルボードのチャートは、CDの実売上枚数だけでなく、ダウンロードやストリーミング等々を独自にポイント化し合算した、総合的音楽チャートになっている。
ファンがよくTwitterで曲名とアーティスト名をつけて呟いているのは、この指標の項目の中にツイート数のポイントがある為だ。

オリコンチャートが、オリコン加盟店の販売実績から売上枚数を算出しているのに対し、ビルボードの売上枚数は、全国の店舗(ネット販売を含む)の実売データをもとにした全国推定売上枚数から算出されているとある。
故に両チャートには差異が生じ、そしてその数字は基本的にビルボードチャートの売上枚数の方が多く出る。
実際、今回のシングル【証拠】の売上枚数はオリコン発表が212,019枚なのに対し、ビルボードは225,849枚となっている。

そこで【W trouble】の両チャート発表の売上枚数を見ると、オリコン207,592枚、ビルボード187,215枚と通常とは異なり、オリコンの売上枚数の方が多く出ている。
これは2018年にリリースされたNEWSのシングル【生きろ】でも同じ現象が起きており、両リリースに共通するのは、通販限定盤形態があったという点だ。


以上のことより、ジャニーズの通販限定盤はオリコンチャートには反映されるが、ビルボードチャートには反映されないと考えられる。

それを使って通販盤の枚数を予想していきたい。


過去のジャニーズWESTのリリースから、ビルボードの枚数はオリコンの枚数の約105%が平均的な数字となっている。

これらをもとに【W trouble】を計算すると

オリコン(207,592)-ビルボード(187,215)÷105%=29,292

つまり、通販盤は約3万枚の出荷であったのではないかと推察される。
(勿論これは私個人のガバガバ予想です)


【W trouble】の通販盤は基本的にオリジナルTシャツがつくかつかないかで、CDの中身は通常盤とまったく同じな上、通常盤にはついていたストリーミングIDはついていなかった。

値段も値段であり、かなり特殊な形態のアルバムだ。それを買う客層はシングル3形態をきちんと買う層と体感ほぼ一致しているので、ジャニーズWESTには全形態買い固定コア層が3万人前後はいるのではないかと仮定する。

3万人×3形態=9万枚。
初めに仮定した「お金を出すレベルのファンは9万人弱」の残り6万人が1形態ずつ買ったとして合計で15万枚。
昨年10月にリリースされたシングル【Big Shot!!】の初動売上が16.6万枚なので、2形態買い・複数買い・一般層・買わない層を±しても、この仮定は大きく外れる数字ではないかと思う。


勿論使った数字は間が半年空いている上、今年になってからぐんとファンの数が増えた体感があるので現在はかなりライトな層を含めて大体10万人弱くらいかなぁ、と。

そして発足4年程度のジャニーズWESTのFC会員が34万弱なので、FC会員数は思っているよりファン実数と乖離しているのではないかと。(あと全形態買い当たり前オタクって全体のファン数の中での割合として思う程高くないのかもしれない。)





つまり何が言いたいのかというと、根拠のない数字に囚われ、躍起になって他のファンを煽ったり、自分自身が追い詰められたりするのは良くない傾向だということだ。

売上は勿論大切だ。指標として目に見える一番分かりやすい数字であり、その数字ひとつでグループにとって変わってくるものが沢山あるだろう。
「数字が全てではない」が「数字でしか変えられないもの」があるのは明白だ。

けれどそればかりを気にして「FC会員は○万人いるのに、何故CDは○万枚しか売れないんだ」「私はこんなに沢山買っているのに」「買わない人はファンではない」なんて思うようになると行き着く先は「もう疲れた」である。そんなの誰も幸せにならない。

まぁ今回のジャニーズWESTのシングル【証拠】では、そんな風潮は全くなかったのだが。
普段粛々と枚数を積む私の知り合い達も、あまりの在庫の薄さに「買いたい人が買えないかもしれないから」と枚数を控えていたし、「勿論売れて欲しい!でも本当にいい曲だから、1人でも多くの人に聴いてほしい!見てほしい!手にとってほしい!」と熱くなっていたファンが多かったように思う。

WEST本人達も「いいものが出来たからぜひ聴いてね!勿論お財布と相談はしてね!でもほんとに全部いい曲だから!!!いや、ほんまに!!!」といったスタンスだった。

そんな想いと、単純なファン層の増加、いつもより多めのプロモーション、充実した内容、それらが届き、純粋に曲を好きになってくれた人達も多く見られ、今回シングルではデビュー曲以来のシングル20万枚突破を記録したのだと思う。

まさに理想的なリリースの過程と結果だった。


何と比べるでもなく、ジャニーズWESTらしく。


20万枚突破で獅子舞を被りお祭り騒ぎするWEST担と、グループメールで宴を開いたり乾杯したりするWEST本人達と、これからもこんな風にみんなで楽しく一歩ずつ進んでいく未来が続けばいいなと、切に願いつつ、この文章の締めとしたい。